機能不全家族とはアダルトチルドレンを生む家族

両親も機能不全家族で育ったのかも…

機能不全家族とは?アダルトチルドレンが生まれたイメージ

 

機能不全家族とは、アダルトチルドレンを生み出す家族とも言えます。

機能不全家族とは、家族ひとりひとりの安全が守られていなかったり、ひとりひとりの人格や人権が尊重されていない家族のことです。

ですが、機能不全家族とは、大人の目線で家族同志を比べ優劣をつける評価ではありません。

子どもの目線で、家族としての機能が不完全である家族のことを機能不全家族と呼びます。

 

ですが、自分が育った家族が、機能不全家族だった!と考えることは、私であっても抵抗を感じます。

なので、アダルトチルドレンの回復には時間がかかる…と言われる理由がここにあります。

機能不全家族ゆえに抱えることになった家族への不満と、機能不全家族ゆえに感じることになった家族への優しい心配とのあいだで、葛藤に苦しんでいる人をアダルトチルドレンと呼び、機能不全家族の不完全な部分を補い家族を支えようとする優しさがアダルトチルドレンの本当の意味です。

 

この記事をきっかけに、機能不全家族への理解を深めることで、自分が育った家族を、機能不全家族だった!と考えることが、決して家族を責めることにはならないことを知って頂けたら幸いです。

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機能不全家族とは、特別じゃない。

心理学では、太平洋戦争後の家族の8割~9割が機能不全家族の要素を含んだ家族だと言われています。

つまり、機能不全家族とは特別なものではなく、完全な家族の方が稀であり、家族の不完全な部分=機能不全な部分は、どこの家族でも少なからず存在する要素です。

 

とくに、太平洋戦争後、日本を取り巻く環境・文化・常識・価値観は、数十年で目まぐるしく変化をとげています。

親にしてみれば、子ども時代に受けた教育や子育てこそが正しいと感じ大人になります。

そして親になると、自分が子ども時代にしてもらえたことを、自分の子どもに伝えていこうとします。

とはいえ、時が流れた今では、親が子ども時代に正しいと感じた考え方が、今も変わらず正しいとは限りません。

ですが、親は親の価値観に沿って子育てをするので、かつては正しかった考え方=時代遅れの価値観を、子どもに押し付けてしまう場合があります。

 

このように、人の子育て方法やしつけなどは、世代から世代へと受け継がれていきます。

このことを世代間連鎖と言います。

 

こういった、親と子どものあいだに生まれた小さなズレから家族の機能不全状態が生まれ、小さなズレの積み重ねが、アダルトチルドレンへと繋がっていきます。

正しさとは、時代によって移り変わるものですので、前の世代では正しかった時代遅れの価値観を、ついつい子どもに押し付けてしまう家族=機能不全家族とも言えるのかもしれません。

 

機能不全家族とは、ジャネレーションギャップで生まれる。

機能不全家族とは、前の世代の正しい考え方を今の世代に押し付けようとしている家族とも言いかえることができます。

よって、機能不全家族とは、子どもが親の価値観に合わせなければならない家族とも言えます。

なので、自分が機能不全家族で育ってきたことを認めることは、親を責めるものでもなく、親を傷つけるものでもなく、親と子、ぞれぞれの価値観の時代的なズレ=ジェネレーションギャップに気づくものなのです。

 

親の世代に正しかった考え方が、今も正しいとは限らない。

だからといって、親が悪いわけではないし、自分が悪いわけでもない。

親には親の時代の価値観があり、自分には自分の時代の価値観がある。

 

このように、自分の家族が機能不全家族であったと認めるのは、誰かでもなく、親でもなく、あなたご本人なのです。

なので、機能不全家族で育ったことを認めること、自分がアダルトチルドレンであることを認めることは、親の価値観に合わせなければならなかった今までの自分を、これから自分自身で自由へと解放する第一歩でもあります。

機能不全家族で育ったことを認めることは、親との戦争を始めるのではなく、親の価値観と自分の価値観の違いを認め、親からの離脱&自立を始め、親との自立共存を始めることです。

 

毒親とは?機能不全家族の核

さて、「毒親」という言葉を聞いたことがありますか?

