POINT
インナーチャイルドとは、「傷ついたままの子どもの頃の自分のイメージ」を意味し、傷ついたままのインナーチャイルドは、様々な「生きづらさ」を引き起こします。ですが、「インナーチャイルドを癒す」ことで「生きづらさを解消」することは可能です。
心理カウンセラーの寺井です。
「インナーチャイルド(Innner Child)」とは、スイスの心理学者「カール・ユング」が提唱した「概念」で、直訳すると「内なる子ども」という意味であり、具体的には「傷ついたまま自分の心に取り残さている子どもの頃の自分のイメージ」を意味します。
心理学では、「幼少期の体験は『人格形成』に多大な影響を与える」と考えられており、とくに幼少期に「心の傷(トラウマ)」を負った場合、大人になって「精神疾患、否定的自己概念、偏った人間関係、仕事・恋愛・結婚・子育てがうまくいかない」などの「生きづらさ」を感じる場合があると考えられています。
このように、心理学における「インナーチャイルド」とは、「幼少期に負ったトラウマ(心の傷)」を始めとする「生きづらさの原因」を意味し、「インナーチャイルド」という「概念」が生まれたことで、「幼少期に負ったトラウマ(心の傷)を自分で癒し、生きづらさを自分で解消する」ことが可能になりました。
また、「子どもの頃の傷ついた自分のイメージ(生きづらさの原因)」を「インナーチャイルド」という「イメージ」に置き換え、「インナーチャイルドを癒すことで生きづらさを根本的に解消する心理療法」を、「インナーチャイルドセラピー(退行催眠)」と言います。
そして、「インナーチャイルドを癒す」ことは「本当の自分を取り戻す」とも言われ、「自己イメージ・人間関係・仕事・恋愛・結婚・子育て」に「様々なプラスの変化」をもたらします。
このように、「インナーチャイルド」は「トラウマケア(アダルトチルドレンの克服、生きづらさの解消)」において「重要な役割」を果たしています。
この記事は、インナーチャイルドに関する記事をまとめています。
インナーチャイルドとは何か?
心理学における「インナーチャイルド」とは、「幼少期に負ったトラウマ(心の傷)」や「幼少期に満たされなかった気持ち」や「幼少期に身に付けた思考・行動パターン」を指します。
「三つ子の魂百まで」という諺があるように、心理学では「幼少期の体験は『人格形成』に多大な影響を与える」と考えられており、とくに幼少期に「心の傷(トラウマ)」を負った場合、大人になって「精神疾患、否定的自己概念、偏った人間関係、仕事・恋愛・結婚・子育てがうまくいかない」などの「生きづらさ」を感じる場合があると考えられています。
子ども時代に体験したトラウマは、…(中略)…日々の生活や仕事、恋愛など多岐に渡ってあらゆる方面に長く影響を残します。なおかつ意図せずにトラウマを経験した年齢が通常よりも若く発達段階の早期であればあるほど、人生に与える影響は広く深いものになります。
引用元:トラウマが人生に与える影響とは
このとき、「生きづらさを解消する」ために思い描く「傷ついたままの子どもの頃の自分のイメージ」を「インナーチャイルド」と言い、「インナーチャイルド」という「概念」が生まれたことで、「幼少期に負ったトラウマ(心の傷)を自分で癒し、生きづらさを自分で解消する」ことが可能になりました。
このように、「インナーチャイルド」は「トラウマケア(アダルトチルドレンの克服)」において「重要な役割」を果たしています。
それでは、「インナーチャイルドとは何か?」について、以下に詳しく解説していきます。
インナーチャイルドの意味
「インナーチャイルド(Innner Child)」とは、直訳すると「内なる子ども」という意味で、具体的には「傷ついたまま自分の心に取り残さている子どもの頃の自分のイメージ」を意味します。
