息子の気持ちをわかってあげられないんです。

相手の気持ちをわかってあげられないのは悪いことではありません。

わかってあげられない状態

 

私は、お悩みを抱える方たちのご家族からもよくご相談を頂きます。

どう接したら良いのか?

気持ちをわかってあげられない

このように、悩んでいる家族との接し方の相談を頂きます。

この記事は、お子さんの気持ちをわかってあげられないと悩むお母さまとのやり取りを会話形式で回想しています。

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わかってあげたいけど、わかってあげられない。

【ご家族】

息子が苦しんでいて良くわからないことをいろいろ話してくれるのですが…

私、なんて答えたら良いのかわからなくて…

どうしても、あの子の気持ちをわかってあげられないんです。

私は、親として今あの子に何もしてあげられていないんです…

私、あの子に何をしてあげればいいんでしょうか?

 

【そらくも寺井さん】

お母さまは、息子さんのことを見守ってくださっているのですね。

お母さまは見守ることで息子さんを安心させてあげようとなさっているのだなと私は感じました。

お母さまの見守ってあげたいというお気持ちはとても素敵だと私も思います。

でも、息子さんが苦しんでいる姿を目の当たりにすれば、お母さまのようにもっと何かしてあげたいって感じる気持ちは素敵ですね。

そうですね。

もし私がお母さまの立場だったらこんなことをするんじゃないかと思いますよ。

私なら息子さんのお気持ちに応えてあげようとすると思います。

 

【ご家族】

息子の気持ちに答えてあげる??

そんなことは、わかっています!

でも息子にとって何が良いかわからないから答えられなくて困っているんです。

 

【そらくも寺井さん】

お母さまの仰る通りだなと私も思います。

息子さんにとって何が望ましいかという答えは私にもわかりません。

だって、息子さんにとって何が望ましいかは息子さんだけが決められるんですものね。

それに、今日の息子さんにとて望ましかったことが、明日の息子さんにとっても望ましいとは限りませんものね。

それをじっと雰囲気から読み取っていつも答えを用意しようとしたら、とてもむずかしいなぞなぞみたいで、お母さまと同じように私も困ってしまうと思います。

 

【ご家族】

?????

 

【そらくも寺井さん】

息子さんにとってどんな答えが良いか?と考えると、そりゃわからなくても無理のないことだと私も思います。

私だって苦しんでいる息子さんにとって今どんな答えが望ましいか?と考えたら、お母さまと同じようにわからないだろうなと私も思います。

もし息子さんがお腹がすいていたとき、息子さんが何が食べたいか?はあくまで息子さんが聞かせてくれない限り、お母さまにはわからなくて当然だと私も思います。

おなじように、息子さんにとって何が望ましいかは息子さんだけが決められるんですから、息子さんがお聞かせくださらない以上、お母さまにも私にもわからなくて当然ですね。

 

【ご家族】

じゃあどうすればいいんですか?

 

【そらくも寺井さん】

そうですね。

私だったらシンプルに応えてあげると思います。

 

【ご家族】

答えを考えてあげるんじゃなくて応えてあげる?

シンプルに応えてあげる?どいうことですか?

 

【そらくも寺井さん】

息子さんだけが決められる答えを息子さんからヒントを得られないまま探し続けたら、お母さまと同じように私も苦しくなると思います。

なので、応える、つまり反応してあげれば充分だと私は思います。

息子さんに答えを示そう=正解を示そうとしても、わかってあげられないお母さまも苦しいと思います。

なので、息子さんに応える反応して見守ってあげれば、お母さまもわかりやすいですし、息子さんも安心できるんじゃないかと私は思います。

 

【ご家族】

?!?!

(関連:誰もわかってくれないと感じる心理の原因と説明

 

相手の気持ちをわかってあげられないのは悪くない。

【ご家族】

反応するだけ?どうやって?

 

【そらくも寺井さん】

例えば、息子さんはお母さまにどんな言葉をお話ししてくれますか?

 

【ご家族】

いつも、辛い、不安だ、どうしよう、どうしよう…と、私に聞こえるように一人でつぶやいているんです…

でも何も答えられなくて…

 

そらくも寺井さん】

そうですね。

私だったらこんな言葉を掛けてあげるかな?

息子さんが、苦しい、どうしよう、不安だ、どうしよう…って私につぶやいてくれたら…

 

【ご家族】

?!

 

【そらくも寺井さん】

辛いんだね…不安だよね…どうしたら良いかわからないくらい辛くて不安なんだね…

どうしたら良いかわからないくらい辛くて不安な気持ちを教えてくれてありがとう…

息子さんのお気持ちとお母さまのお気持ちを考えあわせるとこんな言葉で充分だろうなと、私は思います。

 

【ご家族】

どういうことですか?なんでそれでいいんですか?

 

【そらくも寺井さん】

どういうことなんだろうって思いますよね(^^)

息子さんがお母さまに求めているのは、答えとか正解じゃないんだろうなと私は思うんです。

息子さんは、お母様にこんなことを確かめたがっているんだと私は思います。

 

【ご家族】

?!?!

(関連:言葉だけじゃ気持ちはほとんど届かない!

