実施できるカウンセリング技法・心理療法の説明

メンタル心理そらくもで実施できるカウンセリング技法・心理療法を紹介しているイメージ

このページは、メンタル心理そらくもで実施できるカウンセリング技法・心理療法について解説しています。

なお、「ご利用者さまの評判・クチコミ」は以下のページで確認できます。

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実施できるカウンセリング技法・心理療法の一覧

世の中には、「カウンセリング技法」や「心理療法」が数多くあります。

その中で、メンタル心理そらくもで実施できるものは以下の7つです。

但し、クライアントの安全を確保するため、対面カウンセリングでは行えますが、オンラインカウンセリングでは行えないものもあります。

行えるものは「」、行えないものは「×」で表記しています。

心理療法 対面 オン
ライン
NLPカウンセリング
一部
来談者中心療法
家族療法
ゲシュタルト療法
エリクソン催眠療法
(ヒプノセラピー)
×
インナーチャイルドセラピー
(退行催眠)
×
EFT
(感情解放テクニック)
×

それでは、以下に詳しく説明していきます。

 

①NLPカウンセリング

NLPカウンセリングを表すイメージ

NLPカウンセリング」は、「NLP心理学」に基づく心理カウンセリング技法です。

「NLP心理学」は、アメリカの「リチャード・バンドラー」と「ジョン・グリンダー」によって開発された心理学です。

Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の略称で、Neuroは「神経」、Linguisticは「言語」、Programing「思考パターン」を意味し、別名「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれる最新の心理学です。

NLP心理学は、心理学の世界で「天才セラピスト」と呼ばれていた3人、エリクソン催眠療法の「ミルトン・エリクソン」、家族療法の「ヴァージニア・サティア」、ゲシュタルト療法の「フレデリック・パールズ」を参考に開発されました。

NLPとは、Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の略称で、別名「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれる最新の心理学です。1970年初頭、心理学部の生徒であり数学者だったリチャード・バンドラーと言語学の助教授ジョン・グリンダーによって開発された心理学であり、言語学であり、心理療法です。

引用元:NLPとは?「脳と心の取扱説明書」

人には、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、身体感覚(触覚)の五感があり、五感に刺激を受けることで感情が生まれ、感情を表現し解放することで癒しが生まれます。

カウンセリングとは、カウンセラーと対話をすることで感情を表現し解放する作業ですが、クライアントの中には、話すこと&聞くことが苦手なクライアントもいます。

このような対話が苦手なクライアントの場合、来談者中心療法など、対話を重ねるカウンセリングのみでは話すこともままならず、聞き取りもうまくいかず、クライアントとのカウンセリングが成立しない場合があります。

「NLPカウンセリング」は、このような状況において有効な心理カウンセリング技法で、以下の説明の通り、話したり聞いたりすることに加え、ホワイトボードにイラストを描いてカウンセリングを行ったり、ジェスチャーを多用するなど体を動かすことでもカウンセリングを行います。

NLPとは、Neuro(神経・五感)、Linguistic(言語)Programming(プログラミング)の略。心にダメージを与えたり、未来を塞いでしまうような過去のプログラミングを組み換えて、より可能性を生かすような行動へと結びつける心理療法。

引用元:セラピーの種類>NLP

このように「NLPカウンセリング」は、一定の場所で座り続ける「来談者中心療法」とは異なり、対話のみに限定せず、椅子を使った「ポジションチェンジ」や、歩きながら整理する「タイムライン」など、実際に動いたりしながら五感全体を使ってカウンセリングを行うことで、「対話が苦手なクライアントとのカウンセリング」に大きな効果を発揮します。

POINT

  • NLPカウンセリングは、対面カウンセリングでは全面的に取り入れ、オンラインカウンセリングでは可能な範囲で取り入れていきます。

 

②来談者中心療法

来談者中心療法を表すイメージ

来談者中心療法」は、アメリカの臨床心理学者「カール・ロジャーズ」によって創始された心理療法です。

「来談者中心療法」は、日本においてもっとも一般的な心理カウンセリング技法です。

そのぶん、「来談者中心療法」のみを行うカウンセラーも多くおり、一説では、日本におけるカウンセラーの70%近くは「来談者中心療法」のみを行っているとも言われています。