このように、「インナーチャイルド」とは「『幼少期のトラウマ』によって引き起こされる『生きづらさ』を解消するために必要な考え方」を意味する言葉であり、主に「トラウマケア(アダルトチルドレンの克服)」を目的として「心理学・心理カウンセリング・心理セラピー」で用いられる言葉です。
インナーチャイルドの起源
心理学における「インナーチャイルド」という概念は、スイスの心理学者「カール・ユング」が提唱した「内なる子ども」という考え方に基づいています。
「カール・ユング」は、「『交流分析』という心理学にある『三つの心(自我)』のうちの『チャイルド』」という概念」を進化させることで、「インナーチャイルド」という概念を考え出したと言われています。
1970年代に入り、アメリカのセラピスト「ジョン・ブラッドショー」が、「インナーチャイルド-本当のあなたを取り戻す方法」という著書の中で「インナーチャイルド」という概念を使い始めたことによってアメリカでも広く知られるようになり、1980年代に入ると日本でも知られるようになりました。
「インナーチャイルド」と「アダルトチルドレン」の違い
「アダルトチルドレン」とは、子どもの頃に「親や家族との関り」のなかで負った「心の傷(トラウマ)」が原因で、大人になっても「生きづらさ」を感じている人を指します。
よって、「『インナーチャイルド』と『アダルトチルドレン』の違い」は以下のようになります。
POINT
- 「インナーチャイルド」は、「幼少期のトラウマ(アダルトチルドレンの根本原因)」を意味する
- 「アダルトチルドレン」は、「幼少期のトラウマ(傷ついたインナーチャイルド)」によって「生きづらさ」を感じている大人を意味する
このように、「インナーチャイルド」とは「アダルトチルドレンの克服(トラウマケア)」を目的に考えられた「概念」とも言え、心理学では「『傷ついたインナーチャイルド(幼少期のトラウマ)』を癒すことで『アダルトチルドレンの生きづらさ』を克服できる」と考えられています。
「インナーチャイルド」と「ワンダーチャイルド」の違い
「ワンダーチャイルド」とは、「生まれながらの純真な子どもの心で、快活で明るく生き生きとした創造的な心」を意味し、「親子関係や家庭環境の影響」を受けていない「生まれたままの本来の自分のイメージ」のことを指します。
よって、「『インナーチャイルド』と『ワンダーチャイルド』の違い」は以下のようになります。
POINT
- 本来、子どもはみな「ワンダーチャイルド」として生まれてくるが、「親や家族との関係」で心が傷つくと「インナーチャイルド」になる
- 傷ついた「インナーチャイルド」を癒すことで、「ワンダーチャイルド」を取り戻すことができる
このように、「ワンダーチャイルドを取り戻す」ことは「本当の自分を取り戻す」ことを意味しますので、「『インナーチャイルドを癒し、ワンダーチャイルドを取り戻す』ことは『アダルトチルドレンの生きづらさを克服する』ことを意味する」と言えます。
「インナーチャイルド」は何歳までか?
「インナーチャイルド」は「幼少期(10歳くらい)までに受けた『心の傷(トラウマ)』」のことを指します。
ですので「発達心理学」に沿って考えると、「インナーチャイルド」は「『乳児期』から『児童期』のあいだに受けた『心の傷(トラウマ)』」という意味になります。
また、「心理カウンセリングの臨床実績」によると、インナーチャイルドは「『第一反抗期(イヤイヤ期)が始まった頃(3歳ごろ)』から『第二反抗期(思春期)が始まる頃(10歳ごろ)』までのあいだに受けた『心の傷(トラウマ)』」であることが多いです。
このように、心理カウンセリングでは、インナーチャイルドは「第二反抗期(思春期)以前に傷ついた気持ち」と考えることが多いです。
「インナーチャイルド」と「インナーアダルト」の違い
