「虐待・暴力・貧困・生きづらさ」が世代間連鎖する原因

虐待・暴力・貧困・生きづらさが世代間連鎖する原因を表わすイラスト

POINT「虐待・暴力・貧困」などの社会的問題や、「依存症・共依存・愛着障害」などの心理的問題が、親から子へと世代間連鎖する原因は、「①戦争の影響」と「②家庭環境の影響」の2つが考えられます。

心理カウンセラーの寺井です。

子どもは、生まれてすぐは一人では生きていけません。

なので、子どもは「衣食住」など生活基盤の支援や、「子育て・教育」などの支援を親から受けながら、「子どもは親に依存をする」ことで成長していきます。

ですが、「戦争という悲惨な社会状況」や「貧困という厳しい家庭環境」においては、子どもは「子育て・教育」などの支援を親から十分に受けられない場合があります。

このように、「虐待・暴力・貧困」などの社会的問題や、「依存症・共依存・愛着障害」などの心理的問題が、親から子へ、子から孫へと世代間連鎖する原因には、「社会状況」や「家庭環境」の影響が密接に関わっていると心理学では考えます。

とくに、日本は、昭和初期に「第二次世界大戦(太平洋戦争)」という「悲惨な社会状況」を経験しており、この「戦争」が「家庭環境」に与えた悪影響はすさまじく、結果として、この「戦争」の影響が、今現在に至っても「虐待・暴力・貧困・生きづらさ」など、様々な問題の原因となっていると考えられています。

この記事は、様々な問題が世代間連鎖する原因について説明しています。

世代間連鎖が起きる原因

世代間連鎖の原因は遺伝ではなく習慣である様子を表わすイラスト

子どもが心身共に健全な成長をしていくためには、親から「子育て・教育」などの支援を受ける必要があり、「子どもは親に依存をする」ことで成長をしていきます。

ですが、「子どもは親に依存をする」ということは、それだけ、「子どもは親の影響を強く受けてしまう」とも言えます。

 

世代間連鎖は「社会状況」や「家庭環境」の影響を受けやすい

このように、「世代間連鎖」とは、生き方、子育て方法、教育方針などが、親から子どもへ、子どもから孫へと、親子間で連鎖していくことです。

反対に言えば、「世代間連鎖」によって親から子どもへと受け継がれていく生き方、子育て方法、教育方針などは、「社会状況」や「家庭環境」の影響を受けやすく、そのぶん、親と子の間で「世代の違いによる『価値観の相違』」が生じやすいとも言えます。

よって、「世代間連鎖」によって親から子どもへと受け継がれていく生き方、子育て方法、教育方針などは、「親が子どもの頃に体験していた『社会状況』や『家庭環境』に応じた『古い価値観』」と言い換えることができ、子どもは「ひと世代前の『古い価値観』の影響を受けてしまう」と言い換えることができます。

 

世代間連鎖の原因は「遺伝」ではなく「習慣」

このように、「世代間連鎖」は「遺伝」によって起きていると考えられがちですが、心理学に沿って考えると、「世代間連鎖の原因」は生まれ持った「遺伝」によるものではなく、「社会状況」や「家庭環境」の影響を受けながら、生まれた後に身に付けた「習慣」によるものと考えることができます。

このようなことから、日本において考えられている「様々な問題が世代間連鎖する原因」は、主に以下の2点にわけることができます。

POINT

  1. 戦争という社会状況」の影響
  2. 親や家族という家庭環境」の影響

それでは、以下に詳しく説明していきます。

 

世代間連鎖の原因①:「戦争という社会状況」の影響

戦争という社会状況が世代間連鎖の原因となっている様子を表わすイラスト

前述の通り「世代間連鎖」とは、「親が子どもだった頃の社会状況に応じた生き方」を、親が子どもへと伝えていくことです。

そういった意味では、日本は、昭和初期、「第二次世界大戦(太平洋戦争)」という「悲惨な社会状況」を経験しており、この「戦争」の影響によって、多くの日本人が「虐待・暴力・貧困」などを体験したことになります。

