POINT就活で親がわかってくれない!と感じる辛さは、「親への不満」「親への反抗」「親からの自立」のサインです。
心理カウンセラーの寺井です。
「就活で自分の気持ちを親がなかなかわかってくれない…」
「就活で親からのプレッシャーがストレスで辛い…」
このような辛い気持ちを抱えている就活生の方々がいらっしゃるかもしれません。
親がプレッシャーを掛けてくるのは、あくまで自分の将来を心配をしてくれているからこそであることは頭ではわかっていても、親からのプレッシャーが大きなストレスとなり、とても辛い心理状態に陥ってしまう…
そんな辛い心理状態からの好転をはかるには、今現在の親子関係を、心理学に沿って客観的に見つめなおしてみるのも、ひとつのアイデアなのかもしれません。
この記事は、「就活で親からのプレッシャーがストレスで辛いと感じたときの考え方」「就職活動の辛さに隠された心理的な意味」など、就活で親がわかってくれない!と感じる就活生向けの記事をまとめています。
就活で親からのプレッシャーがストレスで辛いと感じたときの考え方
就活で親からのプレッシャーがストレスで辛いと感じたときの考え方として、まずはじめに大切なのは、そもそも、子供の就活に対して親が思い描く「親の望み」と、子供が思い描く「子供の望み」と、「親」と「子」それぞれの望みがあることに改めて気づくことです。
そして、子供の就活に対する「親の望み」は、あくまで「親の持ち物」であって「子供の持ち物」ではありません。
つまり、親の望みを叶える責任者は子供ではなく親自身です。
なので、就活において親の望みを叶えられなかったとしても、それは「親不孝」には当たりません。
自分の望みに沿った就職をすることが「親孝行」
もとより、人間の親子関係において、親は子供の成長を望み喜ぶものです。
よって、子供が「自分の望みに沿った就職」をし、生き生きとした人生を送ることは、親にとっても幸せなことであるはずです。
なので、もしあなたが、就活で親からのプレッシャーがストレスで辛いと感じているようでしたら、「親からのプレッシャーに負けてどんよりとした気持ちで人生を送るより、自分の望みに沿った就職をして生き生きとした人生を送りたい!」と願い、「親からのプレッシャーを無視することは、決して“親不孝”にはならない!」と考えてみるのも、ひとつのアイデアなのかもしれません。
続きは、以下の記事で詳しく説明しています。
就職活動の辛さは「自立の証」
就職活動中の就活生が、不安、葛藤、ストレスを抱えているのと同じように、親御さんも、「子供の就活がとても辛いと感じる…」など、不安、葛藤、ストレスを抱えているものです。
そして、親は子供を心配するからこそ、「ああすればいい!こうすればいい!」と口出しをしすぎてしまい、子供はかえってストレスを抱え、就活が上手くいかなくなってしまいます。
このような悪循環を好転するための大切なポイントとして、「子供の就職活動における親の役割」と「子供の就職活動に伴う親子関係の変化」について理解を深めてみるのも、ひとつのアイデアなのかもしれません。
就職活動の辛さは「親子関係の最大の試練」
心理学では、「人間の子供は、自立の苦しみを経験する機会が人生に3回ある…」と捉えています。
一回目は、2歳から3歳の「第一反抗期」、二回目は、12歳前後から始まる「思春期」と呼ばれる「第二反抗期」、そして、三回目が20歳前後から始まる「就職活動期」です。
このように、就職活動期は、「経済面での親への依存、心理面での親への依存」を卒業し、自分の力で生きていこうとする最後の自立期です。
よって、就職活動とは、子供にとっても親にとっても「親子関係における最大の試練」と言えますので、子供が就職活動に大きなプレッシャーやストレスを感じたり、親が子供の就職活動がつらいと感じるのは、ある意味、健全な親子関係の進展を意味するサインであり、「親離れ・子離れ」=「親も子もそれぞれ自立をしようとしている証」とも言えます。
続きは、以下の記事で詳しく説明しています。
まとめ
さいごに、本記事の重要ポイントをまとめます。
POINT
- 親の望みを叶える責任者は子供ではないので、親の望みを叶えられなくても「親不孝」には当たらない。
- 自分の望みに沿った就職をして生き生きと生きることが「親孝行」
- 親は子供を心配するからこそ「過干渉」になってしまう
- 就職活動がつらいと感じるのは「親離れ・子離れ」を表わす健全なサイン
なお、本記事に関する関連情報は、以下のページにまとめていますので紹介します。
関連情報まとめページ
以上、「就活で親がわかってくれない!と感じる就活生向けのまとめ記事」というでした。