POINT搾取者タイプは、「恋人との情緒的な繋がり」を求めて恋愛をするのではなく、「自らの欲求を満たすのに都合のよい相手」を求めて恋愛をする傾向があります。
心理カウンセラーの寺井です。
「回避依存症:搾取者タイプ」は、恋人を都合よく利用して自分の欲求を満たす傾向があり、とくに「お金・セックス・身の回りの世話(労力)」を「搾取する(しぼり取る)」ことに執着する点が最大の特徴です。
ですので、「搾取者タイプ」は恋愛において、「恋人と信頼関係と築く」あるいは「恋人と愛情を育む」という意識は薄く、「自分の欲求を満たすために恋人を作り、自分の欲求を満たすために恋人を利用する」という傾向があります。
反対に言えば、このような「搾取者タイプ」の行動は「人間の尊厳」を傷つける行為とも言えます。
そのため、もし「搾取者タイプ」と恋愛関係になったとしても、「精神的に安定している人」であれば、「搾取者タイプ」の理不尽な行いに違和感を感じることになり、最終的には破綻する場合が多いと言えます。
ですが、恋人に必要とされることで「自分の存在価値」を感じようとする「共依存症の女性」は、「自分の存在価値」を感じようとすればするほど「搾取者タイプの男性」からの「要求」に応じてしまうため、「搾取者タイプの男性」に都合よく利用され(搾取され)続けてしまう場合が多いです。
この記事は、回避依存症:搾取者タイプの恋愛の特徴について解説しています。
回避依存症:搾取者タイプの「恋愛傾向」
「回避依存症:搾取者タイプ」は「搾取者」という言葉で表現されるように、「自分の欲求は自分で満たすのではなく、何としても、自分以外の誰かに満たさせたい!」という願望を強く持っています。
ですので、恋愛関係においても、「恋人と信頼関係と築く」あるいは「恋人と愛情を育む」という意識は薄く、「自分の欲求を満たすために恋人を作り、自分の欲求を満たすために恋人を利用する」という傾向があります。
なお、「搾取者タイプの恋愛思考パターン」は、主に以下の「具体例」があげられます。
POINT
- 自分の欲求を満たせるよう、上手く利用できそうな相手を恋人に選ぶ
- 自分の欲求を満たせるよう、恋人の心情と行動をコントロールする
また、「搾取者タイプ」のように、「恋人はどれくらい利用できそうか?」を確かめる行動を「試し行為(試し行動)」と言います。
もしあなたが恋愛依存症やアダルトチルドレンだとしたら、自分で勉強して試し行動についても知っていたかもしれません。…(中略)…回避依存症が暴言や暴力、無視、浮気をするのは愛情を確かめるためではありません。あなたをどれくらい利用できるか確かめるためです。つまり回避依存症の中でも搾取者と呼ばれるタイプが行う行動です。
このように、「搾取者タイプの恋愛」は、自分の欲求を満たすために、恋人から一方的に「搾取」をするという点が特徴的です。
なお、「回避依存症:搾取者タイプの恋愛傾向」は、主に以下の「具体例」があげられます。
- POINT「お金・セックス・身の回りの世話」を搾取する
- 「試し行為」を繰り返す
- 「母親代わり」を求める
- 「破綻」しやすい
それでは、以下に詳しく解説していきます。
①「お金・セックス・身の回りの世話」を搾取する
「回避依存症:搾取者タイプ」は、恋人から「搾取」をすることで自分の欲求を満たすという傾向があります。
なお、「搾取者タイプ」が恋人から「搾取するもの」とは、主に以下の「3つ」があげられます。
POINT
- お金
食事代・デート代の支払いをさせる、借金・金の無心をする - セックス
恋人であることをはっきり明言しないが、セックスは欲求する - 身の回りの世話
食事・洗濯・掃除・など、身の回りの世話を呼び出してやらせる
以上のことから、「搾取者タイプの恋愛思考パターン」として、主に以下の「3つ」があげられます。
POINT
- 搾取者タイプは、恋人をうまく利用して「金銭欲」や「食欲」を満たそうとする