よって、日本おける「カウンセリング」とは、この「来談者中心療法」を指す場合が多く、特に、オンラインカウンセリングにおいては、そのほとんどが来談者中心療法に限られていると言っても過言ではありません。

来談者中心療法(らいだんしゃちゅうしんりょうほう)は、臨床心理学者ロジャーズによって創始された心理療法です。来談者中心療法ではカウンセラーがクライエントに対して「ああしなさい」「こうしなさい」と指示することはありません。カウンセラーとクライエントは対等の立場に立ち、クライエントの問題をカウンセラーが分析や解釈や指導をせずに共感的に理解していきます。

引用元:来談者中心療法>概論

「来談者中心療法」は、「非指示的療法」「傾聴式カウンセリング」と呼ばれる通り、カウンセラーから来談者=クライアントへと「ああしなさい」「こうしなさい」と指示することはありません。

むしろ、来談者=クライアントの話を徹底的に聴くカウンセリング技法であり、クライアントの話を遮ることなく、クライントの話に対して「うん…うん…そっか…そうなんですね…」と徹底して共感的な理解を示し続けるカウンセリング技法です。

ですが、上記の説明にも「クライエントの問題をカウンセラーが分析や解釈や指導をせずに…」とある通り、クライアントからは、「アドバイスをしてくれない…」「ただ聞いてくれるだけ…」といった印象に感じる場合も多く、特に、対話が苦手なクライアントにとっては、沈黙ばかりが続いてしまい苦痛に感じる場合があります。

また、「自分が何に悩んでいるのか?どうしてこの症状を感じることになったのか?」など、悩みのメカニズムには一切触れないため、自己理解を深めることを目的としているクライアントにとっては物足りない場合があります。

ですので、「来談者中心療法」を利用する場合は、上記のような意味合いを理解したうえで利用する必要があります。

反対に言えば、日頃、「自分の話を誰にも聞いてもらえない…」「自分の話をとにかく聞いてほしい!」「とにかくたくさん話したい!」など、自己理解を深めることよりも、シンプルに話したい、シンプルに話を聞いてほしいと感じている方にとっては、とても大きな効果を発揮します。

POINT

  • 来談者中心療法は、対面カウンセリングでも、オンラインカウンセリングでも、全面的に取り入れていきます

 

③家族療法

家族療法を表すイメージ

家族療法」は、1950年代に欧米で発展し、1970年代後半から日本でも広がりをみせてきた心理療法です。

また、家族療法の創始者の1人とされる「ヴァージニア・サティア」は、「NLP心理学」のモデルとなっています。

家族療法には、「①個人が抱える症状や問題は、家族の中で生み出され、家族間の関係性などに影響を受けていると捉える」「②個人が抱える症状や問題には、長い時間を経た経緯があると捉える」という大きな特徴が2つあります。

前述の「来談者中心療法」や「認知療法」や「行動療法」などは、あくまで個人の症状&問題は個人の中に閉じ込めて捉えますが、家族療法は、「個人の症状&問題は、家族との関りの中から生まれたものであり、家族間の感情のやり取りが連鎖した結果である」と捉えます。

家族療法は、1950年代に欧米で発展し、1970年代後半から日本でも広がりをみせてきた治療法です。家族療法は、精神医学的症状や問題に対し個人レベルで介入する認知療法や行動療法などの精神療法とは2つの点で大きく異なります。1点目として、家族療法では家族システムの中で症状や問題を理解することがあげられます。…(中略)…2点目として、原因と結果を直線的因果律ではなく円環的因果律で理解しようとする点があげられます。

引用元:いまこそ、家族療法を

このように、家族療法は、「人と人との間で生まれる感情のやりとりストローク)」に注目することで、「心の悩みのメカニズム」を正確に捉えることができる心理療法です。

例えば、「中学生の子供が不登校に陥った原因は、学校のいじめだけではなく、小学生の頃に父親の暴力を受けた際に負ったトラウマも影響しているから…」や「母親が子育てにイライラしてしまう原因は、子供が言うことを聞かないからだけではなく、自分が子どもの頃に母親にイライラされていた経験が影響しているから…」など、個人の症状&問題には「直近の体験=きっかけ」と「過去の体験=根本原因」が両方作用していると捉えます。

