AC克服体験談②:「自分はアダルトチルドレンだ!」と実感しました!

自分はアダルトチルドレンだと実感している男性のイラスト

POINT私は「心理カウンセラー」と対話することで、自分が抱える「生きづらさ」や「性格的な特徴」に気づき、「自分はアダルトチルドレンだ!」と実感しました。

心理カウンセラーの寺井です。

私は、「誰の協力も得ず、自分1人でアダルトチルドレンを克服する」ことに限界を感じ、専門家の協力を得るために「心理カウンセリング」を利用することにしました。

心理カウンセラーは「家族・友人・知人」のように「自分の人生・自分の人間関係に直接かかわっている相手」ではありません。

だからこそ、悩んでいる私に対して「かわいそう…かわいそう…」という「同情」で接するのではなく、冷静に対等に「信頼」をもって接してくれたました。

このように、私は心理カウンセラーと対話をすることで、自分が抱える「生きづらさ」や「性格的な特徴」にあらためて気づくことができ、「自分はアダルトチルドレンだ!」という実感を深めていきました。

この記事は、「アダルトチルドレン(ac)を克服した心理カウンセラー『寺井啓二』が語る『AC克服体験談』」の『ステップ②』」として、「『傾聴カウンセリング』による『アダルトチルドレンの克服』」について説明しています。

なお、『ステップ①』をお読みでない方は、先に以下の記事をお読みください。

それでは、以下「AC克服体験談②:「自分はアダルトチルドレンだ!」と実感しました!」をお読みください。

心理カウンセリングで「アダルトチルドレンである」ことを実感しました

心理カウンセリングを利用することで、自分がアダルトチルドレンであることを実感している男性のイラスト

私は、「アダルトチルドレンの克服本」を読んだり、「心理カウンセリング」を利用したことで、「アダルトチルドレンが生まれてくるメカニズム」を理解することができました。

心理カウンセリングを進めていくと、自然と子どもの頃の話になり、「両親との関係」や「兄弟との関係」に触れていきました。

そして、「子どもが安心して生活できない緊張や不安をはらんだ家庭」、すなわち「アダルトチルドレンを生み出す家庭」のことを「機能不全家族」と呼ぶことを知り、「自分が『アダルトチルドレン』である」ことを実感していきました。

 

私の家族は「機能不全家族」だったのか?

心理カウンセリングを進めていくと、自然と子どもの頃の話になり、「両親との関係」や「兄弟との関係」に触れていきました。

そんな中で、私は「自分の家族は本当に問題があったのだろうか?」「自分の家族は本当に『機能不全家族』だったのだろうか?」と随分と考えました。

機能不全家族とは、ストレスが日常的に存在している家族状態のことです。主に親から子どもへの虐待・ネグレクト(育児放棄)・子どもに対する過剰な期待などの様々な要因が家庭内にあり、子育てや生活などの家庭の機能がうまくいっていない状態です。

引用元:機能不全家族とは?影響を受けるとアダルト・チルドレンになる?

とはいえ、両親とも「依存症」などは抱えておりませんでしたし、「虐待」などもありませんでしたので、正直、自分の家族が「機能不全家族」であったということには、私は今もしっくりきていません。

 

戦後の日本の家庭の「8割」が機能不全家族の傾向がある…

ですが、のちのち、心理カウンセラーを目指して「機能不全家族」について学び始めたとき、以下のように「戦後の日本の家庭の8割が機能不全家族の傾向がある…」という事実を知り、なんとなくしっくりきました。

とはいえ、誰でも自分が育った家族を「機能不全」などというレッテルを自ら張ることには、抵抗があるでしょう。しかし、戦後の家族の8割~9割が機能不全の要素を含んでいると分析する研究家もいるほど、どこの家族にでもあることです。

引用元:機能不全家族

そういった意味では、自分の両親は「太平洋戦争の影響」を受けている世代であり、「戦中戦後の厳しい状況下」では、「ほとんどの子どもが安心して生活できない状況であった」と言えますし、「ほとんどの家庭が機能不全状態であった」と言えます。

 

