POINT人生脚本とは、幼少期に親から受け取った否定的なメッセージ「禁止令とドライバー」によって形成された、無意識のうちに繰り返している思考・行動のパターンです。
心理カウンセラーの寺井です。
「人生脚本」とは、「恋愛関係において、いつも同じような別れ方をしてしまう…」「仕事に就いても、いつも同じような辞め方をしてしまう…」など、無意識に繰り返している人生のパターンを意味します。
人生脚本は、幼少期に「親に言われた否定的なメッセージ」「親にされた否定的な行動」すなわち「12の禁止令」と「5つのドライバー」によって形成され、人生に大きな影響を及ぼしています。
とはいえ、禁止令とドライバーは、その存在に気づくことで書き換えることが可能で、「心理カウンセリング」や「インナーチャイルドセラピー(退行催眠)」を利用することで、より確実に書き換えることができます。
この記事は、「人生脚本とは何か?」「禁止令とドライバーとは何か?」「禁止令とドライバーを書き換える方法」について説明しています。
人生脚本は、交流分析の一部
はじめに、「人生脚本」の概要について説明します。
人生脚本とは、「交流分析」という心理療法の中で用いられる理論で、「人間の性格形成に大きな影響を与えるもの」として重要視されています。
交流分析とは?
交流分析とは、人間の変化と成長のための心理学の基礎とも言える理論で、心理カウンセリングをはじめ、ソーシャルワーカー、警察官、教職員などのあいだで広く用いられている心理学です。
交流分析(こうりゅうぶんせき、Transactional Analysis,TA)とは、1950年代後半に、精神科医エリック・バーン(Eric Berne)によって提唱された一つの心理学パーソナリティ理論である。人格と個人の成長と変化における体系的な心理療法の理論である。
引用元:交流分析
交流分析には、以下の4つの基本理論があります。
POINT
- 構造分析
- ゲーム分析
- やり取り分析
- 脚本分析-人生脚本
このように、交流分析とは、上記4つの基本理論を用い、人と人との交流を分析、すなわち、親子関係や人間関係における体験が人に与える影響を分析する心理学理論です。
ちなみに、この記事では「4.脚本分析-人生脚本」についてのみ説明しています。
なので、「1.構造分析」「2.ゲーム分析」「3.やり取り分析」など「交流分析とは何か?」について詳しく知りたい方は、以下の外部サイトを参考にしてください。
参考サイト
それでは、「人生脚本」について以下に詳しく説明していきます。
人生脚本は「親からのストローク」の影響で決まる
人生脚本は、幼少期に「親に言われたメッセージ」や「親にされた行動」すなわち「親からのストローク」の影響によって身に付けた思考・行動のパターンのことです。
ストロークとは?
人は、誰かに褒めてもらえたり、誰かに頭をなでてもらえたり、自分の存在を認めてもらえると、「嬉しさ」や「安心」を感じることができます。
このように、「褒めてもらえた」「頭をなででもらえた」といった、自分の存在を認めてもらえた言動や働きかけを、交流分析では「ストローク」と言います。
また、ストロークは「心の栄養」とも呼ばれます。
交流分析の創始者であるエリック・バーンは、人の存在や価値を認める刺激(言動や働きかけ)のことをストロークと名付けました。ストロークは「心の栄養」とも呼ばれ、人が生存するためには不可欠なものとされています。
幼少期に受けた親からのストロークが人生脚本を決定づける
人生脚本は、幼少期(おおよそ6歳頃まで)に「親に言われたメッセージ」や「親にされた行動」など「親からのストローク」に基づいて形成され、人はそれ以降、人生脚本に沿って無意識に生き方を決めるようになり、人生脚本に従った思考・行動を無意識に繰り返すようになります。
人生脚本とは、エリック・バーンが提唱した心理学理論です。幼少期に自分自身の人生脚本を描き、その通りになるとされています。人生脚本の大部分は親からのメッセージにより決定されます。無意識のうちに生き方を決め、それに従い行動するということです。
引用元:人生脚本とは
日本にも、「三つ子の魂百まで」という諺がある通り、幼少期に身に付けた思考・行動パターンは、年齢を重ねても影響を与え続けます。
「三つ子の魂百まで」とは「幼い頃に体得した性格はいくら年をとっても変わるものではない」「幼い頃に出来上がった性質は一生変わらない」という意味のあることわざです。
引用元:「三つ子の魂百まで」の意味とは?
