予期不安を解消するには?予期不安の意味とは?

予期不安を解消するには、予期不安の意味を知ることです。

予期不安を感じているイメージ

 

明日のことが不安で眠れない…将来のことが不安でたまらない…

ああなったらどうしよう?こうなったらどうしよう?

予期不安は、まだ起こるかどうかわからない未確定の未来に対する不安なのですが、不安を感じていること自体に不安を感じ、不安と不安が連鎖してどんどん大きくなっていきます。

そもそも、ワンちゃんやネコちゃんなど人間以外の生き物は、予期不安=未来を予期して不安を感じる能力はもっていません。

まだ起こるかどうかわからない未確定の未来を予期し不安を感じることができる生き物は人間のみです。

この記事は、うつの症状のひとつである予期不安を解消するために四苦八苦した分析レポートです。

 

予期不安の意味、備えあれば憂いなし

予期不安の意味をあらわす言葉として、「備えあれば憂いなし」ということわざがあります。

普段から準備をしておけば、いざというとき何も不安がない。という意味です。

予期不安とは、「あのときの嫌な状況がまた起こるのではないか?」という過去の経験に基づく警戒心から生まれる不安で、状況の変化が起こる前から感じ始める危機感や不安感のことです。

 

予期不安で動けない状態

 

予期不安とは、あくまで予感に基づく不安なので、予感が外れ、予期不安で感じている通りの状況の変化が起こらない場合も多々あります。

その場合、予期不安は空振り、取り越し苦労となります。

うらを返せば、予期不安とは、先々の展開にいち早く警戒態勢とることができている。とも言えます。

早め早めに不安を感じることで、身の安全を確実に確保しようとする心の働き=生存本能が予期不安の意味です。

(関連:うつで無気力な原因は心身の回復をするため。

 

予期不安の解消のカギは、案ずるより産むが易し

予期不安の意味をあらわすもう一つの言葉として、「案ずるより産むが易し」ということわざがあります。

なにか出来事の前にはいろいろな不安を感じるが、いざやり始めてみるとたやすく済んでしまうもの。

だから、物事は事前にあれこれ思い悩むよりも、実際はそれほど大変じゃないよ。という意味です。

 

予期不安に囚われているイメージ

 

予期不安とはあくまで予想によって生まれる空想の不安ですので、実際は、予期不安で空想しているほどの大変な状況にはならないよ。というのが予期不安の意味です。

予期不安の目的とは、少しオーバーに警戒を促し身の安全を確実に確保しようとすることが目的であって、ほとんどの場合、予期しているような大変な状況にはならないものなのでしょう。

つまり予期不安を解消するには、予期不安を感じながらも動き始めてみる。というのが大切です。

(関連:防衛機制は心のギブス:また傷つくんじゃないか?が続いる。

 

予期不安の解消と薬とうつ(鬱病)

さて、私は長年うつを患い、予期不安に悩まされていました。

夜は、いろいろなことが不安になり眠れませんし、お休みの日もいろいろなことが不安になって休めません。

目の前の状況とは関係のない未来のことや過去のことに、どうしよう?どうしよう?と予期不安ばかりを感じ、予期不安を解消できずに悩んでいました。

そして、予期不安を解消するために心療内科でお薬を処方していただきました。

 

抗うつ剤のイラスト

 

お薬を飲めば不安が和らぐので、予期不安を解消できた、お薬を飲んでいれば大丈夫だと、それ以上、自分の内面に関心を振り向けなくなってしまいました。

でも、お薬を飲んだだけでは一時的に誤魔化せても、予期不安を解消できていたわけではありませんでした。

そして、しばらくするとお薬を飲んでも予期不安が収まらなくなり、お薬を飲んでも、どうしよう?どうしよう?と予期不安ばかりを感じていました。

 

お薬で予期不安を解消できなかったことで、どうすれば予期不安を解消できるのだろう?という予期不安が広がり、さらに、お薬へ依存してしまったらどうしよう?という予期不安も広がり、結局、お薬を飲まなくなってしまいました。

だからといって、お薬を飲まなくなっても予期不安を解消できるわけもなく、結局、お薬を飲んでも、お薬を飲まなくても、どうしよう?どうしよう?と予期不安ばかりを感じていました。

(関連:抗うつ剤は副作用も効果もややこしい!

 

予期不安を解消するには、怖がりながら○○する。

私は、お薬に期待をしてしまったことで、結局、うつという根本から目を背けてしまっていたわけです。

予期不安を解消するためには、予期不安の発信源に注目する必要があります。

さて、予期不安の発信源=根本はうつ(鬱病)という心の個性です。

なので、予期不安を解消するためには、うつ(鬱病)をよく知り、うつ(鬱病)そのものへの恐れと不信感を和らげる必要がある。と私は感じました。

(関連:うつと向き合う生活:強い心より柔らかい心

 

うつ病の目的について考えているイメージ

 

例えば、無言電話に怯え不安を感じるのも予期不安ですし、UFOやUMAなど得体のしれぬものに怯え不安を感じるのも予期不安です。

これは、よくわからないものにたいして必要以上に怯え不安を感じてしまう。という人の心の特徴が影響しています。

なので、予期不安を解消するためには、「百聞は一見に如かず」のことわざ通り、予期不安を感じ怯えたまま過ごすのではなく、予期不安を感じつつも、怖がりながら動き始めてみる。という流れがとても大切になります。

 

自動車にアクセルとブレーキがあるように、人の心にも、「勇気というアクセル」と「予期不安というブレーキ」があります。

自動車を運転するとき、アクセルのみで運転しては危険ですし、ブレーキだけでも動きません。

アクセルもブレーキも両方とも必要とすることで自動車の安全運転が叶います。

それと同じように、人の心も勇気と予期不安を両方とも感じることで安全な生活が叶います。

(関連:自分の心を分析:うつでやる気がでない理由

 

なので、当時、うつと向き合う生活を送っていた私は、予期不安をいろいろ感じながらも、エイヤッ!ととりあえず出かけてしまったり、ヨイショ!ととりあえず動き始めてしまったり、予期不安と勇気を混ぜ合わせながら、うつと向き合う生活を送っていました。

このように、予期不安の発信源=うつ(鬱病)から目を背けず、自分の胸のうちに感じながら生活をすることで、うつ(鬱病)に対する不信感や恐れや嫌悪感が和らぎ、知らず知らずのうちに、自信や安心が心にじわじわと広がっていき、予期不安を解消していました。

(関連:パニックって?不安はダメだ!と不安は嫌だ!の違い

 

予期不安の意味、それはアダルトチルドレンの症状=インナーチャイルドのメッセージ。

さて、上記のように、予期不安を解消するために、うつ(鬱病)をよく知り、うつ(鬱病)そのものへの恐れと不信感を和らげていく過程で、アダルトチルドレンという考え方にとても納得がいきました。

 

予期不安を感じているインナーチャイルド

 

もっと頑張らなければ父親に怒られてしまうじゃないか?

もっといい子でいなければ母親に嫌われてしまうのではないか?

 

このように、私の予期不安は、はるかず~っと前から続いていたことに、私はふと納得がいきました。

そして、どうしよう?どうしよう?とずっと一人ぼっちで不安なままだった幼少期の自分のイメージ=インナーチャイルドを感じました。

(関連:アダルトチルドレンチェックへ

 

それ以来、予期不安を感じるたびに、それは幼少期の自分のイメージ=インナーチャイルドが怖がっているんだ…と捉えることができるようになり、なんとなくインナーチャイルドと寄り添い向き合う生活をすることで、予期不安を解消していきました。

よくわからない心の症状にも、ひとつひとつ生まれてきた理由やこめられているメッセージがあるものです。

このように、今まではわかりづらかった自分の心に関心を振り向けて、こんがらがった心を解きほぐしていくお手伝いが、当方メンタル心理そらくもの心理カウンセリング&セラピーです。

(関連:カウンセリング&セラピーの説明

 

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-- 20時37分--

イライラを解消する方法はセロトニンが重要!

