不安を和らげる方法を心理学で解説
不安を和らげる方法を心理学に沿って解説
不安が止まらない…不安で不安で仕方がない…
このように、不安に苦しんでいる方が当方へとたくさん来訪してくださいます。
不安な時はどうすれないいのか?と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう…
ただ、不安とは決して不要な感情ではありません。
不安を感じなくなってしまったら慎重さを失ってしまうことになりますので、交通事故や詐欺などの不注意によって生命が危険にさらされてしまいます。
この記事は、不安の意味や不安の特徴などをしっかりと押さえたうえで、不安を和らげる方法を心理学に沿って解説しています。
不安は大切な感情
まずはじめに、みなさんは「不安」という気持ちにどのようなイメージを持っていますか?
不安とは嫌な感覚ですが、不要な感情ではありませんね。
もし不安を全く感じなかったら、慎重さが皆無ということになり、交通事故を起こしたり巻き込まれたり、危機感は皆無で不注意で失敗ばかりになり、人間関係も社会生活も壊滅的な状態になるでしょう…
不安な気持ちを恋愛で感じる意味
例えば、不安な気持ちを恋愛で感じるのは、それだけ相手のことを大切に想っているからこそではないでしょうか?
相手と良好な関係を築きたいからこそ、不安な気持ちを恋愛で感じるわけですね。
不安な気持ちを恋愛で感じることは確かに苦しいことではありますが、不安の大きさに比例して相手の大切さを認識できるものなのかもしれません。
このように、恋愛に限らず、不安な気持ちとは慎重さであり、不安の大きさのぶんだけ、対象の出来事や相手を大切に想っている証なわけです。
(関連:不安とは安心したい!という願い)
シンプルに不安を和らげる方法
まず、シンプルにできる不安を和らげる方法は、上記のように、不安から目を反らすのではなく、不安の存在を認めることです。
不安は、認めると和らぎ否定するとかえって膨らむ感情ですので、不安であることを素直に認めることが不安を和らげる方法となります。
それでは、シンプルに不安を和らげる方法を以下に説明していきます。
不安をわかってあげて不安を和らげる。
人の心は、今現在の自分の状況を誰かにわかってほしい!と感じます。
なので、今現在の自分が不安を感じていることを誰かにわかってもらえると、人は安心を感じ、そのぶん不安が和らぎます。
そして、人の心は便利なことに、誰かの代わりに自分自身が自分の不安をわかってあげることができます。
なので、自分が誰かに成り代り、自分で自分の不安を和らげることもできるわけです。
(関連:気持ち=感情は認めると小さくなり、目を反らすと大きくなる。)
不安な時の対処法、目を閉じてみる。
もうひとつ、人の心の特徴として、「何かを目でキャッチすると、見えているものに最優先で注目してしまう。」という特徴があります。
このとき、目に見えるものが不安を和らげるものであれば望ましいのですが、殆どの場合は、集中力が逸れて気が散り、不安を和らげにくくなってしまいます。
なので、瞑想や黙想のようにあえて目を閉じると、目に飛び込む不安要素を遮断でき、落ち着きを感じながら不安を和らげることができます。
このように、目を閉じるという方法は、不安な時の対処法として皆さんも経験があるかもしれません。
このとき「目を閉じる…」という不安な時の対処法を、催眠療法(ヒプノセラピー)と言います。
不安を和らげる名言は、「不安だね…」という呟き
続いては、EFT(感情解放テクニック)のアファメーションのスキルを応用して、自分で自分の不安を和らげる方法を具体的につくってみましょう。
不安を受け入れるという言葉がありますが、人の心は、今現在の自分の状況を誰かにわかってもらえると安心を感じますし、同じように、自分自身が再認識することでも落ち着いていきます。
つまり今現在、自分が不安を感じていることを、自分自身で再認識していくことが、自分で自分の不安を和らげる方法になるわけです。
具体的には、先ほどの催眠療法(ヒプノセラピー)の要素もあわせ、以下のような言葉を目を閉じながらつぶやき復唱して認めていくことです。
「今、わたしは不安を感じているね…」
「今、不安を感じているわたしがいるね…」
このように、まずは不安を隠すのではなく、不安を感じていることを認め、目を閉じながらぶつぶつとつぶやいてみます。
