POINT回避依存症:ナルシストタイプは、「自信に満ちた姿」という「鎧」の内側に、「ありのままの自分(弱い自分・失敗した自分)」を隠し続けている傾向があります。
心理カウンセラーの寺井です。
「回避依存症」とは、「特定の相手と深い人間関係を構築することを回避している人」を指します。
とはいえ、「回避依存症」とは「一人ぼっちでいたい」というわけではなく、「仲良くなりたい」という気持ちと「自分の本性を知られたくない」という気持ち、二つの相反する気持ちが葛藤しているという心理状態です。
よって、恋愛における「回避依存症」とは、「恋人の存在は必要だが、恋人から愛されることに息苦しさを感じやすいため、恋人との関係性に距離を保つことで自分の精神バランスを保とうとする心理状態」を指します。
また、「回避依存症」とは、大きく分けて以下の「4つ」のタイプに分けて考えることができます。
POINT
- 独裁者タイプ
- 搾取者タイプ
- ナルシストタイプ
- 脱走者タイプ
ちなみに、この記事は「回避依存症:ナルシストタイプ」についての解説です。
なお、『独裁者タイプ』『搾取者タイプ』『脱走者タイプ』については、以下の記事で詳しく解説しています。
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それでは、回避依存症:ナルシストタイプについて解説していきます。
回避依存症:ナルシストタイプの「性格的な特徴」
「回避依存症:ナルシストタイプ」は、「自分は他人からどのように見られているか?」あるいは「他人に自分をどのように見せていくか?」に執着するという点が特徴的です。
そのため「ナルシストタイプ」は、他人から見ると「自尊心が高い人」あるいは「自信がある人」に見えることが多く、男性であっても女性であっても、とても魅力的で、「人を魅了すること・人を誘惑すること」に長けている傾向があり、自分自身の容姿や立ち振る舞いに陶酔している人に見えます。
一般的にナルシストとは、「自己愛が強い人」を言います。自分自身の容姿や行動に陶酔するような人を、ナルシストと表すことが多いようです。「自分自身が自分を大事にしている」というようなポジティブ思考の人とは少し違い、どちらかというと、「自分は優れている」「人よりも上に立ちたい」などという自意識過剰なタイプを「ナルシスト」と表現することが多いでしょう。
なお、「ナルシストタイプ」のように、自分自身の容姿や立ち振る舞いに陶酔することを「自己陶酔」と言い、強い「自己陶酔」を「自己愛(ナルシシズム)」と言います。
以上のことから、「自意識過剰」や「自己陶酔」など、「自己愛(ナルシシズム)」が強いことは、「回避依存症:ナルシストタイプ」の最大の特徴であると言えます。
ナルシストタイプの「自己愛」とは?
「自己愛」とは、文字通り「自分を愛する」ことを意味します。
そして、「自己愛」とは「成功した自分」や「輝いている自分」だけを愛することではなく、「失敗した自分」であっても「弱い自分」であっても、どのような自分であっても、ありのままの自分を愛することを指します。
自己愛(じこあい)・ナルシシズムとは、本来の意味は自分自身を性愛の対象とすることである。…(中略)…ありのままの自分を受け入れることも自己愛の一種と考えられる。
引用元:自己愛・ナルシシズム
ですが、「ナルシストタイプ」の「自己愛」とは、「成功した自分」や「輝いている自分」など、「理想条件をクリアした自分」は愛しますが、「失敗した自分」や「弱い自分」など、「理想条件をクリアできない自分」は愛さず、自分の内側にひた隠しにする傾向があります。
このように、「ナルシストタイプ」は「ありのままの自分」に陶酔しているのではなく、あくまで「理想化された自分」にだけ陶酔していると考えられます。
ナルシシストには「自己陶酔」が見られますが、陶酔している「自己」は等身大の自分ではなく、理想化された自画像です。
以上のことから、「回避依存症:ナルシストタイプ」の「自己愛」とは、本来の「自己愛」とは違い、「理想化された自分」だけに陶酔する「条件付きの自己愛」と言えます。
ナルシストタイプは「自己肯定感の低い人」