イライラを解消する方法はセロトニンを増やすこと。

イライラを解消している男女のイラスト

 

イライラを解消する方法は、イライラを抑えるのではなく、セロトニンを増やすことになります。

そして、さまざまな心理療法は、自分1人でもセロトニンを増やしイライラを解消できる方法です。

この記事では、当方メンタル心理そらくもが考える確実にイライラを解消する方法を考えていきます。

 

イライラを解消するために心のしくみを理解する。

イライラを解消するためにはどうすればいいのでしょうか?

 

イライラは病気ではないので、やみくもにやっつけようとするとかえってイライラが膨らんでしまいます。

なので、イライラが生まれる原因をしっかりと理解したうえで取り組んでいく必要があります。

 

そのためには、やみくもに対処するのではなく、心のしくみをしっかりと理解したうえで有効な手段を実行していくことです。

 

まずはじめに、不安とイライラの関係について理解しておきましょう。

 

不安もイライラも、ノルアドレナリンが活発に作用することで感じる感情です。

そして、ノルアドレナリンが作用しているときは、交感神経が働いでいます。

 

ということは、イライラを解消するには、自律神経を「交感神経」から「副交感神経」に切り替えてあげる必要があります。

 

そうすることで、心は、「緊張活動モード」から「リラックス休息モード」へと切り替わりますので、不安やイライラに変わって穏やかさや安心が広がっていきます。

 

いわば、心という舞台からイライラを退場させてあげて、代わりに、穏やかさや安心に登場してもらい、主役を交代してもらうわけです。

 

では、不安やイライラが活発になるにはノルアドレナリンが関係していたように、穏やかさや安心が広がるにはなにが関係しているのでしょうか?

 

それは、副交感神経=「リラックス休息モード」への切り替えを促す役割りを持つ、脳内(神経)伝達物質=セロトニンです。

 

つまり…

 

ノルアドレナリンが増えると交感神経=「緊張活動モード」に移行し、不安やイライラが広がっていきます。

 

セロトニンが増えると副交感神経=「リラックス休息モード」に移行し、穏やかさや安心が広がっていきます。

 

なので、イライラを確実に解消する方法は、イライラや不安を我慢するのではなく、セロトニンが増えるような工夫をする。というのが最短の道すじとなります。

 

イライラ解消とセロトニンの関連記事

セロトニンを増やす方法を説明しているイラスト

 

よく、書籍やインターネットで、「イライラを消す」や「イライラをやっつける」みたいな雰囲気の対処法を見かけます。

 

ですが、もともと人間にとって必要である不安やイライラを、「ああすればいい!こうすればいい!」と、乱雑に刺激してしまうと、炎をうちわで仰いで消すことになり、消そうとすればするほど、不安やイライラはかえって燃え広がってしまいます。

 

このように、不安やイライラといったネガティブ感情と向き合うことは、とても危険な作業でもあります。

 

書籍やインターネットの情報をもとに軽はずみで取り組んで、不安やイライラがかえって大きくなってしまってから、当方へと来訪してくださるクライアントさまもたくさんいらっしゃいます。

 

なので、不安やイライラといったネガティブ感情を真剣に解消したいなら、私=寺井のように、人の心の取扱説明書=心理学を熟知した心理カウンセラーや心理セラピストと慎重に取り組むことを私はお勧めします。

 

セロトニンを増やし確実にイライラを解消する方法を心理療法と言います。

さて、不安やイライラを解消する=セロトニンを増やすというポイントが見えてきました。

 

上記の関連記事のように、セロトニンを増やす方法としては、日光を浴びる、リズミカルな運動をするなどがあります。

 

そして、心のしくみを理解し、さらに効率的にセロトニンを増やしてイライラを解消していく工夫を心理療法と言います。

 

いろいろな心理療法

 

例えば、催眠療法(ヒプノセラピー)という手法は、リクライニングシートで軽く目を閉じゆったりと過ごすことで、副交感神経=「リラックス休息モード」を促進していきながら、スムーズに不安やイライラを解消する方法です。

 

同じように、EFT(感情解放テクニック)という手法は、感情に作用する経絡のツボを指でタッピングすることで、副交感神経=「リラックス休息モード」を促進していきながら、確実に不安やイライラを解消する方法です。

 

このように、不安やイライラが存在する意味も個性も解消するポイントもすべて抑えているのが心理学です。

 

そして、人の心の取扱説明書=心理学を軸に、無理なく確実に不安とイライラを解消していく機会が、当方メンタル心理そらくものカウンセリング&セラピーです。

 

アダルトチルドレンという捉え方

さて、アダルトチルドレンという言葉を知っていますか?

アダルトチルドレンとは、「幼少期の不安やイライラを成人しても感じ続けている人」という捉え方のことです。

 

「自分はイライラしやすい性格だ!」

「自分は白黒はっきりしている性格だ!」

「ぐずぐずしているのがイライラする!」

 

などなど、もしかしたら、はるか昔のイライラを解消できないまま、今も抱え込んだままだとしたら、そのぶん、心に余裕がなくなってしまって、イライラしやすくなっているのかもしれません。

 

アダルトチルドレン関連記事のご案内

アダルトチルドレンの詳細な解説、当社監修のチェックリストによるアダルトチルドレンチェックを行えます。

アダルトチルドレン解説ページのアイキャッチ画像

 

このような、イライラしやすい心のコンディションを改善するために、当方へと来訪してくださる方はたくさんいらっしゃいますし、当方のカウンセリング&セラピーを利用することで心に余裕が生まれ、今は穏やかにお過ごしになっている皆さまもたくさんいらっしゃいます。

 

誰も巻き込まず誰にも邪魔されず、平和的に確実にイライラを解消していく。

いつかそんなお手伝いをさせて頂けますと私は嬉しいです。

 

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-- 19時34分--

イライラと不安は同じ材料でできている!

イライラと不安は同じ材料から出来ています。

イライラと不安は同じ材料であることを表すイラスト
イライラや不安は、できれば感じたくない感情です。

また、イライラと不安は、うつ病などのストレス反応とも大きく関わっています。

この記事は、イライラと不安の関係について説明していきます。

 

イライラと不安の材料は同じ。

さて、イライラする気持ちと不安な気持ちのイメージってどんな違いを感じますか?

 

上司が部下を叱っているイラスト

 

イライラ怒っている上司さんと不安で萎縮している部下さんの二人を見かけたら、なにか上司さんが優位で部下さんが劣勢みたいな優劣を感じるのかもしれません。

 

でも、じつはイライラと不安は全くおなじ材料から生まれているのをご存知でしたか?

 

その材料の名前をノルアドレナリンと言います。

 

ノルアドレナリンは、セロトニンなどと同じ脳内(神経)伝達物質=ホルモンのひとつです。

 

テレビを見ていると、「アドレナリンが出まくっている!」なんて興奮気味にコメントするタレントさんもいらっしゃいます。

 

このノルアドレナリンは、「闘争あるいは逃避反応を生じさせる。」のが主な働きです。

 

一般的には、「気を張っている!」なんて言いますが、周囲の危険な反応に素早く反応できるよう、緊張やイライラや不安を感じさせ、身の安全を素早く確保できるようにするのがノルアドレナリンの働きなわけです。

 

ノルアドレナリンとセロトニンの特徴を説明しているイラスト

 

つまりイライラも不安も危険な状況から身の安全を守ろうとする心の働きと言えます。

 

周囲の危険な状況に積極的に立ち向かっていく=闘争して身を守ろうとしているときに感じているのがイライラです。

周囲の危険な状況から消極的に逃避していく=逃避して身を守ろうとしているときに感じているのが不安です。

 

なので、不安もイライラも病気ではなく、原始時代から続いている身の安全を守るサインです。

 

このように、

イライラも不安も元々はノルアドレナリンという同じ材料なのですが、

その時、闘うか? or  逃げるか?で心のシーソが揺れ動きます。

そして、闘う側に傾けばイライラを感じ、逃げる側に傾けば不安を感じます。

 

このように、不安やイライラを感じる原因は、周囲の状況変化への適応にあります。

 

うつとイライラと不安

うつ(鬱病)という心の個性を抱えると、少しのことでイライラや不安が止まらなくなってしまいます。

 

よって、うつ(鬱病)とは周囲の状況変化に敏感に反応しすぎてしまい、ストレスを感じやすい心の状態とも言えます。

 

なので、何らかの原因で、周囲への警戒心が活発になりすぎてしまい、イライラ&不安を感じやすくなっている状態をうつ状態といいます。

 

よって、うつ(鬱病)状態のときに、

という症状を感じるのは、とても苦しくはありますが、おかしな症状ではありません。

 

うつと不安とイライラの関連記事

不安がとまらない様子を説明しているイラスト

 

わかりやすく言うと、そこまで厳重に身を守る必要はないと頭ではわかっているのに、必要以上に緊張し慎重になり身構えてしまう心理状態を、うつ(鬱病)状態と呼びます。

そして、うつ(鬱病)やイライラや不安の存在意義をよく理解し、敏感に反応しすぎてしまっている不安やイライラを解消していく方法が、当方メンタル心理そらくものカウンセリング&セラピーです。

 

このように、頭ではわかっていても気持ちがイライラや不安を感じすぎてしまう場合は、アダルトチルドレンの症状の可能性もあります。

なので、自分でも不思議なほどにイライラや不安を感じる方は、以下の記事をチェックしてみましょう。

 

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チェックリストのイラスト

 

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-- 19時30分--

イライラは病気じゃない!