そうすることで、自分の言葉が自分の耳に届き、自分の不安をわかってもらえた!と心は感じ、今現在の自分が不安であることを再認識できて不安が和らいでいきます。
なので、不安を和らげる名言は、素直に、勇気をもって、「不安だね…」と呟くことです。
この一連の流れを、「不安を受け入れる。」と言います。
いかがでしたか?目を閉じている間だけでも不安が和らいで感じたら、心理療法とのマッチングが素晴らしいということですね(^^)
不安を認める⇒自己肯定⇒共感⇒安心増加
ここまでのように、不安を和らげる方法とは、「不安な自分の存在を認める。」という意味合いになります。
そして、不安な自分の存在を認めることを自己肯定と言い、認めないことを自己否定と言います。
また、不安な自分を肯定することで生まれる安心を共感と言います。
つまり、不安を感じているなら、「自分は不安を感じているね…」とありのままに正直に復唱しつぶやくことで、不安を肯定することができて、不安を肯定できたことで、不安を肯定してもらえた安心=共感を自分で自分の心に増やすことができていきます。
(関連:自己否定の原因はいつか誰かに言われた言葉)
不安な時、どうすれば?自分で自分の不安を和らげる。
このように、人の心は、「物理的には自分1人でも空想や瞑想によって自分同志で共感を生み出すことができる。」という特徴があります。
そして、自分同志の共感によって、自分で自分の不安を和らげる方法を身に着けていく機会が、当方メンタル心理そらくものカウンセリング&セラピーという機会になるわけですね(^^)
不安な時、どうすればいいか?をインターネットや本で探し求める対処法探しも素晴らしいですが、そもそも当方のカウンセリング&セラピーで自分で自分の不安を和らげる方法を身に付けてしまうのも、ひとつのアイデアなのかもしれません。
強い不安感への対処は慎重に…
さて、みなさんの中には、
「不安で不安で仕方がない…」
「漠然とした不安を感じ続けている…」
このような大きな不安を感じて、強い不安感への対処にお困りの方も多いかもしれません。
強い不安感とは、ある意味、「必要以上に不安が大きく膨らみすぎている…」とも言えますね。
ただ、この強い不安感への対処はとても慎重に取り組む必要があります。
強い不安感への対処を誤ると、より一層に不安を大きくしてしまう場合があります。
見捨てられ不安を和らげる方法=インナーチャイルドセラピー
では、なぜ?必要以上に強い不安感を感じるのか?と言えば、その強い不安感は、ほとんどの場合、見捨てられ不安と呼ばれる不安である場合が多いです。
見捨てられ不安とは、幼少期に親との信頼関係に不安があった場合に感じる、親に見捨てられてしまうのではないか?という不安です。
子どもは親に見捨てられたら生きていけませんので、自分の生命の危機を感じる大きな不安とも言えます。
「見捨てられたらどうしよう?」
「嫌われたらどうしよう?」
「一人ぼっちになったらどうしよう?」
見捨てられ不安にはこのようなメッセージ性があり、幼少期から感じ始めた見捨てられ不安を大人になっても感じ続けている人を、心理学ではアダルトチルドレンと呼び、見捨てられ不安を安心に転換していくための捉え方の工夫をインナーチャイルドと呼びます。
そして、見捨てられ不安を感じ続けている幼い自分のイメージ=インナーチャイルドと、大人に成長した自分自身が共感し合うことで、自分で自分の不安を和らげる方法をインナーチャイルドセラピーと呼びます。
この記事を読んだだけでは不安は和らがないかも。
さて、ここまでお話をさせて頂いたように、不安を和らげる方法は、自分1人でも全然できることなわけです。
ただ、この記事を読んだだけでは、経験不足により、まだ不安を和らげられないかもしれません。
例えば、テニスやゴルフのスイングも、本で読むだけより、実際にボールを打った方が技術が身に付きやすいですね。
それと同じように、自分で自分の不安を和らげる方法も、この記事を読むだけより、実際にセラピーにて体感したほうが身に付きやすいです。
そして、自分で自分の不安を和らげる方法を、クライアントさまの心に確実に発芽させていく機会が、当方メンタル心理そらくものカウンセリング&セラピーです。
一度、カウンセリング&セラピーを体感すると、ご帰宅後は1人でも、自分で自分の不安や和らげ続けられるようになっていきます。
自分で自分の不安を和らげ始める最初の一歩を、カウンセリング&セラピーにて大切にお手伝いをさせて頂けると私はとても嬉しく思います。