とはいえ、「自らの失敗や弱さを認めようとしない」という「ナルシストタイプ」の特徴は、ある意味、「負けを認めない強さ」あるいは「諦めない強さ」とも言い換えることができ、仕事においてはプラスに作用する場合があります。
とくに、「ナルシストタイプ」は「優れた容姿」に恵まれ、「人を魅了すること・人を誘惑すること」にも長けているため、「ファッション・美容・接客・芸術・音楽・芸能」などの分野において、大きな成功を収める場合があります。
ですが、反対に言えば「ナルシストタイプ」は「プライドが高い人」と言い換えることができ、プライドの高さゆえに「自分の失敗」をなかなか認められないなど、仕事においても「ありのままの自分」を認められないという点が特徴的です。
「自分はすごいんだ」「もっと注目して褒めてほしい」「自分が正しいのにどうしてわからないんだ!」といった、自己中心的で尊大な行動をとる人は「ナルシシスト」と呼ばれます。…(中略)…心理学者が提起している一つの仮説は「ナルシシストは、本当は、自分が大好きな人ではなく、自分を好きになれない人である」というものです。
以上のことから、「回避依存症:ナルシストタイプ」は、表面的には「自分が大好きな人(自己肯定感の高い人)」のように見えますが、実際は「ありのままの自分(失敗した自分など)」を肯定することができない、「自己肯定感の低い人」と言い換えることができます。
ナルシストタイプは「自信がない人」
また、「ナルシストタイプ」は、恋愛関係においても「自分の弱さ」をひた隠するなど、恋人に対して「素直になれない・心を開けない・隙を見せない」などの特徴があります。
このように「ナルシストタイプ」とは、「他人に認めてもらえる魅力的な自分(自己肯定感の高い人)」を演じることで、「ありのままの自分(弱い自分)」を覆い隠している人と言い換えることができます。
「ナルシスト」というと、とにかく自分が大好きで自信満々というイメージがありますよね。でも実際は、劣等感や過去のトラウマから自信が持てず、弱い自分をカバーするためにナルシストを演じている人も多いよう。
反対に言えば、「ナルシスト」という「魅力的な姿」は、「ありのままの自分(弱い自分)」を隠すための「鎧」のようなもので、「ナルシストタイプ」は、「鎧」の内側に「ありのままの自分(弱い自分)」を隠し続けており、内心では、「ありのままの自分なんて受け入れてもらえるはずがない…」「ありのままの自分がバレたら嫌われてしまう…」という強い恐れを抱いているという点が特徴的です。
以上のことから、「回避依存症:ナルシストタイプ」は、表面的には「他人に認めてもらえる魅力的な自分」を演じながらも、実際は「ありのままの自分(弱い自分)」をさらけ出すことができない、「ありのままの自分に自信が持てない人」と言い換えることができます。
ナルシストタイプは「共感力」が低い
このように「ナルシストタイプ」は、「本音・本心・感覚・気持ち」など、「自らの感情」を「魅力的な姿」という「鎧」で覆い隠していることになり、それだけ「自分の感情」から目を背けていると言えます。
そのため、「ナルシストタイプ」は「自分の感情」を理解することに疎い傾向があるのと同時に、「他人の感情」を理解することにも疎い傾向があります。
このとき、他人の感情を理解したり、他人の感情に寄り添う能力を「共感力」と言います。
共感力とは、他人の考えや意見を察したり、喜怒哀楽などの感情に寄り添ったりするスキルをさします。
以上のことから、「他人の感情」を理解するために必要な「共感力」が低いことは、「回避依存症:ナルシストタイプ」の特徴のひとつと言えます。
なお、「回避依存症の性格的な特徴」については以下の記事で詳しく解説していますので、必要な方は参考にしてください。
回避依存症:ナルシストタイプの「男女」それぞれの特徴
そもそも「回避依存症」という言葉自体が心理学の用語ではありません(心理学では「回避型愛着スタイル」あるいは「回避性愛着障害」)ので学術的な根拠はありませんが、カウンセリングの臨床経験や、さまざまな研究結果によると、「ナルシストタイプ」は「女性」より「男性」の方がややに多いと考えられますが、明確な結論が出ていないのが現状です。
男性7.7%、女性4.8%という報告もあり、男性のほうが女性より、ナルシシズムが強いとされたりしましたが、結論は明瞭ではありませんでした。
