回避依存症の「女性」の恋愛傾向

2022年12月3日アダルトチルドレンアダルトチルドレンの恋愛傾向,回避依存症,恋愛・結婚

回避依存症の女性の恋愛傾向を表すイラスト

POINT回避依存症の「女性」の恋愛傾向は、①ヒステリーを起こす、②試し行為を繰り返す、③自己憐憫に浸る、④父親代わりを求める、⑤美人だが恋愛が苦手、⑥承認欲求が強い、⑦幸せ恐怖症に陥る、⑧音信不通・行方不明になる、などがあげられます。

心理カウンセラーの寺井です。

回避依存症」とは、「心理学」や「精神医学」などの学術的な根拠を持つ「診断名」ではなく、「親子・家族・友人・恋愛・結婚・職場」などの「人間関係の築き方の特徴(愛着スタイル)」を表す言葉であり、人間関係において「特定の相手と深い関係になることを避ける(回避する)」という特徴があります。

また、「回避依存症の女性」は「恋人が仕掛けてくるマウンティングに巻き込まれないようにする(自分は弱者・被害者であることを示そうとする)」という傾向があります。

そのため「回避依存症の女性」は「回避依存症の男性」と違い、「恋人に対して身体的暴力を振るうことが殆どない」という点が特徴的です。

ちなみに、この記事は「回避依存症の『女性』の恋愛傾向」についての解説です。

なお、「回避依存症の『男女』共通の『性格的な特徴』」「回避依存症の『男性』の恋愛傾向」については、以下の記事で詳しく解説しています。

それでは、回避依存症の『女性』の恋愛傾向について解説していきます。

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回避依存症の「女性」の恋愛傾向

回避依存症の女性が恋愛で苦しんでいる様子を表すイラスト

「回避依存症」とは、「特定の相手と深い人間関係を築くことを避けている(回避している)人」を指します。

ですので「回避依存症の女性」は、恋愛において「連絡をしない・自分のことを話さない・甘えない・相談をしない・相談に乗らない」など、恋人と「親密」になることに対して「躊躇・警戒」を示すという傾向があります。

回避依存症の女性の多くは、束縛されることがとても苦手です。恋愛関係において傷付きたくなくて関係を遠ざける人も多いですが、束縛されたくなくて回避依存症になっている人もいます。恋人が出来ても自由でいたかったり一人の時間を満喫したいと思っている女性は、相手から依存されたり束縛されたりすることを嫌います。

引用元:回避依存症の女性の特徴と心理、モテる理由、正しい付き合い方は?

とはいえ、「回避依存症の女性」は、決して「恋人」を嫌っているわけではなく、「恋人と親密になりたい気持ち」と「親密になった恋人に裏切られることへの恐れ」の二つの相反する気持ちが激しく「葛藤」しており、「恋人」のことが好きなのだけれど、ついつい冷たい態度を取ってしまうという傾向があります。

なお、「回避依存症の女性」のように、好意を寄せている異性に対して、本心とは反対の行動をとることを「好き避け」と言います。

好き避けとは、本当は好きなのにそっけない素振りをしたり、相手のことを嫌っているような冷たい態度をとったりすることです。好意を寄せている異性に対して、本心とは反対の行動をとることです。

引用元:好き避けの行動10選!嫌い避けとの見分け方もご紹介

このように「回避依存症の女性」は、恋愛関係において「依存・束縛されることを極端に嫌う」という傾向があります。

なお、「回避依存症の女性の恋愛傾向」は、主に以下の「8つ」が考えられます。

POINT

  1. ヒステリーを起こす
  2. 試し行為を繰り返す
  3. 自己憐憫に浸る
  4. 父親代わりを求める
  5. 魅力的な容姿と恋愛への苦手意識を併せ持つ
  6. 承認欲求が強い
  7. 幸せ恐怖症に陥る
  8. 音信不通・行方不明になる

それでは、以下に詳しく解説していきます。

 