このような、家族関係に注目する家族療法は、「アダルトチルドレン」や「世代間連鎖」といった概念へとつながり、「生きづらさの根本原因を見つけ、生きづらさの根本解決を果たす」ために大きな効果を発揮します。

POINT

  • 家族療法は、対面カウンセリングでも、オンラインカウンセリングでも、全面的に取り入れていきます。

 

④ゲシュタルト療法

ゲシュタルト療法を表すイメージ

ゲシュタルト療法」は、ユダヤ人の精神科医、「フレデリック・パールズ」とその妻のローラにより始められました。

また、ゲシュタルト療法の創始者である「フレデリック・パールズ」は、「NLP心理学」のモデルとなっています。

ゲシュタルト療法は、未完結な問題や悩みに対して、再体験を通しての「今ここ」での「気づき」を得る心理療法です。ドイツ出身で後にアメリカで活躍した精神分析医フリッツ・パールズとゲシュタルト心理学者ローラ・パールズによって創られました。ゲシュタルトとは、ドイツ語で「かたち」「全体性」という意味です。そして、ゲシュタルト心理学では、人間は外部の世界をバラバラな寄せ集めではなく、意味のある一つの「まとまった全体像」として認識すると考えます。

引用元:「今ここ」での「気づき」を得る「ゲシュタルト療法」とは

ゲシュタルト療法の大きな特徴は、「今ここ」と「気づき」のふたつです。

ゲシュタルト療法は、未完結な問題や悩みを振り返りることで、「今ここ」での「気づき」を得て、自らの成長を促す心理療法です。

例えば、幼少期、親から暴力を受けたことで「トラウマ」を抱えている人は、人間不信とも言え、人間関係に悩みを感じやすくなります。

そこで、「親から暴力を受けたことで人間関係に悩んでしまう…」という理屈は確かに正しいのですが、その出来事をカウンセリングで話し続けたところで、残念ながら問題は解決はしません。

「考えるより感じる…」という言葉通り、ゲシュタルト療法は、「自分の周りで起きている出来事」ではなく、「今ここで、気づいている自分の感情」に注目していきます。

よって、ゲシュタルト療法では、「子供時代、親から暴力を受けたことで、今でも怖がり続けている自分の気持ちに、今ここでようやく気づくことができた自分がいる」「だからこれから、今でも怖がり続けている自分の気持ちを自分で癒すことで問題の解決を始めたい」と捉えます。

このとき、「今でも怖がり続けている自分の気持ち」を「未完の感情」とよび、「今でも怖がり続けている自分の気持ちを自分で癒すことで問題を解決する」ことを「未完の完結」と呼びます。

また、「未完の感情」を捉えやすくした工夫が「インナーチャイルド」であり、「未完の完結」を果たす作業を「インナーチャイルドセラピー(退行催眠)」と言います。

納得がいかない思いは、行き場がなくて、心のどこかにモヤモヤしたまま残ってしまいます。いわば出口がなくて迷子になってしまった感情。これを「未完の感情」と呼びます。

引用元:「未完の感情」が、ぐるぐる思考を生む

未完の完結:ゲシュタルト療法では、「過去の未完の出来事は、ゲシュタルトとして完成されていないモヤモヤとして残っていて(「抑圧」という精神分析用語は用いられない)それを意識化させ、完結することで症状は無くなる、という。フロイトは、「抑圧した過去を知る」ことで症状がよくなると言った。

引用元:ゲシュタルト療法の怖い体験(2)「未完」とは完結するのか?

