素敵な体験、声なきクライアント

私はこの前、とても素敵な体験をしました。

あるクライアント様(仮にAさん)が【声がでなくて苦しい、力を貸してください】と、私の所に来てくださったのです。

私は対話だけに頼らないよう催眠療法(ヒプノセラピー)をはじめいろいろな心理療法を用いています。

でも、心理カウンセリングって言葉がホームページや看板にも出てしまっていますので、心理カウンセリング=対話=声がでなくてどうしよう?みたいな不安をAさんは感じないかな?という部分がとても心配でした。

でも、事前のメールのやり取りで、文字を通じて十分にお悩みの根本が見えたことと、事前に信頼関係を築けたことで、Aさんがお悩みの改善に期待が持てるようになり、順調に心のケアが進み、セラピーが終わった時、Aさんが声を発せられるようになって本当に良かったです。

 

コミュニケーション能力が欠けているんじゃなくて、コミュニケーション能力が発揮できなくて苦しんだと思います。

Aさんは、私の所にお越しくださる前に、来談者中心療法の傾聴カウンセリングに何か月か通われていたそうです。

そこで、通っていたところのカウンセラーさんに【あなたは話さないから苦しいんですよ】って言われて、とてもショックになり通わなくなったそうです。

確かに、カウンセラーさんの仰っていることは正しいと私も思います。

けれど、それは一般的に正しいのであって、Aさんにとって正しいわけではなかったとも私は思います。

Aさんは、声を発すること自体が苦しいわけですから、傾聴カウンセリングの沈黙は、それは苦しかったことだろうと私も思いました。

お金を払っているのに苦しんでしまうって、とても悲劇ですよね。

私はこのような悲劇を避けるため、お会いする前の情報開示を重視しています。

自分の考えや技術を事前にわかってもらって、私とのマッチングをクライアント様に十分事前に確かめていただくためですね。

私はAさんとの事前のメールのやり取りの中で、Aさんには十分コミュニケーション能力があることはわかっていました。

でも、声発しにくいということは、声を押し込めてしまう苦しい気持ちが心にあるのだろうなと感じ取ってもいました。

私が思うに、声を発しにくいということは、コミュニケーション能力が欠けているんじゃなくて、コミュニケーション能力が発揮できなくて苦しんでいるということだと思います。

私が思うに、話せないということは、コミュニケーション能力が欠けているんじゃなくて、コミュニケーション能力を発揮できないことに苦しんでいるサインだと私は思います。

Aさんを苦しめていたのは、手放したいのに手放せない言葉にならない声

セラピーの開始からAさんは声を発しませんでした。

でも十分コミュニケーションはできますね。

私はカウンセリングのとき、ホワイトボードを使います。

それは声だけでなく、文字やイラストや色分けなども併せて利用することでより気持ちのやり取りがスムーズになるからです。

加えて、ジェスチャーや動作を加えることでAさんが一番表現したい声がわかって来ました。

Aさんの心には【手放したいのに手放せない言葉にならない声】がずっと詰まっていたので、Aさんは【言葉という声】を発したくても発することが出来なくて苦しんでいたわけですね。

それは【うめき声】です。

Aさんは、幼い頃にとても怖い体験をなさったそうです。

でも、そのときとても悲しいことに、ご両親の言いつけで【うめき声】を我慢し続けるしかなかったわけです。

Aさんは、今まで【うめき声】という最優先の声をブロックし続けなければならなかったばかりに、【言葉という声】を発することが出来なくて苦しんでいたわけですね。

なので、EFT(感情解放テクニック)で、【うめき声】を止め続けてきた心理ブロックを和らげてあげることで、Aさんは【うめき声】を発散できるようになって、心をどんどん軽くしていきました。

EFT(感情解放テクニック)は、通常、クライアント様の言葉が重要になるのですが、今回は特別です。

いろいろな工夫をして、Aさんが声で言葉を発しなくても効果が出るようにしていきました。

結構な時間、Aさんは【うめき声】を発し続けてくれました。

体も硬直して汗もかいていましたね。

ときどき体が震えるくらいの感情を解放してくださいました。

とても体力の必要なことですしお疲れになったことと思います。

次に、Aさんを苦しませてきた【言葉にならない声】=【うめき声】を、Aさん自身が解放してくださったことを、催眠療法(ヒプノセラピー)を応用してゆっくりとAさんの潜在意識に届けていきました。

催眠療法(ヒプノセラピー)で十分にリラックスできてスッキリと目を覚ました時、ニコニコした笑顔と【ありがとうございます】というはっきりとした【言葉という声】を聞かせていただくことが出来ました。

良かったです(^_^)

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