「インナーアダルト」とは、「第二反抗期(思春期)以降の自分のイメージ」のことを指します。
なお、「『インナーチャイルド』と『インナーアダルト』の違い」は以下のようになります。
POINT
- インナーチャイルド
第二反抗期(思春期)以前の自分
感情・感覚・気持ち・本音・本心・欲求・無意識・潜在意識
お腹がすいたら何かを食べたくなるなど、生まれながらに持っている領域 - インナーアダルト
第二反抗期(思春期)以降の自分
理性・知性・知識・思考・認知・理想・意識・顕在意識
学校の勉強・家族のルール・仕事のスキルなど、生まれたあとに学んでいく領域
また、「インナーアダルト」は「親の影響」を強く受けるため、「親の態度」によって以下のような違いが出る場合があります。
POINT
- 親に「肯定」されて育った場合の「インナーアダルト」
親の態度を模倣して「自分を肯定する思考」を持つようになる
自分を好きになり、ありのままの自分を表現できるようになる
自己肯定感が高くなる - 親に「否定」されて育った場合の「インナーアダルト」
親の態度を模倣して「自分を否定する思考」を持つようになる
自分を嫌いになり、ありのままの自分を隠すようになる
自己否定感が高くなる
このように、親に「否定・抑圧・放置」されて育った場合、「インナーアダルト」は、親と同じように「インナーチャイルド」を「否定・抑圧・放置」するようになります。
反対に言えば、親に「否定・抑圧・放置」されて育った場合、「インナーチャイルド」は「インナーアダルト」に絶えず傷つけられることになるため、親から物理的に離れたとしても、慢性的に「生きづらさ」を感じ続けるようになります。
「3つ」の心理学で考える「インナーチャイルド」の意味合い
このように、インナーチャイルドは「幼少期の体験(3歳~10歳ごろの体験)」を意味します。
前述の通り、「幼少期の体験(3歳~10歳ごろの体験)」は「人格形成」に多大な影響を与えるため、さまざまな心理学において重要視されており、その中には「インナーチャイルド以外の呼び方」も存在します。
なお、「心理学において『インナーチャイルド』と似た意味合いを持つ言葉」は、主に以下の「3つ」があげられます。
心理学名 | 幼少期の体験の呼び方 |
①精神分析 | 「幼少期のトラウマ」 精神分析では、「幼少期に負った心の傷」を「幼少期トラウマ」と呼び、「生きづらさの原因」になると考える よって、「幼少期トラウマ」と「インナーチャイルド」は類義語と言える |
②ゲシュタルト療法 | 「未完の感情」 ゲシュタルト療法では、「子どもの頃に満たされなかった気持ち」を「未完の感情」と呼び、「生きづらさの原因」になると考える よって、「未完の感情」と「インナーチャイルド」は類義語と言える |
③交流分析 | 「人生脚本」 交流分析では、「幼少期に身に付けた思考・行動パターン」を「人生脚本」と呼び、「生きづらさの原因」になると考える よって、「人生脚本」と「インナーチャイルド」は類義語と言える |
なお、「インナーチャイルドとは何か?」については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
インナーチャイルド診断チェック
「アダルトチルドレン」とは、子どもの頃に「親や家族との関り」のなかで負った「幼少期のトラウマ(傷ついたインナーチャイルド)」が原因で、大人になっても「生きづらさ」を感じている人を指します。
よって、心理学では「『傷ついたインナーチャイルド(幼少期のトラウマ)』を癒すことで『アダルトチルドレンの生きづらさ』を克服できる」と考えます。
以下の「アダルトチルドレン(ac)診断チェックリスト」は、「アダルトチルドレン研究の専門家たちの文献」と「心理カウンセリングでの症例」に基づき作成した「当社監修の自己評価式チェックリスト」です。