このように、幼少期に受け取った「親からのストローク」の影響で、無意識に繰り返されている思考・行動などのパターンを「人生脚本」と言います。
脚本分析とは?
さて、ここまでの説明をお読みいただくと、「幼少期に受けた親からのストロークの影響は絶対なんだ!だから、今さら人生脚本を変えることはできないんだ!自分は一生このままなんだ!」と感じてくださった方がいらっしゃるかもしれません。
確かに、前述の説明通り、幼少期に親から受けたストロークの影響は強力なのですが、実は、人生脚本は絶対に変えられないわけではなく、手順に沿って取り組むことで、人生脚本を書き換えることは可能です。
そして、人生脚本の書き換えを可能にするのが「脚本分析」です。
人生脚本は「習慣」である以上、書き換えられる
脚本分析とは、前述の通り、交流分析の基本理論の一部で、「人生は『人生脚本』という筋書きに沿って演じられているドラマのようなものだ…」と考えます。
そして、脚本分析では、人生脚本とは絶対に変えられない遺伝などの影響ではなく、あくまで、生まれた後、親との関係で身に付けた「習慣」にすぎないと捉えます。
よって、「人生脚本は『習慣』である以上、『新しい習慣』へと書き換えることは可能である」と、脚本分析では考えます。
脚本分析とは、無意識のうちに繰り返してしまう人生のパターンを分析し、改善していくためのものです。例えばいつも恋愛で同じような別れ方になったり、仕事で同じような辞め方を繰り返すケースがあります。こういった人生のパターンになっているものを、TA交流分析では人生脚本と呼んでいます。
このように、脚本分析とは、無意識のうちに繰り返してしまう、人間の思考・行動などのパターン、すなわち「人生脚本」を分析し、「人生脚本」を書き換えることによって、よりよい生き方ができるように改善していくための心理学です。
4つの人生脚本
人生に大きな影響を与え続けている「人生脚本」は、幼少期、「親に言われたメッセージ」や「親にされた行動」など「親からのストローク」に基づいて形成されることがわかってきました。
親から受けるストロークは、親の性格によって決まりますので様々ありますが、親からのストロークの影響で形成される人生脚本は、概ね、以下の4つのパターンにわかれます。
POINT
- 成功者の人生脚本
- 平凡な人生脚本
- 敗者の人生脚本
- 破滅型の人生脚本
それでは、以下に詳しく説明していきます。
①成功者の人生脚本
「褒めてもらえた」「守ってもらえた」「大切にしてもらえた」など、親から愛情(プラスのストローク)を受けて育ったことによって、「自分という存在を大切にしていこう…」「自分の望みを叶えていこう…」と、幼少期、無意識に決断することができた場合の人生脚本で、自己肯定感が高く、自分の夢や希望を叶え続けようとする人生パターン。
②平凡な人生脚本
ある程度、親からの愛情(プラスのストローク)を受けて育ったが、目立つこと、挑戦することへのリスクも体験したことによって、「目立たなくてもOK…」「平凡でもOK…」と、幼少期、無意識に決断することができた場合の人生脚本で、自己否定と自己肯定を繰り返したり、少しの不満と少しの満足を繰り返したり、いわゆる一般的で普通の状態を繰り返そうとする人生パターン。
③敗者の人生脚本
「あなたはダメだ!」「あなたが悪い!」など、自分の存在を否定されるようなストロークを親から受け取った場合の人生脚本で、「こんな自分はダメだ…」「こんな自分は許されない…」と、自分を否定的に捉えたり、失敗が受け入れらず言い訳が多くなったり、他人のせいや他人の悪口を言ってしまったり、失敗から学べず、失敗を繰り返してしまう人生パターン。
④破滅型の人生脚本
放置・虐待など、幼少期、親からの愛情(プラスのストローク)を殆ど受けたことがなく、「自分なんていない方がいい!」「自分には価値がない!」と感じやすく、自殺・依存症・過食・拒食・犯罪などに陥りやすい、家庭やプライベートには目もくれず、仕事やギャンブルにのめり込んだり、金銭に囚われるタイプもこの人生脚本で、「成功しなければ意味がない!」と自分を厳しく追い込んだり、自分を粗末にしてしまうことを繰り返してしまう人生パターン。
禁止令とドライバーとは?
