アダルトチルドレン(AC)プラケーター(慰め役)の「恋愛思考パターン」

2023年5月29日アダルトチルドレンアダルトチルドレンタイプ,プラケーター(慰め役),アダルトチルドレンの恋愛傾向,恋愛・結婚,恋愛

アダルトチルドレン_プラケータータイプの恋愛思考パターンを表すイラスト

POINTプラケータータイプ(慰め役)の恋愛思考パターンの特徴は、①母親に似た困っている人に惹かれる、②母親と父親の関係性を再現する、③父親に似たダメな人に惹かれる、などがあげられます。

心理カウンセラーの寺井です。

恋愛をはじめとする「人間関係の築き方」には人それぞれの特徴があり、心理学では「愛着スタイル」と言います。

とくに「恋愛関係の築き方の特徴」は「恋愛思考パターン」とも呼ばれ、子どもの頃の「両親との関係性」が大きく影響していると考えられています。

なお、プラケーターは「男性」より「女性」の方が多く、「消極的で優しい性格の女性」である場合が多いと考えられていることから、本記事では「プラケーターの『女性』の恋愛思考パターン」を「軸」に解説していきます。

また、「アダルトチルドレン」の「プラケーターの恋愛思考パターン(愛着スタイル)」には、主に以下の「3つ」が大きく影響していると考えられています。

POINT

  • 「気落ちした母親を慰めてきた」という「母親との関係性
  • 「ダメな父親」と「ダメな父親に懸命に尽くす母親」という「両親の関係性
  • 「ダメな父親なりに優しい一面を示してくれた」という「父親との関係性

また、上記のような「両親との関係性の影響」から身に付ける「プラケーターの恋愛思考パターン(愛着スタイル)の特徴」は、主に以下の「3つ」があげられます。

POINT

  • 困っている人を慰めることで愛されようとする
  • ダメな男性に尽くすことで愛されようとする
  • 父親のようなダメな人に愛されようとする

ちなみに、この記事は「アダルトチルドレン:プラケーター(慰め役)の『恋愛思考パターン(愛着スタイル)」についての解説です。

なお、「アダルトチルドレン:プラケーター(慰め役)の『恋愛における具体的な特徴』」については、以下の記事で詳しく解説しています。

それでは、アダルトチルドレン:プラケーター(慰め役)の恋愛思考パターンについて解説していきます。

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アダルトチルドレン:プラケーター(慰め役)の「恋愛思考パターン」

アダルトチルドレン_プラケータータイプの恋愛思考パターンは両親との関係性の影響を受けている様子を表すイラスト

アダルトチルドレンに限らず、恋愛をはじめとする「人間関係の築き方」には、人それぞれの特徴があります。

なお、恋愛をはじめ「親子・家族・友人・夫婦・職場」などの「人間関係の築き方」の人それぞれの特徴を、心理学では「愛着スタイル」と言い、とくに「恋愛関係の築き方の特徴」は「恋愛思考パターン」とも呼ばれ、子どもの頃の「両親との関係性」が大きく影響していると考えられています。

「愛着スタイル」とは、恋愛を含む人間関係において、人とどんな結びつきを持ちたいのか、どのような関係が心地よく感じるのかを表す傾向を指します。…(中略)…この傾向は、幼少期の保護者との関係が大きく影響している。

引用元:愛の心理学―4つの愛着スタイルと愛着障害

以上のことから、プラケーターを始めとする「アダルトチルドレンの恋愛傾向」には、「機能不全家族」で育った影響が密接に関わっていると言えます。

とくに、プラケーターは「気落ちした『母親』を優しく慰める『娘』」という場合が多く、子どもの頃から母親に寄り添い、母親を慰めることが多かったため、大人になって「消極的で優しい性格の女性」になる場合が多いです。

そのため「プラケーターの女性」は、恋愛において「ダメ男」いわゆる「ダメンズ」と呼ばれる「男性」に優しく尽くしてしまうなど、知らず知らずのうちに、さまざまな問題に巻き込まれてしまうという点が特徴的と言えます。

そして、恋愛において、プラケーターがさまざまな問題に巻き込まれてしまう根本原因には、子どもの頃に「機能不全家族で育った影響」が密接に関わっており、子どもの頃の「両親との関係性」が大きく影響していると考えられています。

なお、プラケーターは「男性」より「女性」の方が多いと考えられていることから、本記事では「プラケーターの『女性』の恋愛思考パターン」を「軸」に解説していきます。

また、「プラケーターの『女性』の恋愛思考パターン」は、主に以下の「具体例」があげられます。

POINT

  • 母親との関係性の影響
    「気落ちした母親を慰めてきた」という「母親との関係性」から、大人になって、困っている人を慰めることで愛されようとする
  • 両親の関係性の影響
    「ダメな父親」と「ダメな父親に懸命に尽くす母親」という「両親の関係性」から、大人になって、ダメな男性に尽くすことで愛されようとする
  • 父親との関係性の影響
    「ダメな父親なりに優しい一面を示してくれた」という「父親との関係性」から、父親のような男性に愛されようとする

それでは、以下に詳しく解説していきます。

 

