POINT無気力になる理由は、「疲れているので静かにしていたい…」という気持ちがあるからです。なので、疲れていることを認め、静かに過ごす生活を送ることで無気力から回復します。
心理カウンセラーの寺井です。
やらなければならない仕事であっても、なぜか?無気力で動けない…
このように、無気力とは「うつ病」によくみられる症状です。
私自身も、うつ病を患ったことで無気力な状態を長く感じていました。
長らく無気力な状態が続いていると、頭では無意味なことだとわかっているのだけれど、自分自身のことを「怠け者か?冷たい人間か?」と思い込み、より一層、悩みを深めていきました。
でも、自分から目を背けず、無気力な状態である自分としっかりと向き合ったことで、「自分が無気力である理由は、疲れているので、しばらく静かにしていたい…ということではないか?」と感じるようになりました。
そして、「無気力な状態とは、静かに過ごすことで心的エネルギーを温存し、心身の回復をはかろうとしている状態」ということに私は気づいていきました。
この記事は、「無気力になる理由」「無気力からの回復」について説明しています。
無気力な自分を引きずるように会社に行き続けました
うつ病を患ってから、私は、朝起きることもしんどくなっていきました。
そして、無気力な自分を、まるで引きずるように会社に行っていました。
しかし、出社するだけで疲れ果ててしまい、ようやく出社できたとしても、仕事に集中できず、考えがまとまらなかったり、ミスをすることも増えていきました。
頑張って会社に行けば行くほど、自分が情けなく嫌いになる
それでも私は、「とにかく、頑張って会社に行こう!」と、無気力な自分を引きずるように、無理をして会社に出社し続けていました。
ですが、無理をして会社に行けば行くほど疲れが蓄積し、さらに仕事のミスも増えてしまいました。
私は、そんな自分のことが情けなくて許せなくて、すごく嫌いになってしまいました。
このように、私は、頑張って会社に行けば行くほど、うつ病を患っている自分を嫌ってしまい、かえって、無気力な状態になってしまいました。
ふたつの気持ちがせめぎ合っている
それでも、容赦なく毎日が過ぎていきます。
私は、目覚めてから出社するまでのあいだ、毎朝、悶々と葛藤を感じ続けていました。
それはまるで、「無理に会社に行こうとする気持ち」と「家で静かにしていたい気持ち」が、綱引きのようにせめぎ合っている感じでした。
そして私は、毎朝、「家で静かにしていたい!」と訴っている自分を、無理に引きずるようにして会社へと出社していたのです。
このように、朝は葛藤し、頑張って出社し、仕事は集中できず、なんとか帰宅して、また朝は葛藤し…というルーチンを、私は延々と繰り返していました。
そのうち、「無理に会社に行こうとする気持ち」と「家で静かにしていたい気持ち」の葛藤が益々激しくなり、頭の中で考えがグルグルと止まらなくなり、とても苦しい心理状態になってしまいました。
「無理に会社に行こうとする気持ち」と「家で静かにしていたい気持ち」の葛藤を、フォーカシングで分析
頭の中の葛藤が益々激しくなったことで、私は、「そろそろ、無気力な自分と腰を据えて向き合う必要があるなぁ…」と感じるようになりました。
そして、「無理に会社に行こうとする気持ち」と「家で静かにしていたい気持ち」の葛藤を、「フォーカシング」という心理療法で分析しました。
フォーカシングとは、まだ言葉にならないような、からだで感じられる微妙な感覚に注意を向け、そこから言葉を出していく作業です。
引用元:フォーカシングについて
「静かにしていたい!という本音」と「会社に行かなきゃ!という建前」の葛藤
まず、自分の内面に意識を集中して、感じた気持ちを言葉にしてノートに書き留めていきました。
しばらく、感じた気持ちを淡々と書き留めていくと、「無理に会社に行こうとする気持ち」と「静かにしていたい気持ち」の関係を、新しい視点で捉えられるようになっていきました。
