アダルトチルドレン&インナーチャイルドの例え話:アヒルになりたかった白鳥の心理。

インナーチャイルドやアダルトチルドレンなど、興味を感じるけれどよくわからない言葉を例え話で表現しています。

黒いアヒルのイラスト

 

はじめに

インナーチャイルドとかアダルトチルドレンとか自己否定とか自己肯定とか劣等感とか。。。。

皆さんも良く聞く言葉かもしれません。

 

もし、あなたが

なぜ自己否定してしまうのか?」とか、

「なぜ劣等感が消えないのか?」とか、

未来の自分のために考えてあげたいのなら。。。

 

やっぱり

「どうすると自己否定が生まれてしまうのか?」とか、

「どうすると劣等感が生まれてしまうのか?」を

逆説的に見つめてみると、いろいろヒントが収穫できるかもしれません。

 

いろいろヒントが収穫できると、

「いつから、どんな目的で、自己否定をすることになってしまったのか?」

「いつから、どんないきさつで、劣等感を持つことになってしまったのか?」

 

こんな心の歴史が見えてくるんじゃないかな?って私は思っています。

 

自分の心の歴史を映し出すヒントになるかならないか。。。

 

とにかく、例え話にまとめてみました。

 

子どもは生まれる場所と家族を選べない。

あるところにアヒルの家族がいました。

お母さんアヒルは真っ白で、子どものアヒルはみな黄色い毛色です。

 

アヒルの親子が歩いている様子のイラスト

 

お母さんアヒルが歩いていくと、その後を黄色い子どものアヒルたちが続いて歩いています。

そして、だいぶ遅れてなぜか黒い子どものアヒルだけが1人でテクテク懸命に続いていきます。

 

お母さんアヒルは振り返って黒い子どものアヒルに言いました。

 

「グズグズしないで!」

「なんであなたはそんなにグズなの!」

「早くしなさい!」

 

そして、お母さんアヒルは黄色い子どものアヒルたちにもこう言いました。

 

「あんた達もグズグズしないで!」

 

黄色い子どものアヒルたちは、ただお母さんアヒルについて歩いていただけなのに、お母さんアヒルに怒られてしまってモヤモヤした気持ちを心に抱えるようになってしまいました。

 

モヤモヤした気持ちを心に抱え続けることは、あまり望ましくないことなので、黄色い子どものアヒルたちはモヤモヤした気持ちをスッキリしたくなってきました。

 

そして黄色い子どものアヒルたちは、黒い子どものアヒルにこう言いました。

 

「お前がグズだから悪いんだよ!」

 

黒い子どものアヒルは心にズキッと突き刺さるような痛い気持ちを感じました。

 

黒い子どものアヒルは心をとても傷つけられてしまったのです。

 

黒い子どものアヒルはこう思いました。

 

「僕だって黄色い子どものアヒルと同じように、ただお母さんアヒルに必死について歩いていたのに。。。」

 

黒い子どものアヒルはこう思いました。

 

「どうして僕だけいつも傷つくことになってしまうんだろう?」

「僕がグズだからかな?」

「グズは悪いんだからグズな僕は悪いアヒルなのかな?」

「じゃあ僕がグズじゃなくなれば普通のアヒルになれるのかな?」

「じゃあいつも目一杯に早く歩けば普通のアヒルになれるのかな?」

 

それから黒い子どものアヒルは、お母さんアヒルについて歩くときには、苦しくても目一杯に早く歩くようにしました。

 

「グズになっちゃダメだ!」

「グズになったら悪いアヒルに戻ってしまう!!」

「悪いアヒルになっちゃったら心を傷つけられてしまう!」

「そんなの絶対に嫌だ!二度とあんな気持ちを感じたくない!」

 

「だからもっといい子でいなきゃ!」

「もっと早く!もっと早く!」

「もっと頑張んなきゃ!もっと頑張んなきゃ!」

 

そんな黒い子どものアヒルの歩きを見て、お母さんアヒルはこう言いました。

 

「よく頑張ったね。これからも頑張って歩いてね。」

 