「回避依存症」とは、「独裁者タイプ」「搾取者タイプ」「ナルシストタイプ」「脱走者タイプ」の「4つのタイプ」があるとされており、「回避依存症:4つのタイプ」共通の特徴として「好き避け」があげられます。
好き避けとは、本当は好きなのにそっけない素振りをしたり、相手のことを嫌っているような冷たい態度をとったりすることです。好意を寄せている異性に対して、本心とは反対の行動をとることです。
また、「ナルシストタイプ」が行う「好き避け」には、「男性」でも「女性」でも、以下のような共通の特徴があると考えられています。
ナルシストタイプ・・・自分の話しかしないタイプ。言い訳が多いタイプもあてはまるでしょう。
このように、「ナルシストタイプ」は、「男性」でも「女性」でも、「弱さや失敗など、自分に都合が悪い部分を隠すことで恋人の気を引こうとする」という思考パターンが特徴的であり、このような「ナルシストタイプの行動」の背景には、「自信のなさ」や「弱さや失敗を認めることへの恐れ」が隠されていると考えられています。
ナルシストタイプの「男性」の特徴
「ナルシストタイプの男性」は、「容姿が優れている」「おしゃれ」「グルメ」「女性に優しい」「明るくアクティブ」「トレンドに敏感」「知り合いが多い」「仕事ができる」「経済力がある」など、表面的には「魅力的な男性」「モテる男性」「魔性の男」という印象に映ります。
ですが、「ナルシストタイプの男性」は、表面の「魅力的なイメージ」の内側で、「有能な自分が失敗などするはずがない!」「特別な存在である自分が他人からの批判を受ける筋合いはない!」など、「失敗すること・批判されること・恥をかくこと・馬鹿にされることへの拒絶感(恐れ)」を常に感じており、「プライドが高い」「傲慢」「見栄を張る」という点が特徴的です。
「ナルシスト男の特徴」…(中略)…「鏡ばかり見ている」「自分のファッションやヘアスタイルに執着がある」「自分の話ばかりする」「自慢話のオンパレード」「こちらに対する質問が一切ない」などさまざまなイメージがあるけど、実は他にも多くの特徴があるのだそう。
そのため、「回避依存症:ナルシストタイプの男性」は、自分の「失敗」を受け入れられず周囲に当たり散らしたり、周囲からの「批判」を受け入れられず拒絶し続けたり、反対に、少しの「失敗」や「批判」によって急激に精神状態が不安定になってしまうなど、「失敗・挫折を受け入れられない」「失敗・挫折に弱い」という特徴があります。
なお、「回避依存症の男性の特徴」については以下の記事で詳しく解説していますので、必要な方は参考にしてください。
ナルシストタイプの「女性」の特徴
「ナルシストタイプの女性」は、「容姿が優れている」「おしゃれ」「グルメ」「男性には気立てが良い」「明るく美容に詳しい」「トレンドに敏感」「知り合いが多い」「仕事ができる」「経済力がある」など、表面的には「魅力的な女性」「イケてる女性」「魔性の女」という印象に映ります。
ですが、「ナルシストタイプの女性」は、男性の場合と同じく、表面の「魅力的なイメージ」の内側で、「自分はイケているのだから大切にされて当然よ!」「なんで私ほどの女性がこんな扱いを受けなければならないの?」など、「自分が正当に評価されていないことへの不満・嘆き・イライラ」を常に感じており、「高飛車」「傲慢」「承認欲求が強い」という点が特徴的です。
ナルシスト女とは、自己愛が強いナルシストな女性のこと。自分を好きなのはとても大事なことですが、ナルシスト女は自己愛が強すぎるあまり、周囲への気遣いがなく、自己中心的な言動が多い傾向があります。
そのため、「回避依存症:ナルシストタイプの女性」は、自分の「失敗」を受け入れられず「言い訳」を続けたり、自分の「失敗」を周囲のせいにして「不満・愚痴」を漏らし続けたり、あるいは「共感能力の低さ」から、他人が話をしていても、すぐに自分の自慢話にすり替えてしまうなど、「自己中心的」という特徴があります。
なお、「回避依存症の女性の特徴」については以下の記事で詳しく解説していますので、必要な方は参考にしてください。
回避依存症:ナルシストタイプの「恋愛傾向」