「太平洋戦争の影響」により「機能不全状態の家庭」で育った「両親」

自分の両親が子ども時代を過ごした「戦中戦後の厳しい状況下」とは、スタジオジブリの映画「火垂るの墓」に描かれている時代です。

なので、「自分の両親は、『太平洋戦争の影響』により『機能不全状態の家庭』で育った影響で、寂しさや怖さや不安など『心の傷(家庭内トラウマ)』を抱えたまま大人になった『アダルトチルドレン』だった…」と言えるのかもしれません。

この頃から、日本において「アダルトチルドレンが生まれる理由」には、「昭和初期の太平洋戦争の影響が大きく関わっているのではないか?」と感じるようになりました。

 

なお、「アダルトチルドレンが生まれる理由」については、以下の記事で詳しく説明していますので、必要な方は参考にして下さい。

また、「自分は機能不全家族で育ったのか?」については、以下の「機能不全家族チェックリスト」でチェックすることができますのであわせて紹介します。

 

両親の「性格的な特徴」が「世代間連鎖」していることに気づきました

さて、私は心理カウンセリングを利用することで、心理カウンセラーの協力を得ながら、「子ども時代の自分と両親の関係」をあらためて振り返っていきました。

そして、子どもの頃の私は、父親が「恥ずかしがり屋」であったため、「父親とゆっくり話をした経験をほとんど持っていない」ことに気づきました。

同じように、子どもの頃の私は、母親が「世話焼き」であったため、「母親に急かされる経験が多かった」ことにも気づきました。

また、父親も母親も仕事が忙しく共働きであったことや、兄弟が多かったことから、父親とも母親とも、二人きりでゆっくりと過ごした経験がほとんどなく、このようなことから、「自分はつまらない存在だ…」「自分は価値がない人間だ…」という「劣等感」を感じ始め、小学校の低学年頃から、「人間関係やコミュニケーションに対する苦手意識」を感じ始めたことに気づいていきました。

劣等感(れっとうかん、英: Inferiority complex)は、自分が他人に劣っていると感じること。劣後感(れつごかん)ともいう。強烈な不平等感を持つ人々を記述するために使用される心理学用語。

引用元:劣等感

このようなことから、子どもの頃の自分が「親に甘えたい気持ち」や「寂しさ」を我慢していたことに気づいていきました。

同時に、「父親の恥ずかしがり屋の部分」や「母親の世話焼きの部分」は、「大人になった自分にも引き継がれているなぁ…似ている部分があるなぁ…」と感じるようになり、「両親の性格的な特徴」を無意識のうちに受け継いでいく心の働きを「世代間連鎖」と呼ぶことを知りました。

 

生きづらさは「遺伝」ではなく「習慣」であることに気づきました

世代間連鎖」とは、生き方、価値観、子育て、教育などの影響が、親から子どもへ、子どもから孫へと連鎖していく仕組みのことです。

世代間連鎖とは、親から子へ世代を超えて伝わるもののこと。わかりやすいものでいえば、虐待や貧困などの問題である。しかし、実際はそういった大きな問題だけではなく、親から子への愛情のかけ方や接し方も、連鎖する。

引用元:世代間連鎖を止めるの、やめた

このように、人は子どもの頃に親から教えてもらった生き方、子育て方法、教育方法を、自分が親になってから、自分の子どもへと繰り返し伝えようとする特徴があります。

よって、「自分がアダルトチルドレンであるならば、自分の親も『機能不全家族』で育ったアダルトチルドレンである可能性があり、『アダルトチルドレンの生きづらさ』は、親から自分へと『世代間連鎖』している可能性がある」と言えます。

そして、同じように、「自分がアダルトチルドレンであるならば、『アダルトチルドレンの生きづらさ』は、自分から自分の子どもへと『世代間連鎖』をしてしまう可能性もある」とも言えます。

このように、親にとっても子どもにとっても孫にとっても、「望ましくないと感じる性格的な特徴」が、親から子どもへ、子どもから孫へと無意識のうちに連鎖していくことを「負の世代間連鎖」と呼ぶことを知りました。

負の世代間連鎖とは、「親(又は親から上の世代)から引き継いだ負の人生プログラム及び認知の歪みの連鎖」を指します。世の中の親子問題を抱えている人の多くが、「親を介してこの負の人生プログラム及び認知の歪みの連鎖」に巻き込まれたことによって、様々な問題を抱えてしまうようになったことを知ることはとても大切なことです。

引用元:親子の問題①(世代間連鎖)