イライラは病気じゃない。なにかのサイン。

イライラについて解説をしている記事のアイキャッチ画像

 

イライラは病気ではありません。

イライラするは確かに嫌ですが、イライラはダメなものではありません。

なので、イライラを解消する方法を誤り、やみくもにイライラを抑えようとするとかえって膨らんでしまいます。

この記事は、イライラするときの心理状態を心理学に沿って解説しています。

 

イライラは病気じゃなく、状況が変化したサイン。

イライラするのは病気ではなく、なにかを知らせるサインのようなものです。

イライラという感情にも役割があって、なんらかの出来事などイライラする原因があるものです。

 

イライラは不満のサインであることを説明しているイラスト

 

電車やバスの遅れにイライラする。

赤信号にイライラする。

友達の行動や発言にイライラする。

 

日常生活を送っていると、イライラすることがたくさんあります。

周囲の状況が自分の思い通りにいかないとき、ついついイライラを感じてしまいます。

 

ちょっとしたことでイライラが募ると病気ではないか?と不安になります。

ですが、振り返ってみると、ほとんどの場合、しっかりとした原因があるものです。

 

とくに、あるときまで心地よくいい感じで過ごしていたところ、

突然、邪魔をされてしまったりすると、人はイライラを感じます。

 

なので、イライラは病気どころかむしろ健全な感情なのです。

 

イライラするのは悪くない。

さて、私は心理の専門家ですのでこんな風にも捉えます。

 

それは、

「思い通りにいかないとき、人の心はイライラを感じるようにできている。

ということです。

 

イライラするのは悪くないイメージを説明しているイラスト

 

うらをかえせば、思い通りにいっていないことを認識するサインとして、自分の心にイライラが生まれてきます。

 

人前で何かを発表するときや大事な試験の前などは、緊張し、イライラや不安を感じる方が自然です。

なので、イライラは病気ではなく、何も悪いことでもなく、人間としてとても自然な心の働きだということです。

 

イライラするときは警戒を感じている。

先ほどもご説明差し上げた通り、人は、周囲の状況が望ましくない状況だとイライラを感じます。

そして、周囲の状況にたいして警戒心を働かせ敏感に注意を振り向けるようになります。

つまりイライラしているということは、周囲の状況に対して警戒とストレスを感じているということです。

 

それでは、もし逆に、イライラをまったく感じなくなってしまったら、どうなってしまうのでしょうか?

おそらく、周囲の状況の変化にまったく気づけなくなり、不注意によって事故や大けがをしたり、場合によっては生命の危険にも及びかねません。

 

不注意な状況を説明しているイラスト

 

歩きスマホや、ながらスマホのように、街中など周囲に人がたくさんいる状況や、自動車の運転など危険が潜む状況下にあっても、周りの状況に警戒できず注意を振り向けられず、一点に集中しすぎると、自分にとっても周囲にとっても大きな危険となりかねません。

 

なので、イライラするときは警戒を感じて眠れなかったり落ち着かず、ストレスを感じて嫌なものではありますが、この心の働きは防衛機制とも言い周囲から身の安全を守っている。というサインでもあるわけです。

 

良薬は口に苦し、という諺があります。

良く効く薬ほど、口に入れると苦くて嫌な味がするもの。という意味です。

 

イライラは確かに嫌な感覚を感じますが、周囲を警戒し自分の身の安全を守るために重要な役割を担っています。

なので、イライラは病気ではなく、警戒心が敏感に働きすぎている。とも言えます。

 

ただ、人の心は、過去の体験に基づいて気持ちが揺れ動くものです。

もし、自分でも不思議なくらいにイライラを感じるのでしたら、それは病気ではなく、あるとき抱え込んだイライラがストレスとして今も心に残っている。ということなのかもしれません。

 

自分はイライラしやすい性格だ!と思い込んでいても、じつは、ずっとイライラを抑え続けているためにストレスが溜まり、心が敏感に反応してしまう場合があります。

 

なにかの病気ではないか?と感じるくらいの大きなイライラや敏感なイライラを感じる方は、以下の記事をチェックしてみましょう。

 

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チェックリストのイラスト

 

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-- 18時30分--

イライラする原因は自律神経の働き

イライラする原因は自律神経と深い関わりがあります。

イライラの原因を探しているイラスト

イライラする原因には自律神経が大きく関わっています。

自律神経は、交感神経と副交感神経にわかれ、それぞれ緊張活動モードとリラックス休息モードにわかれています。

交感神経と副交感神経は自動的に切り替わっており、イライラする原因と密接に関係しています。

この記事は、イライラする原因やイライラを感じる意味や心のしくみについて説明していきます。

 

イライラする原因=人の心にはふたつのモードがある。

イライラする原因を考えていくとき、まず最初に大切にしたいのは、人の心にはふたつのモードがあるということです。

例えばお仕事も、出勤日とお休みとがあるかと思います。

それと同じように、人の心にも、「緊張活動モード」と「リラックス休息モード」の二つのモードがあります。

 

交感神経と副交感神経のふたつのモードを説明しているイラスト

 

この二つのモードは、自分が置かれている状況に応じて自動的に切り替わっており、イライラする原因にもなっています。

そして、医学や脳科学では、この二つのモードを「交感神経」と「副交感神経」と呼びます。

 

イライラする原因には自律神経が大きく関わっています。

さて、先ほどご説明差し上げた、「交感神経」と「副交感神経」をまとめて「自律神経」と言います。

交感神経は、「活動している、緊張している、周囲に注意を振り向けている…」等といった状況で働きます。

副交感神経は、「心身を回復している、集中している、リラックスしている…」等といった状況で働きます。

なので、交感神経で過ごしている時は「緊張活動モード」と言えますし、

副交感神経で過ごしている時は「リラックス休息モード」と言えます。

 

このように、自律神経は、周囲の状況に応じて交感神経と副交感神経を自動的に切り替わっており、この切り替えのバランスがイライラする原因と関わりがあります。

心理学的には、理性と感情、もしくは、意識と無意識などとも言います。

 

人の心は、意識と無意識の二つがあって自動的に切り替わっており、この切り替えがイライラする原因となっている。

 

 

自律神経失調症の症状を説明しているイラスト

そして、不安とイライラは密接に関わっており、なんらかの原因で、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、交感神経が敏感になりすぎてしまい、不安やイライラを必要以上に感じすぎてしまう症状を、自律神経失調症とも言います。

 

イライラする原因=副交感神経から交感神経に切り替わったとき

例えば、部屋で静かにすごしている時は、副交感神経(リラックス休息モード)で過ごしています。

そして、部屋で静かに過ごしていたところ、部屋の外からうるさい音が聞こえてきたとします。

このとき、部屋で静かにすごしている時間を邪魔されたことになってイライラする原因となるでしょう。

 

イライラは警戒を示す不快感であることを説明しているイラスト

 

このように、「うるさい音が聞こえた!」という状況の変化をキャッチすると、自律神経は、副交感神経(リラックス休息モード)から交感神経(緊張活動モード)へと自動的に切り替えます。

そして、交感神経(緊張活動モード)へと切り替わったサインとして不安やイライラを感じ始めストレスとなります。

なので、周囲の状況に応じて、交感神経(緊張活動モード)へと自動的に切り替わってしまうことが、イライラする原因の根本にあります。

 