①ヒステリーを起こす

「回避依存症」とは、「恋人を失って一人ぼっちになりたくないという『不安』」と「一人ぼっちになりたくないという『不安』を恋人に知られて嫌われたくないという『不安』」、二つの相反する「不安」が「葛藤」している状態です。

なお、「回避依存症の女性」が感じる「一人ぼっちになりたくないという『不安』」を「見捨てられ不安」と言います。

【見捨てられ不安とは?】見捨てられること、自分から人が離れてしまうことに強い不安を感じます。見捨てられたくない相手は、恋愛相手、友人、親、職場の人間などで、人から嫌われたくないため、様々な防衛行動を起こします。試し行動、逆に自分から離れる、無理に人に合わせるなどあり、しんどいストレスにより対人関係で暴発することもあります。

引用元:【見捨てられ不安克服】愛着障害、恋愛依存と見捨てられ不安の治し方。

このように「見捨てられ不安」とは、例えば「恋人を失ったら生きていけない!」あるいは「一人ぼっちになったら生きていけない!」と感じるくらいの「強い不安感」を意味するもので「強い精神的ストレス」となります。

よって、何らかの理由で「見捨てられ不安」が刺激されると、「回避依存症の女性」は「恋人を失いたくない!」「一人ぼっちになりたくない!」という「強い防衛反応」を起こしてしまい、自分の元から恋人が離れていくことに対して強い「不安・恐怖・怒り・警戒心」を感じるようになります。

見捨てられ不安:人から見捨てられること(実際のものも、想像上のものも、どちらも)に敏感なため、そうなりそうな状況をなりふりかまわず避けようとします。相手の感情に敏感で、相手と離れることに強い不安や恐怖、怒りを覚えます。これは、一人でいること、孤独になることへの耐え難さとも言えます。

引用元:境界性パーソナリティ障害

このように、「回避依存症の女性」は「見捨てられ不安」を感じると、恋人に対して疑い深くなったり、恋人の様子が非常に気になってしまったり、恋人の様子に非常に敏感になってしまい、些細なことで「悲しみ・イライラ・怒り」が爆発してしまうという傾向があります。

なお、「見捨てられ不安」のような「強い精神的ストレス」によって「悲しみ・イライラ・怒り」が爆発する心理状態を「ヒステリー」と言います。

感情を抑制できず激しく興奮したり、怒りを爆発させたり、悲しみをむき出しにしてる相手の状態をあらわすときに「ヒステリーを起こしている」という言葉を使う事が多くなります。ヒステリックは興奮して怒りを爆発させたり、悲しみをむき出しにして泣きわめいたりとヒステリーを起こしている女性に対して「ヒステリックな女性」といった表現を使います。

引用元:ヒステリックな女の性格や特徴10選!ヒス女の原因や対処法は?

このように「回避依存症の女性」が起こす「ヒステリー」とは、恋人にとっては「疑われ続けること・責められ続けること」になり、心身共に大きな負担となる行為ではあります。

ですが「回避依存症の女性」は、決して「恋人との関係を破局させるため」に「ヒステリー」を起こすのではなく、あくまで「恋人を失いたくない」あるいは「恋人との関係を継続したい」という思いから「ヒステリー」を起こしてしまうという傾向があるのも事実です。

このように、「恋人を失いたくない」「一人ぼっちになりたくない」と思えば思うほど、「ヒステリー」が激しくなるという点は、「回避依存症の女性の恋愛傾向」のひとつと言えます。

 

②試し行為を繰り返す

「回避依存症の女性」は「恋人を失いたくない」と強く思いながらも、恋人に対する「愛情表現」が非常にわかりづらいという傾向があります。

回避依存症の人は、愛情表現がわかりづらい傾向にあります。ストレートに愛情を伝えると、自身の中で責任が生まれ、深い関係性に近づいてしまうからです。引用元:回避依存症とは?美人な女性がなりやすい?特徴や共依存についても解説

例えば、「恋人を失いたくない」のであれば、「私はあなたとずっと一緒にいたい」という「素直な愛情表現」ができれば、愛情が恋人に伝わり、恋人を失う心配を和らげることができます。