「無理に会社に行こうとする気持ち」と「家で静かにしていたい気持ち」の葛藤を分析した時、ノートに書き留めた言葉を以下に紹介します。
~以下、メモをしたノートより~
●無理に会社に行こうとする気持ちの言語化
「会社に行かないとみんなに迷惑をかけてしまう!」
「みんな苦しくても我慢して頑張っているんだ!」
「だから、自分だけ静かに休んでいるわけにはいかないんだ!」
「だから、苦しくてもやる気を絞り出して、我慢して頑張って会社に行かないといけないんだ!」
●家で静かにしていたい気持ちの言語化
「僕はやる気がないんじゃない!やる気を出さないようにして温存しようとしているんだ!」
「疲れ切った今の状態で会社に行っても、仕事はミスばかりでかえって迷惑だよ!」
「だから今は、ただ静かに心と体を休めて、心身の状態を回復させなきゃ!」
「まずは、今、疲れ切っていることを素直に認め、心身の状態を回復させることに専念し、状態が回復してから会社に行って、ミスのない責任ある仕事をしたいんだ…」
~以上、メモをしたノートより~
静かにしていたいとは、疲れ切った心身の状態を回復させたい
このように、自らの葛藤を分析した結果、「無理に会社に行こうとする気持ち」は、「人にどう思われてしまうのか?」を気にしていて、仕事でミスをしてしまうような状態であるにも関わらず、無理をしてでも、とにかく会社に行くという建前ばかりを気にしているということがわかってきました。
一方、「家で静かにしていたい気持ち」は、一見、怠けようとしているように感じましたが、実は、「ミスのない責任ある仕事をしたい!」と望んでいて、そのためには、まず、疲れ切った心身の状態を回復させたいと望んでいることがわかってきました。
静かにしていたい気持ちは、責任ある行動をとろうとしていた
例えば、スポーツ選手の場合、疲れ切った状態のまま無理に試合へ出場し続けて、試合でミスを連発してしまうより、一旦は休養して疲れ切った心身の状態の回復に専念し、状態が回復してから試合へ出場した方が、ミスもなくチームに貢献できます。
それと同じように、サラリーマンも、疲れ切った状態のまま無理に会社へ出社し続けて、仕事でミスを連発してしまうより、一旦は休養して疲れ切った心身の状態の回復に専念し、状態が回復してから会社へ出社した方が、ミスもなく会社に貢献できます。
このように、フォーカシングによって分析をする前までは、「無理に会社に行こうとする気持ち」の方が責任感があり、「家で静かにしていたい気持ち」の方が無責任に感じていました。
ですが、フォーカシングをしたことによって、「ミスのない責任のある仕事をしたい!」と願っている、「静かにしていたい気持ち」の方が、責任のある行動をとろうとしていることに私は気づきました。
静かにしていたい気持ちを、許せない自分の存在
さて、私はフォーカシングによる分析によって、とても疲れ切っているのにも関わらず、それでも我慢をして頑張り続けようとする自分の性格みたいなものに気づきました。
前述の通り、会社に対して責任のある仕事をするためには、疲れ切っていることを認め、心身の状態を回復させることが大切です。
ですが、無理して会社に行こうとする意固地な気持ちがあったので、私は、仕事でミスを連発して会社に迷惑をかけているのにもかかわらず、出社し続けていたのです。
そこで私は、「無理して会社に行こうとする意固地な気持ち」に興味を感じて、さらなるフォーカシングを続けていきました。
限界まで頑張らないと、休む権利を与えてもらえない!という思い込み
フォーカシングによる分析を続けていくと、「無理して会社に行こうとする意固地な気持ち」には、以下のような思い込みがあることに気づきました。
POINT
- 休むことは怠けることでダメなことだから、そう簡単に休んでいけない!