黒い子どものアヒルは、お母さんアヒルの言葉を聞いてとても温かい気持ち=(^^)な気持ちを心に感じることができました。

 

そして、黒い子どものアヒルはこう思いました。

 

「もっと温かい気持ちを感じたい!増やしたい!」

「ずっと頑張んなきゃ!もうグズな自分に戻りたくない!」

「ずっと頑張っていれば、温かい気持ちを感じ続けられるんだ!」

 

子どもはただ自分も家族もみんな(^^)でいたいだけ

こうして、黒い子どものアヒルはありのままの自分をグスだと錯覚してしまいました。

 

そして、グスだと悪いアヒルになってしまうので、悪いアヒル=ありのままの自分になってしまうと心を傷つけられてしまうんだ!と、苦しい思い込みもしてしまったわけです。

 

「もう二度と傷つけられたくない!」

 

黒い子どものアヒルは自分を守りたい一心で、それ以降ひたすらに、ありのままの自分に戻らないよう頑張り続けるようになりました。

 

それは、悲しいかな自分を煽り責め続けることでもあります。

 

そして、ありのままの自分で居ると傷つけられてしまう!というスパイラルのような苦しい心理を心に備えてしまったわけです。

 

自分を守りたい一心で、黒い子どものアヒルは、ありのままの自分をひた隠しにしなければならない!=自分を守るために自分を否定し続けなければならない!という苦しい心のアヤを備えることになってしまったわけです。

 

しばらく黒い子どものアヒルは、グスで悪い自分に戻らないように懸命に無理をして頑張り続けました。

 

辛そうなみにくいアヒルの子のイラスト

 

でも、ほっと一息つくととてつもない不安が襲ってきます。

 

「僕はほっとしていていいのだろうか?」

「僕は、何か足りたいんじゃないか?」

「僕はもっと頑張んなきゃいけないんじゃないか?」

「どうしよう?どうしよう?どうすればいいんだろう?」

「でも何が足りないのかわからない…」

「でも何を頑張んなきゃいけないのかもわからない!」

 

「明日も目一杯に歩かなきゃ行けないのに…」

「グズなアヒルには絶対になりたくないのに…」

「不安で不安で休めない!」

 

「でも明日に備えて頑張って休まなきゃ!」

「でも休んでいいの?ほっと安心していいの?」

「わからない!」

「僕はどうしたいんだろう?僕はどうすべきなんだろう?」

「どうしよう?どうしよう?休まなきゃ!でも頑張んなきゃ!」

 

黒い子どものアヒルは、明日頑張って歩き続けることに備えて、早くほっと一息ついて安心したいのに、休もうとすると、何か頑張りが足りないような不安を感じて、ぐるぐる回るとてつもない不安に襲われてしまって休めません。

 

そして、何をしたらいいかわからなくなり、とてもとても疲れてしまい、突然、体がとてもだるくなり動けなくなってしまいました。

 

動くためには休みたいし、ゆっくり休むためにはいろいろ動いてホッとしてから休みたい…

 

ホッとしたいけど動かなきゃ!動くためには休まなきゃ!ああしたい!でもこうしなきゃ!

 

それ以来、黒い子どもアヒルは、心で綱引きが行われているような、心でシーソが激しく揺れているような、そんな激しい葛藤や不安や恐怖を感じるようになってしまいました。

 

そして、ただ横になっているだけなのに、とても疲れを感じてしまい、とても苦しい思いを、グルグルと感じることになってしましました。

 

劣等感とは、家族の平和を願う気持ち。

この時の【ありのままの自分=白鳥であること。をグスだと錯覚したり悪いアヒルと誤解してしまうことで生み出す自分の落ち度】を劣等感というのだろうなと私は思います。

 

自分は悪い存在とすることで、自分が頑張れば両親に喜んでもらえるんだ!という希望を自分自身の中に産みだして、健気に努力して両親の幸せを叶えようとする証が劣等感というのだろうなと私は思います。

 

いわば、本来はあるはずのない自分の落ち度、足りない部分、悪い部分を、あえて自分の心に作り出すことで、劣等箇所を克服すればきっと幸せになれるだ!と、自分が自分に設定した条件を劣等感というのだろうなと私は思います。