このように、どれだけ昔の感情であったとしても、今も感じ続けていることに気づき、今からでも認め解放することによって、人は癒しを感じたり落ち着いたり成長できるとゲシュタルト療法では捉えます。

そして、ゲシュタルト療法の概念のもと、「未完の感情」に気づき、「未完の完結」を果たすことで、さまざま生きづらさの根本解決が可能となります。

よって、ゲシュタルト療法は、「今、自分が感じている生きづらさに、過去の辛い体験が影響していることを認め、今から自分で解決していきたい!」と願っている方には、とても有効な心理療法です。

POINT

  • ゲシュタルト療法は、対面カウンセリングでも、オンラインカウンセリングでも、全面的に取り入れていきます。

また、「未完の感情とは何か?」「未完の完結とは何か?」については、以下の記事で詳しく解説しています。

 

⑤エリクソン催眠療法(ヒプノセラピー)

エリクソン催眠療法(ヒプノセラピー)を表すイメージ

エリクソン催眠療法(ヒプノセラピー)は、アメリカの「ミルトン・エリクソン」によって生み出された「目を閉じつつリラックスをしながら感情を解放する心理療法」です。

「ミルトン・エリクソン氏」の影響は、「エリクソン催眠療法」を始め「ヒプノセラピー」「NLP心理学」「解決志向ブリーフセラピー(短期療法)」など、現代においても発展し続けている様々な心理療法のモデルとなっています。

人の心は、自分が意図して働かせる「意識(顕在意識)」と、自分の意図とは無関係に働く「無意識(潜在意識)」の2つがあり、「意識」は主に「理性」などと呼ばれ、感情は「無意識」の影響を受けています。

以下の通り、エリクソン催眠療法(ヒプノセラピー)は、無意識=感情に注目していく心理療法です。

ミルトン・エリクソンは無意識を「長い年月の後で呼び出しうる記憶や技術の宝庫」であると肯定的にとらえ、無意識を信頼していました。催眠は無意識に直接働きかけるツールであり、無意識への入り口である、ということです。

引用元:天才催眠療法家ミルトン・エリクソンの英知 (2)〜無意識を信頼する

ヒプノセラピー(催眠療法)とは、ユングやフロイトの提唱した深層心理学を根源とし、催眠状態を利用して潜在意識に働きかけ、心理的な問題(=悩み)や心因的な症状を改善する心理療法です。

引用元:ヒプノセラピー基礎知識

人は、感情を解放することで癒しを感じることができます。

ですが、悩みを抱えているクライアントは、人間関係において感情を解放することに苦手意識=「防衛機制」を強く感じている場合が多く、無意識に感情を我慢してしまいストレスを抱えています。

この場合、来談者中心療法など、カウンセラーと向き合い対話する形のカウンセリングでは、カウンセラーも「人」である以上、クライアントはカウンセラーに対しても「防衛機制」を強く感じてしまい、カウンセラーに対しても感情を解放できず、クライアントがかえってストレスを抱えてしまう場合があります。

防衛機制(ぼうえいきせい、英: defence mechanism)とは、受け入れがたい状況、または潜在的な危険な状況に晒された時に、それによる不安を軽減しようとする無意識的な心理的メカニズムである。

引用元:防衛機制

エリクソン催眠療法(ヒプノセラピー)は、このような状況にこそ有効な心理療法で、目を閉じてカウンセラーを視界に入れないことで、カウンセラーへの防衛機制を和らげつつ、「クライアントの感情の解放の手助け」として大きな効果を発揮します。

POINT

  • 但し、クライアントさまの安全を確保するため、エリクソン催眠療法は対面カウンセリングのみで行い、オンラインカウンセリングでは行いません。

 

⑥インナーチャイルドセラピー(退行催眠)

インナーチャイルドセラピー(退行催眠)を表しているイメージ

インナーチャイルドセラピー(退行催眠)」は、エリクソン催眠療法(ヒプノセラピー)をベースに行う心理療法です。

インナーチャイルドセラピーは「退行催眠」とも呼ばれ、以下の説明の通り、幼少期、親との関係で傷ついた感情や、学校でいじめにあって傷ついた感情など、「幼少期のトラウマ(心的外傷)」の治癒のために用います。

インナーチャイルド・セラピーは、まさにこの「未完の完結」作業を応用したものです。…(中略)…未完の感情をそのまま引きずるのではなく、「今ここ」で完結(終わらせ、創り直す)ことが、インナーチャイルド・セラピーです。