よって、イライラは病気ではありません。

周囲への警戒のサインでとても自然な感情です。

不安やイライラを感じ始めたことで、周囲の状況を安全確認し、ストレスを軽減して安心したくなり、部屋の外に出るなどの不安やイライラする原因の確認活動が始まります。

 

このとき、

物音が気になってストレスに感じたり。

ちょっとしたことでイライラを感じたり。

人の声がとても怖く感じたり。

人の発言にすごくイライラを感じたり。

窓の鍵を閉めても安心しづらかったり。

小さな失敗にすごくイライラを感じたり。

頭では大したことはないとわかっているのに、心に不安やイライラが募りストレスに感じてしまう場合があります。

 

安心できない状態を説明しているイラスト

 

この状態は、自分が置かれている状況は十分に安心安全なはずなのに、なんらかの原因で交感神経(緊張活動モード)が活発に働きすぎてしまい、心に警戒態勢が続いてしまっている状態=ストレスフルな状態。と言えるわけです。

 

イライラする原因、女性はとくに敏感

女性は、とくに繊細なホルモンバランスを持ち合わせています。

この章では、自律神経の働きのほかに、女性がイライラする原因として知っておきたい病気や症状について紹介します。

 

非定型うつ病

女性がイライラする原因のひとつに非定型うつ病という病気があります。

非定型うつ病の症状は、

ちょっとしたことがイライラする原因となってしまい、イライラから激しい怒りへと燃え上がりエスカレートしていきます。

自分が好みと感じる事象にはスムーズに取り組めるのですが、少しでも嫌だと感じるととても億劫になってしまい、物事に対する態度にはっきりとした違いがあらわれてしまいます。

けっして自分の積極的な意図ではなく、あくまで病気による症状なのですが、周囲からは、わがままなで気まぐれな態度を取っているように誤解されてしまう場合があります。

 

イライラする原因は非定型うつ病

 

非定型うつ病は、若い世代の女性に多い病気だと言われています。

一方、一般的に知られている定型のうつ病は、中年以降の男性に多いと言われています。

 

定型のうつ病の症状は、

自分を責めたり落ち込んだりする内向的な症状が一般的ですが、

若い女性に多いとされる非定型うつ病は、

非定型と呼ばれるように、定型のうつ病とは症状に違いがあり、

とくに、瞬間的に発作的にイライラの症状を感じます。

 

ちょっとした出来事でもイライラする原因となり、交感神経(緊張活動モード)が活発化してしまい、一度、イライラを感じ始めるとなかなかイライラが収まらず、興奮状態になり、周囲の言動がすこしでも物足りないと、イライラはさらにエスカレートしていきます。

非定型うつ病によって引き起こされるヒステリックにイライラする原因は、決して生まれながらの性格ではありません。

イライラする原因は、あくまで病気の症状です。

 

今までの生い立ちの中で、自分自身が抑え込んできたイライラが心にたくさん抑え込まれているため、ちょっとしたことをきっかけに抑えがきかなくなり、イライラがあふれ出てきてしまっている。と言えます。

とくに、女性が子育てを始めるとこのイライラを感じ始める場合があります。

そしてこのイライラを子どもに向けてしまう場合があります。

 

このように、突発的に激しくイライラする原因は、長年にわたって蓄積したイライラが原因である場合があります。

とくに、子ども時代にいろいろな気持ちを我慢しがちだったりすると、大人になってからアダルトチルドレンの症状として表面化している場合があります。

 

アダルトチルドレンを知っていますか?

アダルトチルドレンの詳細な解説、当社監修のチェックリストによるアダルトチルドレンチェックを行えます。
チェックリストのイラスト

 

PMS=月経前症候群

女性がイライラする原因には、生理前の心と体の不調もひとつあります。

PMSは、「Premenstrual Syndrome」のことで、整理が始まる約2週間前から起こりがちなさまざまな不調の総称です。

症状としては、

イライラを感じやすい、頭痛、めまい、

不眠、眠気、食欲不振、過食、肌荒れ、

不眠、便秘、下痢、だるさ、などがあげられます。

 

お仕事や家事でただでさえ疲労がたまりイライラを感じているところ、心と体の不調もかさなり交感神経(緊張活動モード)が活発化してイライラする原因となり、無気力を感じやすく;なります。

男性にはない心と体の不調という負荷をプラスアルファ背負っているぶん、PMSは女性がイライラする原因となってしまいます。

 

イライラする原因はPMS

 

また、生理前は、黄体ホルモンの影響により、セロトニンが大幅に減少すると言われています。

このように、女性特有のホルモンの働きと、幸せホルモンセロトニンの働きは密接に関係しています。

セロトニンが低下するとイライラする原因となり、甘いものを欲し気持ち落ち着かせたくなったり、食事も乱れがちになりやすいです。

なので、セロトニンを増やすことがイライラを和らげることになります。

 

ただ、イライラする原因=きっかけは生理前の心と体の不調ではあったとしても、イライラがとても大きく長く感じすぎてしまう場合があります。

その場合、イライラしている自分を自分がイライラと責めてしまい、イライラがイライラをよんでイライラを自分自身で膨らませてしまっている場合があります。

我慢しがち、几帳面、完璧主義、真面目、このような性格の個性を持ち合わせていると、イライラしていることに罪悪感や恥ずかしさなど自己嫌悪を感じ、イライラしている自分がさらにイライラする原因となってしまい、輪を掛けてイライラを大きくしてしまう原因となってしまいます。

 

このようなイライラしている自分を許せなかったりする認知は、子ども時代に行儀の良さやいい子を求められてたりすると、大人になってからもアダルトチルドレンの症状=インナーチャイルドの訴えとして心の残っている場合があります。

 

インナーチャイルドを知っていますか?

インナーチャイルド内なる子供のメッセージを説明しているイラスト

 

イライラは心のエネルギーを消耗します!

さて、お話は変わりますが、パソコンやスマートホンにもスクリーンセーバーや節電モードなどがあります。

操作をしている時には画面が明るく表示されますが、一定時間操作をしていないと自動的に画面を暗くしてくれます。

これは、操作をしていない時間まで画面が明るいと電池の消費が早くなってしまうので、電池を自動的に温存してくれる機能です。

 

人の心にもエネルギーがあり、イライラは周囲を敏感に警戒するぶん、心のエネルギーの消耗が激しいわけです。

なので、四六時中イライラを感じ続けてしまうと、心のエネルギーを大きく消耗してしまい、心のエネルギー不足により、日常の活動そのものが停滞しがちになってしまいます。

うつ病などのやる気が出ない心理状態がこれにあたります。

 

うつ病やパニック障害などのストレス反応を説明しているイラスト

 

なので、自律神経は「交感神経」と「副交感神経」を自動的に切り替えることによって心のエネルギーを温存しようとしているわけです。

そして、「交感神経」と「副交感神経」の切り替えがうまくいかない症状のことを「自律神経失調症」と言います。

また、「交感神経」が活発に働きすぎてしまうことで引き起こされる心の不調を、うつ病やパニック障害や不安神経症…などと言います。

 

イライラは決して悪くない。

けれど、必要以上にイライラを感じすぎてしまうと、心のエネルギー=やる気を消耗してしまい、結果、やる気不足=無気力な状態となってしまいます。

 

イライラと無気力の関連記事

無気力な状態を説明している女性のイラスト

 

だからといって、イライラする原因は自分が積極的に作り出しているわけではないですね。

自分からイライラしようと思ってイライラを感じているわけでもなく、人は無意識にイライラを感じてしまうわけです。

 

とはいえ、イライラする原因がわからないままなのも苦しいものです。

なので、イライラする原因をしっかりと見つけたうえで、イライラを感じすぎないように心のコンディションを落ち着かせていく工夫のことを心理療法と言い、実際にイライラを解消する方法のこと心理カウンセリング&心理セラピーと呼びます。

 

心理カウンセリング&セラピーでホッと落ち着いたイメージを説明しているイラスト

 

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©2012-メンタル心理そらくも
-- 16時10分--

対人恐怖症とは?自分の身を守ろうとする本能。

対人恐怖症という言葉を聞いたことがありますか?

