ロストワンの性格:アダルトチルドレンとは?

ロストワンは、豊かな感受性を懸命に隠している。

ロストワンの性格をあらわすイメージ

 

機能不全家族で育ったアダルトチルドレンは、さまざまな個性をもって家族を支えようとします。

家族を支える役割=アダルトチルドレンのタイプの中で、ロストワンの特徴は、徹底して自我を押さえ込み、家族に迷惑を掛けまい!と静かに願うことです。

ほかのアダルトチルドレンのタイプは、思考や行動に特徴が見受けられますが、ロストワンは、その特徴すらもひた隠しにすることが最大の特徴です。

この記事は、ロストワンの性格や特徴についてまとめています。

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ロストワン(いない子)とは?

ロストワンとは、「いない子」や「迷子」という意味で、気がつくと集団から離れて1人で過ごしていたり、気がつくと親が存在を忘れてしまっていたり、集団の中での存在感が薄いという意味が込められています。

書籍によっては、「ロストチャイルド」と呼ぶ場合もあります。

 

機能不全家族に育ったことで、ロストワンの性格は、「我慢しなければいけない!迷惑を掛けてはいけない!」という想いがつよく、自分に何も起こらないことを願うため、家庭においても学校や職場においても、波風を立ててしまうことや自分に注目が集まってしまうことを恐れます。

よって、周囲から見るロストワンの性格は、「存在感が薄い」「なにを考えているかわからない」「おとなしい」などの印象に映りますが、ロストワン本人の内面には、じつは慢性的な孤独感や孤立感が募っており、心に苦しい想いをたくさん抱えながらも、周囲にバレないように、周囲に迷惑を掛けないように、じっと堪えて耐え続けてくれています。

 

ロストワンの特徴

アダルトチルドレンは、ロストワン(いない子)を始め、ヒーロー(英雄)やケアテイカー(世話役)イネイブラー(支え役)プラケータ(慰め役)など、いくつかのタイプに分かれ、それぞれが個性をもって活動的に役割をこなすことで機能不全家族の不完全な部分を補おうとします。

ですが、ロストワンの特徴は、ほかのアダルトチルドレンタイプのように目に見える行動はあえてせず、「あえて何もしない」ことで家族への負担を減らそうとします。

何もしなければトラブルは起きず、トラブルが起きなければ家族への負担を増やさないで済みます。

なので、自分の問題は自分の胸にしまい込み、本当の自分の気持ちを押し隠すことで、家族へとの負担を減らそうとしてくれます。

このように、いくつかあるアダルトチルドレンのタイプの中でも、「存在感が薄い」という印象がロストワンの特徴です。

 

ロストワンが生まれた理由

これは、ロストワンが生まれ育った家庭環境において、意思表示や感情表現をすると育ての親に抑え込まれた経験があり、機能不全家族を生き抜くためには、自分の意思と感情を隠さなければならなかったという経験に由来するところが大きいです。

なので、ロストワンの性格は、根っからの暗い性格ではなく、生まれ落ちた家庭環境を生き抜くために、「あえて本来の自分を隠し続けて身を守ってきた人」というのが、本来のロストワンの特徴です。

 

みなさんも見て見ぬふりをしたり社交辞令をしたりなど、自分の身を守るために、周囲の空気に合わせて自分の気持ちを抑える場面があるかと思いますが、ロストワンは、幼少期から同じ危機感を家庭内で常に感じつつ、懸命に生き延びてきた方です。

よって大人になっても、なるべく自分の存在感を薄めることで、周囲の脅威や危険から身を守ろうとする防衛本能が優れており、まるで忍者のように存在感を消し、しなやかに自分の身を守ります。

 

ロストワンの性格は遺伝ではなく、生まれあとに身に付けた技術なので、心理カウンセリングによって心の防衛本能が和らぐと、ロストワンの性格をお持ちの方は、時折、「自分がわからない…」「自分が自分じゃないような気がする…」「生きている気がしない…」など、自らの苦しい二面性を示唆してくださる訴えをして下さいます。

よって、いくつかあるアダルトチルドレンのタイプの中でも、ロストワンに限っては、目に見える表面的な部分だけを鵜呑みにせず、目に見えない繊細な内面的な部分にも最大限の心配りをする必要があります。

このように、ロストワンの特徴は、目に見える表面的な部分は無感情のように見えても、目に見えない内面には圧倒的な孤独感と孤立感を抱え続けている。という点です。

 

ロストワンの性格

先ほどもご説明をしたように、ロストワンの性格は、決して生まれながらの暗い性格ではありません。

むしろ豊かな感受性を持ちながらも、それを懸命に隠さなければならない姿が、ロストワンの性格として映っているわけです。

 

ロストワンの性格の良い面

ロストワンは、空気を読む力に優れています。

一を聞き十を知る(いちをききじゅうをしる)」のことわざ通り、少ない情報での意思伝達にたけているため、気遣いや忖度(そんたく)といった心遣いは、ほかの方には到底到達し得ない素晴らしいセンスを持っています。