そして、「戦争」という「悲惨な社会状況を生き抜いた生き方」は、今もなお「子育て」を通じて、親から子へ、子から孫へと「世代間連鎖」していると考えることができます。

そして、「様々な問題が世代間連鎖する原因」として考えられる「戦争の影響」は、大きく分けて以下の3つがあります。

POINT

  1. 焼け跡世代」が受けた戦争の影響
  2. 従軍者」が受けた戦争の影響
  3. 団塊の世代」が受けた戦争の影響

それでは、以下に詳しく説明していきます。

 

①-1:「焼け跡世代」が受けた戦争の影響

昭和初期、「第二次世界大戦(太平洋戦争)」という「悲惨な社会状況」を経験した世代を「焼け跡世代」と呼びます。

焼け跡世代(やけあとせだい)とは、幼少期と少年期を第二次世界大戦中に過ごした世代と言われている。…(中略)…都市部の焼け跡世代の人々は、第二次世界大戦中に幼少期と少年期を防空壕と焼け跡の中で過ごし、飢餓や経済的困窮、放射性被害など戦争による被害に苦しんだ。…(中略)…父親を戦死や戦災で亡くし、母子家庭での生活を強いられた者も少なくない。…(中略)…太平洋戦争中に小学校に入り、小学時代には国民学校における軍国主義教育と、敗戦後の墨塗り教科書・民主主義教育(6・3制など)の両方を経験したため、第二次大戦の記憶を持つ最後の世代である。

引用元:焼け跡世代

「第二次世界大戦(太平洋戦争)」を直接経験した「焼け跡世代」の方たちは、「戦争」の影響による「悲惨な社会状況を生き抜いた経験」を持つことになります。

そして、「焼け跡世代」の方たちが経験した「戦争」の影響は、主に以下のような点があげられます。

POINT

  1. 都市部の子どもは「空襲」に怯えながら「防空壕」や「疎開先」で過ごすことが多かったため、「『家庭』という安心の居場所」が得られず、常に不安であった
  2. 都市部は「空襲」によって焼け野原となったため、都市部の子どもは「飢餓」や「貧困」に苦しんだ。また、地域によっては「放射能被害」に苦しんだ子どももいた
  3. 「徴兵令」や「空襲」の影響によって、父親を亡くした子どもが多く、「母子家庭」での生活を強いられた子どもが多かった
  4. 「第二次世界大戦(太平洋戦争)」の最中に小学校に入った子どもは「厳しい軍国主義教育」を受けため、「お国のために!」「贅沢は敵だ!」など、「自己犠牲」や「絶対服従」といった「軍隊のような偏った精神教育」を受けた

このように「焼け跡世代」の方たちは、「わけのわからぬままに、理不尽な理由で『虐待・暴力・貧困』に巻き込まれてしまった」と言い換えることができますし、「焼け跡世代」の方たちが「戦争」の影響によって経験した「悲惨な体験」は、「大人の都合に振り回され続けた子ども時代の記憶」とも言い換えることができます。

よって、「焼け跡世代」の方たちは、「怒り・不安・恐怖・悲しさ・罪悪感」など、多くの「ネガティブ感情」を心に抑圧したまま大人へと成長していったことになり、やがて親となったとき、「戦争」の影響による「悲惨な体験の影響」が、無意識に子どもへと連鎖してしまったと考えることができます。

 

①-2:「従軍者」が受けた戦争の影響

「第二次世界大戦(太平洋戦争)」の当時、「戦争」の影響を受けた方たちの中には、兵士として実際に戦地に赴き戦った「従軍者」の方たちもいます。

子どもの問題を遡ると、親世代の暴力、そしてもう一世代遡ると、戦争という集団レベルの暴力に行き着く。敗戦後、戦地から帰ってきた青年たちは、過去を振り返らないよう大慌てで結婚し、ベビーブームで、たくさんの子どもたちが生まれた。…(中略)…しかし、想像を絶する非人間的な経験を抱えてしまった男性たちに、どのような家族を作ることができたのだろう。こうして次世代が育てられ、さらに次の世代が育てられた。…(中略)…「戦地から帰ってきた父親は、毎晩のように悪夢にうなされていた」と語る娘たちの証言をたくさん聞いた。上の世代の女性から「戦地から帰った兵隊さんは、みんな家で暴力をふるっていたのよ」と耳打ちされたこともある。