- ただでさえ、自分は周りの人たちより劣っているのに、休んでしまったら、周りの人たちに置き去りにされてしまう…
- だから、静かに休みたいからこそ、もっと限界まで頑張らないと休む権利を与えてもらえない…
このように、「無理して会社に行こうとする意固地な気持ち」の中にも、静かに休みたいという気持ちがあるのだけれど、そうするためには、休む権利を与えてもらう必要があって、休む権利を与えてもらうためには、もっと限界まで頑張らないと休む権利が与えてもらえない!と思い込んでいることに気づきました。
幼少期の思い込み、禁止令とドライバー
そして、自分がそのように思い込んでしまった理由について分析していくと、子供の頃、自分は寂しさを感じていて、「自分があまり褒めてもらえないのは、自分が周りの兄弟や友達よりも劣っているからだ!」と思い込んだ経験があることに気づきました。
このように、子供の頃の自分が感じた「自分があまり褒めてもらえないのは、自分が周りの兄弟や友達よりも劣っているからだ!」という思い込みを「劣等感」と言い、「休む権利を得るためには、もっと限界まで頑張らないと休む権利が与えられない!」という思い込みを「禁止令とドライバー」と言います。
「劣等感」の意味は、「自分が他人よりも劣っているという感情」です。他人と比べたときに「どうせ自分はダメなやつなんだ」と思いこんでしまうネガティブな感情のことです。
禁止令とは心理学者エリックバーン博士によって開発された自己分析法で、文字通り「〇〇してはいけない」という「禁止」の「命令」のことです。…(中略)…幼いころに親などの養育者から否定的・禁止的な命令や態度を繰り返し受けることで、自らの思考や行動の制限を課してしまうものです。
拮抗禁止令とは、幼少期に親の役割をもつ人から与えられた「〇〇しなさい」「〇〇したほうがよい」「〇〇であるべき」という、いわゆる「〇〇しろ」というメッセージを受けて、そのよう生きていこうと「決断」することで自らに課したものです。…(中略)…ドライバーというその名の通り、その人の行動を駆り立ててしまうのです。
「苦しんでいれば人に優しくしてもらえる…」という思い込み
引き続き、私は、自分の子供の頃の出来事を振り返っていきました。
子供の頃、父親も母親も共働きで仕事が忙しく、私は普段、あまり構ってもらえず、寂しさを感じていました。
でも、時々、風邪を引いて体調を崩したりすると、「大丈夫?」と母親が優しく世話をしてくれました。
母親は、病気を心配して優しくしてくれたのですが、理由はどうであれ、寂しかった私にとっては、母親が優しくしてくれたことがとても嬉しかったのです。
その体験以来、子供の頃の私は、「母親は、元気な自分には優しくしてくれないけれど、苦しんでいる自分には優しくしてくれるんだ…」と考えるようになり、「苦しんでいれば母親に優しくしてもらえる…」と考えるようになり、「苦しんでいないと母親に優しくしてもらえる権利がない…」と考えるようになり、結果、「苦しんでいれば人に助けてもらえる…」「苦しんでいなければ人に助けてもらえる権利がない!」という思い込みを強めていったんだと気づきました。
「休んだ方がいい…」と誰かに言わせたかった自分
このように、「無理して会社に行こうとする意固地な自分」の原点は、子供の頃、母親との体験がきっかけで、「苦しんでいれば母親に優しくしてもらえる…」と考え始めたことにあることがわかってきました。
そして、無理して会社に行こうとする理由は、苦しんでいる姿を会社で見せることで、上司や同僚に「大丈夫?休んだ方がいいよ…」って言わせたかったのだなぁ…ということに気づきました。
このように、子供の頃の体験がもとで、「こういう時はこうすればいいんだ…」と思い込んでしまうことを、交流分析という心理学では「人生脚本」と言います。
人生脚本とは、エリック・バーンが提唱した心理学理論です。幼少期に自分自身の人生脚本を描き、その通りになるとされています。人生脚本の大部分は親からのメッセージにより決定されます。無意識のうちに生き方を決め、それに従い行動するということです。
引用元:人生脚本とは
上記のように、人生脚本とは、幼少期(おおよそ6歳頃まで)に「親に言ってもらえた言葉」や「親にしてもらえた態度」などに応じて形成されます。
つまり、子供の頃、母親との関係において、風邪を引いたことで優しくしてもらえた体験がもとで形成した「人生脚本」に沿って、大人になっても、子供の頃と同じように、自分を苦しめることで、上司や同僚に「大丈夫?休んだ方がいいよ…」って言わせようとしていたのだと、私は納得を深めました。