ですが「回避依存症の女性」は、「恋人を失いたくない」という気持ちが強い反面、「恋人と深い関係性になるのが怖い」という矛盾した気持ちを抱えているため、恋人との関係性を自分から主体的に深めていくことが難しい心理状態にあると言えます。

ですので「回避依存症の女性」は、恋人との関係性を自分から主体的に深めるのではなく、わざと傷つける言葉を言ったり、わざと混乱させる行動を取るなど、恋人の気を引くことで「恋人を失わない」ようにするという傾向があります。

なお、「回避依存症の女性」のように、わざと傷つける言葉を言ったり、わざと混乱させる行動を取ることで恋人の気を引こうとすることを「試し行為(試し行動)」と言います。

「試し行動」とは愛情を確認するために相手を困らせるような行為をすることです。それでも拒絶されないことによって自分は愛されるべき存在なのだと確認したいという欲求が隠れています。

引用元:愛着障害の試し行動は大人になっても続く

また、「回避依存症の女性が行う試し行為」とは、主に以下の「具体例」があげられます。

POINT

  • わざと別れ話をして、引き止めてくれるかどうか試す
  • 浮気や、他の異性と親しくしている姿を見せつけてヤキモチを焼かせる
  • 体調不良や不幸話をアピールすることで、相手に心配してもらおうとする
  • 高額なプレゼントを欲しがるなど、ワガママを言って相手の反応を見る
  • 束縛や相手を傷つけることで、相手がどこまで許してくれるかを試す
  • 不機嫌や否定的な態度をとって、自分優位であろうとする

引用元:恋人の試し行為にうんざり!試し行動をする大人の心理&有効な対処法とは

そして、このような「試し行為」がエスカレートしすぎると、「無言で不機嫌になる・無言でため息ばかりつく・会話を無視する・電話やLINEを無視する」など、恋人に対する「『無言』による精神的暴力」へと発展してしまう場合があります。

また、「『無言』による精神的暴力」のように、「怒り」や「不安」といった感情を言葉で表現せず、「無言」や「無視」という態度で表現することを「受動攻撃」と言います。

受動攻撃行動は、怒りを直接的に出さないで、「無視」とか「やるべきことをやらない」、そして「あなたのせいで憂鬱な気分になったと装って相手を困らせる」など、後ろに引くことで他者を攻撃する行動なのです。

引用元:SNSでどんどん「友達」が増えて、しんどくないですか?心が傷つけられる「受動攻撃」に注意!

このような「受動攻撃」を受けた場合、恋人は「何か悪いことをしたのだろうか?」「嫌われたのだろうか?」と、何も悪いことをしていないのに「罪悪感」を刺激され続けることになります。

このように、「恋人を失いたくない」という気持ちが強すぎるあまり、恋人への「試し行為(試し行動)」が激しくなるという点は、「回避依存症の女性の恋愛傾向」のひとつと言えます。

 

なお、「試し行為(試し行動)」については以下の記事で詳しく解説していますので、必要な方は参考にしてください。

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③自己憐憫に浸る

「回避依存症の女性」は、恋人との関係性を自分から主体的に深めていくことが難しい心理状態にあるため、恋人の気を引くことで「恋人を失わないようにする」という傾向があります。

そして「回避依存症の女性」は、自らの「体調不良」や「不幸話」を「アピール」することで恋人の気を引こうとする場合があります。

なお、「体調不良」や「不幸話」を「アピール」するなど、「自分はかわいそうな人間だ」という「アピール」を繰り返すことを「自己憐憫(じこれんびん)」と言います。

自分のことをひたすら可哀想だと周りにアピールする心理。この心理状態を自己憐憫(じこれんびん)と言います。

引用元:自己憐憫とは?自分を可哀想だとアピールする人の心理

また、「弱い立場の人」や「かわいそうな人」など、「不利な状況にある人」に対して「同情心」から手を差し伸べたくなる現象を「アンダードック効果」と言います。

弱い立場にある人や、不利な状況に追い込まれている人を応援したくなる心理現象を、心理学では「アンダードック効果」と言います。…(中略)…人づき合いや恋愛の場面では、“弱い一面を見せることで好意を持ってもらう”テクニックとして使われています。

