言葉が出てこない病気の克服:心理セラピー回想録

言葉が出てこない病気の原因は、過去のショックやストレス…

言葉が出てこない様子

 

今日のクライアントさんのお悩みは、言葉が出てこない!という症状が主訴でした。

言葉が出てこない!ということは、言葉を出したいのだけれど、なぜか言葉が詰まってしまう…という感覚です。

心の悩みとは確かに嫌なものですが、嫌な悩みの中にヒントがあり訴えているメッセージがあります。

結果、言葉が出てこない病気の原因に納得がいったことで、だんだんとお悩みの症状が終わっていきました。

この記事は、言葉が出てこない病気の克服に取り組んだ心理セラピー回想録です。

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言葉が出てこない病気なんです!

先日、私のもとへあるクライアントさん(仮にAさん)が来訪してくださいました。

Aさんの主訴は、「私は言葉が出てこない病気なんです!助けてください!」ということでした。

もちろん、「私は言葉が出てこない病気なんです!助けてください!」という言葉は、Aさんが話したのではなくて、事前にメールで受け取った言葉です。

ということは、Aさんはメールであれば言葉を表現できるわけですので、正確に言えば、Aさんは、言葉が出てこない病気というより、言葉は出てくるのだけれど声で表現しずらい心理状態。と言えます。

いずれにしても、Aさんの立場では、言葉が出てこないのは病気だ!と感じるのは無理のないことです。

Aさんとは、メールでの言葉のやりとりは全然OKですので、メールで事前にやりとりをかさね、当日お会いすることになりました。

 

言葉が出てこないのに心理カウンセリングができるの?

さて、心理カウンセリング=話すこと。というイメージがありませんか?

カウンセラーと向かい合って、対話=話すことが心理カウンセリングだってイメージがあるかもしれません。

でも、私=心理カウンセラー寺井啓二は、心理カウンセリング=話すこと。とは必ずしも思っていません。

もしそうだとしたら、言葉が出てこないで苦しんでいるクライアントさんは、心理カウンセリングができない。ってことになってしまいます。

私が想う心理カウンセリングとは、感情表現をすること。です。

なので、言葉が出てこない病気に悩んでいるとのことでしたら、言葉=話す以外の方法で感情表現をし、心の内圧をホッと和らげてあげることが、心理カウンセリングの目的だと私は思っています。

 

このように、私は対話だけに頼らないよう催眠療法(ヒプノセラピー)をはじめ、NLP心理学EFT(感情解放テクニック)など、いろいろな心理療法をご用意しております。

くわえて、文字を使った事前のメールのやり取りで、Aさんが言葉が出てこない原因がなんとなく見えたことと、事前に信頼関係を築けたことで、Aさんが当方の心理カウンセリング&セラピーに期待を感じてくださり、二人のチームワークで取り組んでいくことができました。

 

言葉を出したい!けど、なぜか止められてしまう…

さて、あらためてですが、Aさんは、「私は言葉が出てこない病気なんです!」と訴えてくださっています。

このとき大切なのは、Aさんの意思&希望です。

つまりAさんは、言葉を出したいけど、なぜか出てこないので困っている。ということですね。

ということは、コミュニケーション能力が欠けているんじゃなくて、コミュニケーション能力が発揮できなくて苦しんでいるんだと私は思います。

本来は、自分の感情を、楽器を奏でるように言葉で表現したいのだけれど、そうしようとすると、強力なブロックが働き、喉元が詰まって、言葉が出せなくなってしまう…

Aさんが、「私は言葉が出てこない病気なんです!」と訴えてくださる理由がよくわかります。

なので、克服のポイントは、Aさんの言葉をせき止めてしまう強力なブロックの原因を突き止め和らげることになります。

そもそも人の心は意識と無意識のふたつがあり、それぞれが違う守備範囲を担当しています。

そして、Aさんが「私は言葉が出てこない病気なんです!」と感じてしまう原因は、言葉をせき止めてしまう強力なブロックが原因です。

なので、Aさんの場合は、意識では「言葉を出したい!」と願っているのに、無意識が「言葉を出すと危ない!」と強力にブロックしてしまい、結果、言葉を出したいのに出せなくなってしまっている。という心理状態なわけです。

 

言葉が出てこない病気の原因

Aさんの心=脳は、いつの日からか、「言葉を出すと危ない!」という強力なブロックを始めてしまったわけです。

では、Aさんの心=脳は、いつから自分の言葉が出てこないようにし始めたのでしょうか?

カウンセリングを続けていくことで、Aさんが言葉が出てこない病気になってしまった原因が見えてきました。

Aさんは、私の所にお越しくださる前に、来談者中心療法の傾聴カウンセリング=対話するのみのカウンセリングに何か月か通われていたそうです。

そこで、通っていた先のカウンセラーさんに、「あなたは、自分の気持ちを言葉に出さないから苦しいんですよ。」って言われてしまい、心に大きなショックを感じ、それ以来、通わなくなったそうです。

(関連:また心が傷つくんじゃないか?は今も続いてる。

 

確かに、カウンセラーさんの仰っていることは、理屈では正しいと私も思います。

けれど、それは一般的に正しいのであって、Aさんにとって正しいわけではなかったとも私は思います。

Aさんは、もともと、言葉が出てこない病気をなんとかしようとしているわけですから、言葉を出したいのに出てこない状態で対話のみのカウンセリングをするのは、沈黙が続くばかりで、とても苦しかったことだろうと私も思いました。

もう少しお話をお伺いすると、上記のカウンセリングに通い始めてから、より一層、言葉が出てこなくなってしまった。とのことでしたから、それ以前は、多少は言葉での感情表現ができていたわけです。

なので、Aさんの言葉が出てこない病気の原因がひとつなんとなく見えてきました。

でも、カウンセリングに通い始める時点では、すでに、「うまく話せない!」と感じていたそうなので、お悩みの根本的な原因は、もう少し深いところにありそうです。

(関連:心理カウンセリングって?種類があるの?何か違いがあるの?

