プラケータータイプの恋愛傾向
POINTプラケータータイプは、共依存や回避依存など偏った恋愛関係になりやすい傾向にあります。
心理カウンセラーの寺井です。
「アダルトチルドレン」とは、子ども時代「機能不全家族」という厳しい環境で育った影響で、恋愛や結婚に対する苦手意識を感じやすいとも言えます。
このように、アダルトチルドレンの恋愛は、子ども時代の「未完の感情」も混ざって作用し、依存傾向や極端な恋愛関係など不安定になりがちです。
とくに、プラケータータイプは「恋愛における自己主張が苦手」という特徴があるため「偏ったアンバランスな恋愛関係に陥りやすい」傾向にあります。
この記事は、プラケータータイプの恋愛傾向について説明しています。
プラケータータイプ(慰め役)の恋愛傾向
アダルトチルドレン:プラケータータイプの恋愛傾向は、自分を犠牲にして相手に尽くすことに喜びを感じがちなところです。
よって、アダルトチルドレン:プラケータータイプの恋愛傾向は「偏ったアンバランスな関係になりやすい」という点が最大の特徴です。
プラケータータイプの恋愛傾向は、以下の点があげられます。
POINT
- 愛情と同情の区別がつきづらい
- 回避依存に陥る恐れがある
- 共依存に陥る恐れがある
- 近すぎる親子関係に陥りやすい
- 恋愛や結婚を先延ばししがち
- 自分と似たタイプと上手くいく
それでは、以下に詳しく説明していきます。
傾向①愛情と同情の区別がつきづらい
プラケータータイプは母親の愛情に似た無条件の優しさを多くの人に向けますので、周囲から憧れや好意を多く寄せられます。
ですが、プラケータータイプは相手に対して愛情ではなく、同情による慰めの気持ちを抱いている場合が多いため、相手の気持ちとかみ合いづらく、恋愛関係では親密な関係が築きづらい傾向にあります。
傾向②回避依存に陥りやすい
プラケータータイプは自己犠牲になることを好むので、一方的に尽くすことに喜びを感じます。
よって、相手から感謝や愛情を寄せられたり、対等な恋愛関係を望まれると、自分の存在意義に不安を感じたり、幸せになることが怖く感じてしまい、恋愛関係を回避してしまいがちです。
このように、プラケータータイプの恋愛は、相手との対等な関係ではなく、偏った関係を望む傾向にあるため、幸せになることが怖くなり「回避依存」に陥りがちです。
回避依存症とは「人との深い関係性の構築を避けている」状態の人を指します。関係性が密になってくると関係を切ったり、社交的な人の場合はその後すぐにほかの人と付き合ったりするため、第三者から見ると浮気性と映ることもあるでしょう。
傾向③親子のような恋愛関係=共依存に陥りがち
プラケータータイプの自己犠牲は、一見、深い愛情のように感じられますが、実際は、献身的に尽くすことの見返りとして、親のように甘えさせてもらいたい、親のように依存をさせてもらいたい、つまり「親代わり恋愛」を求めている場合があります。
とくに、プラケータータイプの女性が醸し出す、この健気さやはかなさや、放っておけない危なっかしさみたいな印象は、親子ほど年齢が離れている年上の男性にとっては、とても魅力的に感じます。
なので、プラケータータイプに対して、まるで娘を可愛がるように接してしまうと、プラケータータイプとの心理的距離が一気に近くなり「親代わりに依存」されてしまう場合があります。
それでも、プラケータータイプとの偏った恋愛関係を続けてしまうと、最悪の場合「共依存関係」に陥ってしまう場合があります。
共依存とは、自分自身に焦点があたっていない状態のことです。たとえば、自分の価値を周囲の基準だけを頼りに判断する。自分がどうしたいかではなく、周囲の期待に応えることだけに必死など、他の人の問題を解決することに、いつも一生けん命であること。
引用元:共依存とは
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傾向④近すぎる親子関係になりがち…
このように、プラケータータイプは相手との対等な関係で愛情を育むことより、一方的に同情を注ぎ、献身的に尽くしたい側面があるため、同年代との恋愛関係より、親子ほど年齢の離れたアンバランスな恋愛関係になりがちです。
また、母子家庭の男の子がプラケータータイプになると、母親をずっと心配し続けたり、父子家庭の女の子がプラケータータイプになると、父親をずっと心配し続けたり、稀にプラケータータイプは、マザコンやファザコンといった、近すぎる親子関係を築いてしまう場合があります。
傾向⑤恋愛や結婚が遅れてしまいがち…
このように、アダルトチルドレン:プラケータータイプは、自分の幸せより父母の幸せを優先しがちであったり、対等な関係より偏った関係を好みがちであるため、自分が幸せになることを回避してしまい、結果、結婚恋愛や結婚や出産など、人生の進展が遅れてしまう場合があります。
傾向⑥プラケータータイプは、自分と似た、おっとりとした相手とうまくいく
ある意味、プラケータータイプは「恋愛における自己主張が苦手」という特徴があります。
なので、グイグイと引っ張ってくれる相手だと当初はかみ合いますが、プラケータータイプの自己主張が薄い分、相手はプラケータタイプに対して不安や不満を感じてしまい、恋愛関係がうまくいかない場合が多いです。
ですが、プラケータータイプのようにおっとりとした相手と巡り合うことができると、お互い、特に会話がなくても一緒にいるだけで心地よい恋愛関係を築くことができます。
そうすることで「○○に行きたい!」「○○を食べたい!」など、デートや食事などに対して苦手な自己主張をしなくてもよくなり、安心して恋愛関係が育めるようになります。
このように、プラケータータイプは自分と似たような相手=おっとりとした相手と巡り合うと、「似たもの夫婦」と呼ばれるように、素晴らしい夫婦関係や恋愛関係を築くことができます。
また、プラケータータイプをはじめ「アダルトチルドレンの恋愛傾向」について詳しくまとめた記事を紹介します。
- 関連記事アダルトチルドレンの恋愛傾向
まとめ
さいごに、プラケータータイプの恋愛傾向について重要ポイントをまとめます。
POINT
- プラケータータイプは、恋愛において愛情と同情の区別がつかず、相手との気持ちのすれ違いを生みやすい
- プラケータータイプは、共依存、回避依存など、対等な関係より偏った恋愛関係になりやすい
- プラケータータイプは、恋人との恋愛関係より、親との親子関係を重視する傾向にある
- プラケータータイプは、親子関係を重視するあまり恋愛や結婚が遅れがち
- プラケータータイプは、自分と似たようなタイプとの間で素晴らしい恋愛関係を築きやすい
また、本記事に関する関連記事を以下に紹介します。
是非、あわせてお読みください。
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以上、「プラケータータイプの恋愛傾向」という記事でした。