苦しめられていると捉えるか?苦しんでいると捉えるか?

苦しめられている…より、苦しんでいる…と捉えることで、未来へと動き出します。

頭痛で苦しんでいる男性と女性のイラスト

 

人は、一度傷つくと、警戒心=防衛機制を働かせ、傷の悪化を防ごうとします。

この防衛機制は、自分の言動を窮屈に制限することで自分の身を守ろうとする心の働きで、一時的には耐えられても、長く続くとかえって苦しくなってしまいます。

なので、

自分は苦しめられている…と、受動的に捉えると、また傷を受けるのではないか?と、かえって警戒心=防衛機制が活発化します。

反対に、

自分は苦しんでいる…と、能動的に捉えると、自分の傷を癒そう!と、自分を労わる心=自然治癒力が活発化します。

この記事は、心の苦しさの原因=防衛機制について解説しています。

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苦しさはどこからやってくる?

さて、耐えられないほどの苦しさは、一体、どこからやってくるのでしょう?

私が思うのは、あなたが感じている苦しさは、大きくわけてふたつの苦しさが混ざったものなんじゃないかな?ということです。

ひとつ目は、あなたの外で起こっている苦しさ…いわゆる出来事=きっかけです。

 

あの人にわかってもらえなかった…

みんなにイジメられている…

職場の環境が苦しい…

仕事で失敗した…

 

つまりひとつ目は、あなたの外で生まれて、あなたが最初に感じることができる苦しさ…

わかりやすく言えば、苦しさの出発点です。

 

もうひとつは、あなたの内側で膨らましてしまう二次的な苦しさ…いわゆる自己否定です。

(関連:自己否定の原因はいつか誰かに言われた言葉

 

あの人にわかってもらえない自分が悪い…

みんなにイジメられている自分がいけない…

職場に馴染めない自分が弱い…

仕事の失敗を防げなかった自分の努力が足りない…

 

このように、人が感じる心の苦しさは、出来事から感じるきっかけの苦しさと、自分の心で増幅する二次的な苦しさ合計値であるわけです。

このとき、苦しさを感じるきっかけとなる出来事を心理学ではストレッサーと言います。

そして、本当は、自分ではどうすることもできない出来事=ストレッサーによって生まれた苦しさなのに、自分がダメな人間だから苦しさを生み出してしまうんだ!と誤解して捉えてしまうことを誤認知と言います。

(関連:心理とは何か?どんな時どんな感情を感じるか?

 

苦しい状況をどう捉えるか?

さて、周りの出来事=ストレッサーによって苦しさを感じてしまったあと、苦しい状況をどのように捉えていくと苦しさを和げていくことができるのでしょうか?

 

例えば、

誰かにわかってもらえなくて苦しいとき…

もっとうまく話せるようになって、あの人にわかってもらわなければならないだ!と捉えると苦しさは和らぎますか?

 

みんなにイジメられて苦しいとき…

もっといい人間になって、イジメられない様にしなきゃいけない!と捉えると苦しさは和らぎますか?

 

職場に馴染めなくて苦しいとき…

もっと強くなって、職場に馴染めるようにならなきゃいけない!と捉えると苦しさは和らぎますか?

 

仕事で失敗して苦しいとき…

自分にもっと厳しくなって、仕事で失敗しない様にならなきゃいけない!と捉えると苦しさは和らぎますか?

(関連:人より劣っているのではなく自分は傷ついている

 

いかかでしたか?

今苦しんでいる自分に、もっとこうしなければ!とプレッシャーを掛けることで、苦しさを和らげていけそうですか?

それとも…

今苦しんでいる自分に、もっとこうしなければ!とプレッシャーを掛けることで、さらに苦しさが膨らんでしまうように感じますか?

(関連:心が苦しい原因とは?苦しい心にも意味がある…

 

苦しさの原因は?

さて、苦しさを和らげていく捉え方について、例え話を用いて説明していきましょう。

例えば、苦しさをたき火の炎のように捉えてみましょう…

 

周りある出来事が起きて、心に「苦しさをいう炎」が灯りました。

さて、その「苦しさをいう炎」に向かって、

 

自分が悪い!自分がいけない!

自分が弱い!自分の努力が足りない!

 

このような想いを吹きかけたら、自分の苦しさは和らいでいくでしょうか?

 

私が思うに、苦しんでいる自分を責めてしまうということは、「苦しさをいう炎」をうちわで煽ってしまうことになり、かえって炎が燃え上がる=苦しさが増大するように感じます。

自分が苦しんでいる原因は自分自身にある!と自分を責めてしまうことは、心に灯った「苦しさという炎」を、自分自身が「うちわ」で煽り、さらに大きくしてしまうことになるだろうなと私は思います。

もしそうだとしましたら、今までは、自分が苦しんでいる原因は自分自身にある!と誤解していたことを認めることで、未来への新しい展開が始まるのかもしれません。

(関連:自分を責める心理の目的をカウンセラーが解説

 

自分自身が増やしてしまう苦しさを減らせば十分…

このように、自分が感じている苦しさのすべてを自分自身が生み出したわけではなく、周りの出来事に応じて自分の心に自然に生まれた苦しさを自分自身が増大させている…ということに気づきはじめたら、大きなチャンスです。

例えば、周りの出来事に応じて自分の心に「自然に生まれた苦しさ=50」で、自分を責めることで「自分自身が増大させた苦しさ=50」だとしたら、合計で「100」の苦しさを感じていることになります。

(関連:気持ち=感情は認めると小さくなり、目を反らすと大きくなる。

 

ただ、「周りの人や出来事によって生まれる苦しさ50」を減らそうとすると、相手の人格を変えなければならなかったり、会社を改革しなければならないので、かなりの大事業になってしまいます…

でも、「自分自身が増大させた苦しさ50」を減らそうとすれば、自分自身にのみ工夫を求めれば、誰も巻き込まず、誰にも邪魔されず、確実に和らげ行くことができます。

そして、「自分自身が増大させた苦しさ50」だけを確実に減らせば、合計で「100」だった苦しさが「50」に和らぎ、苦しさが半分になるわけです。

(関連:自分を受け入れるとは?嫌いな自分は嫌ってOK

 

苦しいときは、足元が見えずらい…

灯台もと暗し…灯台のように、周囲の状況に注目すればするほど、周囲の変化に敏感になり、周囲の変化に一喜一憂することになり、かえって苦しくなってしまうのかもしれません。

でもふと落ち着いて、灯台の根本=自分の心に注目してみれば、自分の苦しさを和らげるヒントが、案外近くに見つけ出すことができるでしょう…

(関連:カウンセリングの例え話:街灯の誤解&街灯の願い

 

ただ、人は自分1人だけでは、自分の心が見えずらいことも私はよく知っているつもりです。

なので、あなたの心を、あなたと一緒に見つめていくチームメイトが、私=心理カウンセラー寺井啓二であり、あなたと私の二人のチームワークで、誰も巻き込まず、誰にも邪魔されず、確実に苦しさを和らげていく機会が、当方メンタル心理そらくものカウンセリング&セラピーです。

いつの日か、そんなお手伝いをさせて頂くことができたら私もとても嬉しいです。

(関連:じぶんの背中、じぶんのこころ。

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