ただ、裏を返せば、「『アダルトチルドレンの生きづらさ』とは、生まれ持った『遺伝』ではなく、あくまで、生まれた後、親との人間関係で身に付けた『習慣』に過ぎない」ということにも気づきました。

よって、「『アダルトチルドレンの生きづらさ』とは『習慣』である以上、『生活習慣』や『社会的習慣』と同じように、今から『新しい習慣』へと修正できる」ということにも気づきました。

そして、「自分が心地よいと感じる『新しい生き方』を自分の世代から始め、自分の子どもの世代へと『世代間連鎖』していくことも可能なのだ!」と思えるようになり、アダルトチルドレンの克服に大きな期待を持てるようになりました。

 

なお、「世代間連鎖」については、以下の記事で詳しく説明していますので、必要な方は参考にして下さい。

 

「傾聴カウンセリング」のみでは、アダルトチルドレンの克服はできなかった

傾聴カウンセリングではアダルトチルドレンを克服できなかった男性のイラスト

私は「心理カウンセリング」を利用し、「アダルトチルドレンが生まれてくるメカニズム」を理解することができたことで、「自分は『アダルトチルドレン』である」ということを素直に認められるようになりました。

同時に、「『アダルトチルドレンの生きづらさ』とは『習慣』である以上、今から『新しい習慣』へと修正できる」ということにも気づくことができたことで、心がだいぶ軽くなりました。

ですが、徐々に「心理カウンセリングのみでアダルトチルドレンを克服することへの限界」を感じはじめました。

 

傾聴カウンセリングとは?

当初、私が利用していた心理カウンセリングは、「来談者中心療法」という心理療法に基づく、「傾聴カウンセリング」と呼ばれるカウンセリング技法でした。

来談者中心療法(らいだんしゃちゅうしんりょうほう)は、臨床心理学者ロジャーズによって創始された心理療法です。来談者中心療法ではカウンセラーがクライエントに対して「ああしなさい」「こうしなさい」と指示することはありません。カウンセラーとクライエントは対等の立場に立ち、クライエントの問題をカウンセラーが分析や解釈や指導をせずに共感的に理解していきます。

引用元:来談者中心療法>概論

「傾聴カウンセリング」とは、相談者の話を心理カウンセラーがしっかりと理解することで、相談者の心に安心感や自己肯定感を育んでいくカウンセリング技法です。

傾聴とは、カウンセリングやコーチングで使用されるコミュニケーション技法の一つ。相手の話を深く聴いたり、話し方や表情、姿勢、しぐさといった言葉以外の部分に注意を払ったりすることで、相手を理解します。

引用元:傾聴とは? 意味、ロジャーズの3原則

このように「傾聴カウンセリング」とは、相談者の話を心理カウンセラーがしっかりと聞いてくれるので、対話への苦手意識を感じている方でも、話を遮られることなく自分のペースで話すことができ、且つ、自分の話をしっかりと理解をしてもらえることで、心に安心感や自己肯定感が生まれます。

ですが、反対に言えば、相談者が話すことができず黙ってしまった場合、ただただ沈黙の時間が続くことになってしまいます。

特に、「傾聴カウンセリング」において、アダルトチルドレンの克服に必要な「子どもの頃の気持ちを話す」となると、子どもの頃の記憶を思い出せなかったり、辛い体験を思い出すことで言葉が詰まってしまったり、心理カウンセラーを目の前にして緊張や警戒が強まってしまい話せなかったりする場合があります。

このように、「傾聴カウンセリング」においてアダルトチルドレンの克服を目指そうとしても、アダルトチルドレンの克服に必要な「子どもの頃の気持ち」が話せず、アダルトチルドレンの克服が難しくなってしまう場合があると言えます。

 

「傾聴カウンセリング」に行かなくなってしまいました

このように、アダルトチルドレンを克服するためには、「アダルトチルドレンについて理解を深めるだけでは不完全」であり、「寂しさ・悲しさ・怖さ・怒りなど『子どもの頃の気持ち』」をしっかりと解放する必要があります。