 

何年前でしょう…私もサラリーマン時代に始めて聞いた言葉で、この言葉を聞いてから、人に対してギクシャクしてしまう自分自身の性格にとても関心を感じるようになったのを覚えています。

 

対人恐怖症とは、自分を表現するのが怖い…ということ。

「自分はこうしたい!自分はこう思う!自分はこうしてほしい!」

 

このような自分の気持ち=本音=願い=感じていることや考えていることを誰かに話そうとすると、なぜか不思議なほどに怖くなってしまい、ギクシャクして黙ってしまったり…ついつい嘘をついてしまったり…

 

また人が集まる集会や飲み会などにもなじめず疲れ切ってしまったり…職場で業務以外のプライベートのことを聞かれるのがとても怖かったり…

 

周りの人に対して自分の本音や本心をカミングアウトしようとすればするほど、とても気構えてしまい緊張してしまう自分自身の性格にとても悶々としていたのを覚えています。

 

対人恐怖症とは、ヘビににらまれたカエルって感覚。

さて、対人恐怖症とはたしかに窮屈で嫌な感覚です。ですが、嫌なものではあるけれど感じている以上はなにか生まれてきた意味があるものだろうなと私は思っている立場の人です。

 

なので、対人恐怖症という心の個性をいろいろなカメラアングルで観察してみましょう。

 

みなさんは、ヘビににらまれたカエルのようだ…こんな表現を聞いたことがありますか?

 

対人恐怖症の例え 蛇ににらまれたカエル

 

身の危険を感じて身動きが取れない…下手に動いたら生命があぶない…このような緊張した状態を表現した言葉ですね。

 

私が感じていた対人恐怖症とは、まさにこの【ヘビににらまれたカエル】という状態がぴったりだったような気がします。

 

【ヘビ】が周りの人たちで【カエル】が自分なわけですね。

 

自分も同じ人間なのに、自分以外の人間を【ヘビ】だと感じていまい、【ヘビににらまれたカエル】のように固まって身構えてしまう【カエル】的な立場の自分…

 

当時は、自分でもなぜそうなってしまうのか?わけがわからずとても苦しかったのですが、今振りかえると、対人恐怖症という心の働きは、人間という生き物にたいして懸命に身構えて懸命に自分の身を守ろうとしているような意図を感じます。

 

例えば、野良ネコちゃんも対人恐怖症。

対人恐怖症とは、人が人に身構えてしまう不思議な心の働き…そして、人が人に身構える対人恐怖症という心の働きは、相手の人を嫌っているのではなく、自分の身を懸命に守ろうとしているセーフティガード機能みたいなもの…

 

なので対人恐怖症とは、過去に人間という生き物に傷つけられてしまったからこそ、それ以来、人間という生き物に警戒し、人間という生き物から身を守り続けている無意識の防衛機能(専門用語では防衛機制とも言います。)と言えるのだろうなと私は思っています。

 

そういった意味では、野良ネコちゃんも【対人恐怖症】を持っていると言えるのかもしれません。

 

野良猫も対人恐怖症

 

一旦、人間に迎え入れられて人間とともに暮らしていたのに、ある日突然、その人間に捨てられてしまったことで自分はなにも悪くないのに理不尽にも生死の境をさまようことになってしまった。

 

なので、私=寺井がジョギング中に毎朝公園で見かける野良ネコちゃんが、私=寺井を見かけると慌てて逃げ隠れてしまうのも無理のないことなわけですね。

 

ところで、この野良ネコちゃんは私=寺井のことが大嫌いだから一目散に逃げてしまうのかな?(^-^;)

 

もしかしたらそうかもしれませんが、それは野良ネコちゃんが私=寺井を嫌っているというより、私=寺井も人間なので、人間という生き物に捨てられ生死をさまよった。という過去の辛い体験をもとに、寺井さん⇒自分を捨てた人間に姿かたちが似ている!⇒危ない!⇒怖い!⇒念のため逃げろ!と、【対人恐怖症】を感じて自分の身を懸命に守っている。とも言えるのではないかな?と私は思います。

 

つまり野良ネコちゃんが感じた【対人恐怖症】という本能が野良ネコちゃんの生命を守っている。というわけです。

さて、すこし専門的になってしまったのでひと息ついて緩く考えてみると、人がなにかに身構える心の働き自体は、私であってもみなさんであっても人であれば等しく感じる心の働きですね。

 

例えば、曲がり角を曲がって突然ライオンと出くわしてしまったら私だって驚き恐怖を感じて身構えると思います。

 

例えば、自動車が暴走気味に近づいてくるのを見かけたら私だって驚き恐怖を感じて身構えると思います。

 

例えば、上空を飛んでいる飛行機が大きな音を立てて頭上を通過したら私だって驚き恐怖を感じて身構えると思います。

 

このようなドッキリ企画のようなシチュエーションに出くわしたとき、対象物にたいして恐怖を感じ身構える。という心の働き自体は、ある意味、自分の生命の安全を確保するために必須な心の働きとも言えます。

 

反対に、もし危険な状況に恐怖を感じることもできず身構えることもできないとしたら、危険を回避できず自分の生命が危険にさらされ続けてしまいます。

 

なので、ワンちゃんやネコちゃんや鳥さんや魚くんやあらゆる生き物がみなひとしくそうであるように、安全確認ができていない対象物に対して恐怖を感じ身構えることができる心の働き=本能は、ある意味、生き物として絶対不可欠な心の働き=本能とも言えます。

 

私からしてみると、自分の身を守ろうと身構えている対象物がライオンであれば【対ライオン恐怖症】、暴走車であれば【対暴走車恐怖症】、飛行機であれば【対飛行機恐怖症】、そして人間であれば【対人恐怖症】ということになるだけです。

 

つまり、心=脳のしくみをよくよく知ったうえで捉えてみると、対人恐怖症の本質とは、すべての人間どころかすべての生き物が身を守るために日々感じている自然な本能。ということになります。

 

対人恐怖症はなくそうとするとかえって危険。だから和らげる。

さて、対人恐怖症という心の働きについていろいろと捉えてきましたが、みなさんはどう感じましたか?

 

みなさんにぜひ感じてほしいのは、対人恐怖症とは汚れたダメなものなのでしょうか?対人恐怖症とは根絶しなければいけない危険なものなのでしょうか?ということです。

 

もしウィルスのように対人恐怖症が危険なものなのであれば、対人恐怖症をやっつける!消す!なくす!という雰囲気になるかと思います。ですが、ここまでお話ししたように、もし対人恐怖症を完全に消し去ってしまったとしたら、自分の身の安全を守れなくなる=自分の身をかえって危険にさらす方向性となってしまいます。

 

つまり、対人恐怖症をなくそうとする=自分の身の危険を自分で増やそうとすることになってしまうわけですから、自分の身を守るために必要な心の働きをやみくもにやっつけよう!なくそう!とすると、残念ながら自分と自分同志の戦争=内戦状態となってしまい、心は永遠に騒がしい状態となり続けるでしょう…

 

とはいえ、いくら自分の身を守るために必要な心の働きだからと言って、対人恐怖症をそのままの大きさで一生感じ続けるのも苦しいものですね。

 

つまり当方メンタル心理そらくもが考えているのは、【対人恐怖症をやっつける!消す!なくす!】のではなく、【対人恐怖症を落ち着かせる…和らげる…緩める…】という方向性になります。

 

例えるならカウボーイが暴れ馬と接するような感じです。

 

ただでさえ驚いて怖がって暴れまわるお馬さんを無理にやっつけよう!とすれば、窮鼠猫を噛むのことわざ通り、かえって興奮して手がつけられなくなってしまいます。

 

なので、驚いて怖がって暴れまわるお馬さんをホッと落ち着かせてあげて緊張や恐怖をだんだんと和らげてあげるように、対人恐怖という防衛機制=警戒心=セーフティガードをだんだんと安全に緩めていき、なくすのではなく有っても気にならない程度まで和らげて行く。という方向性が当方メンタル心理そらくもの雰囲気です。

 

対人恐怖症のはじまりとは?
自分はいつから誰に身構えはじめたか?

