カウンセリングは受けるもの?利用するもの?

2023年6月4日カウンセリングの説明心理カウンセリングとは?

決心している女性と迷っている女性のイラスト

POINTカウンセリングの目的は、自立心を育むことです。

心理カウンセラーの寺井です。

突然ですが、カウンセリングの目的って知っていますか?

カウンセリングを受けたいです!

皆さまからこのような大切なご意思をお聞かせいただけることは私にとっても嬉しいことです。

ですが、そもそもカウンセリングは受けるものなのでしょうか?

なんとなくですが、私は、カウンセリングは受けるものではなく利用するものではないかな?と思っています。

この記事は、カウンセリングの目的について説明しています。

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カウンセリングの目的は心の自立

さて、そもそもカウンセリングの目的とは何なのでしょうかか?

カウンセリングの目的は、自分自身の性格をよく知り、自分自身の幸せを自分自身で生み出していけるようになることです。

自分が自分の一番の理解者となり、自分が自分の一番の味方になり、自分の幸せを自分でプロデュースできるようになっていくことです。

このように、自分の幸せを誰かに委ねようとする依存心を和らげ、自分の幸せを自分で生み出していこうとする自立心を育むことがカウンセリングの目的です。

 

カウンセリングを受ける!という捉え方

さて、カウンセリングを受ける!という捉え方をすると、どのような心理が働くのでしょうか?

 

「カウンセリングは受けるものだ!」と捉えてみると、カウンセリングという機会は、「カウンセラーからなにかの恩恵を受けることができる機会」という受動的なイメージが生まれてきそうに感じます。

実際、「カウンセリングは受けるものだ!」と捉えている利用者さまは、カウンセリングという機会を、「カウンセラーに何かをしてもらえる機会」もしくは「カウンセラーに何かをされてしまう機会」みたいな「受動的なイメージ」を抱いている方が多いです。

そうすると、「自分のことはカウンセラーに何とかしてもらおう!」=「自分の幸せはカウンセラーに委ねよう!」とする依存心を育む結果になってしまい、「自立心を育む!」というカウンセリングの目的とは真逆の結果を目指すことになってしまいます。

 

同時に、「カウンセリングは受けるものだ!」と、カウンセリングを受動的イメージで捉えている利用者さまは、「自分はカウンセラーに何をされてしまうのだろう?!」という警戒心が高まってしまい、カウンセラーへの信頼が向上せず、カウンセリングそのものが困難になってしまいがちです。

このように、「カウンセリングは受けるものだ!」と受動的に捉えていること自体が依存心を育む要因となり、自分自身の心の悩みが解決しない一番の理由となってしまっている場合があります。

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カウンセリングを利用する!という捉え方

続いては、カウンセリングを利用する!という捉え方をすると、どのような心理が働くのでしょうか?

 

「カウンセリングは利用するものだ!」と捉えてみると、カウンセリングという機会は、「カウンセラーの能力を利用し自分でなにかを生み出していく機会」という能動的なイメージが生まれてきそうに感じます。

「カウンセリングは利用するものだ!」と捉えてみることによって、カウンセリングという機会は、「カウンセラーと一緒に何かをしていく機会!」「自分がしたいことをカウンセラーに手伝ってもらえる機会!」という「能動的なイメージ」を感じることができるのかもしれません。

そうすると、「今、苦しんでいる自分を自分で助けていこう!」=「自分の幸せは自分で生み出していこう!」という自立心を育む結果になり、「自立心を育む!」というカウンセリングの目的にマッチしていきます。

 

このように、「カウンセリングは利用するものだ!」と、カウンセリングを能動的なイメージで捉えてみることで、カウンセラーの手助けを一時的に利用することで、自分自身の性格をよく知り、自分自身の幸せを自分自身で生み出していけるようになっていく=心の自立を果たしていく流れを育むことが叶っていきます。

 

カウンセリングは利用したいときに利用したいぶんだけ利用する

さて、カウンセリングの目的は理解できましたか?

カウンセリングの目的とは、「自分の幸せは自分で生み出していこう!」という自立心を育むことです。

ですので、カウンセリングの予約も「自分の望みは自分で満たしていこう!」という自立心を育む流れに沿って進めていく必要があります。

 

何月何日、何時から、何時間利用したいのか?

 

このように、悩みながら迷いながら、自分が安心&納得を感じてカウンセリングを利用できる「日にち」「開始時刻」「利用する長さ」を、自分なりに考えてみる自体が、「自分の望みは自分で満たしていこう!」という自立心の芽生えとなり、予約をしようと考え始めた時点ですでにカウンセリングは始まっていると言えます。

 

カウンセリングとは、「自分の望みは自分で満たしていこう!」=自分が利用したいときに利用したいぶんだけ利用するものです。

たくさん悩んで迷って、そして納得して予約ができたとき、もうすでに新しい自分が始まっているのかもしれません。

なお、本記事に関する関連情報は、以下のページでもまとめていますのであわせて紹介します。

以上、「カウンセリングは受けるもの?利用するもの?」という記事でした。

この記事を書いた人

心理カウンセラーの紹介

心理カウンセラー寺井啓二の写真とメッセージ

はじめまして「メンタル心理そらくも 代表:寺井啓二」です。うつ、アダルトチルドレンを克服した経験を持つ心理カウンセラーです。自らの克服経験を世の中に役立てたいと考えています。

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Posted by 寺井 啓二