「人生脚本」は、幼少期、「親に言われたメッセージ」や「親にされた行動」に基づいて形成されます。
そして、幼少期、親から受け取った否定的なストロークを「禁止令」と「ドライバー」と言います。
禁止令やドライバーは、人生を大きく左右する
「禁止令」や「ドライバー」とは、ある出来事に遭遇したとき、「自分は絶対に○○してはいけない!」と自分の感情を抑圧してしまったり、「自分はもっと○○しなければいけない!」と自分を焦らせてしまったり、人間関係において、自分の存在を否定的に捉えがちな価値観です。
そして、禁止令やドライバーの影響によって、少しの失敗で自分を激しく責めるようになったり、少しのトラブルでとても慌てるようになったりなど、ストレスを抱えやすくなります。
また、禁止令やドライバーは、自分の感情を極端に抑圧したり、自分を極端に焦燥させるため、「うつ病」「パニック障害」「対人緊張」など、心の病気・心の悩みの根本原因にもなります。
このように、禁止令やドライバーは、人生脚本に大きな影響を及ぼし、人生を大きく左右します。
禁止令とは、「~してはいけない」という思い込み
禁止令とは、幼少期、親から受け取ったメッセージのうち、「~するな!」「~しちゃダメ!」「~しないほうがいい」など、何かを禁止する指示・命令のことです。
禁止令とは心理学者エリックバーン博士によって開発された自己分析法で、文字通り「〇〇してはいけない」という「禁止」の「命令」のことです。…(中略)…幼いころに親などの養育者から否定的・禁止的な命令や態度を繰り返し受けることで、自らの思考や行動の制限を課してしまうものです。
このように、禁止令とは、何かを「我慢」したり「抑圧」するパターンとなって人生に影響を与え続けます。
よって、自分の心に禁止令の存在を感じる人とは、子供の頃に、「~するな!」「~しちゃダメ!」「~しないほうがいい」と親に言われた指示や命令を、大人になっても無意識に守り続けている人とも言えます。
また、禁止令とは、以下の12種類があります。
POINT
- 存在するな
- 成長するな
- 成功するな
- 重要であるな
- 感情を感じるな
- 健康であるな・正気であるな
- 仲間になるな
- 実行するな
- 子供であるな
- 信用するな・愛するな
- 男であるな・女であるな
- 考えるな
それでは、以下に詳しく説明していきます。
①存在するな
「お前さえいなければ…」など、自分の存在を親に否定された影響で、「自分なんていない方がいい…」と自己否定感を感じやすくなり、自分の身体や命を大事にできなくなってしまう。
②成長するな
「大変だからやらなくていい…」「かわいそう…かわいそう…」など、親に過保護にされた影響で、「子供のままでいた方が愛される…」「困っていた方が構ってもらえる…」など、依存傾向になりやすくなり、成長できなくなってしまう。
③成功するな
「どうせうまくいくはずがない…」という思い込みがあり、自分が成功しそうになると、「成功するのが怖い…」「幸せになるのが怖い…」と感じ、ソワソワと落ち着かなくなってしまう。
④重要であるな
親に放置されたり、親が無関心だったことの影響で、「自分は重要な人間になってはいけない…」「自分は責任ある人間になってはいけない…」など、責任を負うこと・注目を浴びること・目立つことが怖くなり避けるようになってしまう。
⑤感情を感じるな
「泣くんじゃない!」「我慢しなさい!」「弱音を吐くな!」など、ネガティブ感情を親に抑圧された影響で、「弱音を吐いてはいけない…」「感情を表に出してはいけない…」と、自分の感情を抑圧するようになり、表情も乏しく、言動もおとなしくなってしまう。
⑥健康であるな・正気であるな
普段、健康な状態では親に優しくしてもらえなかったのに、病気・ケガをしたことで親に優しくされた経験があると、「傷つけば優しくしてもらえる…」と思い込みがちになり、リストカット・拒食症・過食症など、自分を傷つけることで、相手の関心や同情を引くようになってしまう。
⑦仲間になるな
「あの子とは仲良くしてはダメ…」「うちの子はそんなこと好きじゃない」など、子供の気持ちを親が勝手に決めつけたり、子供の人間関係に親が過干渉をしすぎた影響で、人とわかり合い仲間になっていく経験が不足したまま大人になってしまう。
