私にできること、できないこと
POINTカウンセラーとは、神さまでも占い師さんでもありません。この記事は、カウンセラーとクライアントの距離感についてのエッセイです。
心理カウンセラーの寺井です。
私は神様ではありませんし、ましてや皆さんのご家族や友人でもありません。
どれだけお力になりたくても、私が松葉づえになってしまっては、みなさんは何度も当方へと来訪することになってしまいます。
私にもできることと、できないことがあります。
私にできるのは、みなさんが自分の力で立ち上がろうとするお気持ちを結果に結び付けていくお手伝いです。
この記事は、心理カウンセラーとして、できること、できないことをまとめています。
はじめに
ある日、あるクライアントさんが教えてくれました…
私は私がキライです…
キライな私なんかのために私が努力するのはイヤなんです…
だからあなたの言うとおりにしますので、キライな私を何とかしてください…
どうなりたいか?なんてありません…
あなたが全部何とかしてください…
そんな時、そのクライアントさんに届けた私の気持ちを乗せたポエムです。
私にできること、できないこと。
私は あなたの助けになりたいと願っています。
でも私にできる助けはあなたを救うことではありません。
私にできる助けは、あなたがあなたを救おうとすることを手助けすることです。
私は あなたが重い荷物を背負って行先に迷っていたとき、 あなたの代わりに全部の荷物を持ってあげる事はできません。
でも あなたが重い荷物を持って歩き始めてみようかな?と思えるようになれるまで、隣でたたずみ じっと待つことはとても嬉しいことです。
そして あなたが重い荷物を持って歩き始めてみようかな?と思ったとき、協力して重い荷物を一緒に持って、二人で歩いていくことはとても嬉しいことです。
私は あなたが行き先に迷ったとき、 あなたの代わりにあなたの行先を決めることはできません。
でも あなたが行先を探してみたいなぁ?と思えるようになれるまで、隣でたたずみ じっと待つことはとても嬉しいことです。
そして私はあなたがより良い行先を探すのに とても役立つ地図を持っていると思います。
だから私と一緒に地図を見て、話して、迷って、泣いて、 笑って、探して、不安になって、 探していることに夢中になって、 遠回しているかのように思えて、 気がつけば案外早く到着していた。
そんな風になれたらいいですね。
そんな助けに 私はなりたい…
そらくもより
なお、本記事に関する関連情報は、以下のページにまとめていますので紹介します。
関連情報まとめページ
以上、「私にできること、できないこと」という記事でした。