自分を自分でカウンセリングする!
自分を自分でカウンセリングしよう!という心理は、自立心の芽生えです。
自分のことがよくわからなくなると、周囲に相談し、かえって余計に混乱する場合もあります。
だったら、自分の相談を自分で受ければいいと考えました。
困っている自分のために自分でカウンセリングを学び、自分が自分専用のプロ心理カウンセラーになればいいと考えました。
そして、困っている自分を自分でカウンセリングしよう!と感じるようになりました。
自分を自分でカウンセリングすることを、自立&自助と言います。
心理カウンセリング技法は、自分も知らない本当の気持ちに気づくためのノウハウです。
自分を自分でカウンセリングできるようになることは、きっといろいろなプラス要素となるなと私は感じました。
そして私は、本格的に心理カウンセリング技法に興味を持ち始めました。
はじめは職業としてはなく、困っている自分を自分でカウンセリングしたい!=自分の心を分析するために必要でした。
困っている自分を助けるために自分自身が学び活路を見出したい。
自分のために自分でカウンセリングを学び始めたとき、自分同志の助け合い=自立&自助&自己肯定の心地良さを感じはじめました。
自分のインナーチャイルドを自分でカウンセリングしました。
うつの原因が、インナーチャイルドにあることはわかっていました。
でも、私のインナーチャイルドは、なかなか気持ちを話してくれませんでした。
「何で?何にも話してくれないの?お願いだから話してくれ!」
私は、焦りからついつい、自分のインナーチャイルドを問い詰めてしまいました。
そうするとかえって、インナーチャイルドは心を閉ざしてしまいました。
私は、困っていました。
何か良い方法は、ないだろうか?
そこで、あることを思い出しました。
「そういえば、とても辛い状態でカウンセリングに行ったとき、何も話せなかったよなぁ…」
「自分はずっと黙っていただけだけど、カウンセラーの先生は、ニコニコうなずいてたなぁ?」
「そのうち、不思議と少しづつ話せるようになっていたなぁ?きっと何か特殊なノウハウがあるに違いない!」
「よし!心理カウンセラーのノウハウを学んで資格を取ってしまおう!」
そして、自分を自分でカウンセリングするために勉強をし、心理カウンセラーの資格をいくつか取りました。
既に独学で学んだ心理学と心理療法に対する理解も、さらに深めることができました。
もっとも大きい収穫は、「傾聴」という考え方に触れ、納得がいったことです。
「おぉ!これだ!これだ!なるほど!傾聴という技法だったのか!これなら行ける!」
カール・ロジャースが、来談者中心療法で重視する「傾聴」のノウハウと考え方に触れ、私は感動しました!
自分を自分でカウンセリングできるようになって、心に余裕と自信が生まれました。
人の知らないことを知っているというのは、優越感と余裕を感じるものです。
私は、心理学と心理カウンセリングを学んで心に余裕が生まれました。
聴いて待つ姿勢によって余裕を持つことができ、より深く、自分の心を分析できるようになりました。
それ以来、インナーチャイルドの気持ちを自分でカウンセリングし傾聴してあげられるようになりました。
(関連:インナーチャイルドカウンセリングとは?)
例え自分であっても、話をゆっくりと聴いてもらえる=傾聴してもらえるのは嬉しいもので、傷ついた自分を自分でカウンセリングすることによって、私は私の心を癒していきました。
周囲の人がわかってくれない!と嘆くなら、 自分がわかってあげればいいんだなぁ…と考えられるようになり、さらに心に余裕と安心が広がっていきました。