どうしたいか?を叶えるために、どうすればいいか?がある
POINTどうすればいいか?を追い求める前に、自分は一体どうしたいのか?を考える必要があります。
心理カウンセラーの寺井です。
どうすればいいですか?と聞かれたとき、なんと答えますか?
こうすればいい!と応えて、相手は納得しますか?
ダーツも的の位置がわかって、はじめて的に当てることができます。
人の気持ちも、どうしたいか?の的がわかって、どうすればいいか?と的に当てにいけます。
この記事は、「どうたいか?」と「どうしたいいか?」の違いについてのエッセイです。
どうしたいか?を叶えるために、どうしたらいいか?がある
誰かにアドバイスを求める時、
「私はどうすればいいか?」って尋ねたくなりますね。
私もよく、皆さんから
「私はどうすればいいか?」って尋ねられます。
そのとき、私はだいたい、
「あなたはどうしたいのかな?」って聞きかえします。
なぜなら、
「どうしたいか?」がわからなければ、
「どうすればいいか?」を考えようがないからです。
「どうすればいいか?」は、
あくまで、「どうしたいか?」を叶えるアイデアです。
料理に例えたら、
「どうしたいか?」という気持ちが材料で、
「どうすればいいか?」というアイデアが調理方法ですね。
なので、「どうしたいか?」=望みや希望がわかると、
「どうすればいいか?」=望みや希望を叶えるアイデアを考え始めることができます。
「お腹すいた!どうすればいい?」
⇒お腹がすいているんだね。ご飯を食べればいいね。
「疲れた!どうすればいい?」
⇒疲れているんだね。少し休むのもいいね。
こんなふうに、「自分がどうしたいか?」=望みや希望が見えてくると、「どうすればいいか?」というアイデアやアドバイスも浮かんできやすくなります。
自分はこうしたい!=感情表現と言います
自分はこうしたい!と、自分の本音=望みや希望を表明することを、感情表現と言います。そして、感情表現とは恥ずかしさを感じるものです。
ついつい恥ずかしがって、
「どうすればいい?どうすればいい?」って、自分の本音=望みや希望を誤魔化したくなるのも自然な気持ちです。
だけれども、勇気をもって、
「自分はこうしたい!」って自分の本音を伝えてみると、それだけコミュニケーションがスムーズになりますね。
なので、「あなたはどうする?」って誰かに聞きたいとき、
私は、「あなたはどうしたい?」って言い換えて聞いています。
そうすると、相手の方も
「自分はこうしたい!」って、自分の本音=望みや希望を応えやすくなりますね。
「自分はこうしたい!」という望みや希望がわかって、
はじめて、「どうすればいいか?」って言うアイデアが芽生え始めます。
なので、やっぱり充実した日々を送るのには、「どうしたいか?」を表現していくこと、つまり感情表現をしていくことがスタートボタンなんですね。
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感情表現は、恥ずかしくもあり怖くもあります
でも、心に「自分はこうしたい!」と感じたとき、
過去の辛い体験がもとで、
「でも人にどう思われてしまうかな?」と、不安を感じてくださる方もいらっしゃるでしょう。
そういった苦しい心理をお持ちの方は、
「自分は何もできない…」
「自分は何も言えない…」
「自分はどうしたらいかわからない…」と、よく教えてくれます。
でも、もしかしたら…
「自分は何もできない…」という表現の中には、「自分は静かにしていたい!」という本音=望みや希望が隠されているのではないでしょうか?
もしそうだったら、今までは、自分は何もできないように思えていたけど、もしかしたら、自分は静かにしていたかったのかもしれない…
同じように…
「自分は何も言えない…」という表現の中には、「自分は何も言わないでいたい!」という本音=望みや希望が隠されているのではないでしょうか?
もしそうだったら、今までは、自分は何も言えないように思えていたけど、もしかしたら、自分は何も言わないでいたかったのかもしれない…
このように、自分の感情には、必ずプラスの意図が隠されていると私は思っています。
何も言えないのなら、何も言えないって言ってみる
何かを言いにくかったら、
ただ黙る…という表現も素敵ですが、
「何か言いたいんだけど、なぜか?言いにくいんだよ…」って、素直に感情表現できるともっと素敵ですね。
何かを言えないくらい苦しかったら、
ただうつむく…表現も素敵ですが、
「何も言えないくらいに苦しいんだよ…」って、素直に感情表現できるともっと素敵ですね。
そうすることも嫌だったら、
「そうすることも嫌だ…」って、素直に感情表現できるともっと素敵ですね。
そうしてみるたびに、いろいろな感情を表現できて、いろいろな新しい展開が動き出すかもしれません。
そしてこれからは、
「自分はどうしたいか?」という自分の本音や望みや希望に注目してから、
それをかなえるために、
「どうすればいいか?」という方法を探し始めるのも、ひとつのアイデアなのかもしれません。
なお、本記事に関する関連情報は、以下のページにまとめていますので紹介します。
関連情報まとめページ
以上、「どうしたいか?を叶えるために、どうすればいいか?がある」という記事でした。