POINT毒親チェックリストは、「毒親をやめたい…」「毒親にならないために…」という方のために、「自分は毒親の特徴にどれくらい当てはまるのか?」をセルフチェックできます。
心理カウンセラーの寺井です。
「毒親」とは、そもそも心理学などで定義されている学術用語ではなく、過干渉、過保護、暴言、暴力、ネグレクトなど、「子供の人生に悪影響を及ぼす子育てを行う親」を指す言葉で、アメリカの専門家、スーザン・フォワードが著書のなかで作った言葉です。
よって、毒親とは、発達障害、精神疾患など、決して障害や病気といった問題ではなく、あくまで生まれてから身に付けた「性格上の癖」を指す言葉です。
毒親とは、心理学などを始めとする学術的な定義がなされていない以上、「明確な診断」を行えるものではありませんが、「毒親の特徴」とは「アダルトチルドレン」の特徴と一致する部分が多いと心理学では捉えます。
よって、心理カウンセリングの現場では、「アダルトチルドレンの回復過程」に沿った対処をすることで、毒親の克服は十分に可能であると捉えます。
この毒親チェックリストは、毒親の語源であるスーザン・フォワードの著書「毒になる親:一生苦しむ子供(日本語版)」と「心理カウンセリングでの症例」に基づき、毒親の特徴を60個あげており、「自分自身の子育ての特徴が、毒親の子育ての特徴にどれだけ当てはまるか?」をチェックすることができます。
はじめに
①本チェックリストの概要
毒親チェックリストの概要を以下に整理します。
POINT
- 本チェックリストは、「毒親の診断」を行うものではありません。
- 本チェックリストは、親自身が「セルフチェック」を行うためのものです。
- 本チェックリストは、「毒親をやめたい…」「毒親にならないために…」など、毒親の症状の克服を目指す方に有効です。
- 本チェックリストは、自分自身の子育てに対する考え方が、「毒親の子育ての特徴」にどれだけ当てはまるか?を、親自身がセルフチェックすることができます。
本チェックリストは、「自分は毒親なのか?」を親自身がセルフチェックするリストです。
よって、「自分の父親&母親は毒親なのか?」を子供がチェックしたい場合は、以下の「毒親育ちチェックリスト:『自分の親は毒親か?』をチェック!」を参考にして下さい。
また、毒親の子育ての影響を受けた家庭を、心理学では「機能不全家族」と言い、毒親の子育ての影響は、親から子へ、子から孫へと「世代間連鎖」すると心理学では捉えます。
そして、子供の頃、毒親に育てられたことで、中学生・高校生・大人になっても生きづらさを感じ続けている人を、心理学では「アダルトチルドレン」と呼びます。
「毒親に育てられた人の特徴」=「アダルトチルドレンの特徴」については、以下の「アダルトチルドレン(ac)チェックリスト」でチェックすることができますので合わせて紹介します。
②本チェックリストの根拠
毒親チェックリストは、以下の2点の根拠に基づき作成しています。
POINT
- 毒親の語源であるスーザン・フォワードの著書「毒になる親:一生苦しむ子供(日本語版)」を根拠に作成
- 当社メンタル心理そらくもの心理カウンセリングの現場での「クライアントさまの訴え」=「心理カウンセリングでの症例」を根拠に作成
毒親チェックリスト
①本チェックリストの手順
POINT
- 心理カウンセリングでの症例に基づき、「子供を否定する毒親の特徴」「子供を放置する毒親の特徴」「過干渉な毒親の特徴」「過保護な毒親の特徴」など、4タイプの「毒親の特徴」から各15個ずつ、計60個のチェック項目をあげています。
- 当てはまる項目は「はい」をチェックして下さい。
- 当てはまる数が多いほど、自分が「毒親の特徴」に当てはまっていることを意味します。
- とはいえ、以下の症状は、当社にて十分に克服が見込める症状です。
- 最後に、一番下にある「チェック実行」をクリックすると、チェック結果を自動で表示します。
②毒親チェックリスト実行
なお、本記事に関する関連情報は、以下のページにまとめていますので紹介します。
以上、「毒親チェックリスト:『自分は毒親か?』をセルフチェック!」でした。