 

心理カウンセリングは全然できます。

私は、Aさんとの事前のメールのやり取りの中で、Aさんには十分コミュニケーション能力があることはわかっていました。

ただ、言葉という表現方法では難しいだけなので、言葉以外の表現方法で心理カウンセリングを進めていくことが大切だと感じました。

Aさんだって、本当はいろいろ話したいのだけれど、無意識にブロックされてしまい苦しいわけです。

心を風船に例えると、Aさんの心はとても膨らんでしまい苦しいわけです。

なので、心理療法の利点を生かし、言葉以外の方法で心の内圧を解放してあげて、心という風船に余裕を持たせてあげることが肝心です。

 

例えば、私のカウンセリング&セラピーは、NLP心理学を用いた直感的なカウンセリング手法で、ホワイトボードも活用します。

ホワイトボードに文字で表現したりイラストや色分けで表現することで、言葉が話せなくても、視覚的に気持ちのやり取りはスムーズになっていきます。

加えて、ジェスチャーや表情や体の動きも豊かに加えることで、Aさんが一番訴えたい感情をだんだんと共有しわかっていきます。

そして、目には見えない、耳には聞こえない、Aさんの悲痛な訴えを、私はだんだんと感じ取っていきました。

Aさんの心には、ある時から、【言葉にできない感情】がずっと詰まっていたので、Aさんの心は喉元で通行止めになってしまい、【言葉】を出したくても出しようがなくて苦しんでいたわけです。

(関連:カウンセリングとは?ストンと腑に落ちる感覚をかさねること。

 

根本原因は、幼い頃のストレス

さて、長年のあいだ、Aさんの心を通行止めにしてしまっていた【言葉にできない感情】ですが、それは、ずっと前の時代に我慢した【幼いAさんの怖い気持ち=うめき声】でした。

Aさんは、幼い頃にとても怖い体験をなさったそうです。

でも、その当時は、ご両親の教えで、怖がると、【静かにしなさい!うるさい!】と言われてしまうので、幼いAさんは【幼いAさんの怖い気持ち=うめき声】を我慢し続けるしかなかったわけです。

Aさんの心には、【怖い気持ち=うめき声を我慢しないと、お父さんとお母さんに叱られてもっと怖い想いをすることになってしまう!】という強力な心理的ブロックが掛かっていたわけです。

 

このように幼少期に受け取ったご両親の教えを、心理学では禁止令とドライバーと言います。

そして、幼少期のストレスの影響を今も感じ続けている人をアダルトチルドレンと呼び、子どもが自由な感情表現を出来なかった家庭を機能不全家族と言います。

Aさんは、幼少期のご両親の教えを忠実に守り続けてくれたからこそ、【幼いAさんの怖い気持ち=うめき声】を我慢し続けなければならかったので、ご両親の教えを真摯に守り続けてくれたのに、結果、【言葉が出てこない病気】になってしまったわけです。

もう少しわかりやすく言うと、言葉が出てこない病気の原因は、幼い頃に発散できなかった怖さ=幼少期のストレスだったわけです。

(関連:生きづらい原因とは?アダルトチルドレンとは?

 

言葉以外の方法で長年のストレスを安全に発散する。

Aさんの心の歴史が見えてきたところで、Aさんも納得をして言葉が出てこない病気の克服に取り組んでいきました。

言葉が出てこない病気の克服は、心を通行止めしてしまっている言葉で表現できない幼い感情を発散解放し、心の通行止めを解除することです。

なので、【幼いAさんの怖い気持ち=うめき声】を止め続けてきた心理ブロックを、EFT(感情解放テクニック)で和らげてあげることで、Aさんは【幼いAさんの怖い気持ち=うめき声】をだんだんと表現&発散できるようになって、心をどんどん軽くしていきました。

EFT(感情解放テクニック)は、通常、クライアントさまの言葉=アファメーションが重要になるのですが、今回は特別です。

いろいろな工夫をしてAさんが言葉がでなくても感情解放の効果が出るようにしていきました。

このとき活用したのが、インナーチャイルドセラピーで、幼いAさんのイメージ=インナーチャイルドを助けてあげるつもりで夢中になって感情解放してくださいました。

結構な時間、Aさんは【幼いAさんの怖い気持ち=うめき声】を発し続けてくれました。

体も硬直して汗もかいていましたね。

ときどき体が震えるくらいの感情を解放してくださいました。

とても体力の必要なことですしお疲れになったことと思います。

次に、ずっと一人で苦しいままだったAさんのインナーチャイルド=【幼いAさんの怖い気持ち=うめき声】を、Aさん自身が解放してくださったことを、催眠療法(ヒプノセラピー)を応用してゆっくりとAさんの潜在意識に届けていきました。

催眠療法(ヒプノセラピー)で十分にリラックスできてスッキリと目を覚ました時、ニコニコした笑顔と【ありがとうございます!】と、はっきりとした【言葉】を出せるようになっていました。

良かったです(^^)

 

Aさんの症状は、幼少期のトラウマによる心理的ブロックが原因でしたが、対人恐怖症対人緊張といった症状も同じメカニズムですので、心の歴史を振り返ると必ずきかっけがあり、その頃のネガティブ感情を安全にケアすることで、症状全体が終わっていきます。

ココロのことでお悩みでしたら、是非、当方メンタル心理そらくものカウンセリング&セラピーをご利用ください。

(関連:ご予約について知ってみる。

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