引用元:戦争加害によるトラウマの世代間連鎖と和解修復の試み

このように「従軍者」の方たちは、軍隊という「絶対服従」の組織の中で、上官から「暴言・暴力」を日常的に受けたり、ときには「冤罪による理不尽な体罰」を受けたり、戦場という極限状態を経験したことで、さまざまな「心の傷(トラウマ)」を負ったことになります。

そして、「従軍者」の方たちが経験した「戦争」の影響は、主に以下のような点があげられます。

POINT

  1. 上官の命令とはいえ、戦地において「非人道的な行為」を行ってしまった自分を責め続けてしまい、そのことで「家族や子どもとの絆」をうまく築けず、「結婚や子育て」がうまく行かなかった
  2. 戦地から帰ってきた後、「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」の症状に悩まされ、「情緒不安定」や「不眠」に苦しみ続けた
  3. 戦地から帰ってきた後、戦地で上官から受けた「暴力」や、戦地で上官に強要された「暴力」が「フラッシュバック」してしまい、家族に対する「DV」や、子どもに対する「体罰」に繋がってしまった

このように「従軍者」の方たちは、「軍隊という『絶対服従』の環境下で、多くの『トラウマ体験』を強要されてしまった」と言い換えることができますし、「従軍者」の方たちが「戦争」の影響によって経験した「悲惨な体験」は、「国家の都合に振り回され続けた青年の記憶」とも言い換えることができます。

よって、「焼け跡世代」の方たちと同じように、「従軍者」の方たちも「怒り・不安・恐怖・悲しさ・罪悪感」といった多くの「ネガティブ感情」を心に抑圧したまま結婚をしていったことになり、やがて親となったとき、従軍中に経験した「悲惨な体験の影響」が、無意識に子どもへと連鎖してしまったと考えることができます。

 

①-3:「団塊の世代」が受けた戦争の影響

団塊の世代」とは、終戦後に生まれた世代で、「焼け跡世代」や「従軍者」を親に持つ世代です。

1947~1951年に生まれている団塊世代は、戦前からの「古い価値観」を引きずっています。ただ、彼らが「戦前世代」と異なる点は、「古い価値観」を引きずっていると同時に、戦後の「新しい価値観」も併せ持っているということです。…(中略)…しかし、「戦争の呪縛」から解き放たれても、「思想の呪縛」からは自由になり切れなかった、それが団塊世代の特徴です。

引用元:60代「団塊世代」はなぜこんなに嫌われたのか

このように「団塊の世代」の方たちは、直接戦争を経験していませんが、「焼け跡世代」や「従軍者」を親に持ち、「焼け跡世代」や「従軍者」に育てられているため、間接的にではありますが、「戦争」の影響を受けていると言えます。

そして、「団塊の世代」の方たちが間接的に受けた「戦争」の影響は、主に以下のような点があげられます。

POINT

  1. 終戦直後という「時代の変わり目」に生まれたことで、親からは「軍国主義的な戦前の古い価値観」の影響を受け、学校や社会からは「民主主義的な戦後の新しい価値観」の影響を受けたことにより、ひとりの人間のなかに「矛盾するふたつの価値観」を併せ持つことになってしまい、結果、「過激な言動」や「極端な思考」を持ちやすくなった
  2. 戦後の「第一次ベビーブーム」に生まれた世代であるため、同世代に生まれた人数が飛び抜けて多く、そのぶん何事にも「激しい競争」をする必要があった。また、「つねに隣人や周囲から後れを取ってはいけない」という環境の下で育った結果、「強い競争意識」と「闘争心」を身に付けざるをえなかった

このように「団塊の世代」の方たちは、「終戦直後という『時代の変わり目』に生まれ育ったことで、『矛盾するふたつの価値観』を心に抱えることになってしまった」と言い換えることができますし、「第一次ベビーブーム」の影響によって経験した「激しい生存競争」は、「厳しい闘争の記憶」とも言い換えることができます。

よって、間接的ではありますが、「団塊の世代」の方たちも「戦争」の影響を受けていると言えますし、終戦直後という「時代の変わり目」に身に付けた「過激な言動・極端な思考・強い競争意識・闘争心」などが、無意識に子どもへと連鎖してしまったと考えることができます。