文章や会話といった感情表現にブロックを感じやすいロストワンの性格は、ときとして、絵画や楽曲や造形などの芸術性によって爆発的に開花する場合があります。

寡黙な絵描きさん、物静かな彫刻家さん、怖そうで優しい作曲家さん、作品を描くときはとても躍動する書道家さん、無口だけど格好いい俳優さん、このように、内に秘めた豊かな感受性を、描画や描写や演技といった方法で感情表現しようとしたとき、ロストワンの性格がとても有効に作用する場合があります。

 

ロストワンの性格の辛い面

ロストワンは、本当の自分を隠し存在を薄めることで生き延びてきた経験があるので、目立つことがなにより苦手であり、自分が中心になって何かをすることがとても難しいという辛い部分があります。

これは、もともとの資質ではなく、生まれた後に受けた幼少期の親の躾の影響=禁止令とドライバーの影響です。

 

ロストワンが自分を解放し自由になろうとすることは、育ての親の教えに背く=親に反抗する=親に攻撃され見捨てられる…という見捨てられ不安に直結するため、また心が傷つくのではないか?という防衛機制によって強固にブロックされてしまいます。

よって、ロストワンの性格は、自分らしく生きようとすればするほど、親に嫌われてしまう!という大きな恐怖によってブロックされてしまうため、表面的には無感情に見えても、内面的には圧倒的なほど苦しい葛藤を続けてしまいます。

 

なので、幼稚園や小学校や中学校や高校などでは、ロストワンの性格は、「集団生活ができない子」「引きこもり」「不登校」など、残念で誤ったレッテルを貼られてしまう場合があります。

ですが、日々カウンセリングをさせて頂いて私が感じるのは、ロストワンの性格は、「周りの人間に傷つけられるのは、もうたくさんだ!1人で自由にしていたい!」と、SOSを訴えている場合があります。

ロストワンの性格は、もともと、集団で行動するより1人遊びが好きだったり、絵を描くのが好きだったり、空想やイマジネーションが豊かな部分があります。

 

このように、感受性が豊かで、元来、自分1人で楽しめる子=周りに邪魔されたくない1人で自由に過ごしていたい平和的な子=ロストワンの性格にしてみると、親の期待に応えなければならない日本の家庭環境や集団行動ありきの日本の教育現場は、依存されてしまったりいじめに巻き込まれてしまったりと、とても窮屈で苦痛に感じる環境である場合があります。

親や教育側など周囲からは、ひと言で、ひきこもりや不登校と決めつけられてしまう現象にも、ロストワン本人の視点に立ってみると、集団行動ありきの日本の家庭と教育現場の窮屈さと、自分自身の個性とのアンマッチに苦しんでいる場合が多く、ロストワンの方には何ら非が無い場合が殆どです。

ある意味、感受性豊かで一人で自由にしていたいロストワンにとって、日本はとても窮屈で苦しい環境なのかもしれません。

 

ロストワンと恋愛

さて、ロストワンの性格についてみなさんは理解が深まりましたか?

ロストワンの性格は、「協調性がない」「社会不適合者」「よくわからない人」など、散々なひどい誤解をされてしまう場合があります。

ですが、ロストワンの性格は、もともと、「自分1人で自由にしていたい人」という意味合いが大きいのです。

 

これは私の勝手な印象ですが、あえて表現すると、ベートーベンや岡本太郎さんのような、孤高の芸術家さんのようなタイプが、ロストワンの印象にぴったりきます。

なので、ロストワンの恋愛は、世間一般の流行りや常識や価値観で推し量れるようなものではなく、どれだけ、自分の気持ちを素直に表現させてもらえるか?自分の気持ちを素直に表現するのに、たくさんの時間が掛かっても許容してもらえるか?が最大のポイントになります。

よって、リズムが噛み合うと、豊かな感受性をともなう心のこもった素晴らしい恋愛となります。

 

ロストワンの恋愛の最大の特徴は、ロストワンは、束縛されることや振り回されることを極端に嫌うことです。

自分の自由を制限されたり、自分の意思を無視されることにうんざりしているロストワンは、ただただ、自分のことは自分に任せて信用してほしい…と願っています。

よって、ロストワンとの恋愛において、プレゼントや贈り物をすると、ロストワンはかえって戸惑ってしまう場合があります。

それは、プレゼントが嫌なわけではなく、そういった経験が少ないので戸惑ってしまうわけです。

また、ロストワンである恋人を自分の友人に紹介しようとすると、ロストワンは頑なに拒否したりします。

これも、あなたの友人に会いたくないのではなく、自分の気持ちをあなた1人だけと大切に共有したいという願いの現れです。

ロストワンは、厳しい環境を生き抜いた結果、「だれかになにかをしてもらいたい!」という薄く広い人間関係を願うより、「自分は自分らしくいたい!」という人数は少ないけど密度の濃い人間関係を願う=一途さが、ロストワンの恋愛の雰囲気です。

 

また、ロストワンの性格は、とても豊かな感受性を持ち合わせており、ある意味、自分の感情に非常に誠実な方でもあります。

うらを返せば、ウソやおべっかが大嫌いなので、自分の感情を素直に正確に表現したい!と願っています。

なので、ロストワンの性格は、自分の感情表現にとても時間が掛かってしまう場合があります。

よって、ロストワンの恋愛相手は、「そっか…そっか…うん…うん…」と否定せず、ロストワンが納得いくまで暖かくそっとしてあげると、ロストワンの方はこのうえない幸せと安心を感じてくれます。