また、「人生脚本とは何か?」「禁止令とドライバーとは何か?」については、以下の記事で詳しく説明していますので、興味のある方は参考にしてください。
静かにしていたい気持ちは、子供の頃からの自分の本音
さて、私は心の中に感じるもう一人の自分「家で静かにしていたい気持ち」にも、フォーカシングを続けていきました。
前述の通り、「家で静かにしていたい気持ち」は、一見、怠けようとしているように感じましたが、実は、疲れ切った心身の状態を回復させて、「仕事のミスを減らしたい!」と望んでおり、責任ある選択をしようとしていることがわかってきました。
1人で静かに過ごすことで心を回復させたい!という気持ち
フォーカシングによる分析を続けていくと、「家で静かにしていたい気持ち」には、以下のような望みが含まれていることに気づきました。
POINT
- 自分は、周りに人がいると落ち着かないので、1人で静かに過ごしていたい
- 自分は、自分の納得のいくようにしたいので、周りの人に邪魔されたり急かされたくない
- 自分は、あれもこれもと、二つ以上のことを同時に取り組むのが苦手なので、ひとつひとつ集中して確実に取り組みたい
このように、「家で静かにしていたい気持ち」は、人間の集団の中で過ごすことが苦手で、周りに人がいると落ち着かず疲れてしまうため、「1人で静かに過ごすことで心身の状態を回復させたい!」と望んでいることに気づきました。
確かに、最近の私は、仕事が忙しく、人間関係にも疲れ、上司や同僚たちの間で右往左往することも多かったため、心身ともに疲れ切っていたんだなぁ…ということに納得がいきました。
静かにしていたかったけど、急かされて落ち着かなかった自分
そして、自分は、「家で静かにしていたい…」という気持ちをいつから感じていたのか?について分析をしてくと、子供の頃、自分は、読書・人形遊び・お絵かき・ブロック・ゲームなど、一人遊びが好きで、1人でのんびり過ごしていたかったのだけれど、兄弟が多くて落ち着かなかったり、学校の宿題や支度など、母親から急かされることが多く、家にいても静かに過ごせず、かなりのストレスを感じていたことに気づきました。
また、大人になった自分も、職場で周りに人が多かったり、電話が鳴り響いたりで落ち着かず、仕事について上司や同僚から急かされることも多く、会社でも、かなりのストレスを感じていたことに気づきました。
うつ病の原因
そういった意味では、静かにしていたかったけど落ち着かなかった子供の頃のストレスが、大人になっても自分の心に残っていて、会社の騒がしい雰囲気に刺激を受けて、大人になった自分の心に「フラッシュバック」していたのだなと、私は感じました。
フラッシュバック (flashback)とは、強いトラウマ体験(心的外傷)を受けた場合に、後になってその記憶が、突然かつ非常に鮮明に思い出されたり、同様に夢に見たりする現象。
引用元:フラッシュバック (心理現象)
このように、ある時から、未解決のまま心に残り続けている気持ちを、心理学では「未完の感情」と言います。
そして、自分が無気力であったり、うつ病を患った原因は、静かにしていたかったけど、落ち着かなかった子供の頃のストレスが「未完の感情」として心に残っており、「フラッシュバック」していたことに関係していると、私は深く納得がいきました。
また、「未完の感情とは何か?」については、以下の記事で詳しく説明していますので、興味のある方は参考にしてください。
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自分の中にあるふたつの気持ちの葛藤、禁止令やドライバーの影響、子供の頃のストレスのフラッシュバックの影響など、無気力やうつ病の原因に納得を感じることができて、私は落ち着いた気持ちになりました。
そして、子供の頃から無意識に抑圧してきた「一人で静かにしていたい気持ち」を満たすことで、心身の状態を回復し、うつ病を克服していきました。
自分は「傷ついたインナーチャイルドを抱えたアダルトチルドレン」だった
心理学には「インナーチャイルド」という考え方があります。
インナーチャイルドとは、子供の頃の自分の感情を捉えやすくする工夫です。
そして、子供の頃に心が傷つき、その影響を大人になっても感じ続けている人を、心理学では「アダルトチルドレン」と言います。
アダルトチルドレン(AC)とは、自分は子ども時代に親との関係で何らかのトラウマ(心的外傷)を負ったと考えている成人のことをいいます。自己認識の概念であり、医学的な診断名ではありません。
つまり、私は「傷ついたインナーチャイルドを抱えたアダルトチルドレン」だったのです。
