インナーチャイルドの癒し方:基本の流れと注意点

2019年2月5日

インナーチャイルドの癒し方は、大きく分けてふたつの作業が必要です。

インナーチャイルドの癒し方を説明しているイラスト

 

インナーチャイルドを癒す目的は、アダルトチルドレンからの回復です。

つまり、アダルトチルドレンからの回復は、傷ついたままインナーチャイルドを癒すことで可能となります。

そして、ある日ある時から傷ついたままの感情を、心理学では「過去の未完」と言い、「過去の未完」を見つけ解放することを、「未完の完結」と言います。

よって、インナーチャイルドの癒し方は、「過去の未完」の象徴であるインナーチャイルドを見つけて癒すことで、「未完の完結」を果たしていくことが重要となります。

この記事は、アダルトチルドレンからの回復=「未完の完結」=インナーチャイルドの癒し方について説明しています。

インナーチャイルドの癒し方:基本の流れ

インナーチャイルドの癒し方の基本の流れを説明しているイラスト

 

インナーチャイルドセラピーとは、「過去の未完」に気づき認め、「未完の完結」を行う作業です。

現在の自分がどのような生きづらさを抱えていても、その生きづらさは、赤ちゃんとして生まれたときから感じているものではないでしょう…

あくまで、物心がついてから現在までのあいだに身に付けた、捉え方や感じ方「価値観」が影響しているものです。

なので、インナーチャイルドの癒し方の流れは、「過去を吟味」し、気づいた「過去の未完」を「これからどうしたいか?」と考え、自分自身で「未完の完結」を実現し、本当の自分を取り戻していきます。

このように、インナーチャイルドの癒し方の基本の流れは、「過去」⇒「現在」⇒「未来」という流れに沿ってバランスよく関心を振り向けていくことです。

 

1.過去を吟味する

「どんな家族で育ったのか?」「子供時代に身に付けた、自分にとって苦しい価値観はなにか?」など、過去を吟味し、自分の生きづらさの原因=「過去の未完」を見つけていきます。

 

2.現在を吟味する

現在を吟味し、子ども時代に身に付けた自分にとって苦しい価値観=「○○しなきゃ!」「○○しちゃいけない!」=「禁止令&ドライバー」が、今現在も影響を与え続けていることに気づいていきます。

 

3.未来を思い描く

インナーチャイルドセラピーによって、インナーチャイルドの感情を解放し、親から受け取った「禁止令&ドライバー」から自分自身を解放し、未来は、親に代わって自分自身がインナーチャイルドを受け入れ保護することで「未完の完結」を果たし、インナーチャイルドとの協力体制=新しい自分を始めていきます。

 

インナーチャイルドを癒すときのポイント

このように、インナーチャイルドの癒し方で重要なのは、過去ばかりを振り返るのではなく、現在ばかりを嘆くのでもなく、未来ばかりを語るのでもなく、「過去」⇒「現在」⇒「未来」という流れに沿ってバランスよく関心を振り向けていくことです。

ただ、自分1人だけですとわかりずらく混乱しがちなのも当然です。

よって、インナーチャイルドを安全に確実に癒すためには、心理カウンセラーやインナーチャイルドセラピストの協力が重要となります。

 

上記が、インナーチャイルドの癒し方の骨格部分に当たる考え方です。

続いては、上記をもとに、アダルトチルドレンからの回復を目的としたインナーチャイルドの癒し方を、以下に説明していきます。

 

インナーチャイルドの癒し方:5つのステップ

インナーチャイルドの癒し方の注意点を説明しているイラスト

 

インナーチャイルドの癒し方には、必須となる以下の5つのステップがあります。

 

・インナーチャイルドセラピーに必須な5つのステップ

  1. 安全な場所を確保し事前準備:インナーチャイルドカウンセリング
  2. ACであることを自覚:インナーチャイルドのチェック
  3. 嘆きの作業:インナーチャイルドの感情を解放する。
  4. 癒しの作業:インナーチャイルドを労い受け入れる。
  5. 人間関係の再構築:ワンダーチャイルドへの回復

 

それでは、インナーチャイルドを癒すために必須となる5つのステップについて、それぞれの意味を説明します。

 

STEP1.安全な場所を確保し事前準備する:インナーチャイルドカウンセリング

傷ついたインナーチャイルドはたくさんのネガティブ感情を抱えており、ありのままの感情を解放できる安全な場所と共有する相手が必要となります。

当社メンタル心理そらくもの場合、安全な場所とは、心理カウンセリングの場=セラピールームであり、共有する相手は、インナーチャイルドセラピストである私=寺井啓二です。

また、インナーチャイルドは警戒心が強いため、インナーチャイルドの特徴を理解し配慮したうえでの事前準備=インナーチャイルドカウンセリングを行い、インナーチャイルドの警戒心を和らげる必要があります。

(関連:インナーチャイルドカウンセリングとは?