 

ロストワンの克服

ロストワン型のアダルトチルドレンは、「自分のことなんてどうせわかってもらえない…」と、本当の自分を心の奥底に封印してしまっています。

この封印は、防衛機制という心の働きで、体に例えればギブスのようなものです。

 

骨折部にギブスを巻くことは窮屈であるけれど守ってくれています。

それと同じように、「本当の自分」という大切なコアを、防衛機制という心の働きで、窮屈にしつつ守り続けてくれているのが、ロストワンの心理状態です。

よって、やみくもに本心を聞き出そうとすれば、かえってギブス=防衛機制が巻きつき、ロストワンの方はさらに苦しくなってしまいます。

なので、ロストワンの性格を尊重し、当方メンタル心理そらくもでは、傾聴式のカウンセリングを基本に、ひたすらにロストワンの方のお話に耳を傾けていきます。

 

沈黙が数十分続いても、同じ話が何度も繰り返されても、私=寺井啓二は変わらずあなたのお話に耳を傾けていきます。

私=寺井啓二は、今までの経験ですと、最長で連続6時間の傾聴カウンセリング=6時間連続でお話に耳を傾けさせて頂いた経験があります。

(関連:憂鬱(ゆううつ)な母さんへの手紙。6時間の独り言を傾聴する!

 

ですが、前述のとおり、ロストワンの性格は、文章や会話といった感情表現にブロック=防衛機制を感じやすいため、そもそも、対面式のカウンセリングが不向きな場合があります。

なので、当方メンタル心理そらくもは、ロストワンの性格を尊重し、文章や会話といったやりとりに加えて、ホワイトボードを使ったイラストでもあなたの感情表現のお手伝いをしていきます。

このイラストを用いたカウンセリング技法は、アスペルガーの個性を持った方とのカウンセリングでは必須の技術です。

あなたの表情や涙や聞かせてくれた小さなエピソードを紡ぎ合わせ、あなたが表現したいであろう感情を、面白おかしくイラストで表現し、ロストワンの豊かな内面を見える化して共有していきます。

 

さらに、当方メンタル心理そらくもでは、ロストワンの性格の最も素晴らしい部分である、空想やイマジネーションの豊かな点にお力を借りて、催眠療法(ヒプノセラピー)を用いた心理セラピーで、ロストワンの内面の感情を、ゆっくりとゆっくりと二人のチームワークで感じ表現し、心の内圧を軽くしときほぐしていきます。

人の心は、目に見えるものに一番に反応するので、対面式のカウンセリングだと正面にカウンセラーが見えてしまい、防衛機制があなたの心をブロックしてしまいます。

なので、目を閉じて、私=寺井の姿を見えなくすることで、はじめて、警戒心が和らぎ、ゆっくりと安全に、「本当の自分の気持ち」に触れることができるでしょう。

 

当方メンタル心理そらくもでは、テレビドラマや映画の主人公として、ロストワンを始めた自分幼少期の自分=インナーチャイルドを空想していきます。

そして、視聴者であるあなたと私が、主人公である幼少期の自分=インナーチャイルドの気持ちを推理し仮説を立て、たくさんの時間をかけてゆっくりと納得いくまで感情表現していきます。

 

ロストワンを癒すイメージ

 

こうすることで、ずっと昔から心の奥底に封印してきた「本当の自分の気持ち」を、テレビドラマの視聴者目線で余裕を感じて観察しつつ、ゆっくりとゆっくりと二人のチームワークで感情表現し、体感で納得しながら心の内圧をときほぐしていきます。

このように自分同志の助け合い=心理的自立を臨場感あふれる覚でドラマティックに育むセラピーを、インナーチャイルドセラピーといいます。

 

言うなれば、防衛機制という厚い鎧のなかに保護されたままの小さな幼い自分=インナーチャイルドに、あなたと私の二人のチームワークで温かくスポットライトを当てて迎えに行ってあげて、安全で温かい場所へと連れだし迎え入れてあげる…

ロストワンを演じることで生き延びてきたあなたは、ようやくひとつに統合し、ロストワンを卒業しても、本当のあなたのまま安心して過ごせるようになるでしょう…

 

誰も巻き込まず、誰にも邪魔されず、あなたがあなたを助けていく機会が、当方メンタル心理そらくものカウンセリング&セラピーです。

長年、ロストワンを演じてきた苦しさを、当方のカウンセリング&セラピーで暖め癒し、今は穏やかに暮らしている皆さんも沢山いらっしゃいます。

(関連:皆さまの体験談

そしてなにより、私=寺井自身が、かつてはアダルトチルドレンであり、アダルトチルドレンを克服した体験者です。

いつの日か、『ロストワンという鎧のなかでずっと助けを待ち続けているあなたを、あなたと一緒に助け出してあげる』お手伝いをさせて頂けると私はとても嬉しいです。

 

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