本チェックリストは、アダルトチルドレンの特徴を「60個」あげており、「アダルトチルドレンの傾向(インナーチャイルドがどのくらい傷ついているのか?)」をチェックできます。
続きは、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
インナーチャイルド「7つ」のタイプ
心理学における「インナーチャイルド」とは、「幼少期に負ったトラウマ(心の傷)」や「幼少期に満たされなかった気持ち」や「幼少期に身に付けた思考・行動パターン」を指し、「アダルトチルドレンの生きづらさの根本原因」を意味します。
アメリカの心理療法家「ウェイン・クリッツバーグ」は、大人になった「アダルトチルドレン」が「幼少期に身に付けた思考・行動パターン」を「アダルトチルドレンタイプ(インナーチャイルドタイプ)」としてまとめました。
このように「インナーチャイルド」とひと口に言っても「さまざまなタイプ」があり、「それぞれのタイプ固有の特徴」や「それぞれのタイプに適した克服方法」があります。
なお、本サイトにおける「アダルトチルドレンタイプ(インナーチャイルドタイプ)」は、以下の「7つ」を使用しています。
POINT
- 「ヒーロータイプ(英雄役)」
「スーパーチャイルド」とも呼ばれ、「親や家族の期待」に応えるために「勉強・スポーツ・習い事」を頑張る、「優等生」に映る反面、「挫折に弱い」一面がある - 「スケープゴート(身代り役)」
「家族のストレスのはけ口」になったり「家族の嫌われ者」になる、「厄介者」や「問題児」に映る反面、「根は優しい」一面がある - 「ロストワン(いない子)」
「自我」を抑えたり「一人で過ごす」ことで「存在感」を消す、「存在感が薄い印象」に映る反面、内面には「豊かな感受性と独創性」を持つ - 「クラウン・ピエロ(道化・おどけ役)」
「家庭の不和」を和ますために「ムードメーカー」となる、「明るい性格」に映る反面、内面には「ネガティブ感情」を抑圧している - 「ケアテイカー(世話役)」
「小さな看護師」とも呼ばれ、「親代わり」となって家族の世話を焼く、「気が利く人・面倒見が良い人」に映る反面、「過干渉・おせっかい」な一面がある - 「イネイブラー(支え役)」
「偽親(にせおや)」とも呼ばれ、「自己犠牲」によって家族を支える、「献身的な人」に映る反面、一方的に尽くしすぎて「相手の依存心を強めてしまう」 - 「プラケーター(慰め役)」
「小さなカウンセラー」とも呼ばれ、「聞き役に徹する」ことで家族を慰める、「優しく寄り添う人」に映る反面、他人の感情に振り回されて「自分のことが後回しになる」
続きは、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
インナーチャイルドの癒す方法
インナーチャイルドは「幼少期(3歳~10歳ごろ)の体験」を意味し、「人格形成」に大きな影響を与えています。
なお、「『心理学において『インナーチャイルド』と似た意味合いを持つ言葉」として、主に以下の「3つ」があげられます。
POINT
- 幼少期のトラウマ(精神分析)
- 未完の感情(ゲシュタルト療法)
- 人生脚本(交流分析)
また、「傷ついたインナーチャイルド(幼少期の傷ついた体験)」が原因で、大人になって「生きづらさ」を感じている人を「アダルトチルドレン」と言い、心理学では「『傷ついたインナーチャイルドを癒す』ことで『アダルトチルドレンの生きづらさ』を克服できる」と考えられています。
よって、「インナーチャイルドを癒す(アダルトチルドレンの生きづらさを克服する)」とは、具体的には主に以下の「3つ」を意味します。
POINT
- 「幼少期のトラウマ」を治療する
- 「未完の感情」を「未完の完結」に導く
