自分のことがわからない!心理の原因と説明
自分のことがわからない心理は、成長のきっかけです。
自分のことがわからない…
みなさんも、時々感じるお気持ちかもしれません。
それはそれだけ、いろいろな立場のいろいろな自分の気持ちが混ざり合って、迷い、混乱しているとも言えますし、それはそれだけ、全力で懸命に生きている証とも言えるのかもしれません。
この記事は、自分のことがわからないと感じる心理について、心理学沿って説明しています。
自分のことがわからない…
自分のことがわからない…
自分がどうしたいのかわからない…
自分が誰かわからない…
自分はおかしいんじゃないか?
こんな気持ちを感じて、とても怯えて、とても苦しい想いを感じてくださっている方もいらっしゃるかもしれませんね。
自分のことがわからない…
どれが本当の自分かわからない…
自分が何をしたいのかわからない…
自分が自分じゃないような気がする…
なにか、ふわふわと冷ややかに自分のことが他人のように、自分のが自分じゃないように想えてしまう…
そんな心持ちを感じてくださっている方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、なぜ?そんなことになってしまっているのか?もとても大切なことだなと私は日々感じている人です。
ヒントとしては、人の心は意識と無意識のふたつがあるため、迷ったり、焦ったり、混乱することは、ある意味、とても自然なことだからです。
とはいえ、このページで大切にさせて頂きたいのは、そんなあなたの心持ちを、これから、あなた自身がどうしていきたいか?ってことなのでしょう…
今苦しんでいるあなたのことを、これから、あなたはどう思ってあげたいか?を、このページでは大切にさせて頂きます。
(関連:心はふたつある!意識と無意識の関係)
自分のことがわからない心理の分析
それでは、ほんの一例として、ゲシュタルト療法っていう捉え方で、自分がわからないと感じる心理を整理してみましょう…
自分のことがわからない…ということがわかっている…
まずは、わからない…わからない…と言っていてもわからないままなので、第一歩として、「自分のことがわからない…」という状況であることを認識してわかっていきます。
つまり、今の自分の心理状態が、「自分のことがわからない心理状態」であることを受け入れていきます。
【今までも今でも、自分は、自分のことがわからないと確かに思っています。】
【そして、自分のことがわからないと今まで思い続けて、今でも苦しい気持ちのままであることにも、自分は気づくことができています。】
このように、今の状況を素直に言葉で復唱していくと、人の感情はだんだんと落ち着き、次の進展に進みやすくなります。
ありのままを認めるとか、ありのまま受け入れるとか、ありのままの自分を許すとか、心理系の書籍を読んでいると、こんな言葉に触れる機会もあるかもしれませんね。
ありのままとは、そのまんま=原色のままということなので、上記のように、今の自分は、「自分のことがわからない状態」であることを、言葉で復唱し自分の耳に届けることで、ソワソワやモヤモヤがだんだんと落ち着いていきます。
出発点を認識しないと目的地に進めない…
上記のように、「自分のことがわからない…」なら、今現在の心持ちを復唱しそのまま認めてあげることが、素晴らしいファーストステップとなります。
どこかに旅行にいくのにも、現在地という出発点を認識してこそ、目的地という未来への道すじを見つけることが叶います。
例えばナビゲーションシステムも、GPSが故障して現在地がわからないままでは、いくら目的地を認識しても、ルートを見つけようがありません。
それと同じように、人の心も、今現在の自分の心持ちを認める=現在地を認めることで、はじめて未来への道すじを思い描けるわけです。
なので、まずは、「自分のことがわからない…」なら、今現在の心持ちを復唱しそのまま認めてあげることは、自分の心に今現在の現在地をインプットしてあげることになります。
自分を受け入れると自然と未来へと進み始める…
未来への道すじとは、現在地と目的地をつなぐ線です。
なので、現在地=今現在の自分を受け入れて初めて、未来への展望が生まれてきます。
旅行に行くのにも、出発点と目的地があってこそ、間をつなぐ移動手段を考えることができます。
つまり「自分のことがわからない…」なら、今は「自分のことがわからない…」と勇気をもって認めることで、はじめて、自分のことをわかりはじめることができます。
ですが、「自分のことがわからない…」のに、恥ずかしさや恐れで認めなければ、ずっと今まで通りなのかもしれません。
現在地=「自分のことがわからない…」という今現在の心理状態を認めてはじめて、未来への進展が動き始めます。
自分がわからない診断
さて、上記にご説明をさせて頂いたように、「自分のことがわからない…」と感じる心理は、決して病気というわけではありません。
「自分のことがわからない…」と感じる心理は、言うなれば、「迷いを感じやすい心理状態…」「周りの目線が気になりすぎてしまう心理状態…」「自信がない心理状態…」とも言い換えることができます。
このように、自分の意思や希望がわかりずらくなってしまうのは、過去の人間関係において、未解決の疑念や負担を抱えたままである場合があります。
そして、過去の人間関係で抱えたネガティブ感情の影響を、大人になっても受け続けている人を、心理学では、アダルトチルドレンと呼びます。
(関連:アダルトチルドレンとは?)