世代間連鎖の原因②:「親や家族という家庭環境」の影響

親や家族という家庭環境が世代間連鎖の原因となっている様子を表わすイラスト

「世代間連鎖」とは、「子育て・教育」などによって生じる様々な問題が、親から子へ、子から孫へと連鎖している状態を指します。

子どもへの「子育て・教育」は、主に「」によって「家庭」で行われます。

ですので、すべての子どもは、親の性格や家族構成など「家庭環境の影響」を強く受けることになります。

そして、子どもの頃に経験した「家庭環境の影響」は、大人になって親となり「子育て」を通じて、親から子へ、子から孫へと「世代間連鎖」していると考えることができます。

そして、「様々な問題が世代間連鎖する原因」として考えられる「家庭環境の影響」は、大きく分けて以下の3つがあります。

POINT

  1. 機能不全家族・アダルトチルドレン
  2. 毒親
  3. 人生脚本

それでは、以下に詳しく説明していきます。

 

原因②-1:機能不全家族・アダルトチルドレン

例えば、親や家族が「アルコール依存症」「薬物・ギャンブル・仕事などの依存症」「拒食・過食などの嗜癖」を抱えていたり、親や家族が「暴言・暴力・虐待・ネグレクト・過干渉・過保護」などを行っている「家庭」は、「子どもが安心して過ごすことができない家庭」と言い換えることができす。

このように、「親や家族がさまざまな問題を抱えていることが原因で、子どもが安心して生活することができない、緊張や不安をはらんだ家庭」のことを、心理学では「機能不全家族」と言います。

機能不全家族とは、ストレスが日常的に存在している家族状態のことです。主に親から子どもへの虐待・ネグレクト(育児放棄)・子どもに対する過剰な期待などの様々な要因が家庭内にあり、子育てや生活などの家庭の機能がうまくいっていない状態です。

引用元:機能不全家族とは?影響を受けるとアダルト・チルドレンになる?

また、子どもの頃、「機能不全家族」で育ったことが原因で心に様々な問題を抱えている大人を、心理学では「アダルトチルドレン」と言います。

アダルトチルドレン(AC)とは、自分は子ども時代に親との関係で何らかのトラウマ(心的外傷)を負ったと考えている成人のことをいいます。自己認識の概念であり、医学的な診断名ではありません。

引用元:アダルトチルドレンとは?症状や、生きづらさの原因は?

そして、「アダルトチルドレン」は、子どもの頃、親から受けた「子育て・教育」を、大人になって自分の子どもへと繰り返すという特徴があります。

よって、心理学に沿って考えると、「アダルトチルドレン」は、様々な問題が世代間連鎖する原因のひとつと考えることができます。

 

なお、「機能不全家族とは何か?」「アダルトチルドレンとは何か?」については、以下の記事で詳しく説明していますので、必要な方は参考にしてください。

 

原因②-2:毒親

毒親」という言葉は、心理学などの学術用語ではなく、「まるで毒のような悪影響を子供に及ぼす親」「まるで毒のように厄介な存在に感じる親」の様子を表わす概念として、アメリカの専門家「スーザン・フォワード」が作った言葉です。

毒親(どくおや、英: toxic parents)は、毒になる親の略で、毒と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす親、子どもが厄介と感じるような親を指す俗的概念である。1989年にスーザン・フォワード(英: Susan Forward)が作った言葉である。学術用語ではない。

引用元:毒親

スーザン・フォワードは著書の中で、「子供の人生を支配し、子供に悪影響を及ぼす親」を指すひとつの表現として「毒親」という言葉を用いました。

つまり「毒親」とは、「過干渉、過保護、暴言、暴力、ネグレクト」など「子どもの人生に悪影響を及ぼす子育て」すなわち「問題のある子育て・教育を繰り返す親」のことを表す言葉です。

そういった意味では、「毒親」とは、前述の「機能不全家族を形成する親」と言い換えることもできます。

よって、心理学に沿って考えると、「毒親」とは、様々な問題が世代間連鎖する原因のひとつと考えることができます。

 

なお、「毒親とは何か?」については、以下の記事で詳しく説明していますので、必要な方は参考にしてください。

 

原因②-3:人生脚本

人生脚本」とは、「交流分析」という心理療法の中で用いられる理論で、「『子どもを怒鳴ってはいけない!』と頭ではわかっているのだけれど、気がつくと、いつも同じように怒鳴ってしまう…」「『子どもを甘やかしてはいけない!』と頭ではわかっているのだけれど、気がつくと、いつも同じように甘やかしてしまう…」など、無意識に繰り返してしまう思考・行動などのパターンを意味します。