引用元:アンダードッグ効果とは?同情の心理を恋愛・ビジネスに使う方法

このように「回避依存症の女性」は、「自己憐憫」と「アンダードック効果」によって恋人の気を引こうとするという傾向があります。

そして、「回避依存症の女性」は「アンダードック効果によって恋人の気を引くことができた」という成功体験を積むと、その体験から「自分がかわいそうな人でいれば、恋人の気を引くことができる」と学び、それを繰り返すうちに、「自分がかわいそうな人であり続ければ、恋人の気を引き続けることができる」と考えるようになると言われています。

そうすると、「回避依存症の女性」は恋人を失いたくないと思えば思うほど、「自分はかわいそうな人である(自分は被害者である)」という思い込みを強めることになってしまい、結果、恋人に対して「猜疑心・警戒心」をさらに強めてしまうと考えられています。

なお、「回避依存症の女性」が恋人の気を引くために繰り返す「自己憐憫」とは、主に以下の「具体例」があげられます。

POINT

  • どうせ、あなたは私を邪魔者だと思っているに決まっているわ!
  • どうせ、あなたは私に隠れて浮気をしているに決まっているわ!
  • どうせ、あなたは私を見捨てるに決まっているわ!
  • どうせ、私なんて誰にも必要とされない人間なのよ…
  • どうせ、私の気持ちなんて誰にもわかってもらえないのよ…
  • どうせ、私なんて死んだって誰も悲しまないわ…

また、上記のような「どうせ、私なんてかわいそうな人なんだ(自分は被害者である)」という思い込みを「被疑者意識」と言います。

「被害者意識」とは、実際被害がないにもかかわらず「自分は不当な扱いを受けている」「自分こそが被害者だ」と思い込む心理状態を意味します。被害者意識の強い人は、相手の言動によって「自分が」被害を受けていると勝手に判断しています。

引用元:被害者意識とは?被害者意識の強い女性の特徴や原因、手放す方法を大公開!

とはいえ、「かわいそうな人」であり続けることで恋人の気を引き続けるということは、恋人と協力し合って「愛情」を育むことではなく、恋人を一方的に「疑い」続けることになり、恋人に一方的に「同情」を求め続けることになりますので、そのぶん、恋人に対する「嫉妬」や「執着」を強めてしまう場合があります。

また、恋人の側にしてみれば、全く根も葉もない疑いを掛けられ続けることになりますので、「精神的ストレス」が蓄積してしまい、恋人同士で「激しい言い争い」に発展する場合がります。

このように、「恋人を失いたくない」という気持ちが強すぎるあまり、恋人への「自己憐憫」が激しくなるという点は、「回避依存症の女性の恋愛傾向」のひとつと言えます。

 

④父親代わりを求める

「回避依存症の女性」は、子どもの頃、「母子家庭で育った」あるいは「父親が不在がちな家庭で育った」など、「父親からの愛情が不足がちな家庭」で育った場合が多く、父親に十分に甘えることができなかった場合が多いと考えられています。

そのため、「子どもの頃、父親に甘えられないまま大人になった女性」は、大人になってから、恋人に父親のような愛情を求めるようになると考えられています。

父親から十分な愛情をもらえずに育った女性は、常に自分の中に理想の父親像を持っています。それが恋愛において、自分が思い描いている父親像と男性を重ね合わせてしまうようになるのです。…(中略)…また、幼少期に両親の離婚によって父親との関わりを持たずに育った女性も、このような思いを持って育っていくと言えるでしょう。愛情不足で育った場合、恋愛において男性に対して父親のような愛情を求めてしまう

引用元:ファザコン女性の心理とは?特徴や恋愛傾向も解説!

