アダルトチルドレンの克服方法

2019年8月28日アダルトチルドレン, アダルトチルドレンの克服

アダルトチルドレンの克服方法を示すイラスト

POINTアダルトチルドレンの克服方法は、「心理カウンセリングを受ける」「自助グループに参加する」などいくつかの方法があります。

 

心理カウンセラーの寺井啓二です。

私自身が、アダルトチルドレン(ac)を克服した経験を持つ心理カウンセラーです。

アダルトチルドレンの克服方法には、心理カウンセリング、インナーチャイルドセラピー、自助グループに参加するなどがあります。

そして、私自身、心理カウンセリングやインナーチャイルドセラピーとの出会いがあったからこそ、アダルトチルドレンの克服をすることができたと思っています。

この記事は、私自身の克服体験も交えつつ、アダルトチルドレンの克服方法について説明しています。

はじめに

アダルトチルドレンとは、子どもの頃、機能不全家族に育ったことにより、親から受けたトラウマの影響を成人しても感じ続けている人の呼び方です。

アダルトチルドレンの生きづらさの原因は、子ども時代に親から受けた子育ての影響で身に付けた、偏った考え方や感じ方の癖(くせ)にあります。

アダルトチルドレンについては、以下の記事にさらに詳しくまとめてありますので参考にしてください。

 

 

アダルトチルドレンの克服方法

アダルトチルドレンの克服方法は、大きく分けて以下の6つの方法をがあります。

 

POINT

  1. 心理カウンセリング
  2. インナーチャイルドセラピー
  3. EFTなどの心理療法
  4. 自助グループへの参加
  5. 薬物療法
  6. 克服本の活用

 

それでは、以下に詳しく説明していきます。

 

方法①:心理カウンセリング

アダルトチルドレンがカウンセリングを受けているイメージ

アダルトチルドレンは、過去、家族との人間関係において生きづらさを感じ始め、今現在も生きづらさを感じ続けています。

なので、職場、学校、家庭、友人関係、恋愛などにおいて、人との距離感がうまく掴めず孤立してしまったり、トラブルに巻き込まれてしまいがちです。

このように、大人になった今現在も「人間関係やコミュニケーションに対する苦手意識」を持ち続けていることが、アダルトチルドレンの特徴です。

よって、心理カウンセラーの協力のもと、過去に体験した家族との人間関係を振り返り解きほぐしたり、今現在の人間関係を整理することで、心的負担を軽減していきます。

また、心理カウンセラーとの対話や信頼関係を築くことができた経験、つまり、心理カウンセリングの経験そのものが、人間関係やコミュニケーションに対する苦手意識を和らげ自信の向上に直結します。

このことが、心理カウンセリングの最大のメリットです。

心理カウンセリングによるアダルトチルドレンの克服方法は、以下に詳しくまとめてあります。

 

 

方法②:インナーチャイルドセラピー

アダルトチルドレンがインナーチャイルドを思い出しているイメージ

アダルトチルドレンの克服は、子ども時代のトラウマ体験傷ついた感情を解放することです。

ですが、アダルトチルドレンは、「人間関係やコミュニケーションに対する苦手意識」を抱えていますので、心理カウンセラーという人間に過度に緊張を感じてしまったり、自分の気持ちがうまく話せない場合が多く、対面式の心理カウンセリングのみでは、かえって苦しい思いをしてしまう場合があります。

そこで、目を閉じて行う催眠療法(ヒプノセラピー)をベースに、自分の気持ちを「言葉」ではなく、インナーチャイルドという「イメージと感覚」で実感し、子ども時代のトラウマ体験や傷ついた感情を安全に感情解放していく方法をインナーチャイルドセラピーと呼びます。

インナーチャイルドセラピーは、心理カウンセラーとの共同作業であり、心理カウンセラーの誘導とサポートのもと行いますので、自分の気持ちを言葉で表現できなくても、子供時代のトラウマ体験や傷ついた感情を安全に感情解放することができ、帰宅後も自分1人でセルフケアを続けることができます。

このことが、インナーチャイルドセラピーの最大のメリットです。

インナーチャイルドセラピーについては、以下に詳しくまとめてあります。

 

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方法③:EFT(感情解放テクニック)

アダルトチルドレンに対して感情解放テクニックを施しているイメージ

EFT(Emotional Freedom Technique)とは、感情開放テクニックと呼ばれるエネルギー療法の一種です。

EFT(感情解放テクニック)は、言葉による感情解放に加え、体の何か所か(頭、顔、鎖骨、脇のツボ)に指で軽い刺激を与えながら行うセラピーで、タッピングセラピーとも呼ばれます。

アダルトチルドレンは、「人間関係やコミュニケーションに対する苦手意識」を抱えていますので、対面式の心理カウンセリングのみですと、自分の気持ちを自分の言葉で解放できない場合があります。

そこで、言葉による感情解放に加えて、体のツボを軽くマッサージ=タッピングをすることで、タッピングによる感情解放も同時に行っていきます。

タッピングによる感情解放を行うことで、言葉だけの感情解放に比べて、はるかに早く安全に確実に、子ども時代のトラウマ体験や傷ついた感情を安全に感情解放していくことができます。

