うつ病の初期症状
POINTうつ病の初期症状は早めのチェックで早期発見できますが、自分1人だと、ついつい我慢してしまったり、見落としがちな症状です。
心理カウンセラーの寺井です。
うつ病の初期症状は、自分1人だと、つい我慢してしまったり、見落としがちな症状です。
同時に、うつ病の症状は、確かに、嫌な症状ではありますが、所詮は、自分自身の感情ですので、自分にとって存在する意味のある症状でもあります。
この記事は、「うつ病アドバイザー」の資格を持つ、心理カウンセラー寺井が、うつ病の初期症状について解説しています。
うつ病の三大症状をチェック!
うつ病の症状は、「おっくうな気分」「憂うつな気分」「焦り&不安」の三つが代表的で、うつ病の三大症状と言います。
おっくな気分も、憂うつな気分も、焦り&不安も、人であれば、普段の生活のなかで、誰もが感じる症状ですが、ストレスの抱えすぎなどの原因で、症状が大きくなりすぎてしまったり、長く続いたままになり、うつ病の初期症状として現れます。
まずは、大まかに、うつ病の三大症状をチェックしましょう。
続きは、以下の記事で詳しく説明しています。
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うつ病の身体症状をチェック!
うつ病の身体症状としてよく見られるのは、「全身の倦怠感」「睡眠障害」「頭痛」「胃の不快感」の四つの症状です。
人の心理面と身体面の連携には、自律神経が深くかかわっており、心理面の乱れによって自律神経が乱れ、自律神経の乱れが原因で、うつ病の身体症状が現れます。
気分のチェックに加えて、うつ病の身体症状もチェックしましょう。
続きは、以下の記事で詳しく説明しています。
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うつ病のサイン=周りの人の異変をチェック
うつ病の初期症状は、周囲の人のチェックにより異変に気づくことで、早期発見、早期治療に繋がります。
周りの人がもっともわかりやすい、うつ病の初期症状=うつ病のサインは、食事の場面で見られますのでチェックしてみましょう。
好きなものを食べているのにもかかわらず、美味しそうな顔しなかったり、表情の変化が乏しい、食欲がないなどの変化は、いつも一緒に食事をとる家族や仕事仲間やクラスメイトにとって比較的気づきやすサインです。
生活のリズムが変わって見えたり、気分の落ち込みが見受けられるなど、普段の印象に比べ、違和感を感じた場合は、しばらく、様子をチェックしてあげるのもひとつです。
続きは、以下の記事で詳しく説明しています。
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うつ病の初期症状をチェック:『10』のポイント
さて、ここからは、うつ病の初期症状を10の症状にわけてチェックしていきます。
以下のうつ病の初期症状は、すべて、当方メンタル心理そらくものカウンセリング&セラピーで改善実績のある症状です。
また、私=寺井啓二自身も、かつてはうつ病を患い、うつ病から回復した心理カウンセラーです。
なので、自分自身のうつ克服経験、カウンセリング&セラピーでの改善実績などに基づき、関連記事も交え、うつ病の初期症状をひとつひとつ丁寧にチェックしていきましょう。
無気力、やる気がでない、食欲がない
今までの生活では楽しめていた休日も外出が億劫になったり、お仕事や勉強もやる気が起きなかったり、食欲もなくなり、私生活もお仕事も活動範囲が狭まり、家に引きこもりがちになったり、仕事に行くことが苦痛に感じます。原因は、心のエネルギー不足の可能性があります。
考えられない、集中できない
段取りやスケジュールといった、順序立てて考えることや計画的に仕事を進めることが難しくなり、人との会話もまとまりずらく、口数が減ります。計算や読解など、1つの作業に集中することも難しくなり、仕事のミスも増えます。うつ病の初期段階で感じる症状です。
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朝、起きるのが辛い
朝の起床=仕事や学校や家事への動きはじめが辛くなり、静かにしていたい自分と動かなければならない自分が激しく葛藤し、布団から出ることや外出することに多くのエネルギーを消費します。うつ病の初期症状で仕事を持つ人が感じやすい症状です。
自己嫌悪、自分を責める
うつ病の初期症状を我慢していると、ミスを起こすようになり、ちょっとしたミスに対して自分を責めたり、自分は価値がないと自己嫌悪を感じるようになります。仕事のストレスなどが原因で、上記のうつの初期症状が始まり、それでも我慢を続けている段階で感じ始める症状です。
夜、眠れなくなる
夜、床についてもソワソワモヤモヤと考えが巡ってしまい、眠れなくなり、少し眠れても、夜中から早朝に目が覚めてしまい、次の朝の訪れをすごく嫌に感じたり、後悔や先々の不安が悶々と続きます。自分自身や周囲の人への不信感や警戒心が強まり始めている段階です。
イライラしやすい、不安が止まらない
気が立っている&敏感になっている状態で、ストレスを感じやすく、少しのことでも気になってしまい、イライラが止まらなくなったり、不安が止まらなくなってしまいます。自分の怒りや恐怖を抑えられないことが原因で人とのトラブルを起こしやすい段階です。
人目が気になる、人が怖い
心に募ったストレスが原因でイライラや不安が抑えられなくなると、周囲の人への警戒心が強くなり、人目がとても気になったり、人の言動にビクビクと怖さを感じるようになってしまいます。人づきあいや人との会話も少なくなる段階で、人へのガードを固めてストレスを抱えて閉じこもるようになります。
人への警戒&焦り&孤独が強い
人とも距離を置き、現状維持をするしかなく、1日の生活をなんとか乗り切るような苦しい段階です。心に余裕がないため、周りの人の言動に過敏に反応してしまい、人を疑いすぎてしまったり、自分のことを人に知られることにとても焦りを感じたり、1人で孤独感を強く感じるようになります。
自己否定、自分がダメ、自分が悪い
上記の症状が続くと、自分が悪い!自分が原因だ!と、自分の存在自体がいけない!という誤解=自己否定に繋がってしまいます。自己否定は、イライラや怒りといった、本来、人にぶつけても良いストレスまでも自分にぶつけてしまうとても苦しい状態です。
死にたい、消えたい
自己否定感が長く続くと、自分からの攻撃に耐えきれなくなり、だんだんと楽な気分を感じたいと願うようになります。自分が自分に攻撃されて生まれている苦しさから逃れたい!楽になりたい!解放されたい!と考えるようになってしまいます。かなり苦しく危険も帯びた状態です。
うつ病の初期症状チェックリスト
上記は、わかりやすい表現にまとめておりますので、実際には、いろいろなうつ病の症状を複雑に混ざり合って感じるのが自然です。
このように、うつ病の初期症状をリスト化してチェックすることで、自分自身や家族の症状を推し量るひとつの目安となります。
自分1人では原因不明に感じるうつ病の症状でも、生まれてきた理由が必ずあり、ひとつひとつ真摯に向き合いうことで、うつ病の症状は平和的に終わっていきます。
いつか、うつ病の症状の根本終息のお手伝いをさせて頂けると嬉しいです。
また、さらに詳しいうつ病の症状のチェックは、当社監修の以下のチェックリストで行うことができます。
うつ病の初期段階での発見にお役立ていただけますと幸いです。
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以上、「うつ病の初期症状」という記事でした。