このように「回避依存症の女性」は、「子どもの頃、父親に満たしてもらえなかった愛情」を、父親の代わりに「恋人」に求めてしまい、「恋人」に対して「対等な関係性」ではなく「親子のような関係性」を求めがちになるという傾向があります。

なお、「回避依存症の女性」が求めがちな「親子のような関係性」とは、主に以下の「具体例」があげられます。

POINT

  • 「年上の男性」との恋愛を好み、「同世代の男性」や「年下の男性」との恋愛は避けてしまう
  • 「親子(父親)ほど、年齢が上の男性との恋愛」を繰り返す
  • 「既婚者で子持ちの年上男性との不倫」を繰り返す
  • 「会社の上司・経営者・資産家・医者など、社会的地位が高い既婚男性との不倫」を繰り返す
  • 「高価なプレゼントをくれる男性」や「どこでも送迎してくれる男性」など、男性の知人は多いが恋人はいない
  • 「パパ活」をしている
  • 「自分の父親と雰囲気・性格が似た男性」に惹かれやすい

また、「回避依存症の女性」のように、恋人に「父親代わり」を求めるかのような恋愛関係を「親代わり恋愛」と言います。

「親子関係が良好でない家庭に育ってきた場合に、自分の彼氏彼女に親代わりを求めてしまい、それが原因で恋愛関係に悪影響を及ぼす」ということですね。

引用元:【恋人を親代わりにしていませんか?恋愛と親子関係の関連性】

以上のことから、「回避依存症の女性」は、「恋人と信頼関係と築く」あるいは「恋人と愛情を育む」という意識は薄く、「父親に甘えたかった感情を満たすために恋人を作り、恋人に父親代わりを求めている」という傾向があると言えます。

このように、「子どもの頃、父親に甘えられなかった」影響により、恋人に「父親代わり」を求めるという点は、「回避依存症の男性の恋愛傾向」のひとつと言えます。

 

なお、「親代わり恋愛」については以下の記事で詳しく解説していますので、必要な方は参考にしてください。

 

⑤魅力的な容姿と恋愛への苦手意識を併せ持つ

「回避依存症の女性」は「容姿に優れた『美人』の方が多い」という傾向があり、「美容・おしゃれ・グルメ・健康」に対して「勉強熱心」である方が多く、「ヘアスタイル・ファッション・健康の維持管理」に詳しく、持って生まれた「優れた容姿」をさらに「魅力的に見せる」ことに努力を重ねるという傾向があります。

ですが「回避依存症の女性」は、「魅力的な容姿」である反面、「感情表現が苦手」な部分があるため、周囲からは「控え目な女性」「気立てが良い女性」という印象に映り、とくに男性からは「魅力的な女性」に映ります。

ですので、「回避依存症の女性」は男性からアプローチされることが多いのですが、「回避依存症」とは「特定の相手と深い人間関係を築くことを避ける(回避する)」という心理状態であるため、「回避依存症の女性」は男性からのアプローチになかなか応じず、はからずも男性を惑わせてしまう場合があるようです。

くわえて、「回避依存症の女性」は女性グループとも群れずに距離を置くという傾向があるため、周囲から「魔性の女」あるいは「小悪魔」などと「揶揄」されてしまう場合があるようです。

回避依存症の女性は“魔性の女”“小悪魔”と言われることがあるように、特に美人ではなくてもモテる要素を持ち合わせていることが多いですね。でも・・・モテるから恋愛が得意なのかというと、どちらかというと苦手なようです。

引用元:回避依存症の女性はモテるけど恋愛が苦手!?その理由を分析してみた

このように、「回避依存症の女性」は男性から「モテる」のですが、かといって恋愛に自信があるわけではなく、むしろ「恋愛に対する苦手意識」を持っているという傾向があります。

このように、「魅力的な容姿」の内面に「恋愛に対する苦手意識」を抱えているという点は、「回避依存症の女性の恋愛傾向」のひとつと言えます。

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⑥承認欲求が強い

前述の通り、「回避依存症の女性」は「魅力的な容姿」に加えて「仕事もできる」「経済力もある」など、いわゆる「ハイスペック女子」と呼ばれる場合が多いという傾向があります。

ですが、「ハイスペック女子」と呼ばれる「回避依存症の女性」は、それだけ「承認欲求が強い」と言い換えることができ、それだけ「人に否定されたくない」あるいは「人に認められたい」という欲求が強いと言えます。

回避依存症の女性は、承認欲求が強いことが多いです。人は誰でも承認欲求というものを持っています。認めて欲しい、褒めて欲しいといった欲求です。自分が頑張っていたり成功をした時は周りに認めてもらいたいですよね。

引用元:回避依存症の女性の特徴と心理、モテる理由、正しい付き合い方は?

