うつ克服体験:抗うつ剤は副作用も効果もややこしい!

「抗うつ剤の副作用」や「抗うつ剤の効果」に対する印象

抗うつ剤のイラスト

 

うつ(鬱病)を治療している当時、抗うつ剤の服用だけでうつ(鬱病)を克服できるとは考えていませんでしたが、いつか良くなるだろうと期待はしてました。

 

私は、サインバルタという抗うつ剤を長年服用していましたが、正直、抗うつ剤の効果を実感したことはありませんでした。

 

抗うつ剤によるうつ治療は、うつの症状は抑えるがうつの根治は目指さない。

例えるなら、発熱の治療に解熱剤を服用し続け様子を見続けるのと同じだと気づきました。

 

この記事は、私自身が体験した抗うつ剤によるうつ治療や抗うつ剤の副作用について、私の実体験をもとに私の言葉で綴っています。

 

結局、抗うつ剤のみではうつを治療できず。

苦しいとき、人は誰でも

「どうすれば良くなるか?どうしたらいいのか?」

魔法のようないい方法を必死に探します。

 

そして大体の場合、

病院さんに行きついてお薬を服用することになるのではないでしょうか?

 

でも、そもそも薬を飲むと「なぜ良くなる」と言えるのでしょうか?

そして、お薬を飲んでなにがどうなると「良くなった」と言えるのでしょうか?

 

ある時期までの私は、抗うつ剤を飲むことで何がどうなっていくのか?

という基本的なことすらわからないままに、

抗うつ剤を飲んでいれば改善するだろう…という希望的観測のみで、

お守りやおまじないのように、ただただ抗うつ剤を飲み続ける日々を送っていました。

 

抗うつ剤を飲んでいるイラスト

 

それは、うつの治療にたいして、

「抗うつ剤を飲んでいればいい。」

「とりあえず抗うつ剤を飲んでいれば大丈夫だ。」

と自分に言い聞かせ、仕事に没頭することで、

ある意味、うつそのものと根本的に向き合う作業から目を反らす言い訳を自分で作ってしまっていたのかもしれません。

 

私は15年近抗うつ剤を飲んでいましたが、

結局、抗うつ剤を飲み続けるだけではうつの症状が改善することはありませんでした。

 

抗うつ剤は根本治療なのか?

ある時期から、

私はそもそも抗うつ剤ってなにをどうするものなのか?

ということに疑問を感じ納得を得たくなりました。

 

そして、通院の際にお医者様や薬剤師さんに質問をさせて頂きましたが、

「あまり深く考えすぎないように…」

というお気遣いをいただくのみで、納得のいく答えをえられませんでした。

 

ならば、自分自身で見つけてみようと思い、

いろいろな書籍やインターネットの情報を調べ、

自分自身が服用している抗うつ剤について自分自身で理解を深めてみようと考えました。

(当時は、サインバルタという抗うつ剤を服用していました。)

 

抗うつ剤は氷まくらのように対処的であるイラスト

そして、抗うつ剤の効果の狙いは、

うつを治療するための根本的なものではなく、

うつの症状を和らげるための対処的なものであることをはじめて知りました。

 

抗うつ剤による薬物治療の例え話

うつを「骨折」に置き換え、

抗うつ剤による薬物治療を私なりに例えると次のようになります。

 

うつを骨折に例えると、抗うつ剤は痛みどめです。

 

なので、抗うつ剤の効果の狙いは、

うつの原因を改善するわけではなく、

うつによる苦しい症状を和らげることにあるわけです。

 

うつも緊急事態ですから、はじめは、

とりあえず、対処的な痛みどめを処方されるのは納得できます。

 

でも、その後もずーっと痛みどめを飲み続けることになります。

 

なので、痛み=症状は感じずらくなる場合もありますが、

痛み=症状の原因自体はずっとそのまま残り続ける前提の治療、

つまり、再発の危険性を残しながらの治療とも言えます。

 

抗うつ剤でうつは治療できるの?

 

「骨折の患部には目を向けず、骨折の痛みを和らげることに専念する。」

原因の追究より現象への対処を優先する考え方です。

 

なので、抗うつ剤による薬物治療も、

うつの原因には目を向けず、うつの症状を和らげることに専念している治療方法

とも言えるのかもしれません。

 

抗うつ剤による薬物治療を否定しているわけではありません。

抗うつ剤による薬物治療はこの方法で大きな効果を挙げてきたのです。

 

病院さんは病院さんが責任をもって提案できる治療法を提示してくださっていました。

 

なので大事なのは、

抗うつ剤による薬物治療の狙いや目的を自分自身で知り、

自分自身の納得のもと能動的に治療を受けることだと思いました。

 