引用元:インナーチャイルド・セラピー

心的外傷(しんてきがいしょう、英語: psychological trauma、トラウマ)とは、外的内的要因による肉体的及び精神的な衝撃(外傷的出来事)を受けた事で、長い間それにとらわれてしまう状態で、また否定的な影響を持っていることを指す。

引用元:心的外傷

インナーチャイルドセラピーは、目を閉じることで「防衛機制」を和らげつつ、「幼少期のトラウマ(心的外傷)」を「インナーチャイルド」というイメージ置き換えて認識していきます。

そうすることで、幼少期の感情をイメージで捉えることができ、言葉だけではなく、涙、体感、動き、イメージなど五感全体で、臨場感をもっての感情を発散・解放することが可能となり、トラウマの治癒を短期間で行うことができます。

また、インナーチャイルドセラピーは、インナーチャイルドセラピストという専門家の誘導によって安全を確保できるため、「心的外傷(トラウマ)」と呼ばれるとても大きな感情であっても、安全に発散・解放することができます。

このように、インナーチャイルドセラピーは、主に「アダルトチルドレンの回復過程」に用いられ、「アダルトチルドレンの克服」に大きな効果を発揮します。

POINT

  • 但し、クライアントさまの安全を確保するため、インナーチャイルドセラピーは、対面カウンセリングのみで行い、オンラインカウンセリングでは行いません。

また、「インナーチャイルドセラピー(退行催眠)」については、以下の記事で詳しく説明しています。

 

⑦EFT(感情解放テクニック)

EFT(感情解放テクニック)を表しているイメージ

EFT(感情解放テクニック)」は、アメリカの「ギャリー・クレイグ」によって生み出された「感情を解放し癒しを生み出す心理療法」です。

Emotional Freedom Technique(エモーショナル・フリーダム・テクニック)の頭文字を取ったもので、Emotionalは「感情」、Freedom「解放」、Technique「技術」を意味し、「イーエフティー」と発音し、日本語では「感情解放テクニック」と訳されます。

EFT(Emotional Freedom Techniques)は、中国医学の鍼治療、神経言語プログラミング、エネルギー療法、中国医学・アプライドキネシオロジーを取り入れた思考場療法(TFT)などの代替医学・民間セラピー・自己啓発法の様々な理論を取り入れた非主流科学のセラピー、カウンセリングの介入の一形態である。鍼治療で鍼を刺す経穴をタッピングして行う。

引用元:EFT

EFT(感情解放テクニック)は、解決したい問題に意識を集中させながら、顔や胸、手などのいくつかの主要な経路のツボを指で複数回トントンと叩くことで、ブロックされたエネルギー(気)を解除していきます。それにより、トラウマや、不快な記憶、身体症状、ストレス、ネガティブな感情を、早いスピードで解放することができます。経絡を刺激していくため、別名「針を使わない感情の鍼治療」とも言われています。

引用元:EFTとは

人は、感情を我慢することでストレスを感じ、感情を解放することで癒しを感じることができます。

ですが、抱えている感情の中には、「心的外傷(トラウマ)」と呼ばれるとても大きな感情もあります。

この場合、来談者中心療法など、カウンセラーと向き合い対話する形のカウンセリングでは、自分の感情を解放しようとする意思と、自分の感情を隠して守ろうとする防衛機制が葛藤し、クライアントがかえって苦しくなってしまう場合があります。

「EFT(感情解放テクニック)」は、このような状況にこそ有効な心理療法で、上記の説明の通り、鍼灸に用いるツボを軽くマッサージすることで「防衛機制」を和らげつつ、「クライアントの感情解放を安全性と確実性」に大きな効果を発揮します。

POINT

  • 但し、クライアントさまの安全を確保するため、EFT(感情解放テクニック)は、対面カウンセリングのみで行い、オンラインカウンセリングでは行いません。

 

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なお、本記事に関する関連情報は、以下のページでもまとめていますのであわせて紹介します。

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以上、「実施できるカウンセリング技法・心理療法の説明」でした。

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