①「母親との関係性」の影響

前述の通り、プラケーターの親子関係は「気落ちした『母親』」と「母親を慰める『娘』」という「母娘の関係」である場合が多く、プラケーターは「機能不全家族」において「気落ちした母親」を慰めるという「母親のカウンセラー役」を担うことが多いと考えられています。

アダルトチルドレン(AC)のプラケーターとは、機能不全家族の他のメンバーの暗い表情をいち早く察して、何よりも他人を優先し、いつもいつも慰めケアするカウンセラーのような子どもです。…(中略)…主に機能不全家族の母親を慰める娘という位置が多いのが特徴です。

引用元:アダルトチルドレン:プラケーターとは?特徴や原因、人間関係を解説

そして、「気落ちした母親」を慰めたとき、「母親」から「ありがとうね…」「あなたがいてくれて本当に良かった…」という「感謝」や「褒め」の言葉を掛けてもらえると、プラケーターは「母親の愛情」や「母親に必要とされている喜び」や「母親の役に立つことができた嬉しさ」など「幸せな気持ち」を感じます。

このように、プラケーターが「幸せな気持ち」を感じること自体は素晴らしいことなのですが、子どもの頃の「母親との関係性」は、その後の「恋愛思考パターン」に強く影響します。

ですので、プラケーターは「母親との関係性」から、以下のような「恋愛思考パターン」を身に付けると考えられています。

POINT

  • 「気落ちした母親を慰めたら、母親に喜んでもらえて幸せだった」
  • 「困っている人を慰めてあげれば、その人に愛してもらえる」
  • 「困っている人を慰めないでいると、その人に愛してもらえない」
  • 「誰かに愛されるためには、母親のような困っている人を慰めなきゃ!」

このように、プラケーターは、子どもの頃に「母親を慰めることで母親に愛してもらえた」という「成功体験」を積んだことにより、その後も「母親との関係性」において「母親を慰めることで愛情をもらう」という思考パターンを繰り返すようになり、結果、「困っている人を慰めることで、その人に愛してもらおう」という「恋愛思考パターン」を身に付けていくと考えられています。

 

②「両親の関係性」の影響

そもそも、プラケーターの「母親」は「なぜ?気落ちばかりするのか?」というと、その理由は、「夫(プラケーターの父親)」が「ダメ男」である場合が多いからです。

つまり、プラケーターの「母親」自身も「プラケーター」である場合が多く、「困っている人を慰めることで、その人に愛してもらおう」という「恋愛思考パターン」を身に付けているため、「ダメ男」を「夫」として選び、「ダメ男である夫」に尽くすことで「自分の存在価値」を感じようとするという傾向があります。

反対に言えば、プラケーターである子どもは、「ダメな父親」と「ダメな父親に懸命に尽くす母親」という「共依存の両親の関係性」を、子どもの頃から身近で見聞きしてきたことになります。

共依存夫婦とは、一般に、夫婦の一方が他方に精神的に依存しており、依存されている他方の夫婦もその依存を助長する存在となっており、苦しみを抱えながらもその状態から抜け出せない状況に陥っている夫婦のことを言います。

引用元:共依存夫婦の特徴・原因・危険性と共依存から抜け出すために必要なこと

前述の通り、子どもの頃に身近で見聞きした「両親の関係性」は、その後の「子どもの恋愛思考パターン」に強く影響します。

ですので、プラケーターは「両親の関係性」から、以下のような「恋愛思考パターン」を身に付けると考えられています。

POINT

  • 「父親はダメな人ではなく、かわいそうな人なんだ」
  • 「かわいそうな父親に懸命に尽くす母親は優しくて素晴らしい人なんだ」
  • 「かわいそうな人に尽くすことで自分は愛されるんだ、尽くさないと愛されないんだ」
  • 「誰かに愛されるためには、父親のようなかわいそうな人に尽くさなきゃ!」

なお、子どもが成長過程において「親の思考・行動パターン」を「模倣」することで生き方を学習することを「モデリング」と言います。

心理学においてモデリング(英: Modelling)とは、何かしらの対象物を見本(モデル)に、そのものの動作や行動を見て同じような動作や行動をすることである。人間(主に子供)の成長過程では、モデリングにより学習・成長するとされている。

引用元:モデリング (心理学)

このように、プラケーターは、子どもの頃に身近に感じていた「ダメな父親に尽くす母親の様子」を「モデリング(学習)」し、大人になって無意識に「模倣」することになり、結果、「ダメな男性に尽くすことで、その人に愛してもらおう」という「恋愛思考パターン」を身に付けていくと考えられています。

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③「父親との関係性」の影響

「恋愛思考パターン」について、「男性は母親に似た女性に惹かれやすい」あるいは「女性は父親に似た男性に惹かれやすい」と言われることがありますが、反対に「母親みたいな人とは付き合いたくないと感じる男性」や「父親みたいな人とは付き合いたくないと感じる女性」が多くいらっしゃるのも事実です。

これは、どちらが正しいというものではなく、そもそも「恋愛思考パターン」とは「幼少期の経験」によって決まっていくものであるため、人それぞれに「幼少期の経験」に沿った「恋愛思考パターン」があると言えます。