もっとも重要なポイントは、

世の中にあるたくさんある治療法を鵜呑みにせず、

自分なりに吟味し納得のうえで治療法を選択する自由と責任が患者側にもある。

ということなんだなぁと私は強く感じました。

 

抗うつ剤の効果と役割

脳科学的に言えば、

うつ(鬱病)はセロトニン不足=幸せホルモン不足です。

スマホに例えるなら電池不足、

自動車に例えるならガソリン不足ということになります。

 

抗うつ剤にはSSRIやSNRIなどと呼ばれる種類がありますが、

抗うつ剤の役割は基本的に共通しており、

セロトニンなど脳内伝達物質=幸せホルモンの減少を邪魔することになります。

 

スマホに例えてわかりやすく言いますと、

充電はできないけど電池の消費量を少しだけ減らせる。

というニュアンスになります。

抗うつ剤の効果はわかりづらいイメージ

よって、抗うつ剤の役割は、

セロトニンなど脳内伝達物質=幸せホルモンを増やすことではなく、

日々、自然に減少してしまうセロトニン=幸せホルモンの減る量を減らし少しでも残るようにする。

というニュアンスになります。

 

なので、セロトニンをどれだけ減らさないで済んだか?

が、抗うつ剤の効果となるわけですので、

抗うつ剤の効果は、

ある意味、とてもわかりずらく確かめずらいものだと言えるのかもしれません。

 

うつ治療における抗うつ剤の位置付け

さて、うつ治療における抗うつ剤の位置付けについて、

イラストを使って説明していきましょう。

 

例えば、バケツに水が入っていたとしましょう。

このとき、バケツが心で水がセロトニンです。

 

心=バケツに穴が開いてしまい、

心に溜まっているセロトニン=水が漏れ出てしまって、

心=バケツのなかが枯渇してしまった状態がうつ(鬱病)という状態です。

 

そして、心=バケツにセロトニン=水を増やすことがうつの治療となります。

 

抗うつ剤の効果を説明しているイラスト

 

ですが、抗うつ剤の役割は、心=バケツの穴を修復することではありません。

セロトニン=水を漏れにくくし少しでも水が残るようにする。

というニュアンスが抗うつ剤の効果となります。

いわば、イラストの女の子のように、

穴を手でふさいで漏れ出す水の量を懸命に減らすのが抗うつ剤の役割です。

 

ここが注意です。

抗うつ剤の役割は、

セロトニンを増やすのでも減少を止めるのでもなく、

セロトニンの減少する量を減らすということですね。

 

であれば、

抗うつ剤による薬物治療のみではセロトニンは増えないわけですから、

セロトニン不足を解消できません。

 

となりますと

抗うつ剤による薬物治療のみではセロトニン不足を解消できない=うつ病の根本治療は難しい。

ということになります。

 

なので、

うつ病を根本的に治療するためには、

抗うつ剤の服用とは別に、

セロトニンを増やす努力も必要だと私は考えました。

 

抗うつ剤でセロトニンは増やせない!

セロトニンを増やす方法を説明しているイラスト

 

抗うつ剤の副作用はややこしい!

さて、うつの治療を進めていくためには、

うつの改善が日々進んでいることを体感で確かめながら進めていきたいところです。

ですが、私はあるややこしいことに気づきました。

 

それは、

抗うつ剤を服用した際の副作用の症状と、うつによる症状が結構似ている。

ということです。

 

抗うつ剤の副作用の症状には、

主に、眠気、倦怠感、口の渇き、頭痛などがあるのですが、

これらの症状はうつの症状とかさなってるものが多い。

ということに私は気づいたわけです。

 

と言うことは、自分が感じている症状が

抗うつ剤の副作用によるものか?

うつの症状によるものなのか?

自分では区別が付かないと言うことです。

 

うつの症状と抗うつ剤の副作用は似ている

 

なので、抗うつ剤を服用している限り、

うつの改善が進んでいることを体感することはかなり難しいのではないか?

と私は考えました。

 

これでは魚を釣るのに釣り場を選ぶ努力をせず、

エサだけ付けてれば、きっといつか釣れるだろう…

と考える様なものだな。と、正直、私は感じました。

 

そして、この不確実な治療法のスパイラルに長年ずっとはまっていたんだと思いました。

 

私は即日、抗うつ剤の服用を控えるようになりました。

※注!これはあくまで私=寺井啓二のいち個人の考えです。服用中の抗うつ剤の扱い関しては、必ず担当の医師と相談してください。

 

はじめは、離脱症状に惑わされることもありましたが、結果、うつ(鬱病)の症状は悪化することはありませんでした。

 

むしろ、納得して抗うつ剤から卒業できたことにたいして自信が生まれ、それを機に心が軽くなりはじめました。

 

離脱症状ってなんですか?