一人で静かにしていたい気持ちは、アダルトチルドレン:ロストワンタイプの特徴
そして、アダルトチルドレンについて理解を深めていくと、私のように「一人で静かにしていたい」と感じる気持ちは、「アダルトチルドレン:ロストワンタイプの特徴」であることがわかりました。
ロストワンタイプの人の特徴は、徹底して自我を押さえ込むことで家族に迷惑をかけないよう努めることです。アダルトチルドレンの他のタイプは思考や行動に方向性や特徴が見られますが、ロストワンタイプはその特徴さえ隠すことが最大の特徴です。
私は、目を閉じながら、「一人で静かにしていたい…」と望み続けている子供の頃の自分、すなわち、自分のインナーチャイルドをイメージしました。
そして、「インナーチャイルドセラピー(退行催眠)」によって、インナーチャイルドをイメージすることで、子供の頃の自分が家庭で落ち着いて過ごせず、かなりのストレスを感じていたことや、誰にも邪魔されず一人でのんびりと過ごしたかったこと、でも、「両親に迷惑を掛けたくない!」という気持ちから、そのことをなかなか言い出せなかったことに気づいていきました。
また、「アダルトチルドレン:ロストワンタイプ」については、以下の記事で詳しく説明していますので、興味のある方は参考にしてください。
「一人で静かにしていたい…」という、子供の頃からの気持ちに共感する
フォーカシングによって、自分は、子供の頃から「一人で静かにしていたい…」という気持ちをなかなか満たせず、かなりのストレスを抱え続けていたことに気づきました。
反対に言えば、「一人で静かにしていたい…」という、子供の頃からの気持ちを今から存分に満たすことで、心身の状態が回復することができるのだなぁ…ということにも納得がいきました。
なのでそれからは、無理をするのは止め、上司に相談をして休養を取ることにしました。
はじめのうちは、静かに過ごすことに罪悪感を感じて苦しい時期がありましたが、その度に、「責任ある仕事をしたいからこそ、一人で静かに過ごす必要があるんだよなぁ…」と、自分のインナーチャイルドに語り掛け、「一人で静かにしていたい…」という、子供の頃からの気持ちに共感を示していきました。
そうすることで、だんだんと、「自分は、いい仕事をするために、一人で静かに過ごして心身の状態を回復させる必要があるんだよな…」「一人で静かに過ごして心身の状態を回復させない限り、責任あるいい仕事ができないんだよな…」と考えられるようになり、だんだんと、安心して休めるようになっていきました。
「一人で静かにしていたい…」という、子供の頃からの気持ちを存分に満たすことで、無気力から回復できた
そして、温泉に行って1人で静かに過ごしたり、釣りに行って1人で静かに過ごしたり、音楽を聴きながら一人で静かに散歩をしたり、山の上の見晴らしの良いところで一人で静かにぼーっと過ごしたり、自分のインナーチャイルドに共感を示しながら、静かな生活を送ってきました。
ときどき、「いつになったら会社に復帰できるのだろう?」と不安や焦りを感じましたが、そのたびに体調が悪くなり、体調が悪くなると、「そうだった…また自分は焦っていたんだなぁ…」と気づいて静かな生活に戻り、だんだんと心身の回復を取り戻していきました。
このように、私は「不安⇒焦り⇒気づき⇒安心」を繰り返し感じながら、静かな生活を送っていきました。
それはまるで、ヨガや整体で徐々に姿勢を矯正していくように、静かな生活を送ることで徐々に自分の生き方を矯正しているようでした。
そして、「一人で静かにしていたい…」という、子供の頃からの気持ちを、時間を掛けて存分に満たしたことで、心身の状態も回復し、無気力やうつ病も克服することができていました。
また、「『一人で静かにしていたい…』という気持ちを満たすことで、無気力から回復できたときの体験談」を以下に紹介しますので、興味のある方は参考にしてください。
まとめ
さいごに、無気力になる理由・無気力からの回復について重要ポイントをまとめます。
POINT
- 無気力とは、「会社に行こうとする気持ち」と「静かにしていたい気持ち」が激しく葛藤した結果
- うつ病の原因は、「禁止令やドライバー」「未完の感情」「フラッシュバック」の影響
- 「一人で静かにしていたい…」と感じる気持ちは、「アダルトチルドレン:ロストワンタイプの特徴」
- 「一人で静かにしていたい…」という子供の頃からの未完の感情を満たすことで、無気力やうつ病を克服できた
なお、本記事に関する関連情報は、以下のページにまとめていますので紹介します。
関連情報まとめページ
以上、「無気力になる理由は、一人で静かにしていたいから」という記事でした。