とはいえ、いくら「魅力的な容姿」や「仕事が優秀」だからといって、恋人が常に褒めてくれるわけではありません。

ですが「回避依存症の女性」は、恋人に褒めてもらえないと急にイライラし始める傾向があり、自分が正当に評価されないことへの「不平・不満」を感じやすいという傾向があります。

なお、「承認欲求が強い」ことで「回避依存症の女性が示す行動」とは、主に以下の「具体例」があげられます。

POINT

  • 自慢話が多い
  • 素直になれない・意地っ張り
  • 自分の「非(過ち)」を認めない
  • 言い訳が多い
  • 恋人の話を聞かない
  • 恋人が話をしていても自分の話にすり替える

このように、「承認欲求が強い」影響により、恋人に褒めてもらえいないと急にイライラし始めるという点は、「回避依存症の女性の恋愛傾向」のひとつと言えます。

 

⑦幸せ恐怖症に陥る

「回避依存症の女性」は、子どもの頃、「苦労が多い家庭環境」で育った場合が多く、「親が苦労している様子」や「幼い弟妹が苦労している様子」を間近で見ながら、大人へと成長していった場合が多いと考えられています。

ですので「回避依存症の女性」は、大人になって恋愛や結婚など「自分の幸せ」を考え始めたとき、「幸せになりたい気持ち」と「幸せになることへの罪悪感」との「葛藤」に陥りやすいという傾向があります。

なお、「回避依存症の女性が感じる幸せになることへの罪悪感」とは、主に以下の「具体例」があげられます。

POINT

  • 女手ひとつで育ててくれた「母親」の苦労を想うと、自分だけ幸せになるわけにはいかない
  • 男手ひとつで育ててくれた「父親」の苦労を想うと、自分だけ幸せになるわけにはいかない
  • 「幼い弟妹」の将来を考えると、自分だけ幸せになるわけにはいかない
  • 献身的に家族の世話をしている「親」の苦労を想うと、自分だけ幸せになるわけにはいかない
  • お金に苦労している「家庭状況」を考えると、自分だけ幸せになるわけにはいかない

このように「回避依存症の女性」は、親・兄弟姉妹への心配・気がかりを子どもの頃から強く感じ続けている場合が多く、そのぶん、親・兄弟姉妹を差し置いて自分だけ幸せになることに対して「強い抵抗感」を感じやすいという傾向があります。

なお、「回避依存症の女性」のように、「幸せになるのが怖い」という恐れや、「幸せになってはいけない」という罪悪感を感じることを「幸せ恐怖症」と呼ぶ場合があります。

幸せ恐怖症は一般的に「幸せに対する、もしくは幸せになることに対する不合理な強い恐怖感」と言われているよ。たとえば「自分は幸せになる資格はない」とか「幸せは不幸の前触れのように感じる」など想像してしまい、幸せになる状況を回避しようとする状態を指すんだ

引用元:「幸せ恐怖症」の原因と特徴、幸せと仲直りする方法

このように、「苦労が多い家庭環境」で育った影響により、「幸せ恐怖症」に陥りやすいという点は、「回避依存症の女性の恋愛傾向」のひとつと言えます。

 

⑧音信不通・行方不明になる

このように、「回避依存症の女性」は「幸せ恐怖症」に陥りやすいという傾向があり、例えば、恋人から「結婚」の申し入れがあった場合、「恋人の気持ちに素直に応じて幸せになりたい!」という気持ちと、「親・兄弟姉妹を差し置いて自分だけ幸せになるわけにはいかない!」という気持ちが激しく葛藤し、結果、激しい葛藤に耐えきれなくなり、激しい葛藤から逃れるため、突然、別れを切り出したり、音信不通になったり、行方不明になってしまう場合があります。