⑧実行するな
納得のいく具体的な理由がないままに「~するな!」「~しちゃダメ!」「~しないほうがいい」と、親から一方的に自由を制限された経験があると、「自由=わがまま=ダメ」と感じ、「こうしていい?」「ああしていい?」と、都度、誰かの許可がないと何もできなくなってしまう。
⑨子どもであるな
「お兄ちゃんなんだから…お姉ちゃんなんだから…わがままを言わない!」と、親から言われた経験があると、「わがままを言ってはいけない…」「迷惑をかけてはいけない…」など、子供らしく気ままに楽しむことが苦手となり、自分の気持ちより相手の気持ちを優先してしまい、誰かの世話ばかり焼くようになってしまう。
⑩信用するな・愛するな
「近づかないで」「忙しいからあとにして」など、親に頼りたいときに拒絶されたり、構ってもらえなかった経験があると、「どうせ自分は受け入れてもらえない」と思い込み、人に対して壁を作ったり一線を引いてしまい、人を信頼できず、友人・恋愛・職場などの人間関係において距離感がわからなくなってしまう。
⑪男であるな・女であるな
男の子に対して「本当は女の子が欲しかった…」、女の子に対して「本当は男の子が欲しかった…」など、自分の努力ではどうすることもできない、性別や容姿に対する不満を親に言われた経験があると、「自分は自分のままではダメだ…」「自分は自分のままでは価値がない…」と劣等感を感じやすくなり、自信がなく、周囲の評価を気にするようになってしまう。
⑫ 考えるな
「あなたは何も考えなくていいの」「親の言うとおりにしていればいいの」など、親の言いなりになるように指示された経験があると、誰かに指示をされないと動けなくなってしまったり、自分なりの意見を考えることができなくなってしまう。
ドライバーとは、「~しなきゃいけない」という思い込み
ドライバーとは、拮抗禁止令とも呼ばれ、幼少期、親から受け取ったメッセージのうち、「~しろ!」「~しなさい!」「~したほうがいい!」など、何かを煽り立てられる指示・命令のことです。
拮抗禁止令とは、幼少期に親の役割をもつ人から与えられた「〇〇しなさい」「〇〇したほうがよい」「〇〇であるべき」という、いわゆる「〇〇しろ」というメッセージを受けて、そのよう生きていこうと「決断」することで自らに課したものです。…(中略)…ドライバーというその名の通り、その人の行動を駆り立ててしまうのです。
このように、ドライバーとは、「頑張る」「焦る」というパターンとなって人生に影響を与え続けます。
よって、自分の心にドライバーの存在を感じる人とは、子供の頃に、「~しろ!」「~しなさい!」「~したほうがいい!」と親に言われた指示や命令を、大人になっても無意識に守り続けている人とも言えます。
また、ドライバーとは、以下の5種類があります。
POINT
- 完璧でなければ!
- もっと努力しなければ!
- 人を喜ばせなければ!
- もっと急がなければ!
- 強くあらねば!
それでは、以下に詳しく説明していきます。
①完璧でなければ!
「ちゃんとやりなさい!」「しっかりしなさい!」など、親から厳しい躾を受けた影響で、「完璧でなければいけない!」「失敗は許されない!」と無意識に思い込んでしまい、自分に対しても周りに対しても完璧を求めて厳しくなってしまう。
②もっと努力しなければ!
「もっと頑張りなさい!」と、何事も一生懸命に取り組むことを親から求められた経験があると、「休んではいけない!」「自分の限界まで全力を尽くさなければいけない!」「頑張っていればきっと報われる!」などと無意識に思い込んでしまい、周囲に助けを求めることや、休養を取って疲れを癒すことができなくなってしまう。
③人を喜ばせなければ!
「世の中の役に立ちなさい!」「みんなのために尽くしなさい!」など、自分を犠牲にすることや、周囲に奉仕することを親に求められた経験があると、「自分は良いことをしているのだからみんな喜んでくれるはずだ!」と無意識に思い込み、相手に対して余計なお世話を押し付けてしまい、相手が受け入れてくれないと大きく混乱してしまう。
④もっと急がなければ!