ですが、私の場合、目前に心理カウンセラーの存在を感じると「恥ずかしさ」が勝ってしまい、どうしても「子どもの頃の気持ち」を解放することができませんでした。

あと一歩のところまで来ているのに、自分が心理カウンセラーを信頼しきれないことで頓挫してしまい、そんな自分に罪悪感を感じ、自分を責めるようになってしまいました。

そして、自分を責めるようになったことで「うつ病が悪化」してしまい、結局、「傾聴カウンセリング」に行かなくなってしまいました。

 

「傾聴カウンセリング」に代わる「アダルトチルドレンの克服の新たな手段」を見つける

このように、私の場合、目前に心理カウンセラーの存在を感じながら「子どもの頃の気持ち」を話して解放することができず、結果、「傾聴カウンセリング」のみではアダルトチルドレンの克服はできませんでした。

ですが、私はアダルトチルドレンの克服を諦めたわけではなく、しばらくして「傾聴カウンセリング」に代わる「アダルトチルドレンの克服の新たな手段」を探し始めました。

結果、「インナーチャイルド」や「アダルトチルドレンタイプ」という考え方を用いた、自分が納得できる克服方法に出会うことができました。

 

なお、心理カウンセラーになった今では、「この頃の経験を活かした形での心理カウンセリング」を行っています。

この頃の経験をもとに考えた「当社メンタル心理そらくもが考えるアダルトチルドレンのカウンセリング」については、以下の記事で詳しく説明していますので、必要な方は参考にしてください。

 

「インナーチャイルド」を癒して「アダルトチルドレン」を克服しました!

アダルトチルドレンタイプ診断を行うことで、子ども時代のトラウマに気づいた男性のイラスト

自分の気持ちを素直に話せない自分を責めてしまったことで「うつ病を悪化」させてしまい、「傾聴カウンセリング」に行かなくなってしまった私は、「アダルトチルドレンの克服の専門家」の協力を得ることにしました。

そして、「インナーチャイルド」や「アダルトチルドレンタイプ」という考え方を知り、納得を感じながら「アダルトチルドレンの克服」に取り組めるようになりました。

続きは、以下の記事で詳しく説明していますので、是非、続けてお読みください。

 

まとめ

さいごに、本記事の重要ポイントをまとめます。

  • POINT「アダルトチルドレンを生みだす家庭」を「機能不全家族」と呼ぶ
  • 戦後の日本の家庭の8割」が機能不全家族の傾向があると言われている
  • 両親の性格的な特徴」を無意識のうちに受け継いでいく心の働きを「世代間連鎖」と呼ぶ
  • 望ましくないと感じる性格的な特徴」が、親から子へ、子から孫へと無意識のうちに連鎖していくことを「負の世代間連鎖」と呼ぶ
  • 「アダルトチルドレンの生きづらさ」は「遺伝」ではなく「習慣」なので、「習慣」である以上「新しい習慣」へと修正できる
  • 傾聴カウンセリング」のみでは、アダルトチルドレンの克服が難しい場合がある

また、本記事に関する関連記事を以下に紹介します。

是非、あわせてお読みください。

なお、本記事に関する関連情報は、以下のページでもまとめていますのであわせて紹介します。

以上、「AC克服体験談②:「自分はアダルトチルドレンだ!」と実感しました!」という記事でした。

この記事を書いた人
寺井 啓二

「うつ、アダルトチルドレンの克服経験」を持つ「心理カウンセラー・心理セラピスト」。
自らの克服経験を世の中のために役立てたいと考え、2013年に「メンタル心理そらくも」を設立、代表を務める。
10年以上のカウンセリング臨床実績があり、「アダルトチルドレン、インナーチャイルド、うつ病、パニック障害、人間関係の生きづらさ、親子関係の悩み(毒親)、子育ての悩み、恋愛・結婚の悩み、中学生・高校生の悩み」などの相談を得意としている。

◆カウンセリング実績
・臨床実績:過去2000回以上
・男女比:男性40%、女性60%
・年齢層:中学生から60歳代
・来訪元:静岡県内、愛知など東海圏
     東京、神奈川など首都圏
     大阪、兵庫など関西圏
     海外在住の方

◆保有資格
・上級心理カウンセラー
・メンタル心理カウンセラー
・うつ病アドバイザー
・チャイルドカウンセラー
・家族療法カウンセラー
・セルフ・アクセプタンスカウンセラー
・EFT-Japan Level 1
・EFT-Japan プラクティショナー

“代表:寺井啓二の詳しいプロフィール”

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