- 搾取者タイプは、恋人をうまく利用して「性欲」を満たそうとする
- 搾取者タイプは、恋人をうまく利用して「愛情欲求」を満たそうとする
また、「搾取者タイプ」は、恋人だけで欲求が満たされない場合、以下のような行動をとる場合があります。
POINT
- 「浮気」をする
- 「女性のヒモ」となる
- 「結婚詐欺」や「マルチ商法」に女性を巻き込む
- 「セックスフレンド」と関係を持つ
このように、恋人から「お金・セックス・身の回りの世話」を搾取するという点は、「回避依存症:搾取者タイプの恋愛傾向」のひとつと言えます。
②「試し行為」を繰り返す
「搾取者タイプ」は、自分の欲求を恋人に満たさせるために、「恋人の利用価値を見定める」あるいは「恋人の心情と行動をコントロールする」ことに長けているという特徴があります。
例えば、「自分は力のない弱い立場の人間である」という雰囲気や、「自分は誰にも助けてもらえないかわいそうな立場の人間である」という雰囲気を言葉と立ち振る舞いで演出し、「搾取」が成功するまで恋人の「同情心」を刺激し続けるという傾向があります。
あるいは、恋人に拒絶されるなど、思い通りに「搾取」ができない場合は、一転して、「困っている自分を助けてくれないなんて…あなたは冷たい人だ…」という雰囲気を言葉と立ち振る舞いで演出し、「搾取」が成功するまで恋人の「罪悪感」を刺激し続けるという傾向があります。
このとき、「搾取者タイプ」が行うような、「相手からどれくらい搾取できそうか?」を確かめる行動を「試し行為(試し行動)」と言います。
回避依存症の人の恋愛傾向に「試し行為をする」というものがあります。試し行為とは、相手がどれだけ自分に尽くしてくれるかを試す行為。幼少期に親からの愛情が不足していたことが原因と言われており、自己肯定感が異常に低い人によく見られる行動です。
このように「搾取者タイプ」は、「ズル賢さ」や「口の上手さ」で恋人からの「搾取」を繰り返す傾向があるので、恋人は「経済的・精神的・体力的に著しく消耗」してしまうことになります。
以上のことから、恋人から「搾取」するために「試し行為(試し行動)」を繰り返すという点は、「回避依存症:搾取者タイプの恋愛傾向」のひとつと言えます。
なお、「試し行為(試し行動)」については以下の記事で詳しく解説していますので、必要な方は参考にしてください。
③恋人に「母親代わり」を求める
また、「搾取者タイプ」が「男性」であった場合ですが、「搾取者タイプの『男性』の特徴」は「子どもの頃、母親に甘えられなかった男性の特徴」と一致する部分が多いと心理学では考えられています。
子供の頃に親に甘えることができなかった男性は、子供の時の愛情不足が原因で大人になってから好きな女性に甘えるということがあるようです。特に母親に対して甘えることができなかった家庭環境の男性は、彼女に対して母親のような愛情を求める心理があるようです。
このように、「子どもの頃、母親に甘えられないまま大人になった男性」は、「母親に満たしてもらえなかった欲求」を、母親に代わって恋人に満たさせようとするという傾向があります。
そして、同じように「搾取者タイプの男性」も、「母親に満たしてもらえなかった欲求」を、母親に代わって恋人に満たさせようとしていると言い換えることができます。
なお、「搾取者タイプの男性」のように、恋人に「母親代わり」を求めるかのような恋愛関係を「親代わり恋愛」と言います。
「親子関係が良好でない家庭に育ってきた場合に、自分の彼氏彼女に親代わりを求めてしまい、それが原因で恋愛関係に悪影響を及ぼす」ということですね。
以上のことから、まるで「幼児が母親に甘える」かのように、恋人に「母親代わり」を求めることは、「回避依存症:搾取者タイプの恋愛傾向」のひとつと言えます。
なお、「親代わり恋愛」については以下の記事で詳しく解説していますので、必要な方は参考にしてください。
④「破綻」しやすい