- 「生きづらい人生脚本」を「生きやすい人生脚本」に書き換える
とはいえ、「幼少期の傷ついた体験」は、「なかなか思い出しづらい『遠い昔の記憶』」であるのと同時に、「できれば思い出したくない『傷ついた記憶』」でもあります。
また、「インナチャイルドを癒す作業(幼少期トラウマの治療、未完の完結、人生脚本の書き換え)」は、「子どもの頃の感覚・感情・記憶(インナーチャイルドの気持ち)に感情移入できればできるほど効果が高まる」と考えられています。
そこで、「生きづらさの根本的な解消(幼少期トラウマの治療、未完の完結、人生脚本の書き換え)」を行うために、「子どもの頃の感覚・感情・記憶に一時的に戻る」ことを「退行(たいこう)」と言い、心理カウンセラーの催眠誘導による協力を得て行う「退行」を「退行催眠」と言います。
退行とは幼児期の感覚、感情、記憶へ遡る精神状態をいいます。そして退行催眠とは、昔の過去の記憶や感覚に戻らせる催眠誘導を指します(年齢退行)。
そして、「子どもの頃の傷ついた自分のイメージ」を「インナーチャイルド」という「イメージ」に置き換え、「インナーチャイルドを癒すことで生きづらさを根本的に解消する(幼少期トラウマの治療、未完の完結、人生脚本の書き換えを行う)心理療法」を、「インナーチャイルドセラピー(退行催眠)」と言います。
退行催眠療法は、過去の記憶やトラウマにアクセスすることで現在の問題を解決することを目指した心理療法です。
インナーチャイルド・セラピーは、まさにこの「未完の完結」作業を応用したものです。…(中略)…未完の感情をそのまま引きずるのではなく、「今ここ」で完結(終わらせ、創り直す)ことが、インナーチャイルド・セラピーです。
引用元:インナーチャイルド・セラピー
再決断療法とは、人生脚本、つまり幼児期に作った自分の決断に基づいて構成された人生のパターンの束縛から脱け出して、より自由で創造的な生き方をするために、チャイルドの自我状態に戻って、決断をやり直し人生脚本を書き換えて行く精神療法ということになります。
引用元:TA再決断療法とは?
「インナーチャイルドセラピー(退行催眠)」は、催眠療法(ヒプノセラピー)」を基本に行うため、「『退行(子どもの頃の感覚・感情・記憶に一時的に戻る)』に取り組みやすく、『幼少期トラウマの治療、未完の完結、人生脚本の書き換え』を3つ同時に取り組むことができる」という点が最大の特徴です。
このように、「インナーチャイルドを癒す方法」とは、「『インナーチャイルドセラピー(退行催眠)』によって、傷ついたインナーチャイルドを癒す(幼少期トラウマの治療、未完の完結、人生脚本の書き換えを行う)こと」を意味します。
なお、「インナーチャイルドの癒す方法(インナーチャイルドセラピー・退行催眠)」については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
「アダルトチルドレンタイプ」それぞれの「克服方法」
このように、「インナーチャイルドセラピー(退行催眠)」とは、幼少期から傷ついたままのインナーチャイルドを癒すことで、「アダルトチルドレンの生きづらさを克服することを目的とした心理療法」です。
また、「アダルトチルドレン」には「さまざまなタイプ」があり、「それぞれのタイプ固有の特徴」や「それぞれのタイプに適した克服方法」があるため、「アダルトチルドレンの克服」は「アダルトチルドレンタイプ(インナーチャイルドタイプ)」それぞれの「克服方法」に基づいて行う必要があると言えます。
なお、「アダルトチルドレンタイプ(インナーチャイルドタイプ)」それぞれの「克服方法」については、以下の記事で詳しく解説しています。
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インナーチャイルドを癒すとどうなる?
