生きづらい原因は、アダルトチルドレン
生きづらい原因は、心が傷ついたままだから。
生きづらいとは、自分自身の不協和音を感じている。ということなのかもしれません。
一方では前進したい自分が居て、もう一方では現状維持していたい自分が居る…
自分が自分に邪魔されてしまうかのような感覚を、生きづらいというのでしょう。
そして、生きづらい原因には、過去の体験が大きく関わっており、親から自分へと世代間連鎖している場合があります。
この記事は、生きづらい原因について、当方なりの考え方をまとめています。
生きづらいとは?
生きづらいと感じることは、多かれ少なかれ誰でも感じることかもしれません。
じつは、かつての私自身も生きづらいと感じていた時期がありました。
私=寺井自身も、かつてはアダルトチルドレンであり、今は、アダルトチルドレンを克服した心理カウンセラーです。
生きづらい原因がわかれば、少しでも生きやすくなるよう、いろいろな工夫や改善もできるのに、インターネットを調べても本を見ても、結局は、生きづらい原因がわかりませんでした。
生きづらい原因がわからないままに、いつまでもモヤモヤとつきまとう感覚を感じることは、とても苦しいことでした。
生きづらい感覚を邪魔だと感じているのに、なぜかまた同じことを繰り返してしまっている…
それがまた許せなくて、またグルグルと自分を責めてしまう…
頭ではわかっているのに気持ちが言うことを聞かない…なんだか生きづらいなぁ…
もっとこうしたい!という気持ちがあるのに気持ちがついてこない…なんだか生きづらいなぁ…
悔しいような、邪魔なような、うっとおしいような、このような感覚を生きづらいというのでしょう。
生きづらいのは発達障害?
うつ(鬱病)で苦しんでいたころ、自分の生きづらい原因は発達障害なのではないか?と真剣に疑っていました。
聞いた話や頼まれごとをすぐに忘れてしまったり…
ちょっとしたことで不安が止まらなくなってしまったり…
考え事をしようとしても何も考えられなくなってしまったり…
頭ではわかっていても先々のことまで心配しすぎてしまったり…
イライラしすぎてしまったり、ときには怒りすぎてしまったり…
通り慣れたはずの道順を間違えてしまったり…
ちょっとした計算もわからなくなってしまったり…
とくに、子どものような極端な思考=白黒思考に振り回されてしまい、子どもに戻ってしまったような感覚で、とても生きづらい状況でした。
なので、子どもに戻ってしまったような生きづらい状況が発達障害なのだと、私は強く誤解をしてしまったわけです。
自分は人と違っておかしい、人が普通にできることが自分にはできないのだから、人と比べて劣っている人間=発達障害なのだ!と当時は真剣に感じていました。
子どもでもスムーズにできることができなくなってしまったわけですから、自分の生きづらい原因は発達障害なんだと誤解していたとしても、あの時は無理のなかったことだなと今は思えています。
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生きづらい原因:アダルトチルドレン
さて、私の場合、生きづらさの原因をみつけるカギは、アダルトチルドレンという考え方にありました。
子どもの頃に、父親にバカにされたりからかわれて傷ついた気持ちが、大人になったときでもそのままだったのです。
そして、父親とは遠く離れた就職先でも、周りの人たちにバカにされたりからかわれるのがすごく嫌で、強がったり我慢して平気なふりをしているうちに、自分の心にたくさんのストレスを抱え込んでしまい、結果、生きづらい状況を自分で作り出してしまっていたわけです。
(関連:機能不全家族チェックリスト:『自分は機能不全家族で育ったのか?』をセルフチェック!)
私の心には、子どもの頃に父親に心を傷つけられて以来、また心が傷つくのではないか?という警戒心がずっと続いていて、子どものときから巡り始めた人への警戒心が生きづらい原因でした。
もし、みなさんも生きづらいと感じていて、これから生きやすくなっていきたいと感じている様でしたら、子ども時代の親との関係や子ども時代の同級生たちとの関係を、大人になった今の目線で再び振り返ってみることも、ひとつのアイデアなのかもしれません。
(関連:アダルトチルドレンの原因の解説)
生きづらい原因であるアダルトチルドレンとは、自分が生きづらい原因が、機能不全家族で育った影響=子ども時代の自分が親や友人など当時の人間関係で受けた心の傷=子ども時代に我慢した気持ち=子ども時代のストレスが今も心に残ったままだからではないか?と勇気をもって認めた方たちです。
うらを返せば、自分が生きづらい原因が、自分自身の子ども時代のストレスを今も抱え続けているからだとわかった以上、子ども時代の自分には関係のない、恋人や夫や奥さまや自分の子どもや友人や知人や同僚さんには、どれだけ訴えてもわかってもらえるわけがない、自分が悪いわけでもみんなが悪いわけでもない。
だからこれから、背負い続けたままの荷物=子ども時代のストレスを発散して、自分を生きやすくしていきたい…と、自分の生きづらい原因を他人や社会ではなく、自分の内面に工夫を求めてくださっている平和的な方をアダルトチルドレンと呼ぶのではないかな?と私は思っています。
(関連:アダルトチルドレンが生まれる理由)
重いリュックのように背負ったままの重荷=子ども時代の心の傷=子ども時代に我慢した気持ち=子ども時代のストレスは、今からでも安全に解消することができますし、解消することで重荷が無くなって、そのぶん生きやすくなっていきます。
生きづらい原因:インナーチャイルド
さて、生きづらい原因は、子ども時代に我慢した気持ち=子ども時代のストレスを、重荷として今も心に抱え続けたままだからでしたね。
ということは、今のあなたは、大人の自分が感じている日常のストレスと、元々ずっと感じ続けたままの子ども時代のストレスの両方を合計した負担を感じている。ということになります。
言わば、競馬でいうハンデキャップのように、必要以上に、心に重荷を感じていますので、そのぶん心の負担が増し、生きづらい原因となります。
このように、必要以上に、心に重荷=ストレス=未解決の感情をたくさん感じたままですので、怖がりすぎてしまったり、怒りすぎてしまったり、イライラしすぎてしまったり、心配しすぎてしまったり、寂しがりすぎてしまったり、落ち込みすぎてしまったり、焦りすぎてしまったり、頑張りすぎてしまったり…と、このように、○○しすぎてしまうのも無理のないことなのです。
子ども時代から未解決のまま繰り越し続けている感情=子ども時代に我慢した気持ち=子ども時代のストレスのぶんだけ、つねに感情が敏感に揺れ動いてしまい、そのぶん生きづらい原因となってしまいます。
裏を返せば、生きづらい原因=子ども時代に我慢した気持ち=子ども時代のストレスをすっきり発散することで、生きづらい原因がすっきりと浄化し、心の重荷も解消され、生きづらさを解消できます。
このとき、子ども時代から未解決のまま繰り越し続けている感情をすっきりと感情解放するために、子ども時代の自分の姿を具体的に想い描いたイメージをインナーチャイルドと言います。
そして、インナーチャイルドのイメージを上手く利用して、子ども時代のストレスをすっきりと発散していく作業を、インナーチャイルドセラピーと呼びます。
生きづらさの診断
生きづらさを診断するためには、生きづらい原因=子ども時代に我慢した気持ち=子ども時代のストレスを、重荷として今も心に抱え続けたままかどうか?=アダルトチルドレンの症状を感じているか?をチェックすることになります。
ご自身の心のコンディションに関心をお持ちの方は、生きづらさの診断として、以下のアダルトチルドレンチェックをお勧めします。
(関連:アダルトチルドレン(ac)チェックリスト)