少し視野を広げてみると、人間も生きものですから、対人恐怖症は、【生きものとして身を守る本能】と捉えることもできるわけですね。

 

うらをかえせば、ある日ある時に人間という生き物に傷つけれられて、それ以来、人間という生きものに対して身の安全を守り続けている=警戒を続けている心の働きを対人恐怖症というわけです。

 

対人恐怖症のはじまりイラスト

 

さて唐突ですが、【対人恐怖症を感じている赤ちゃん】を、あなたは見たことがありますか?

 

もし対人恐怖症が遺伝的なモノであったり性格的固定的なものであるならば、対人恐怖という心の働きは生まれた直後から始動し始めているはずです。

 

もしそうだとしましたら、生まれたばかりの赤ちゃんは、生まれた直後から周りにいる人間たち=お母さんやお父さんや産婦人科医さんや看護師さんにたいして早速に対人恐怖を感じ始めるはずですね。

 

ですが、どうやら赤ちゃんは、生まれた直後から対人恐怖症=人に対する警戒を感じることは不可能なようです。(ちなみに、私はこどもの出産に二回立ち合いましたが二人とも生まれた直後から今でも私を警戒しているようには思えません。むしろ私をおちょくっているかのようです(^-^;))

 

それどころか、生まれたばかりの赤ちゃんは、自分が誰なのか?ここがどこなのか?すらわからず、ただただエーンエーンと泣くことが精一杯で、周りの人に警戒を感じ自分で自分の身を守ることなどほど遠い状態です。

 

くわえるなら、もしあなたが全然違う時代や全然違う国や全然違う人たちに囲まれて成長していたら、はたして対人恐怖症=人に対する警戒を感じる必要があったのでしょうか?

 

例えば、ハワイやモルディブなど穏やかな気候&穏やかな人柄に囲まれて育っていたら、対人恐怖症=人に対する警戒を感じる必要はなかったのかもしれません。

 

もしそうだとしましたら、対人恐怖症とは、あなたになにか悪いところや劣っているところがあるから生まれてきたわけではなくて、あなたの周りの人たちの言動に反応して生まれてきたわですね。

 

ということは、自分はいつからどの人間にたいして身構えはじめたのだろう?=つまり自分は誰にたいして身構えはじめたのだろう?対人恐怖症という心の働きがいつから始まったのだろう?と捉えていくこと。

 

うらをかえせば、自分はいつどの人間に傷つけられたのだろう?自分はいつから誰にたいしてビクビクと顔色を伺い始めたのたのだろう?と捉えてみることが、対人恐怖症という心の働きが生まれてきたいきさつを知ることになり、対人恐怖症という心の働きを解きほぐし緩めていくための大きなヒントとなるだろうと私は思っています。

(関連:アダルトチルドレンについて知ってみる。

 

そして、【対人恐怖症という心の働きがいつから始まったのだろう?】という大切なテーマをあなたと私の二人で大切に捉えていく作業を心理カウンセリングと言いまして、【対人恐怖症という防衛機制=警戒心=セーフティガード】をあなたと私の二人のチームワークで安全に落ち着かせ和らげ緩めていく作業を心理セラピーと言います。

 

あなたが今より安心して心地良く過ごしてせるようになっていきたい!と願ってくださった時、その大切な願いをあなたと私で叶え始めていくお手伝いをさせて頂けますと私はとても嬉しいです。

©2012-メンタル心理そらくも
-- 11時09分--

無気力とは怠け者じゃない!悪くない!

無気力は充電が必要ということです。
心理カウンセラーが例え話で解説しています。

無気力な状態を説明している女性のイラスト

 

無気力という心理状態は、私もサラリーマン時代によく感じていた心理状態です。

 

仕事中に感じるときもありましたが、

ゆっくりすごしていいはずの休日の自宅でもなぜか無気力を感じてしまい、

どこにも出かけたくない…

とにかく静かにしていたい…

と、貴重な休日をダラダラゴロゴロとすごしてしまっていました。

 

そのくせあとになって、「もっとこうしておけばよかった…」と、

休日の過ごし方に後悔を感じてしまう…

こんな日々を送っていたことを今でも覚えています。

 

この記事は、心理カウンセラーである私=寺井啓二自身の実体験をもとに、『無気力な心理状態』を面白おかしく解説しています。

 

無気力だけど心は活発。

さて、無気力とはたしかに嫌な心理状態です。

ですが、嫌がっているだけでは進展は望めませんので、すこしクールに無気力という心理状態を観察してみましょう。

 

無気力という心理状態について当時の私が感じていたのは、100%何もしないでいたい!というわけでもない。ということです。

どういうことかと言いますと、確かに、なにもしないで静かにしていたい。という気持ちもあるのですが、同時に、ほんとはいろいろ活動したい。という気持ちもゼロじゃない。ということです。

それは、「頑としてなにもしたくない!なんとしても怠けていたい!」というより、

「なにかしたいのだけれどとても慎重なので優柔不断になってしまう…」と感じていました。

 

確かに、無気力と聞くと、世の中では怠け者や弱虫みたいに安直に誤解しがちですが、

私が感じたのは、私の心のなかに巡るふたつの自分の想いです。

 

ひとつは、
【ソワソワやドキドキや不安や焦りをただじっと我慢し続けるのは苦しいので、いろいろ活動してすっきりしてきたいと願う自分の気持ち…】

もうひとつは、
【いろいろ活動してかえって失敗したりして今より状況が苦しくなってしまうことはなんとしても避けて、安全に現状維持をしていたいと願う自分の気持ち…

 

男性が葛藤しているイラスト

 

政治の世界や会社なんかでも、改革派と保守派みたいな役割分担があります。

 

同じように自分の心のなかにも、新たな活動を起こして心を心地よくしていきたい改革派と新たな活動は避けて心を現状維持していたい保守派と、ふたつの想いがグルグルソワソワドキドキと葛藤を続けている。

無気力という心理状態を私なりに捉えた時、このような印象を私は感じました。

 

無気力とは、なにもできないのではなくなにもしないでいたい。

私は、私自身の内面に関心を振り向けることで、【期待や焦りといった行動的な気持ち=改革的なわたし】と【不安や恐れさといった慎重な気持ち=保守派的なわたし】のふたつの想いを感じ取っていました。

 

うらをかえせば、行動的なわたしにも慎重なわたしにも、どちらのもわたしにもそれぞれ言い分があり。

行動的なわたしと慎重なわたしと、それぞれのわたしたちの主張が、国会や議会のようにグルグルソワソワドキドキと繰り返されているんだなと感じました。

 

いわば、私の心が国会議事堂や会議室だとしたら、私の心=国会議事堂や会議室で、行動的なわたしと慎重なわたしがそれぞれの意見を主張し活発に議論している。

この状態が迷っている&葛藤しているという状態で、そんな白熱した議論、迷いと葛藤が長い時間にわたって白熱すればするほど、エネルギーもたくさん消耗します。

なので、結果、議論=迷いと葛藤が白熱すればするほどエネルギーを消費してしまい、エネルギー不足=無気力という状態になっている。

こんな風に私は感じました。

 

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自分が責めあう様子を説明しているイラスト

 

無気力は全力で迷った結果。

上記のように、無気力という心理状態を目に見える外側の状況だけ捉えれば、布団にもぐっているだけ…だったボーっとしているだけ…と、なにか怠け者のようなに誤解しがちです。

ですが、目に見えない内面の感情や心理を捉えていくことで、心のなかでは迷いや葛藤というエネルギッシュな心の働きがグルグルソワソワドキドキとフル回転している。

そのぶん心のエネルギーをたくさん消耗している。ということに私は気づいていきました。

 

当然のことですが、心の専門家ではない周りの人たち、家族や友人や同僚や上司さんといった人たちには、このような私の心の状態がわかるはずもありません。

なので、懸命に迷ったり葛藤している自分の心の状態を、周りの人たちがなかなか気づけなかったのも今では納得がいきます。

 

さて、なにはともあれ間違いないのは、どうしよう?どうしよう?と心が全力で迷ってくれいるからこそ、たくさんの心的エネルギーを消費している。ということです。

なので、無気力という心理状態は、外側から見たら何もしていませんが、目に見えない心のなかでは全力で迷い葛藤を感じている。=心のエネルギーをたくさん使っている。ということだと私は思っています。

 

無気力状態はエネルギー枯渇。

例えば、携帯電話も目に見えないアプリを使ってたくさん働けば働くほど、そのぶん電池が消費され電池切れになってしまいます。

自動車も目に見えない動力をたくさん使えば使うほど、そのぶんガソリンが消費されガス欠になってしまいます。

それと同じように、
人の心も目に見えない迷いや葛藤を感じれば感じるほど、そのぶん気力が消費され無気力になってしまいます。

 

無気力な状態を説明しているイラスト

 

無気力は怠け者じゃない!悪くない!