 

STEP2.アダルトチルドレンであるという自覚:インナーチャイルドをチェックする…

インナーチャイルドを癒す目的は、アダルトチルドレンからの回復です。

アダルトチルドレンからの回復には、自分の生きづらさは、自分の弱さや甘えや能力の無さではなく、傷ついたままのインナーチャイルドを抱え続けていることによる影響=アダルトチルドレンの症状であることを認めることが必要です。

まず、アダルトチルドレンであることに気づき認めることが最初の大切なステップとなります。

以下のアダルトチルドレン症状チェックリストにより、インナーチャイルドのチェックを行うことができます。

(関連:アダルトチルドレン症状チェックリスト

 

STEP3.嘆きの作業:インナーチャイルドの感情を解放する…

インナーチャイルドが傷ついていたこと、つまり「自分は悪かったのではなく、傷ついていた…」ことに気づいていくと、自然と、涙が流れたり、言葉が溢れたり、長年、抑えこんでいたネガティブ感情が、ようやく、心の外に発散されていきます。

この作業を「嘆きの作業」と言います。

親の存在が大きく、見捨てられないように、嫌われないように、ずっと心に押さえ込んできた感情を、インナーチャイルドセラピーで発散することは、親を巻き込まず、親に邪魔されずに本当の自分を取り戻すことできる平和的な方法です。

当社メンタル心理そらくもの場合、催眠療法(ヒプノセラピー)EFT(感情解放テクニック)を用いて安全に感情を解放することができます。

また、時間もあなたが終りにしたくなるまで続けることができますので、あなたが飽きるまで、あなたのペースで、子供時代の感情=インナーチャイルドの感情を安全に存分に解放することができます。

 

STEP4.癒しの作業:インナーチャイルドを労い受け入れる

「嘆きの作業」によって、インナーチャイルドのネガティブ感情を存分に解放できると、だんだんと、インナーチャイルドに対する労わりの気持ちが生まれてきます。

そして、「そっか‥」「そうだね…」「そうかもしれないね…」と、まるで小さな子供をあやすように、インナーチャイルドの本当の気持ちを、自分自身で傾聴できるようになっていきます。

この作業を「癒しの作業」と言います。

そうすると、今までは親の影響を受け続けていたため、大人の自分と噛みあいずらかったインナーチャイルドの感情が、ようやく、大人の自分の感情としっくりと混ざり合いひとつになっていきます。

このように、子供時代の感情と大人の感情がしっくりと混ざり合った状態を、心理学では「統合」=「自分を受け入れた状態」と言います。

 

STEP5.人間関係の再構築

「癒しの作業」によって、インナーチャイルドが落ちつくと、ようやく、大人の自分も落ち着いた心理状態となっていきます。

また、インナーチャイルドは、家族という人間関係の中で傷ついていたと言えます。

よって、催眠療法(ヒプノセラピー)をベースに、インナーチャイルドセラピストの導きによって、インナーチャイルドの本音=自分の感情を自分の言葉で家族ひとりひとりのイメージ伝える練習をすることで、今後の人間関係における、感情表現やコミュニケーションのイメージトレーニングをしていきます。

そうすることで、記憶の中の家族のイメージが笑顔へと和らぎ、そのことが人間関係への成功体験となり、今後の安定した人間関係構築のための自信の芽が発芽します。

いわば、家族のイメージを相手に感情表現をすることで、スポーツ選手のイメージトレーニングや、バーチャルリアリティの要領で、人間関係の再構築のシミュレーションを行い成功体験を積んで、「自分の気持ちを伝えることができたぁ…」「自分の気持ちを受け取ってもらえたぁ…」「自分は生きていていいんだぁ…」「自分は大切にされる価値のある人間なんだぁ…」「自分は愛されていたんだぁ…」といった、現実世界での人間関係構築の自信を育みます。

 