さて、離脱症状という言葉をご存知ですか?

 

離脱症状とは、

自分にとって、今まで当たり前のようになっていたモノや感覚が、

自分から離れてしまったことで感じる喪失感のようなものです。

 

例えば、

とても仲が良かった恋人や友人と離れ離れになってしまったとき、

ショックや悲しみや寂しさを感じ辛い想いをすることになってしまいます。

このときのショックや悲しみや寂しさなどの辛い想いを離脱症状と言います。

 

離脱症状の辛さを表しているイラスト

 

また、たばこやアルコールやゲームやスマホなど、

自分にとっての手放しがたい安心材料と距離を置いたとき、

苦しいほど感じるソワソワ落ち着かない気持ちを離脱症状と言います。

 

このように、

自分にとってとても大切だった安心材料と離れてしまったことで、

一時的に感じる感覚が離脱症状です。

 

いわば、離脱症状が大きい分だけ、

離脱した対象が、自分にとってとても影響が大きい存在だったとも言えます。

 

離脱症状との闘い

さて、抗うつ剤から離脱するのにも、

当然、離脱症状を伴います。

 

禁断症状とも呼びますが、

抗うつ剤を服用し始めてから、

ある日飲むのを止めると、

当然のことながら、

離脱症状=辛い症状に襲われる。

ということです。

 

離脱症状が辛ければ辛いほど、

自分にとって、

抗うつ剤の影響がとても大きくなっていた。

抗うつ剤への依存度が高まっていた。

というわけですね。

離脱症状のイメージ

この辛さをやりくりしていくことで、

抗うつ剤なしでもOKになる=心理的自立が叶うわけです。

いわば離脱症状との闘いは、

修行のように試されている時間のように感じました。

 

私は、サインバルタという抗うつ剤を服用していました。

このサインバルタという抗うつ剤の服用をやめたとき、

私が感じた離脱症状は、

頭のなかに砂が入っているような感覚」でした(^^)

 

サインバルタの服用をやめてしばらくすると、

眼球を動かしたときや頭が動くたびに、

ザザザザザ…

という砂が動くような音や感覚を感じました。

 

抗うつ剤サインバルタの離脱症状

 

とはいえ、

この離脱症状の辛さをお医者様に相談したところで

抗うつ剤の成分など原因を追究せずに、

抗うつ剤の服用を再開しましょう!

と言われるだろうなと私は感じました。

 

これでは、骨折して入院していたスポーツ野球選手が、

退院し再び練習を再開しようとした時に感じる痛みや不安に対して、

痛みや不安を感じるならずっと入院していましょう!

と助言しているようなものだなと私は感じました。

 

結果、

離脱症状を和らげるために抗うつ剤を飲むようになってしまうと、

抗うつ剤への依存度がより高まってしまうのではないか?

と私は危険を感じました。

 

抗うつ剤による薬物治療を知れば知るほど矛盾を感じ、

長年、心に閉じ込めていた不満がこみ上げてくるように感じました。

 

これは、私=寺井啓二の実体験に基づく個人的な感想ですが、

少なくとも「患者」という立場では、

抗うつ剤による薬物治療にたいして不自然さしか感じませんでした。

 

薬物療法から卒業、心理療法へ

私は歴史を学ぶのも好きです。

そこから学んだのは、日本人は「おまじない」と「お薬」が大好きということです。

 

精神薬の効果の半分は、

思い込みなどの心理的効果

おまじないのようなものなのではないかな?

と私は思っています。

 

ケガをいたがっている子供に

「痛いの飛んでけ!」

ってまじないを掛けると痛みが和らいだりしますね。

 

抗うつ剤を卒業したTさんの体験談のご紹介

女性のイラストS

 

私は、抗うつ剤による薬物治療を否定したいのではありません。

 

うつの症状を悪化させる原因のひとつに、

抗うつ剤による薬物治療に対する不信と不満もあった。

ということを皆さんに伝えたかったのです。

 

私は、

抗うつ剤を飲んでいるのに治らない!

という不信と不満が、うつの症状悪化の一因だと感じました。

 

なので、それ以降、

お医者さま&抗うつ剤に治してもらう薬物療法から、

自分で自分を癒していく心理療法へと方向転換をしていきました。

 

いろいろな心理療法

メンタル心理そらくもでは、インナーチャイルドセラピー、催眠療法(ヒプノセラピー)、EFT(感情解放テクニック)、NLP心理学など、さまざまな心理療法を用いています。

いろいろな心理療法

 

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2015年12月22日 | カテゴリー : うつ(鬱病)いろいろ | 投稿者 : sorakumo

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-- 11時43分--