さて、ガソリンがなくなって走れない自動車は怠け者なのでしょうか?

ましてや、自動車がガソリンがなくなって走れなくなっている状態は、けっして故障ではありません。

 

人は、周囲と同じように頑張れなかったり耐えられないと、

「自分は怠け者だ!自分が悪い!」と思いがちです。

 

でも、心のエネルギーが枯渇して頑張れないのですから、それは怠けているわけでも悪いわけでもないように私は思います。

ましてや、心のエネルギーがなくなって走れなくなっている無気力状態は、けっして故障ではありません。

 

無気力なのは怠け者じゃありません!悪くもありません!

無気力とは心にエネルギーを充電するサインなのかもしれません。

 

無気力状態の心の充電をお手伝い。

携帯電話や自動車も頻繁に使うものですので、電池の消費やガソリンの燃費がイマイチだと貴重なエネルギーを多く消費してしまいます。

なので、限りあるエネルギーを効率的に使えるよう、携帯電話を設定したり自動車を整備するように、限りある気力を効率的に使えるよう心のコンディションを整えてみるのもひとつのアイデアなのかもしれません。

 

男性と女性が笑っているイラスト

 

今はついつい気を使いすぎて電池切れ=無気力になりがちでも、いつの日か、限りある心的エネルギー=やる気や気力を効率的に使えるように心のコンディションを整えいくお手伝いをさせて頂けると私はとても嬉しく思います。

 

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©2012-メンタル心理そらくも
-- 09時18分--

嫌われる勇気:伝えるは一時の怖さ、隠すのは一生の苦しさ

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。。。なんてことわざがありますね。

自分の知らないことは知らない!と正直にカミングアウトすることは、ことわざの通り、恥ずかしいですし怖いものです。とはいえ、ホントは知らないのに知ったかぶりをしてしまうと、それ以降もズルズルと知ることができないまま、知らないことによって恥をかき続けることになってしまう。

人にバカにされてしまうのではないか?人に失望されてしまうのではないか?人に嫌われてしまうのではないか?という怖さをモヤモヤグルグルと感じるなかで、「知らないことは知らない!教えてください!」と、ありのまま正直にカミングアウトすることは、とても勇気を必要とすることです。そして、このときの「知らないことは知らない!教えてください!」と、ありのまま正直にカミングアウトしようとする勇気を、アドラーの言う【嫌われる勇気】というのだろうなと私は思います。

【嫌われる勇気】を感じるタイミングは、得てして人がついつい目を背けたくなったり、人がついついごまかして逃げてしまいたくなりがちな大切なシーンに感じることが多いものですね。でもだからこそ、【嫌われる勇気】はとても価値のある感情なのでしょうし、実行することで怖さや恥ずかしさといった恐れを和らげてくれて、そのぶん、自分自身の心の自由度をより一層に高めてくれる大きなチャンスでもあるわけですね。

嫌われる勇気を感じているイラスト

嫌われたらどうしようと怖がりながらも、好きな人へ好きだ!と、正直な気持ちを勇気を出して教えてあげられたとき。。。

嫌われたらどうしようと怖がりながらも、嫌なことは嫌だ!と、意地悪な友人に勇気を出して言えたとき。。。

嫌われたらどうしようと怖がりながらも、無理なことは無理だ!と、理不尽に甘えてくる上司や両親に勇気を出して言えたとき。。。

嬉しいときは嬉しいよ。ありがたいときはありがとう。と、いつもそばにいてくれる大切な人に、恥ずかしながら怖がりながらも、正直な気持ちを勇気を出して教えてあげられたとき。。。

相手はどう思うか?相手にどう思われるか?=相手の気持ちはわかりようがないので、【嫌われる勇気】を実行するにはとても怖くて当然なのだけれども、【嫌われる勇気】を実行してみると、少なくとも自分が自分の気持ちに正直になれたことで、自分で自分の心をほっと少しだけ軽くしてあげられるのかもしれません。

やらずに後悔をするよりやって後悔したほうがいい。。。なんて言葉もありますが、なにも言わずに後悔を続けるよりも言って後悔したほうが、未来の自分の荷物を少なくしてあげられるのかもしれませんね。

©2012-メンタル心理そらくも
-- 20時53分--

嫌われる勇気:はじめてのおつかい

この記事は、当方が大切にしている心理療法のひとつ『家族療法と嫌われる勇気』についての当方なりの考え方を説明しています。

 

嫌われる勇気という言葉をご存知ですか?

嫌われる勇気は、家族療法で知られるアドラーの言葉です。

最近、カウンセリング&セラピーを共有させて頂いたクライアントさんからこんな言葉をよく聞かせて頂くようになりました。

さっき寺井さんがお話してくれたことが嫌われる勇気なんですね。

今日のセラピーで実感したことを嫌われる勇気って言うんだな。

くわえて、先日たまたま書店で『嫌われる勇気』という本をチラッと見かけて驚きを感じるともにとても嬉しくもありました。

しばらく前は、一般の方=特に日本人には誤解されやすい価値観だなと私は思っていましたが、こうして日々日常でも耳にするようになって、私はとても嬉しく思っています。

なぜならアドラーのエッセンスが色濃い家族療法は、私が大切にしている心理療法のひとつだからです。

なので、私も大切に感じているアドラーのエッセンスが、こうして徐々に広がっていることが、私はなにより嬉しいわけです。

嫌われる勇気をメタファー=例え話に変換

さて、心のことをわかっていこうとした時に一番最初に肝心なのは、難しい話を難しい理屈で表現してもより小難しくなってますますわかりづらく感じる。という心のしくみを大切にすることですね。

なので、アドラーの心理学=学問を理屈で述べてもより理屈っぽくなってさらにわかりづらく感じるほうが自然なので、わざわざ理屈で繰り返すより、今回は、わかりやすく伝える心理学=例え話=メタファーを用いて嫌われる勇気のエッセンスを感じていきましょう。

嫌われる勇気とは?例えるならはじめてのおつかい

「はじめてのおつかい」というテレビ番組がありますね。

生まれて初めての1人でのおつかいにチャレンジするお子さまを見守りましょう!という番組ですね。

小さなお子さまが泣いたり勘違いしたりしながら自分の力でなんとかしようとし始める=心理的自立の始まりを感じさせてくれる素晴らしい番組だなと私は思いますし、奥さんと二人で夢中になって見入っていますね(^-^)

さて、嫌われる勇気とは、例えるなら「はじめてのおつかい」に出演してくださっている「お母さんの想い」とも言えるのかもしれません。

心のいっぽうではお子さまの成長を願い、心のいっぽうではお子さまの安全を願う。。。

生まれて初めて1人でおつかいに出かけようとするお子さまは、「お母さん怖いよ!」「お母さんと一緒に行く!」「お母さん助けて!」と、必死の想いで悲哀=助けを求めて懸命に安全確保をしようとしてくれますね。

このとき、あぁ。。この子はかわいそう。。わたしはなんてひどいことをしているの。。。と、お母さんは同情で手を差し伸べたくもなりますでしょう。。。。

もし、かわいそう。。。という同情を優先してお母さんが一緒におつかいにいってしまっては、そもそも番組の企画は崩れてしまいます(^-^)

それはそれとして、もしかしたら、ぼくはいつまでお母さんに助けてもらえるのかな?わたしはいつになったらお母さんに信用してもらえるのかな?と、お子さまはお母さんの顔色をずっと伺い続けることにもなりかねませんね。

お子さまがお子さま自身のことよりお母さんのことを優先して気遣いを続ける。。。そしてお母さんがお母さん自身のことよりお子さまのことを優先して気遣いを続ける。。。このような心の模様を共依存といったります。

