心の悩みのツボ=交流分析:禁止令とドライバー

交流分析:禁止令とドライバーの説明

 

交流分析の禁止令とドライバーのイラスト

 

いろいろな心の悩みがありますね。

でもその原因を追いかけていくと、大体、扇のかなめのようなツボに行きつきます。

 

表面だけ見れば、途方もなく大きく広がるように見えてしまう心の悩みも、

根っこの部分まで探究するとみな似たようなところにいきつきます。

それが心の悩みのツボであり、いまだに心を縛りつけている禁止令&ドライバーです。

 

心の悩みのツボ=交流分析:禁止令とドライバーとは?

交流分析という心理学に脚本分析という考え方があります。

そこで注目するのが禁止令とドライバーです。

 

交流分析による禁止令とドライバーとは、ある出来事に遭遇したとき、「絶対に○○してはいけない!」と自分を抑えつけてしまったり、「早く○○しなかればいけない!」と自分を焦らせてしまう気持ちのことです。

 

これは子どもの頃から現在までの成長過程で心に強くインプットした心理=価値観です。

 

理由もよくわからないままに、ちょっとした失敗で自分をすごく抑えつけてしまったり、ちょっとしたお仕事でも自分をすごく焦らせてしまったりする心の働きを、交流分析では禁止令とドライバーと呼びます。

 

無意識に自分を抑え込む方向の心理=を禁止令。

無意識に自分を焦らせる方向の心理=をドライバーと呼びます。

 

また、交流分析以外の心理学でもいろいろな呼び方があり、

誤認知…ネガティブ思考パターン…負の価値観…心の傷…心の穴…

こんな呼び方もします。

 

禁止令とドライバーは誰から受け取った?

人を傷つけちゃいけない…弱音を言っちゃいけない…うまく話さないといけない…

綺麗じゃなきゃいけない…いい結果を残さなきゃいけない…強くなければいけない…

早くやらなきゃいけない…おもしろくなきゃいけない…人より早くなきゃいけない…

自分は情けない…自分はダメだ…自分は醜い…自分はわがままだ…自分は価値がない…

わがままをいってはいけない…迷惑を掛けてはいけない…もっと頑張らないといけない…

 

このように、人は物心ついてからいろいろな価値観を高速で吸収していきます。

三つ子の魂百までと言ったりしますが、概ね3歳頃から高速で吸収していきます。

 

ではなんのためでしょう?

 

将来、自分が苦しむことになるかもしれない価値観を、なぜわざわざ自分の心に吸収してしまうのでしょう?

 

それは、ひとえに生きぬくためです。

生きていくためのノウハウとして自分が体験したことを心に吸収していくことが成長するということです。

 

人は生まれたばかりは1人では何もできません。

生きていくためには、ノウハウを周囲から吸収する必要が絶対なわけです。

 

では、生き抜くための価値観=禁止令とドライバーは誰から吸収するのでしょう?

 

それはほとんどの場合、育ての親です。(関連:アダルトチルドレンについて知ってみる。

生まれてからずっと側にいて、自分を守ってくれて、自分に生きるノウハウを示したり教えたりしてくれる大人のことです。

 

幼い当時は、生きていくために、育ての親の言うことを微塵の疑いもなく無条件で吸収するしかなかった。

もしかしたら、育ての親に強制的にインプットされてしまったケースもあるかもしれません。

 

でも、かつて育ての親から吸収した価値観=禁止令とドライバーに、今現在は苦しさを感じるのなら、今から禁止令とドライバーを解除することもできます。(関連:インナーチャイルドについて知ってみる。

 

メンタル心理そらくもは、子どもの頃に身に着けて今は窮屈に感じる価値観=禁止令とドライバーを安全に解除していくお手伝いをしております。

 

禁止令とドライバー改善の体験談

女性のイラストQ

 

うつ(鬱病)の方に頑張ってと言わない方が良いわけ。

頑張るという言葉は、人それぞれ受け取り具合が違います。

 

どれぐらい頑張ったら、頑張った!と胸を張って言えるのでしょうか?

それは人それぞれですよね。

 

うつ(鬱病)の方に頑張れと言わない方が良いのは、禁止令やドライバーを刺激して、その方が燃え尽きるまで自分を頑張らせてしまう!リスクがあるからだと私は思っています。

 

私もでしたが、禁止令とドライバーを持ってるとうつ(鬱病)を抱えやすく、いくら頑張っても自信が持てず安心できません。

 

自分の限界を受け入れてはいけない!もっと頑張らなきゃいけない!

と常にソワソワ感じて、自分を責めるようになってしまいます。

 

「なんでそんなに頑張るの?」

と聞いたとき、

 

「理由なんてない!とにかく頑張らないと!」

と答える方がいらっしゃったら、

その方は禁止令とドライバーを持っている方なのかも知れません。

 

大事なのは、禁止令とドライバーを解除し、頑張ることの意味や定義を今風に再設定することです。

 

もしあなたが、

「休んだりするのが不安で仕方ない。頑張り続けていないと安心できない…」

と感じているようでしたら、

心の悩みのツボ=交流分析でいう禁止令とドライバーを感じているのかもしれません。

 

人の心には、MUSTとWANTがある。

さて、交流分析の禁止令とドライバーについてお話をさせて頂きました。

 

「絶対に○○してはいけない!」「早く○○しなかればいけない!」といった自分で自分を抑えこんだり焦らしたりする心理を禁止令&ドライバーと呼んでいます。

 

この「絶対に○○してはいけない!」「早く○○しなかればいけない!」といった雰囲気を英語に置き換えると「MUST」と置き換えることができます。

 

「○○すべき!」「○○であるべき!」「○○しなきゃ!」=「MUST」のことです。

反対に、「○○したい!」「○○してほしい!」=「WANT」も存在します。

 

本音建前といった言葉がありますが、人の心は、建前=「MUST」本音=「WANT」をどちらも使いながらバランスを取っています。

 

なので、禁止令とドライバーもいけないものではないのですが、成長していく自分にとって、だんだんと窮屈になってくるものでもあります。

 

この禁止令やドライバーによって自分を制限しようとする心理を自己否定感と言います。

 

例えば、幼い頃にジャストフィットしていた靴も、成長した今の自分が履くと当然窮屈です。

 

だからといって、靴がいけないわけではありませんね。

かつては自分の役に立ったが、今は自分が成長した分だけ窮屈に感じている。

 

禁止令とドライバーといった価値観も、自分の成長に合わせて解除していくものひとつのあいでなのかもしれません。

 

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2015年12月20日 | カテゴリー : 心理のコトいろいろ | 投稿者 : sorakumo

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-- 02時49分--