「人生脚本」は、幼少期(おおよそ6歳頃まで)に「親に言われた言葉」や「親にされた行動」などに基づいて形成され、人はそれ以降、「人生脚本」に沿って無意識に生き方を決めるようになり、人生脚本に従った思考・行動を無意識に繰り返すようになると考えられています。

人生脚本とは、エリック・バーンが提唱した心理学理論です。幼少期に自分自身の人生脚本を描き、その通りになるとされています。人生脚本の大部分は親からのメッセージにより決定されます。無意識のうちに生き方を決め、それに従い行動するということです。

引用元:人生脚本とは

日本にも、「三つ子の魂百まで」という諺がある通り、幼少期に身に付けた思考・行動パターンは、年齢を重ねても影響を与え続けます。

三つ子の魂百まで」とは「幼い頃に体得した性格はいくら年をとっても変わるものではない」「幼い頃に出来上がった性質は一生変わらない」という意味のあることわざです。

引用元:「三つ子の魂百まで」の意味とは?

このように、「人生脚本」は「人間の性格形成に大きな影響を与えるもの」として重要視されており、「親が子どもに与える影響そのもの」と言い換えることができます。

そういった意味では、「人生脚本」とは、「『機能不全家族』で育った影響そのもの」あるいは「『毒親』に育てられた影響そのもの」と言い換えることができます。

よって、人間の性格形成に大きな影響を与える「人生脚本」とは、心理学に沿って考えると、様々な問題が世代間連鎖する原因のひとつと考えることができます。

 

なお、「人生脚本とは何か?」については、以下の記事で詳しく説明していますので、必要な方は参考にしてください。

 

まとめ

さいごに、本記事の重要ポイントをまとめます。

  • POINT世代間連鎖の原因は「遺伝」ではなく、生まれた後に身に付けた「習慣」である
  • 世代間連鎖によって問題が起きる原因は、「戦争という社会状況」の影響と「親や家族という家庭環境」の影響の2つにわけられる
  • 「虐待・暴力・貧困・生きづらさ」などの問題が世代間連鎖する原因には、「焼け跡世代・従軍者」の方たちが「戦争という悲惨な社会状況」を懸命に生き抜いた経験や、「団塊の世代」の方たちが「戦終直後の激しい生存競争」を懸命に生き抜いた経験が背景にある
  • 子どもが安心して過ごすことができない「機能不全家族」や、子どもの人生に悪影響を及ぼす子育てを行う「毒親」や、機能不全家族や毒親の影響そのものである「人生脚本」は、様々な問題が世代間連鎖する原因と言える

また、本記事に関する関連記事を以下に紹介します。

是非、あわせてお読みください。

なお、本記事に関する関連情報は、以下のページでもまとめていますのであわせて紹介します。

以上、「『虐待・暴力・貧困・生きづらさ』が世代間連鎖する原因」という記事でした。

この記事を書いた人
寺井 啓二

「うつ、アダルトチルドレンの克服経験」を持つ「心理カウンセラー・心理セラピスト」。
自らの克服経験を世の中のために役立てたいと考え、2013年に「メンタル心理そらくも」を設立、代表を務める。
10年以上のカウンセリング臨床実績があり、「アダルトチルドレン、インナーチャイルド、うつ病、パニック障害、人間関係の生きづらさ、親子関係の悩み(毒親)、子育ての悩み、恋愛・結婚の悩み、中学生・高校生の悩み」などの相談を得意としている。

◆カウンセリング実績
・臨床実績:過去2000回以上
・男女比:男性40%、女性60%
・年齢層:中学生から60歳代
・来訪元:静岡県内、愛知など東海圏
     東京、神奈川など首都圏
     大阪、兵庫など関西圏
     海外在住の方

◆保有資格
・上級心理カウンセラー
・メンタル心理カウンセラー
・うつ病アドバイザー
・チャイルドカウンセラー
・家族療法カウンセラー
・セルフ・アクセプタンスカウンセラー
・EFT-Japan Level 1
・EFT-Japan プラクティショナー

“代表:寺井啓二の詳しいプロフィール”

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