このように「搾取者タイプ」は、「母親の代わりに自分の欲求を満たしてくれる相手を探している」ということになり、「自分の欲求を満たしてくれる人であれば誰でもよいと考えている」と言い換えることができます。
よって「搾取者タイプ」は、「恋人との情緒的な繋がり」を求めて恋愛をしているのではなく、「自らの欲求を満たすのに都合のよい相手」を求めて恋愛をしているという点が特徴的です。
反対に言えば、このような「搾取者タイプ」の行動は「人間の尊厳」を傷つける行為とも言えます。
ですので、もし「搾取者タイプ」と恋愛関係になったとしても、「精神的に安定している人」であれば、「搾取者タイプ」の理不尽な行いに違和感を感じることになり、最終的には破綻する場合が多いと言えます。
回避依存症の「脱走者」「独裁者」「ナルシスト」タイプと違って、「搾取者」タイプとの恋愛は最終的に破綻することが多いと感じています。
以上のことから、恋愛関係が「破綻」しやすいという点は、「回避依存症:搾取者タイプの恋愛傾向」のひとつと言えます。
回避依存症:搾取者タイプの「恋愛思考パターン」
「回避依存症:搾取者タイプ」は、甘えたり、拗ねたり、「アメとムチ」を使い分け、恋人の「同情心」や「罪悪感」を刺激することで、恋人の心情と行動をコントロールするという特徴があります。
このような「搾取者タイプ」の言動に対して、恋人は、「自分は本当に恋人と思われているのだろうか…」「自分は都合良く利用されているだけではないか…」という「不安」を感じたり、「自分はあの人に必要とされているんだ!」「あの人を支えられるのは自分だけなんだ!」という「安心」を感じたり、知らず知らずのうちに「搾取者タイプ」への「依存度」が高まってしまい、気がつくと「搾取者タイプ」からの「要求」を断れなくなっている場合が多いです。
なお、「回避依存症:搾取者タイプの恋愛思考パターン」は、主に以下の「具体例」があげられます。
POINT
- 自分は「かわいそうな人」だとアピールする
- 要求を断られた場合、恋人の「同情心」や「罪悪感」を刺激する
- 要求を飲ませることに成功した場合、急に「優しさ」を示す、「二人の未来」を語る
それでは、以下に詳しく解説していきます。
①自分は「かわいそうな人」だとアピールする
「搾取者タイプ」は、恋人に対して以下のような「発言」を繰り返す傾向があります。
POINT
- 「お金がない自分」はかわいそうだ!
- 「寂しい自分」はかわいそうだ!
- 「困っている自分」はかわいそうだ!
なお、「搾取者タイプ」のように「自分はかわいそうだ!」という「アピール」することを「自己憐憫(じこれんびん)」と言います。
自分のことをひたすら可哀想だと周りにアピールする心理。この心理状態を自己憐憫(じこれんびん)と言います。
このように、「自己憐憫」によって恋人の「同情」を引こうすることは、「回避依存症:搾取者タイプの恋愛思考パターン」のひとつと言えます。
②女性の「罪悪感」を刺激する
もし「自己憐憫」によって恋人の「同情」を引けなかった場合、「搾取者タイプ」は、恋人に対して以下のような「発言」を繰り返す傾向があります。
POINT
- 自分は誰にも助けてもらえないのか…自分は誰にも愛されていないのか…
- 自分は一人ぼっちということか…信じて助けを求めた自分が馬鹿だった…
- 困っている自分を助けてくれないなんて冷たい人だ…
このように、恋人の「罪悪感」を刺激して「要求」を飲ませようとすることは、「回避依存症:搾取者タイプの恋愛思考パターン」のひとつと言えます。
③「優しさ」を示す、「二人の未来」を語る
もし「自己憐憫」や「罪悪感」を刺激することで恋人に要求を飲ませることに成功した場合、「搾取者タイプ」は、恋人に対して以下のような「発言」を繰り返す傾向があります。
POINT
- こんな俺を愛してくれるお前をこれからも大切にするよ…
- あなたならきっと助けてくれると信じていたわ…
- 君を一番に愛している…ずっと一緒にいよう!