なので劣等感は、ある時の自分が自分に設定した【自分が幸せになってもいい条件】=【大切な道しるべ】なんだと私は思っています。

 

だから劣等感を持つな!と言われてしまうことは、幸せになれる可能性を捨て去ることにもなるので、永遠に幸せ感を感じられないのでは?とも思えてしまうのです。

なので、劣等感はポイと捨てずらい方が自然なのだろうなと私は思います。

 

劣等感を捨てることは、自分の幸せを放棄してしまうかのような不安を感じてしまうため、頭でわかっていても周りの人が言うように、なかなか容易にはやめられないほうが自然だと私は思います。

 

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自己否定感は自分の落度を探している。

同時に自己否定は、劣等感=自分の落ち度や、自分の足りない部分や、自分の悪い部分をなんとか見つけ出そうとしているとも言えるのかもしれません。

 

自己否定は、きっと自分はダメなんだ!っていう思いを自分に向けることで、劣等感の正体をなんとかあぶりだして見つけ出そうとしているのだろうなと私は思います。

 

とはいえ、劣等感は自分の誤解によって生みだされたので実際は存在しません。

なので、いくら自己否定をして自分のダメなところを探しても、本当は存在しないわけなので、結局は見つかりようのないものを探し続ける苦しさをまでも感じることになってしまっているのかもしれません。

 

例えば、黒いアヒルの子の場合、ありのままの自分=白鳥はグズなアヒルでダメだと誤解してしまっています。

 

言いかえれば、ありのままの自分=自分は自分じゃなければ幸せになれる!と誤解してしまっているわけなのですね。

 

つまり黒いアヒルの子は、自己否定を続けていれば、いつか幸せになれる!と誤解しているので、自己否定を続けることで自分を守ろうとする(リストカットなどの自虐の心理)。というわかりづらいく苦しい心のアヤが育まれてしまっているとも言えます。

 

自分を守る=自己肯定するためには自己否定を続けるしかない。自己否定を続けることでいつか自己肯定に到着できる。

 

黒いアヒルの子の心にはこんな心のアヤが育まれているとも言えるのだろうなと私は思います。

 

黒いアヒルの子にとって幸せになるための条件が劣等感であり、劣等感という条件をクリアすることで幸せになれると思い込んでいます。

 

そして、劣等感をクリアするためには、自分を否定する必要があります。

 

なので、黒いアヒルの子にとって自己肯定することは、悲しいかな、自己否定することになってしまって、はからずも、自分を幸せにしようとすればするほど自分で自分を苦しめてしまう結果になってしまうわけです。

 

自分を幸せにしようとすればするほど、自分が苦しくなってしまうのですから、私だったら絶望感を感じることになってしまだろうなと私は感じています。

 

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根本解決はツボを見つけて認知の修正

黒いアヒルの子の場合は、自分は白鳥ではなくアヒルと誤解してしまった時点で、アヒルになろうとすればするほど、ありのままの自分=白鳥を否定することにもなってしまって、結果的に苦しくなってしまったのですよね。

 

ただ、健気に幸せを望んで頑張っただけなのに、求めている気持ちとは正反対である苦しさを感じることになってしまった心理のアヤ(専門用語では心理的逆転と言います。)とも言えるのかもしれません。

 

このときの「自分は白鳥ではなくアヒル」という思い込みを認知と言います。

そして、認知はいくらでも上書き修正できる(専門用語で認知行動療法と言います。)わけです。

 

なので、黒いアヒルの子の場合、

 

「自分は白鳥ではなくアヒル」という誤認知

「自分は白鳥なんだ」という認知に上書き修正すると、

 

とくに頑張らなくても、ありのままの自分=白鳥でいるだけで幸せを感じられるようになるわけです。

 

このように、心の歴史や心の全体像をくまなく捉えて、誤認知というツボを見つけて修正し、最小の労力で最大の効果を生み出していく作業が、メンタル心理そらくものカウンセリング&セラピーです。

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