うつ病の三大症状とは?

2018年1月4日

うつ病の三大症状は、おっくう感、憂うつ感、不安&焦燥感です。

うつ病の三大症状を表す三人の女性のイメージ

 

うつ病の症状は、病気だからと言って生まれる特別な症状ではなく、もとは、普段の日常生活で感じる普通の感情です。

おっくうな気分も、憂うつな気分も、不安&焦燥感も、普段の日常生活で感じる普通の感情なのですが、なんらかの原因で大きくなりすぎたり、長く続いたままになってしまっている状態がうつ病の症状として現れています。

この記事は、うつの三大症状について、うつ病アドバイザー寺井啓二が解説しています。

引用:うつ病アドバイザー資格 | 日本能力開発推進協会 (JADP)

広告

うつ病の三大症状とは?

うつ病の症状は、気分の落ち込みなどの心理面の症状が顕著に現れてくる病気です。

その中でも、「おっくうな気分」「憂うつな気分」「不安・焦燥感」という心理面の症状は非常に強くみられ、この三つの症状をうつ病の三大症状と言います。

 

うつ病の症状は、日常に感じる感情が膨らんだもの…

私たちは、日常生活の中で、「疲れたなぁ…だるいなぁ…おっくうだなぁ…」という気分を感じるものですね。

梅雨時など、天気が悪い日が続けば、「憂うつだなぁ…」と思いますし、仕事で失敗をすれば、ソワソワモヤモヤと、不安や焦燥感を感じるものです。

うつ病の三大症状である「おっくうな気分」「憂うつな気分」「不安・焦燥感」という感情は、特別な感情ではなく、普段、当たり前のように感じている感情です。

(関連:あなたは何も悪くない…

 

このように、うつ病の症状は、病気だから感じる特別な症状ではなく、自分が日常的に感じる感情の延長線上にあり、自分が日常的に感じる感情が、なんらかの原因で大きくなりすぎてしまったり、長く続きすぎてしまっている状態をうつ症状と呼びます。

普段、当たり前に感じている感情が出発点なので、成人に限らず、年配の方、中学生、高校生がうつ病の症状を感じても、なんらおかしいことはありません。

(関連:うつ病の高校生と接して感じた体験談

 

うつ病の三大症状を心理学で解説

こころの病気という言葉の広がりにより、うつ病の認知度も高まり、うつ病の症状も多くの人に知られるようになりました。

自殺願望、やる気ができない、気分が落ち込むなど、うつ病の症状は広く認知されつつありますが、一方で、周囲の誤解も残っています。

以下に、うつ病の三大症状を心理学に沿って解説します。

 

おっくうな気分(億劫感、面倒臭い)

人は心が健康な場合でも、「おっくうだなぁ…面倒だなぁ…」と感じます。

なので、うつ症状のおっくうな気分に対しては、「ただの怠慢ではないか?」という周囲の誤解が生じてしまいます。

人が普通に感じるおっくうな気分でしたら、しばらく、怠けたり休んだりすることで気分は回復します。

ですが、うつ病の症状として現れるおっくうな気分は、鉛のように非常に重苦しく感じ、今まではスムーズにこなしていた仕事や家事や勉強ができなくなってしまう状態となってしまうくらいに膨らんでいます。

このように、うつ病の症状として現れるおっくうな気分は、心が健康な人が普段感じるおっくうさや面倒臭さとは、別のものと考える必要があります。

(関連:無気力とは心のエネルギー不足!

 

憂うつな気分

雨が降ったり、嫌な出来事が続けば、人は誰でも、「憂うつだなぁ…」と感じます。

なので、うつ症状の憂うつな気分に対しては、「少しのことで傷つきすぎだ…落ち込みすぎだ…弱い人間なのではないか?」という周囲の誤解が生じてしまいます。

苦しい状況が続いた状態で感じる憂うつな気分でしたら、当然、雨があがって晴れ渡ったり、状況が好転することで気分は回復します。

ですが、うつ病の症状として現れる憂うつな気分は、楽しんでもいい状況やもっと喜んでもいい状況でも、延々と憂鬱な気分が続いてしまい、人づきあいや周りのことに興味を感じなくなってしまう状態になってしまうくらいに膨らんでいます。

このように、うつ病の症状として現れる憂うつな気分は、悪天候や仕事の失敗や失恋など、環境や状況の変化によって感じる一時的な憂うつな気分とは、影響の大きさ長さが全く違います。

(関連:どうしたらいいかわからない心理は、インナーチャイルドの訴え

 

不安・焦燥感

人は生活していると、「仕事がうまくいくか…」と不安を感じたり、「あの人に嫌われたんじゃないか?」と不安や焦りを感じたりします。

なので、うつ症状の不安・焦燥感に対しては、「気が小さいだけではないか?」という周囲の誤解が生じてしまします。

お仕事の失敗や人間関係の誤解などで感じる不安感や焦燥感でしたら、時間の流れと共に新しい出来事が生まれ気分は回復します。

ですが、うつ病の症状として現れる不安感と焦燥感は、例え体が健康であっても、「自分は何か大きな病気にかかってしまったのではないか?どうしよう?どうしよう?」と不安と疑いが止まらなくなってしまったり、周囲が安全でも、「きっとみんな自分の悪口を言っている…」と警戒とイライラが止まらなくなってしまう状態になるほどです。

このように、うつ病の症状として現れる不安感や焦燥感は、執拗なまでの心配や警戒がつぎつぎと心に膨らんでしまいます。

(関連:うつの不安と焦燥感は見捨てられ不安

 

うつ病の三大症状と年代的な傾向

うつ病の三大症状は、それぞれの症状が同時に現れるケースもあれば、ひとつ治まると、次の症状が出てくるなど、発症の仕方は人それぞれです。

ですが、年代的に強く出る症状の傾向は異なっています。

例えば、多感な時期の青年期には、憂うつ症状が強くみられますし、多忙で重い責任を背負う壮年期には、おっくう感が強く現れやすい傾向があります。

また、老年期には、不安や焦燥感が年々強まっていき、自殺の可能性が高くなる傾向があります。

このように、うつ病の三大症状の年代的な傾向を把握することで、自分自身や家族の症状を推し量るひとつの目安となります。

また、さらに詳しいうつ病の症状のチェックは、当社監修の以下のチェックリストで行うことができます。

(関連:うつ病の症状チェックリスト

 

うつ病の症状の根本改善をお手伝い

うつ病の治療には、病院の薬物治療のように、うつ病の症状にたいして後手後手の対策を重ねる対処療法と、当方のカウンセリング&セラピーのように、うつ病の症状のメカニズムを理解し根本から解きほぐす根本療法があります。

当方メンタル心理そらくもは、私=寺井啓二自身が、うつ病を克服した心理カウンセラーです。

なので、自分自身のうつ病克服経験を活かし、自分自身への厳しい考え方=認知を緩めるお手伝いをさせて頂いたり、心の負担=ストレスを安全に発散するお手伝いをさせて頂くことで、うつ病の症状を根本から安全終息していくお手伝いをしております。

(関連:抗うつ剤は副作用も効果もややこしい!

広告