共依存自体は素晴らしい心の模様のひとつですね。

ひと昔前、三年B組金八先生が「人という字は人が支えあってできていまぁ~す!」と共依存=助け合いの素晴らしさを説いてくださいました。

ですが、注意が必要なのは、共依存とは大前提として自分のことを支えることができている=自立が叶っている時の余力を自分の責任で一時的に相手に振り向ける。ということですね。

もし、お互いが自分のことを支えることができないままに=自立が叶わないままに、お互いが自分のことを後回しにして相手のことを優先し同情を続ければ、いっときのはずの共依存がいつまでも続くことになってしまい、支えきれずに共倒れというとても残念な結果になりかねないわけですね。

嫌われる勇気とは?同情と愛情の狭間で感じる勇気

さて、「はじめてのおつかい」にお話を戻しましょう(^-^)

お子さまがより安心&安全でいよう=お母さまに助けを求めることは、それだけ懸命に生き抜こうとしているわけですので、とても素晴らしいことでもあります。

なので、お子さまは懸命に安全確保=お母さんに助けを求めることができている=お母さまの同情を求めることができる=お母さまに甘えようとしてくれていることは、この時期の小さなお子さまでしたら当然どころか健全な素晴らしい心の模様なわけですね。

なので、小さなお子さまからこのような懸命の悲哀を感じれば、誰だって(わたしもわたしの奥さんも)かわいそう。。。かわいそう。。。と、ついつい助けてあげたくなってしまう=同情してあげたくなってしまうのもとても自然なことでもあります。

とはいえ、番組に出演してくださっているお母さまたちは、このような同情を感じるのと同時に、こころの片隅では、ちょっとまって。。。この子がかわいそう。。。この子がかわいそう。。。と、この子への同情をいつまでも続けると、将来、この子はひとり立ちできず、かえってもっとかわいそうになってしまうかも。。。という愛情も同時に感じてくださっているのかもしれません。

だから。。。

もしかしたら、一時的にこの子に嫌われちゃうかもしれないけど、お互いの未来の(^-^)のために、この子のことはあえてこの子に任せはじめてみたい。。。

もしかしたら、しばらくはこの子に嫌われちゃうかもしれないけど、これからのお互いのよりよい(^-^)な関係のために、今のうちからだんだんとこの子のことはこの子に任せてこの子をもっと信用してあげたい。。。

そして、この子のことをこの子自身が大切にしてくれる様子を、この子と同じように私も一緒にソワソワ&ドキドキしながらそっと見守ってあげたい。。。

例えばこのように、お子さまをかわいそうな子だと決めつけて一方的に助けてあげてしまうより、この子のことを信用して見守ってあげたい!。。。という想いを優先し始めようとすることを、家族療法のアドラーは、嫌われる勇気と表現しているのだろうなと私は思っています。

いわば、同情と愛情の狭間を感じて苦しく想いが揺れたとき、短期的に取り繕う同情を優先することにくわえて、長期的な財産となる愛情を優先しはじめることもそろそろ増やしはじめてみよう!とする成長心理を、嫌われる勇気というのだろうなと私は思っています。

嫌われる勇気とは?大切なあの人のことは私よりあの人自身に任せたい!ということ。

自分の感情は後回しにして、相手の感情をどうこうしてあげようとすることを同情といいます。

自分の感情は自分が責任をもって満たし、相手の感情は相手に任せて相手を信用して相手の成長を見守ろうとすることを愛情といいます。

親子関係に限らず、夫婦関係でも、恋人関係でも、友人関係でも、会社関係でも、ママ友関係でも、いろいろな場面で=嫌われる勇気のチャンスを感じるものなのかもしれませんね。

いわば、二人以上の人間の間柄において、同情=共依存共倒れ傾向にくわえて、愛情=自立共存共栄傾向もだんだんと増やし始めてみようとする勇気を、嫌われる勇気というのだろうなと私は思っています。

とはいえ、日本には古来より、いわなくてもわかるでしょ!なんでまだやってないんだよ!なんでまだこうしてくれないんだよ!フツーはこうしておくでしょ!などなど、気遣い。気をつかう。気が利かせる。など、素早く相手に同情できることを美徳とするかのような文化もあったりしますので、この記事をお読みになって、頭ではわかっても嫌われるのはやっぱり怖いな。。。と感じてくださったとしても、とても自然なことでもあるだろうなとも私は思います。

まぁ、さらにゆるく例えるなら、かわいい子には旅をさせろ。とか、親ライオンは子ライオンをあえて崖から落とす。とか、愛のムチ!みたいな表現もわかりやすいのかもしれませんね(^-^)

短期的には嫌われるかもしれないけど、長期的にはお互いのハッピーを願っている想いを嫌われる勇気というのでしょうね。

なので、嫌われそう=厳しいかな?=相手がかわいそうと感じるからといって、体罰やハラスメントとは次元が違うわけですね(^-^)

ただ、嫌われる勇気=躾や指導や指示という綺麗なパッケージに包み隠して、お前のためだ!あなたのためよ!と、自分の感情を子どもや生徒や部下さんたちに八つ当たりすることを、虐待やハラスメントとも呼ぶのかもしれません。

ともあれ、このホームページのその他のいろいろな記事にも、嫌われる勇気のメタファー=例え話をたくさんちりばめておりますので、いろいろな記事をお読みいただき、当方のカウンセリングサービスへの利用価値を感じてくださるようでしたら、いつの日か当方へとご来訪いただけたとき、記事をお読みいただくより確実に、記事をお読みいただくより安全に、あなたの心の成長と心の自由をもっと大切に育んでいくお手伝いをさせて頂けましたら私も幸いに思います。

©2012-メンタル心理そらくも
-- 21時16分--

ゆらゆら揺れる木、ゆらゆら揺れるこころ

不安で不安で仕方がない。
 
自信がない。
 
ドキドキソワソワすることがあたかも恥ずかしくいけないことのように思っているのかな?
 
確かにドキドキソワソワすることは嫌なことではありますね。
 
でも嫌なことが恥ずかしいこととは限らない。
 
ドキドキソワソワとこころが揺れている。
 
ゆらゆらとこころが揺れている。
 
台風がくればゆらゆらと木が揺れる。
 
もし添え木でガチガチに補強して台風に備えたら木はどうなるのだろう?
 
ある程度までは強風に耐えられるかもしれないが限界を超えればボキッと折れてしまうでしょう。
 
もしありのままの姿で台風に備えたら木はどうなるのだろう?
 
確かにゆらゆら揺れるでしょう。
 
でもゆらゆら揺れていることで強風を受け流して自然と台風も通り過ぎて今まで通り自立できているかもしれません。
 
こころは木のようなもの。
 
なにかで補強して耐えてみても結局は限界に怯えることになるのかもね。
 
自分を何かで隠したり自分を何かで補強して見せても、ああなったらどうしよう?こうなったらどうしよう?って、自分ではどうしようもない周りの目線やリアクションに怯え続けることになるのかもね。
 
でも不安を感じながらも不安な自分に何かをしてあげたり、自信がない自分なりに自分を安心させてあげようとしていると、夢中にゆらゆら揺れながら、いつの間にかホッと安心できているのかもしれません。
 
ゆらゆら揺れることができるということは、それだけ正直で柔らかく自然だということ。
 
不安とは自分を安心させてほしいという願い。
 
自信がないとは自分に安心してほしいという願い。
 
だから不安=自分を安心させてほしい!という自分からの願いに【安心したいよな〜】って自分が応じてあげながらただゆらゆら揺れていると、そんな自分に安心してあげたいって思えてきたりして、自分が自分を安心させて自分が自分に安心できているのかもしれません。
 
そうすると、安心を自給自足できたりして、自分が自分を支えて立たせてあげる=心理的に自立できてしまうのかもしれません。
 
そうすると、自分という味方がいつも自分のそばにいてくれるような安心=自信を生みだすことができちゃったりして、ゆらゆら揺れながらも自然と落ちつけちゃったりしているのかもしれません。
 
柔らかくゆらゆら揺れながら正直に責任をもって夢中でドキドキソワソワしていたら、いつの間にか落ち着いてしまって再びボケっと自分で立てている。
 
そんな木のような柔らかい心でいられたらわたしはとても嬉しいです。

©2012-メンタル心理そらくも
-- 21時26分--