このように、「搾取」することに成功した恋人に対して、「優しさ」や示したり「二人の未来」を語ることで、今後も「搾取」を続けられるようにすることは、「搾取者タイプの恋愛思考パターンの特徴」のひとつと言えます。
「搾取者タイプの男性」と「共依存症の女性」の恋愛カップルの特徴
そもそも「回避依存症」という言葉自体が心理学の用語ではありません(心理学では「回避型愛着スタイル」あるいは「回避性愛着障害」)ので学術的な根拠はありませんが、カウンセリングの臨床経験に基づくと、「搾取者タイプ」は「女性」より「男性」の方が圧倒的に多いと言えます。
そして、「回避依存症の男性」には「共依存症の女性」が引き込まれやすいと考えられています。
回避依存症の男性には「恋愛依存症」あるいは「共依存症」と言われるタイプの女性が引き込まれることが多いようです。
また、「回避依存症:搾取者タイプの男性」は、「自分の欲求を満たすために恋愛関係を築き、恋人から『お金・セックス・身の回りの世話(労力)』を可能な限り搾取する」という傾向があります。
一方、「共依存症の女性」は、「恋人との恋愛関係が存在しなければ、自分の存在価値を感じることができないため、恋人に必要とされることで自分の精神バランスを保とうとする」という傾向があります。
共依存症者の恋愛では、相手が不幸な自分を幸せにしてくれる人、救済してくれる人と感じてしまいます。相手の価値観に従わないと救済者を失ってしまうと思い、常に相手の顔色をうかがい、その言動に振り回されることになります。相手を失ったら自分の世界も終わってしまうような、不安定な世界に生きる感覚を持ってしまうんですね。
ですので、「搾取者タイプの男性」と「共依存症の女性」が恋愛カップルとなった場合、「共依存症の女性」は「搾取者タイプの男性」からの要求に応じることで必要とされ続けようとする傾向がありますが、「共依存症の女性」が必要とされようとすればするほど、「搾取者タイプの男性」に都合よく利用され続けてしまうことになります。
以上のことから、「搾取者タイプの男性」と「共依存症の女性」の恋愛カップルには、さまざまな問題が起きる可能性が高いと考えることができます。
なお、「『搾取者タイプの男性』と『共依存症の女性』の恋愛カップルで起きる問題や特徴」は、主に以下の「具体例」があげられます。
POINT
- 「共依存症の女性」は「搾取者タイプの男性」に「同情」しすぎる
- 「共依存症の女性」は「搾取差タイプの男性」に「執着」しすぎる
それでは、以下に詳しく解説していきます。
①「共依存症の女性」は「同情」しすぎる
「共依存症の女性」は、「恋人に必要とされて、初めて『自分の存在価値』を感じることができる」あるいは「恋人に必要とされていないと『見捨てられ不安』を強く感じる」という特徴があります。
そのため「共依存症の女性」は、「搾取者タイプの男性」からの要求に応じることで「自分の存在価値」を感じて「安心」を得ようとする傾向があります。
なお、「共依存症の女性が『自分の存在価値』を感じるために行う行動」とは、主に以下の「具体例」があげられます。
POINT
- 「共依存症の女性」は、誰かの役に立つことで自分の存在価値を感じようとするため、恋愛において「彼氏との食事代・デート代を全額支払ってしまう」あるいは「彼氏の借金・金の無心を許してしまう」
- 「共依存症の女性」は、誰かに必要とされることで自分の存在価値を感じようとするため、恋愛において「彼氏にセックスを求められると、彼氏に求められるままに応じてしまう」
- 「共依存症の女性」は、誰かを支えること・誰かの世話を焼くことで自分の存在価値を感じようとするため、恋愛において「彼氏に言われるがままに、食事・洗濯・掃除など、身の回りの世話をしてしまう」
このように、「共依存症の女性」は、「困っている人」や「落ち込んでいる人」に対して「敏感」に気づきやすいという傾向があるのと同時に、「困っている人」や「落ち込んでいる人」に対して「かわいそう…かわいそう…」と「同情」も感じやすいという傾向があります。
反対に言えば、「搾取者タイプの男性」は、献身的とも言える「共依存症の女性の優しさ」を都合よく利用していると言い換えることができます。
②「共依存症の女性」は「執着」しすぎる
このように「共依存症の女性の優しさ」とは、「献身的な姿勢」が特徴的で、場合によっては「自己犠牲的」に見える場合もあります。
ですので、「共依存症の女性」には、以下のような「心理的な特徴」があると考えることができます。
POINT
- 「共依存症の女性」は、恋人に必要とされることに「喜び」を感じる
- 「共依存症の女性」は、恋人に必要とされなくなることに「不安」を感じる
そして、「共依存症の女性」と「搾取者タイプの男性」の恋愛カップルには、以下のような「心理的な特徴」があると考えることができます。