「回避依存症:ナルシストタイプ」は、「男性」でも「女性」でも、「プライドが高い」「見栄っ張り」「傲慢」「自己中心的」であるため、恋愛において様々な問題が生じやすいと言えます。
なお、「ナルシストタイプの恋愛思考パターン」は、主に以下の「具体例」があげられます。
POINT
- 恋人の気持ちを考えず、常に自己中心的に考える
- 恋人に対して命令はするが、反論は許さない
- 恋人に対して、自分の理想を押し付ける(服装・髪型・食事・言葉遣いなど)
また、「ナルシストタイプ」のように、恋愛関係において、恋人の行動をコントロールしようとすることを「恋人支配行動」と言います。
恋愛関係の中では様々な問題行動が生じる。…(中略)…様々な行動から恋人の行動を制限しようとする試みを“恋人支配行動”と命名している。
このように「ナルシストタイプの恋愛」は、恋人に対して「身体的暴力」を振るうことは少ないものの、恋人を「精神的に傷つける」ことで、恋人の行動をコントロールするという点が特徴的です。
なお、「回避依存症:ナルシストタイプの恋愛傾向」は、主に以下の「具体例」があげられます。
POINT
- 「浮気・不倫」を繰り返す
- 「試し行為」を繰り返す
- 「モラハラ」を繰り返す
- 「主従関係」を築く
続きは、以下の記事で詳しく解説しています。
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回避依存症:ナルシストタイプの原因
「ナルシストタイプ」をはじめとする「回避依存症の原因」には、子どもの頃に親から受けた子育ての影響や、子どもの頃に一緒に過ごした家族の影響など、子どもの頃の家庭環境が密接に関わっていると考えられています。
回避依存症の原因…(中略)…過干渉な親、過保護な親、親と子の役割が逆転した親子など、情緒的な束縛が原因にあげられます。
引用元:回避依存症
そして、「ナルシストタイプの原因」となるような「親・家族の問題点」とは、主に以下の「3つ」が考えられます。
POINT
- 「父親」が「母親」を粗略に扱ったり、「母親」が「父親」を軽蔑していると、子どもは「パートナーを見下す両親の様子」を「モデリング(学習)」し、大人になって無意識に「模倣」する
- 子どもの頃、「父親が家庭に不在がち」であったり「過保護な母親」に育てられると、大人になっても「幼児的万能感」が強く残る
- 子どもの頃、母親との「愛着形成」が不完全であると、大人になって「自己愛の歪み」が生じる
このとき、「パートナーを見下す両親の様子」を、子どもが「モデリング(学習)」し、大人になって「模倣」し繰り返すことを「負の世代間連鎖」と言います。
次に、「父親が家庭に不在がち」であったり「過保護な母親」に育てられてことにより、幼児期の感覚のまま心に残った「子どもっぽい自信」を「幼児的万能感」と言います。
さいごに、母親との「愛着形成」が不完全であったことが原因で、恋愛をはじめ「人間関係全般」に問題が生じることを「愛着障害」と言います。
以上のことから、「回避依存症:ナルシストタイプの原因」は、大きく分けて以下の「3つ」が考えられます
POINT
- 「ナルシストタイプの両親」に育てられたことによる「負の世代間連鎖」の影響
- 「父親が家庭に不在がち」であったり「過保護の母親」に育てられたことによる「幼児的万能感」の影響
- 「母親からの愛情不足」による「愛着障害」の影響
続きは、以下の記事で詳しく解説しています。
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回避依存症:ナルシストタイプの克服方法
前述の通り、「ナルシストタイプ」をはじめとする「回避依存症の原因」には、子どもの頃に親から受けた子育ての影響や、子どもの頃に一緒に過ごした家族の影響など、子どもの頃の家庭環境が密接に関わっており、子どもの頃、親から受けた子育て・家族の様子・家庭環境に何らかの問題があった場合、その影響により「回避依存症」になる可能性が高いと言えます。
「回避依存症の克服」とは、アダルトチルドレンを克服すること
このとき、子どもの人生に悪影響を与えるような問題のある子育てを行う親を「毒親」と言い、子どもの人生に悪影響を与えるような問題のある家庭を「機能不全家族」と言います。