インナーチャイルドを癒すときの注意点

このように、インナーチャイルドを癒す作業は、十分に安全を確保した環境で、自分の感情を実感し、自分の感情を表現し、本当の自分を実感で取り戻していく作業です。

ただ、それ故に、重要な注意点があります。

 

・インナーチャイルドを癒すときの注意点

  1. 心的エネルギーを消耗する作業のため大きく疲労する。
  2. 大きな感情が一気に甦る可能性があり危険がある。
  3. 本物の家族を巻き込まずに行うことに意味がある。
  4. 迷いや恐れを感じ感情解放が上手くいかない場合がある。
  5. 「嘆きの作業」⇒「癒しの作業」⇒「人間関係の再構築」の3つの作業を一連で行う必要がある。

 

インナーチャイルドが癒せない原因

以上のように、インナーチャイルドを癒すには、1人で行うと危険があったり、途中で頓挫しかねないため、安全の確保、確実な誘導が不可欠な作業でもあります。

とくに、「嘆きの作業」⇒「癒しの作業」⇒「人間関係の再構築」3つの作業を一連で行えないと、インナーチャイルドを癒せない原因となります。

よって、自分1人では難しさを感じた場合は、心理カウンセラーやインナーチャイルドセラピストの協力が必要です。

(関連:インナーチャイルドが癒せない!原因とは?

 

上記が、インナーチャイルドの癒し方の重要なステップです。

続いては、上記をもとに、「インナーチャイルドの見つけ方」「インナーチャイルドとの対話方法」など、インナーチャイルドの癒し方について、さらに具体的な説明をしていきます。

 

インナーチャイルドの見つけ方

防衛機制の影響でインナーチャイルドが見つからない様子を説明しているイラスト

 

インナーチャイルドの癒し方は、大きく分けてふたつの作業にわかれています。

 

  • 前半:目をあけてインナーチャイルドを見つける作業
  • 後半:目を閉じてインナーチャイルドと対話する作業

 

まずは、インナーチャイルドの警戒心を和らげるため、目をあけた状態でインナーチャイルドを見つけていきます。

インナーチャイルドの見つけ方は、以下の記事で詳しく説明しています。

▼是非、続けてお読みください!▼

(関連:インナーチャイルドの見つけ方

 

インナーチャイルドとの対話の方法

インナーチャイルドを手のひらに乗せて対話しているイラスト

 

前半の作業を終えるとインナーチャイルドが見つかります。

そして、後半は、催眠療法(ヒプノセラピー)をベースに、目を閉じた状態でインナーチャイルドと対話をしていきます。

インナーチャイルドとの対話方法は、以下の記事で詳しく説明しています。

▼是非、続けてお読みください!▼

(関連:インナーチャイルドとの対話方法

 

インナーチャイルドを癒すことで生まれる変化

インナーチャイルドを癒すことで生まれる変化を説明しているイラスト

 

心理カウンセラーやインナーチャイルドセラピストの誘導によって、インナーチャイルドの癒し方に沿った作業を行うと、傷ついていた心に自然治癒力が発動します。

 

時間を掛けながら徐々にプラスの変化が生まれる…

ただ、体の傷もそうであるように、心の傷も癒えるのには時間がかかります。

なので最初は、心理カウンセラーやインナーチャイルドセラピストなどの専門家とインナーチャイルドセラピーを行い、ずっと傷ついたままだったインナーチャイルドの自然治癒を確実にはじめ、その後は、日々の生活の中で時間を掛けてじっくりと癒していくことが、もっとも安全で確実なインナーチャイルドの癒し方です。

そして、インナーチャイルドを癒すことで生まれる変化は、自己肯定感が増し自信がついたり、人への警戒心が和らいで人間関係が円滑になったり、さまざまなプラスの変化となって現れます。

 

インナーチャイルドを癒すお手伝い

また、私=寺井啓二自身も、かつては傷ついたインナーチャイルドを抱えており、インナーチャイルドを癒し、インナーチャイルドを癒すことで生まれる変化を実感した人間です。

あなた1人で難しいと感じたときは、インナーチャイルドを癒すことで変化をさまざまなプラスの変化を生み出していくお手伝いをさせて頂けると幸いです。

以下は、当社メンタル心理そらくもで、インナーチャイルドを癒すことで生まれる変化を実感してくださったRさん40代女性の体験談です。

(関連:インナーチャイルドを癒すことで生まれる変化