傷つけられたと捉えるか?傷ついていると捉えるか?

2018年1月4日

傷つけられた!より、傷ついている!と捉えたほうが、傷の治癒は早まります。

ケガをして泣いている女の子のイラスト

 

体の傷も心の傷も、一度、傷を負ってしまうと、これ以上、その傷を悪化させないようにする心の働き=防衛機制が働きはじめます。

 

自分は傷つけられたんだ!と捉えると、

また傷つけられるんじゃないか?という警戒心が働きます。

自分は傷ついているんだ!と捉えると、

静かに傷を癒そう!という自然治癒力が働きます。

 

この記事は、心の傷を敏感に守る心働き=防衛機制について解説しています。

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受動的で否定的な捉え方は警戒を深める。

心理学に携わっているとよく言われることは、1.能動的に捉えること。2.肯定すること。です。

同じ出来事、同じ気持ちでも、捉え方を工夫してみると、出来事の印象も気持ちも変化させることが出来ますね。

 

例えば、ある人が、「失恋したショックから外出できなくなった。」と訴えていたとしましょう。

その人の状況を言葉で表現してみると、

相手に傷つけられたから、そのショックの影響で外に出られなくなった。

という言葉で捉えることができるかもしれません。

 

確かにこの捉え方もひとつの真実です。

でも、この捉え方のままですと、言葉の表現が、傷つけられた=受動的、出られない=否定的になっています。

このように、受動的+否定的に今の状況を捉えていると、心持ちも防衛的=慎重になって、かえって解決に向けて進展がしづらくもなります。

(関連:また心が傷つくんじゃないか?は今も続いてる。

 

能動的で肯定的な捉え方は進展を生む。

なので、もし、クライアント様が、「傷つけられて外に出られなくて困っています。元気に外に出られるようになるでしょうか?」と相談をしてくださったのでしたら、私はこんな言葉で要約して対話させて頂きます。

 

「今あなたは傷ついているのでから、あなたは外に出られないとも言えるのかもしれませんが、お家で静かに傷を癒やすことに専念してくださっているとも言えるのかな?と、私は思います。」

「なので、これからも今のようにしばらく静かに傷を癒し続けてくだされば、傷も癒えて自然と外に出て楽しみたくなってくるだろうなと、私は思います。」

 

私は傷つけられた。」という捉え方のままだと、自分では変えようのない過去や相手に注目することになってしまい、かえってため息が出そうですね。

でも、「私は傷ついている。」という捉え方をしてみると、自分に注目することができて、解決への選択肢を増やていけそうですね。

同じように、「私は外に出られない。」という捉え方のままだと、断定的&否定的なので、自分が前進していこうとする解決の芽を自分で摘んでしまうかのように感じられますね。

でも、「私は静かに傷を癒している。」という捉え方をしてみると、自分を認めてあげることができて、自分で自分を癒やす=自然治癒力も高まり解決が近づきそうですね。

 

このように、同じ状況でも、受動的+否定的に捉えるより、能動的+肯定的に捉えたほうが未来の可能性に注目しやすくなるだろうなと私は思っています。

私は相手に傷つけられたからそのショックの影響で外に出られなくなった。」という受動的+否定的な捉え方を、「私は傷ついているから家で静かに傷を癒している。」と能動的+肯定的に捉え直してみるだけで随分と気持ちが軽くなるかもしれませんね。

同じ出来事、同じ気持ちなのに、自分が主役になって捉え直すことで、いろいろな気持ちの変化を感じることが出来るのかもしれません。

(関連:うつで無気力な理由:本当は静かにしてたい!

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