また、「回避依存症の女性」は、自らの感情を素直に表現することに苦手意識を感じやすいため、恋愛関係において「恋人に対する不満」を感じたとき、恋人と話し合うことをせず、黙って我慢をしてしまうという傾向があります。

そうすると、「回避依存症の女性」は「恋人に対する不満(精神的ストレス)」を心に溜め込み続けることになり、限界に近づくと、恋人から遠ざかる(脱走する)ことで「精神的ストレス」を和らげようとするという傾向があります。

なお、「回避依存症の女性」が「精神的ストレス」を和らげるために行う「恋人から遠ざかる行動」とは、主に以下の「具体例」があげられます。

POINT

  • 突然、何の連絡もなくデートをすっぽかす
  • 突然、何の相談もなくその場を立ち去る
  • 突然、LINE・メール・電話での連絡が取れなくなる
  • 突然、何の連絡もなく引っ越してしまい、行方知れずとなる

「回避依存症の方」は、人間関係に悩みを抱えやすいことに加えて「感情」を表現することへの「苦手意識」が強く、「恋人への不満」を言葉で伝えることが難しいため、「恋人への不満」を限界まで溜め込んでしまい、溜め込んだ不満を爆発させて恋人を傷つけてしまう前に、恋人から遠ざかる傾向があります。

このように、「恋愛での苦しさ」から逃れるために、「突然、音信不通・行方不明になる」という点は、「回避依存症の女性の恋愛傾向」のひとつと言えます。

 

 

回避依存症「4タイプ」それぞれの「性格的な特徴」と「恋愛傾向」

回避依存症4タイプの性格的な特徴、恋愛傾向、診断チェックリストを表しているイラスト

前述のとおり、「回避依存症」を「男女」という視点で捉えることで、「男女で共通する特徴」や「男女で相違する傾向」に気づき理解を深めていくことはとても重要なことです。

そして、「回避依存症」を「男女」という視点ではなく、新たに「タイプ」という視点で捉えることで、「各タイプで共通する特徴」や「各タイプで相違する傾向」に気づき、さらに理解を深めていくことが可能です。

なお、「回避依存症」は大きく分類すると、主に以下の「4タイプ」に分けることができると考えられています。

回避依存症は、大きく分類すると4つのタイプに分けることができます。

  • 独裁者タイプ
  • 搾取者タイプ
  • ナルシストタイプ
  • 脱走者タイプ

引用元:回避依存症 – 東京カフェカウンセリング

続きは、以下の記事で詳しく解説しています。

 

まとめ

さいごに、本記事の重要ポイントをまとめます。

回避依存症の『女性』の恋愛傾向」としては、以下の点があげられます。

  • POINT「恋人を失いたくない」と思うほど、恋人に対する「ヒステリー」が激しくなる
  • 「恋人を失いたくない」という気持ちが強すぎるあまり、恋人への「試し行為」が激しくなる
  • 「恋人を失いたくない」という気持ちが強すぎるあまり、恋人への「自己憐憫」が激しくなる
  • 「子どもの頃、父親に甘えられなかった」影響により、恋人に「父親代わり」を求める
  • 魅力的な容姿」とは裏腹に「恋愛に対する苦手意識」を抱えている
  • 「承認欲求が強い」影響により、少しの不満でイライラしやすい
  • 「苦労が多い家庭環境で育った」影響により、「幸せになることへの抵抗感」を感じる
  • 「恋愛の苦しさ」から逃れるために、「突然、音信不通・行方不明」になる

また、本記事に関する関連記事を以下に紹介します。

是非、あわせてお読みください。

なお、本記事に関する関連情報は、以下のページでもまとめていますのであわせて紹介します。

以上、「回避依存症の『女性』の恋愛傾向」という記事でした。

この記事を書いた人

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