アダルトチルドレンチェックリスト
自分のことがわからないと感じる心理は、過去の人間関係で負ったストレスが今も影響し続けているため、心が敏感に反応してしまったり、頑なにガードをしてしまうからかもしれません。
私=寺井啓二自身も、かつてはアダルトチルドレンであり、アダルトチルドレンを克服した心理カウンセラーです。
アダルトチルドレンは、今からでも終息する症状ですので、気になる方は、以下のチェックリストをお試しください。
(関連:アダルトチルドレンチェックリスト)
自分がわからない…うつで感じたこと…
私=寺井啓二は、かつて、うつ病を患い克服した経験を持つ心理カウンセラーでもあります。
ここでは、私はうつ患者時代に感じた「自分がわからない…」と感じる感覚について説明しています。
自分が誰かわからないと感じる病気
私がうつ病に苦しんでいた時、口癖のような言葉がありました。
それは…
自分がどうしたいのわからない…
どれが本当の自分かわからない…
自分がなにをしたいのかわからない…
もうどうしたらいいのかわからない…
このように、うつ病は自分がわからないと感じることが多く、「自分が誰かわからないと感じる病気」とも言えるのかもしれません。
どれが本当の自分かわからない…
「自分のことがわからない…」と、うつ病で苦しんでいた時に、「インナーチャイルド」という言葉を知りました。
インナーチャイルドとは、自分が感じている感情の中に、遠い昔の幼い自分の感情が混ざっている。という考え方です。
当時、「どれが本当の自分はわからない…」と感じていた私は、私自身の感情の中に、少し幼い感情を感じていましたので、この「インナーチャイルド」という言葉にとてもしっくりきました。
(関連:インナーチャイルドとは?)
そして、インナーチャイルドセラピーに取り組んでいくことで、自分自身のなかに、ずっと一人で困ったままの遠い昔の感情がそのまま放置されていることに気づきました。
ホントは、寂しい…怖い…甘えたい…でも、正直な気持ちを言い出せず、我慢をしてずっと堪え続けている幼い自分のイメージ=インナーチャイルドに触れたとき、「自分のことがわからない…」と感じている心理状態から、「自分のことをもっとわかってあげたい…」という心理状態にシフトしていきました。
そして、自分の過去を振り返り、自分のことを改めてわかっていくことで、「自分のことがわからない…」と感じている心理状態がほっと落ち着き安心へと変わっていきました。
(関連:どうしたらいいかわからない!と感じる心理は、アダルトチルドレンの特徴)
自分のことをわかっていくお手伝い…
さて、実体験で私が感じたのは、「自分がわからない…」と感じる心理状態は、自分のことをより一層わかっていくチャンスであり、自分のことをよくわかってあげると、「自分に対する信頼感=自信」が向上します。
とはいえ、自分のことわかっていく作業は、1人では難しくもあります。
なので、あなたがあなたをわかっていく最初の動きだしを、安全に確実にお手伝いをさせて頂く機会が、当方メンタル心理そらくものカウンセリング&セラピーです。
いつの日か、あなたがあなたのことをよくわかってみることで心を穏やかに安んじていくお手伝いをさせて頂けますと私はとても嬉しいです。