そして、機能不全家族で育った(毒親に育てられた)ことが原因で、大人になって、恋愛を含む人間関係全般に問題を抱えている人を「アダルトチルドレン」と言います。
「アダルトチルドレン」とは、機能不全家族で育ったことにより、「親から守られる」「適切な教育を受ける」などの正常な成長過程をたどれず、成人してからも生きにくさや心に傷を抱えている人のことをさします。
また、「回避依存症」とは、アダルトチルドレンの特徴のひとつとも言われています。
回避依存症は、アダルトチルドレンの表れ方のひとつです。…(中略)…親子関係や周囲の大人との間で、消耗し枯渇する感覚や、飲み込まれそうな感覚を体験してきました。
引用元:回避依存症
このように、「回避依存症になる原因」とは、「子どもの頃、機能不全家族で育った影響」や「子どもの頃、毒親に育てられた影響」である可能性が高い、すなわち、「回避依存症になる原因」は「アダルトチルドレン」と密接な関係にあると言えます。
反対に言えば、「機能不全家族で育った(毒親に育てられた)影響」である「アダルトチルドレン」を克服することが、「回避依存症の克服」に繋がると考えることができます。
「アダルトチルドレン(回避依存症)」の克服方法
そもそも「アダルトチルドレン(AC概念)」とは、1970年代、アメリカのアルコール依存症の治療現場から広がり始めた考え方で、1980年代になると、さまざまな専門家たちが「アダルトチルドレンの原因」や「アダルトチルドレンの克服方法」について研究を行い始め、今では、アメリカのソーシャルワーカー・社会心理学博士「クラウディア・ブラック」によって、「アダルトチルドレンからの回復プロセス」がしっかりと確立されています。
とはいえ、前述の通り「回避依存症になる原因」とは、子どもの頃に負った「幼少期のトラウマ」が密接に関わっており、「幼少期のトラウマ」とは、「なかなか思い出しづらい『遠い昔の記憶』」であるのと同時に、「できれば思い出したくない『傷ついた記憶』」でもあります。
よって、「幼少期のトラウマ」を思い出そうと過去を振り返っても、自分1人ではなかなか思い出せなかったり、なかなか受け入れられない場合があります。
なお、「クラウディア・ブラック」は、「アダルトチルドレンからの回復」には以下の2点が重要と述べています。
POINT
- 「親・家族」に対する負の感情は「親・家族」に聞かせるのではなく、「親以外の信頼できる相手(心理カウンセラー・自助グループなど)」に聞いてもらう必要がある
- 「親・家族」に対する負の感情は「安全な場所(カウンセリングルーム・自助グループなど)」で聞いてもらう必要がある
以上のことから、「心理カウンセリングは、アダルトチルドレンの克服にとても有効である」と言われており、カウンセリングを利用して、カウンセラーの協力を得ながら「アダルトチルドレンからの回復プロセス」を進めることで「アダルトチルドレンの克服」が可能となり、アダルトチルドレンの克服をすることで「回避依存症の克服」ができると言えます。
なお、当社メンタル心理そらくもが考える「アダルトチルドレン克服カウンセリング(回避依存症の克服方法)」については、以下の記事で詳しく解説していますので、是非お読み下さい。
まとめ
さいごに、本記事の重要ポイントをまとめます。
- POINTナルシストタイプは、「自信に満ちた姿」で「ありのままの自分(弱い自分)」を隠している
- ナルシストタイプの男性は、「プライドが高いが、失敗・挫折に弱い」
- ナルシストタイプの女性は、「高飛車で自己中心的」
- ナルシストタイプの恋愛傾向は、「浮気・不倫」「試し行為」「モラハラ」「主従関係」などが考えらる
- ナルシストタイプの原因は、「負の世代間連鎖」「幼児的万能感」「愛着障害」などが考えられる
- ナルシストタイプの原因は、「アダルトチルドレン」と密接な関係にある
- ナルシストタイプの克服方法とは、アダルトチルドレンを克服することである
なお、本記事に関する関連情報は、以下のページにまとめていますので紹介します。
以上、「回避依存症:ナルシストタイプとは?『性格的特徴・男女の特徴・恋愛傾向・原因』を徹底解説」という記事でした。