前述の通り、心理学では「『傷ついたインナーチャイルドを癒す』ことで『アダルトチルドレンの生きづらさ』を克服できる」と考えられています。
また、「インナーチャイルドを癒す(アダルトチルドレンを克服する)」には「インナーチャイルドセラピー(退行催眠)」が非常に有効であり、「インナーチャイルドセラピー(退行催眠)」によって「生きづらさの解消」がなされると「様々なプラスの変化」を感じます。
このように、「インナーチャイルドを癒す」ことは「本当の自分を取り戻す」とも言われるように「様々なプラスの変化」をもたらしますが、「インナーチャイルドを癒す」ことは「幼少期のトラウマ」と向き合う作業でもあるため、一時的に「好転反応」を感じる場合があります。
好転反応とは、体が正常な状態に戻るために起こる、一時的に症状が悪化したような状態になることです。
引用元:好転反応とは
以上のことから、「インナーチャイルドを癒すとどうなるか?」について、以下の「4つ」にわけて解説していきます。
POINT
- アダルトチルドレンを克服すると生まれる「5つ」の変化
- 心理カウンセラー寺井啓二の「アダルトチルドレン克服体験談」
- インナーチャイルドセラピー体験談
- インナーチャイルドセラピーの好転反応
それでは、以下に詳しく解説していきます。
①アダルトチルドレンを克服すると生まれる「5つ」の変化
アダルトチルドレンを克服することは、「自己イメージ・人間関係・仕事・恋愛・結婚・子育て」に「様々なプラスの変化」をもたらします。
とはいえ、アダルトチルドレンを克服すると生まれる変化とは、短期間で劇的に生まれるものではなく、長い時間を掛けてじわじわと広がっていくものでもあります。
なお、「アダルトチルドレンを克服すると生まれる変化」とは、主に以下の「5つ」があげれます。
POINT
- 親や家族との関係の良化
- 自己肯定感の高まり
- 人間関係の自信
- 自分らしい生き方の発見
- 夫婦関係や子育ての自信
続きは、以下の記事で詳しく解説しています。
②アダルトチルドレン(ac)を克服した心理カウンセラーが語る「AC克服体験談」
私「心理カウンセラー寺井啓二」は、今はアダルトチルドレン克服の専門家ですが、かつては私自身がアダルトチルドレンであり、「アダルトチルドレン(ac)を克服した人」でもあります。
なので、アダルトチルドレンを克服していくために必要な手立てを実体験からアドバイスさせて頂くことができますし、「アダルトチルドレン克服のノウハウ」を誰よりも知っているつもりです。
ここでは、「アダルトチルドレン(ac)を克服した心理カウンセラー『寺井啓二』が語る『AC克服体験談』」を、以下の「3ステップ」にわけて紹介します。
POINT
続きは、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
③インナーチャイルドセラピーの体験談
インナーチャイルドセラピーの体験談は、専門家サイドの印象ではなく、インナーチャイルドセラピーを利用した方たちの「貴重な生の声」を知ることができます。
ここでは、当社メンタル心理そらくものご利用者様から頂いた「インナーチャイルドセラピーによる『アダルトチルドレンの克服体験談』」として、以下の「5つ」を紹介します。
POINT
続きは、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
④インナーチャイルドセラピーの好転反応
インナーチャイルドセラピーの好転反応とは、「インナーチャイルドセラピーを行ったことで、心が正常な状態に戻りつつあるからこそ起こる、一時的に症状が悪化したような状態」という意味で、「身体的な症状」と「心理的な症状」に分かれます。
なお、「『インナーチャイルドセラピーの好転反応』に関するポイント」として、主に以下の「5つ」があげられます。
POINT
- 好転反応とは、心が正常な状態に戻りつつあるからこそ起こる、一時的に症状が悪化したような状態
- 好転反応は、防衛機制の緩和を意味し、生きづらさの解消、アダルトチルドレンの克服のサインとも言える
- 好転反応は、「眠気・倦怠感・疲労感」などの「身体的症状」と、「気分の落ち込み・やる気がでない・イライラ」などの「心理的症状」がある
- 好転反応は、概ね1週間から2週間、長い場合は、1か月程度の時間を要する場合もあるが、自然に終わっていく
- 好転反応が強く出ている場合は、心と体を労わるつもりで安静に過ごす
続きは、以下の記事でさらに詳しく説明しています。
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関連情報
なお、本記事に関する関連情報は、以下のページにまとめていますので紹介します。
関連情報まとめページ
参考文献
- “キャリカレ”.インナーチャイルドとは?具体的な症状は?どのように癒すのが効果的なのか.https://www.c-c-j.com/course/psychology/mental/column/column11/,(参照2024-10-15)
- “(株)心理オフィスK”.インナーチャイルドとはどんなもの?共依存との関係や原因・克服方法を知ろう.https://s-office-k.com/personal/column/cause-of-illness/childhood/inner-child,(参照2024-10-15)
以上、「インナーチャイルドとは何か?『意味合い・症状・種類・原因・癒す方法』を徹底解説」という記事でした。