POINT
- 「共依存症の女性」は、「彼氏に○○してあげたい!」と強く感じる
- 「搾取者タイプの男性」は、「彼女に○○させたい!」と強く感じる
以上のことから、「共依存症の女性」は、「搾取者タイプの男性」から「お金・セックス・お世話」を要求されると、「彼氏に○○してあげたい!」という気持ちが強いあまり、「彼氏の望みを全て叶えてあげることが二人の愛情を深めることになるんだ!」と考えがちとなり、「搾取」されていることに気づけないまま、「搾取者タイプの男性」に都合よく利用され続けてしまうという傾向があります。
また、「共依存症の女性」は、「搾取者タイプの男性」からの要求に違和感を感じていたとしても、「彼氏の要求を断ったら嫌われてしまうのではないか?」あるいは「彼氏の役に立てなくなったら見捨てられるのではないか?」という「強い不安」を感じやすいため、家族・友人・知人からの助言も耳に入らなくなり、「搾取者タイプの男性」の言いなりになってしまうという傾向があります。
このとき、「共依存症の女性」が感じる「彼氏に必要とされていたい!」「彼氏に見捨てられたくない!」という気持ちを「見捨てられ不安」と言います。
【見捨てられ不安とは?】見捨てられること、自分から人が離れてしまうことに強い不安を感じます。見捨てられたくない相手は、恋愛相手、友人、親、職場の人間などで、人から嫌われたくないため、様々な防衛行動を起こします。
このように、「共依存症の女性」は、見捨てられる(必要とされなくなる)ことへの不安が強いという傾向があるのと同時に、見捨てられないこと(必要とされること)への「執着」も強いという傾向があります。
反対に言えば、「搾取者タイプの男性」は、「共依存症の女性の見捨てられ不安」を都合よく利用して、心情や行動をコントロールしていると言い換えることができます。
なお、「共依存症の女性の特徴」「『共依存症』と『回避依存症』のカップルの特徴と結末」については以下の記事で詳しく解説していますので、必要な方は参考にしてください。
回避依存症:搾取者タイプの原因
「搾取者タイプ」をはじめとする「回避依存症の原因」には、子どもの頃に親から受けた子育ての影響や、子どもの頃に一緒に過ごした家族の影響など、子どもの頃の家庭環境が密接に関わっていると考えられています。
回避依存症の原因…(中略)…過干渉な親、過保護な親、親と子の役割が逆転した親子など、情緒的な束縛が原因にあげられます。
引用元:回避依存症
そして、「搾取者タイプの原因」となるような「親・家族の問題点」とは、主に以下の「3つ」が考えられます。
POINT
- 「父親」が「母親」を一方的に都合よく利用していると、子どもは「母親を都合よく利用する父親の様子」を「モデリング(学習)」し、大人になって無意識に「模倣」する
- 子どもの頃、「過保護な母親」に育てられると、大人になって「依存心」が強く残る
- 子どもの頃、母親との「愛着の形成」が不完全であると、大人になって「母親からの愛情不足」が強く残る
このとき、「母親を都合よく利用する父親の様子」を、子どもが「モデリング(学習)」し、大人になって「模倣」し繰り返すことを「負の世代間連鎖」と言います。
次に、「過保護な母親」に育てられてことにより、子どもの頃の感覚のまま心に残った「自分は困っているのだから助けてもらえて当然だ」という気持ちを「依存心」と言います。
さいごに、母親との「愛着形成」が不完全であったことが原因で、恋愛をはじめ「人間関係全般」に問題が生じることを「愛着障害」と言います。
以上のことから、「回避依存症:搾取者タイプの原因」は、大きく分けて以下の「3つ」が考えられます
POINT
- 「搾取者タイプの父親」に育てられたことによる「負の世代間連鎖」の影響
- 「過保護の母親」に育てられたことによる「強い依存心」の影響
- 「母親からの愛情不足」による「愛着障害」の影響
続きは、以下の記事で詳しく解説しています。
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まとめ
さいごに、本記事の重要ポイントをまとめます。
- POINT搾取者タイプの恋愛傾向は、「自分の欲求を満たすために、恋人から搾取をする」という傾向が強い
- 搾取者タイプの恋愛思考パターンは、恋人の「同情心」と「罪悪感」を刺激して「恋人の心情と行動をコントロールする」という特徴がある
- 共依存症の女性は、搾取者タイプの男性からの「要求」を断り切れず「搾取」され続けてしまう
また、本記事に関する関連記事を以下に紹介します。
是非、あわせてお読みください。
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以上、「回避依存症:搾取者タイプの恋愛とは?『恋愛傾向・恋愛思考パターン』を徹底解説」という記事でした。