もともとは、アメリカの精神科医学者スーザン・フォワードの著書「毒になる親」から生まれた言葉です。

明確な定義はなく、インターネットを中心としたコミュニティで生まれたスラング用語=俗語と言われています。

意味としては、機能不全家族の状態を招いている親のことを「毒親」と称することがあります。

よって、「毒親」とは、家族の平和を乱すトラブルメーカとも言え、家族を機能不全に陥れてしまう核とも言えます。

 

さて、怒りにしてもイライラにしても意地悪にしても、この「毒親」が子どもに振りまくエネルギーの源はどこにあるのでしょうか?

実は、心理学では、この「毒親」は、子どもや家族に八つ当たりしていると捉えます。

つまり、この「毒親」自身が子ども時代に、自分の親にされたことをずっと我慢し心に抱え続けており、自分が親の立場になってから、弱い立場の子どもに八つ当たりしていると心理学では捉えます。

 

機能不全家族と世代間連鎖

そういった意味では、この「毒親」自身も、幼少期には機能不全家族で育ったわけで、この「毒親」自身もアダルトチルドレンだと言えます。

なので、身体的&心理的なダメージを子どもに負わせてしまう親は、自分が幼少期に、親から同じような体験を受けている場合がほとんどです。

そして、その親の親(祖父、祖母)も、もしかしたら、幼少期に同じように経験をしているのかもしれません。

特に、日本の場合、親の親の世代となりますと、太平洋戦争時代とかさなってきて、戦争時代の悲惨さを体験している親の親の世代が、平和な時代になっても、戦争当時の価値観・怖さ・辛さに沿って子育てをするので、厳しい価値観を子どもに押し付けがちになり、はからずも機能不全家族となってしまう場合もあります。

 

このように、機能不全状態が、世代から世代へと連鎖していくことを、世代間連鎖と言います。

ということは、親としてダメージを与える側は、かつては子どもとしてダメージを与えられた側であるため、自分が大人になって子どもを持ったとき、自分が子ども時代に受けた子育てを再現しているだけとも言いかえることができます。

なので、身体的&心理的なダメージを子どもに負わせてしまう「毒親」にしてみれば、かつて幼少期に自分がされたことを、今度は自分がしていく順番なんだ!という当然の想いがあります。

よって、ある一面では、「毒親」も被害者ですので、いくら親を変えようとしても、親が一向に変わらないのも無理のないことなのです。

毒親もアダルトチルドレンであり、毒親の心にも苦しんだままのインナーチャイルドがいて、毒親の八つ当たりは、インナーチャイルドの訴えなのかもしれません。

 

機能不全家族に気づいたあなたは、次世代の救世主

ただ、ひとつだけ確かなのは、はるか昔から脈々と続いてきた世代間連鎖を、今から終わらせていくことは全然可能なことだということです。

もし、この記事を読んでいるあなたが、「自分は機能不全家族で育ってきたのかも?」と感じたら、それは、あなたにとってもあなたの次の世代にとっても、とても大きなチャンスとも言えます。

 

「自分は機能不全家族で育ってきたんだ!」

「自分は弱い人間ではなくて傷ついていたんだ!」

「だからこれから自分が自分の味方になって、本来の自分を再スタートしたい!」

「脈々と続いた苦しい生き方を自分の世代で緩和して次の世代に諾したい。」

 

と、未来へとチャンスをつないでいただけると私はとても嬉しいです。

もし、このように感じてくださったあなたは、脈々と続いた世代間連鎖を始めて終わらせよと感じている世代なので、あなたの子どもの世代にとっては、救世主とも言えるわけです。

そして、あなた1人では難しい作業=機能不全家族の世代間連鎖を平和的に終わりにし、あなたの心理的な自由&自立を、あなたと私の二人のチームワークで取り組んでいく機会が、当方メンタル心理そらくものカウンセリング&セラピーです。

 

また、私=寺井自身も、かつてはアダルトチルドレンであり、アダルトチルドレンを克服した体験者です。

いつの日か、お会いさせて頂けたら嬉しいです。

 

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