なお、「幼少期の経験」に沿った「恋愛思考パターン」とは、大きく分けて以下の「4つ」が考えられます。

POINT

  • 子どもの頃、母親に「否定的な反応」をされた「男性」は、大人になって母親のような女性との付き合いを避ける
  • 子どもの頃、母親に「肯定的な反応」をしてもらえた「男性」は、大人になって母親のような女性に惹かれる
  • 子どもの頃、父親に「情緒的な支持」をしてもらえなかった「女性」は、大人になって父親のような男性との付き合いを避ける
  • 子どもの頃、父親に「情緒的な支持」をしてもらえた「女性」は、大人になって父親のような男性に惹かれる

また、プラケーターの父親は、確かに「母親」を気落ちさせる「ダメ男」である場合が多いのですが、子どもに対しては「優しい」場合が多いという傾向があります。

ですので、プラケーターは、子どもの頃に「父親の優しい一面」に触れている場合が多く、少なからずも父親から「情緒的な支持」を受けられた経験を持つ場合が多いと考えられています。

ですので、プラケーターは「父親との関係性」から、以下のような「恋愛思考パターン」を身に付けると考えられています。

POINT

  • 「父親のような男性に愛されたい」

このように、プラケーターは、子どもの頃に少なからずも父親から「情緒的な支持」を受けられたことにより、大人になって無意識に「父親のような男性に愛されたい」という「恋愛思考パターン」を身に付けていくと考えられています。

 

アダルトチルドレン:プラケーター(慰め役)が生まれる原因

アダルトチルドレン_プラケータータイプの原因を表すイラスト

プラケーターが生まれる原因は、「機能不全家族」で育ったことにより、子どもの頃に「トラウマ(心の傷)」を負ったことが根本的な原因です。

なお、「プラケーターが生まれる原因となる機能不全家族の特徴」は、主に以下の「具体例」があげられます。

POINT

  • 父親が頼りない
  • 母親がイライラしていることが多い
  • 母親が落ち込んでいることが多い
  • 父親・母親の夫婦仲が穏やかではないことが多い
  • 兄弟姉妹が揉めていることが多い
  • 兄弟姉妹が落ち込んでいることが多い

また、子どもが「トラウマ」によって抱える「負の感情」のひとつに「見捨てられ不安」があります。

プラケーターは、「家族が落ち込んでいる様子」や「家族が揉めている様子」に対して「見捨てられ不安」を感じやすいため、「気落ちしている家族」や「イライラしている家族」を見ると「見捨てられ不安」を感じて居てもたってもいられなくなり、親・家族への「慰め役」を担うようになったと考えられています。

そして、親・家族への「慰め役」を繰り返しているうちに「無意識の思考パターン(習慣)」として「潜在意識」に根付き、大人になっても「慰め役」を繰り返していると考えられます。

以上のことから、「プラケーターが生まれる原因」として、以下のような「流れ」が考えられます。

POINT

  1. 愛情不足」により「見捨てられ不安」を感じる
  2. 見捨てられ不安」を和らげるために「慰め役」となる
  3. 慰め役」を担うことで「自分の存在価値」を感じる
  4. 自分の存在価値」を感じるために「慰め役」を続ける

続きは、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

 

「アダルトチルドレンタイプ」それぞれの「恋愛思考パターン」

アダルトチルドレンタイプを表すイラスト

アダルトチルドレンが、子どもの頃に身に付けた「機能不全家族での役割」を、アメリカの心理療法家「ウェイン・クリッツバーグ」は「アダルトチルドレンタイプ」としてまとめました。

そして、「プラケーター(慰め役)」とは、「ウェイン・クリッツバーグ」がまとめた「アダルトチルドレンタイプ(機能不全家族での役割)」のひとつにあたります。

なお、「プラケーター(慰め役)」以外の「アダルトチルドレンタイプ」それぞれの「恋愛思考パターン」については、以下の記事で詳しく解説しています。

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まとめ

さいごに、本記事の重要ポイントをまとめます。

アダルトチルドレン:プラケーター(慰め役)の恋愛思考パターン」としては、以下の点があげられます。

  • POINT恋愛関係の築き方を「愛着スタイル(恋愛思考パターン)」と言う
  • プラケーターは「母親との関係性」から、困っている人を慰めることで愛されようとする
  • プラケーターは「両親の関係性」から、ダメな男性に尽くすことで愛されようとする
  • プラケーターは「父親との関係性」から、父親のようなダメな男性に愛されようとする

また、本記事に関する関連記事を以下に紹介します。

是非、あわせてお読みください。

なお、本記事に関する関連情報は、以下のページでもまとめていますのであわせて紹介します。

以上、「アダルトチルドレン(AC)プラケーター(慰め役)の『恋愛思考パターン』」という記事でした。

この記事を書いた人

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はじめまして「メンタル心理そらくも 代表:寺井啓二」です。うつ、アダルトチルドレンを克服した経験を持つ心理カウンセラーです。自らの克服経験を世の中に役立てたいと考えています。

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