「早くしなさい!」「早くしなさい!」と、親から急かされた経験があると、無意識に焦りを感じ続けることになり、じっとしていられなかったり、落ち着かなかったり、何事も中途半端になりやすく、何かひとつのことをじっくりとやり遂げることができなくなってしまう。
⑤強くあらねば!
「メソメソするな!」「弱虫!」「もっと強くなれ!」など、落ち込んでいる自分を親に否定された経験があると、「自分が弱いからいけないんだ!」と、弱い自分を無意識に否定するようになり、「辛い・苦しい・わからない・助けてほしい…」などの弱音が言えず、自分が苦境に陥った時、周囲に助けを求められなくなってしまう。
人生脚本を書き換える方法
人生脚本を書き換える方法は、禁止令やドライバーの存在に気づき、再決断によって禁止令やドライバーを緩めることを意味します。
ですが、禁止令やドライバーとは目に見ないものですし、今まで、禁止令やドライバーの存在によって苦しい人生を送ることになっていたとも言えますので、自分1人では、人生脚本の書き換えは難しい方が自然と言えます。
よって、人生脚本を書き換える方法として、「心理カウンセリング」や「インナーチャイルドセラピー(退行催眠)」を利用するのが一般的です。
それでは、「人生脚本を書き換える方法」について、以下に説明していきます。
人生脚本を書き換えるための注意点
人生脚本の書き換えは、自分の人生に影響を及ぼす話ですので、やみくもに取り組んでも頓挫してしまいます。
なので、交流分析の基本理論のひとつである「脚本分析」に沿って行う必要があります。
脚本分析に沿って人生脚本を書き換えるための注意点は、以下の2点です。
POINT
- 人生脚本の存在を肯定し、例え、幼少期の自分が選択した人生脚本が、今現在の自分に望ましくない結果を生み出しているとしても、幼少期の自分の決断を否定しない
- 人生脚本は「禁止令やドライバー」という価値観や思い込みの集まりで形成されていることを理解し、「~してはいけない」という禁止令や、「~しなきゃいけない」というドライバーの存在に気づき、ひとつひとつ緩めることで人生脚本を書き換えていく
人生脚本を書き換える方法
以上のことから、脚本分析に沿って人生脚本を書き換える方法とは、以下の手順となります。
POINT
- 禁止令やドライバーの存在に気づく
- 幼少期の自分が、禁止令やドライバーを取り入れる決断をした理由を知る(退行)
- 禁止令やドライバーを緩める
このように、「禁止令やドライバーの存在」に気づき、続いて「禁止令やドライバーを取り入れた理由に納得を深める」ことができると、最後に「禁止令やドライバーの書き換え」に取り組めるようになります。
また、「人生脚本を書き換える方法」については、以下の記事でさらに詳しく説明していますので参考にしてください。
関連記事
まとめ
さいごに、人制脚本・禁止令・ドライバーについて重要ポイントをまとめます。
POINT
- 交流分析とは、親子関係や人間関係を分析する心理学理論
- ストロークとは、人の存在や価値を認める言動や働きかけ
- 人生脚本とは、幼少期、親からのストロークによって形成される人生のパターン
- 脚本分析とは、交流分析の基本理論のひとつ、人生脚本を分析し書き換えるためのもの
- 人生脚本は、成功者・平凡・敗者・破滅型の4つのパターンがある
- 禁止令・ドライバーとは、親から受け取った否定的なストローク、自分の存在を否定的に捉えがちな価値観
- 禁止令とは、「~してはいけない」という思い込みで12種類ある
- ドライバーとは、「拮抗禁止令」とも呼ばれ、「~しなきゃいけない」という思い込みで5種類ある
- 脚本分析に沿って進めることで、人生脚本を書き換えることができる
また、人制脚本・禁止令・ドライバーに関する関連記事を以下に紹介します。
是非、あわせてお読みください。
関連記事
なお、本記事に関する関連情報は、以下のページでもまとめていますのであわせて紹介します。
関連情報まとめページ
以上、「人生脚本とは?あなたを縛る12の禁止令と5つのドライバー」という記事でした。