 

相手の気持ちをわかってあげられないなら見守ってあげる。

【ご家族】

息子はなにを訴えているのでしょう?!

 

【そらくも寺井さん】

お母さん、ぼくはまだ辛さを我慢しなくちゃいけないのかな?

不安がるのは情けないんでしょ?

不安はこらえないといけないのかな?

もう辛さを我慢するのは苦しいよ。

でも我慢しないといけないんでしょ?

とても辛いよ…でも我慢しなきゃ…

でも苦しいよ…どうしよう…どうしよう…

もう不安をこらえるのは苦しいよ。

でもこらえないといけないんでしょ?

とても不安だよ…でもこらえなきゃ…

でも苦しいよ…どうしよう…どうしよう…

 

息子さんは辛い気持ちや不安をもう我慢したりこらえたりしたくない!って伝えたいんだと私は思います。

もし、お母さんが息子さんと同じようにとても辛い気持ちを我慢しなきゃならなくて、とても大きな不安に耐えなければならなかったとしたら、誰かに聴いてほしいし、我慢しなくていいよって言ってほしいんじゃないでしょうか?

なので、お母さんからこんな言葉で応え=反応してあげれば、息子さんは安心して心の蛇口を空けることが出来て、心を軽くしていけるだろうなと私は思います。

 

辛いんだね…不安だよね…

もう我慢しなくてもいいんだよ…

不安がってもあなたは素敵だよ…苦しかったね…

お母さんだって、辛い時があるよ…

不安になる時もあるよ…

だからあなたも我慢しなくてもいいんだよ…

こらえなくてもいいんだよ…

 

息子さんが聞かせてくれた言葉をそのままオウム返ししてあげたり、ただただうなずいてあげるだけでも、息子さんは安心して心の蛇口を空けることが出来て、心を軽くしていけるだろうなと私は思います。

 

苦しいと言ってくれたら、苦しいんだね。

悲しいと言ってくれたら、悲しんだね。

怖いと言ってくれたら、怖いんだね。

イライラすると言ってくれたら、イライラしちゃうんだね。

美味しいと言ってくれたら、美味しいよね。

おもしろいと言ってくれたら、おもしろいね。

 

お母さんが大きくうなづいてあげながら、こんなオウム返しをしてあげることで、息子さんはお母さんにわかってもらえている!という安心感を感じることが出来て、心を緩めて軽くしていくことができるだろうと私は思いますよ。

 

【ご家族】

なるほど…私が反対の立場だったら、そういってもらえると安心できると思います。

でも、わかったような…わからないような…うまく出来るかな?覚えていられるかしら?

 

【そらくも寺井さん】

なんとなくでもおわかりいただけたのですね。 でしたら、今から私と練習して心に染み込ませてしまいましょう。

心で感じとってしまえば、覚えておく必要もないかもしれませんものね。

せっかくなので二人でいろいろ試してみましょう(^^)

 

【ご家族】

はい、ぜひお願いします(^_^)

(関連:わかってほしい!気持ちをわかってあげるには?

 

相手の気持ちをわかってあげる=共感する。

相手の気持ちを和らげてあげたいのなら、そう思っているんだねって相手の気持ちをOKしてあげると、和らげてあげることができるわけですね。

相手に対して、そう思っているんだねって相手の気持ちをOKしてあげることを共感してあげるなんて言ったりもしますね。

相手の気持ちを具体的にわかってあげられなくても、相手がなにかわかってほしいって願っている気持ちは、そっか‥そっか‥と共感してあげると、相手はとても安心します。

 

 

不安なときは不安でいいさ…

辛いときは辛くていいさ…

悲しいときは悲しくていいさ…

 

こんな言葉を相手に掛けてあげると、相手の心の蛇口が緩んでくれて、相手の気持ちも自然と軽くなっていくでしょうね。

(関連:悲しいときは悲しんだ方がいいね。

 

そして、もうひとつ大切なのは、相手に限らず自分にも同じことが言えるということです。

 

不安なときは不安だよね…

辛いときは辛いよね…

悲しいときは悲しいね…

 

こんな言葉を自分に掛けてあげると、自分の心の蛇口が緩んでくれて、自分の気持ちも自然と軽くなっていくでしょうね。

(関連:セルフカウンセリングの方法…自分と和解する。

 

でも、相手の方がとても大きな気持ちを手放せずに苦しんでいる時に、相手の心の蛇口を緩めてあげることは、とてもエネルギーを必要とすることでもあります。

なので、相手の心の蛇口を緩めてあげようとするあまり、自分の心の蛇口が閉まってしまって、かえって自分が苦しくなってしまう場合もあることを覚えておいてくださいね。

例えご家族であっても別の人間ですので、相手の気持ちをわかってあげられないのは悪いことではありません。

そんなときは、心の専門家の助けを仰いでお越しくだされば、心の蛇口を緩めて、心を軽くしていくお手伝いができると思います。

私=寺井啓二は、うつを克服した心理カウンセラーですので、悩んでいるご家族のお気持ちをより一層にわかってあげられると思います。

心の蛇口を緩めて心を軽くして、空いたスペースに新しい心地よいアイデアを入れていく、そんなカウンセリング&セラピーを行っています。

(関連:皆さまの体験談

(関連:ご予約の説明

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