EFT(感情解放テクニック)については、以下のサイトを参考にして下さい。

 

 

方法④:自助グループに参加する

自助グループに参加しているイメージ

自助グループとは、同じ経験や同じ障害をもつ人同士が、お互いに支えあったり励ましあい、苦しみを克服していく集団のことです。

例えば、性犯罪や虐待の被害者の方々による自助グループ、交通事故など家族の死別を経験した方々の自助グループ、様々な依存症を抱える方々の自助グループがあります。

アダルトチルドレンにも様々な自助グループがあり、お互いのことを話し合ったり、講師を招いて勉強会をしたり、一緒にイベントをすることで、自助作用共感が生まれていきます。

ただ、前述の通り、アダルトチルドレンは、「人間関係やコミュニケーションに対する苦手意識」を抱えていますので、すぐに自助グループに馴染めないかもしれません。

ですが、そういった苦手意識を感じながらも、ありのままの自分で自助グループに参加し続けていると、いつの間にか、自分を受け入れることができるようになったり、周囲の人たちへの信頼感を感じられるようになったり、周りの人も自分と同じ苦しみを感じていることに気づくことができたり、「自分は一人じゃない…」「自分には居場所がある…」「自分は必要とされている…」と、アダルトチルドレンの克服の一助となっていきます。

お互いが同じ苦しみを抱えているからこそ、参加していること自体で自助作用や共感が生まれ、アダルトチルドレン克服の一助となる。

このことが、自助グループに参加する最大のメリットです。

アダルトチルドレンの自助グループについては、以下のサイトを参考にして下さい。

 

 

方法⑤:薬物療法

病院と薬のイメージ

そもそも、アダルトチルドレンとは病気や障害ではなく、「AC概念」と言い、あくまで概念=考え方や呼び方のひとつです。

ただ、アダルトチルドレン自体は病気ではないのですが、アダルトチルドレンの特徴である、白黒思考と呼ばれる偏った考え方は、心的負担を増大させてしまい、結果、抑うつ、不安、衝動的行動、解離、軽躁、脅迫、対人緊張、パニック障害、不眠、食欲低下、過食、拒食、などなど、様々な症状を引き起こします。

このような症状をとりあえず緩和する目的としては、薬物療法は大きな期待ができます。

薬物療法は、心療内科や精神科を受診することで受けられます。

ただし、薬物療法はあくまで補助的な方法です。

なので、以下の引用にも示すように、薬物療法のみでアダルトチルドレンの克服をすることは難しいという考え方が一般的です。

(4)医師の診断による薬物療法

アダルトチルドレンは病名ではないため精神科・心療内科など病院では直接扱うことはあまりありません。

しかしアダルトチルドレンの状態が下地となってうつ病や統合失調症を発症し、疾患症状が大変重く辛くてたまらない、また自殺衝動が強い場合は、薬物によってまずは精神状態を安定させることも有効です。

引用元:生きづらさを抱えるアダルトチルドレンとは | 一悟術

ただ、心療内科や精神科では、薬物療法に加えて、認知行動療法など、考え方の緩和に取り組む心理療法を用いる病院もあるかもしれません。

ですがその場合でも、薬物療法そのものは、あくまで症状を緩和する補助的なものであり、心理カウンセリング、自助グループへの参加などの克服方法と併用することが必要なのかもしれません。

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方法⑥:アダルトチルドレンの克服本を活用する

アダルトチルドレンが克服本を読んでいるイラスト

世の中には、アダルトチルドレンの克服本が多く出版されています。

アダルトチルドレンの克服本を用いる方法は、自分のペースで自分1人で取り組めるため、「人間関係やコミュニケーションに対する苦手意識」を感じやすいアダルトチルドレンにとっては、とても有効な方法のひとつです。

ですが、アダルトチルドレンの克服には、子ども時代のトラウマ体験傷ついた感情を感情解放する必要があります。

なので、克服本を読みながら自分1人で行うと、子ども時代のトラウマ体験を思い出しずらかったり、自分の感情がわかりずらかったり、危険を伴ったりして頓挫してしまう場合があります。

よって、薬物療法と同じく、克服本を用いる方法も、あくまで補助的な方法と言えます。

だからこそ、心理カウンセリングを利用する前の事前準備として本を読んでみたり、インナーチャイルドセラピー後のセルフケアとして用いてみたり、専門的なほかの方法と併用してみることで、初めて有益な結果に結びつくのかもしれません。

アダルトチルドレンの克服本については、以下に詳しくまとめてあります。

 

 

私の事例:アダルトチルドレン克服体験談

さて、この記事を書いている私=寺井啓二も、かつてはアダルトチルドレンでした。

私は、心理カウンセリングを利用することで、「子ども時代のトラウマ体験や傷ついた感情」に気づき、インナーチャイルドセラピーで安全に感情解放し、アダルトチルドレンを克服しました。

以下に、私のアダルトチルドレン克服体験に関する記事を2つ紹介します。

 

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まとめ

アダルトチルドレンの克服は、「ああすればいい!こうすればいい!」と対処的に取り組んでも一向に進みません。

機能不全家族や世代間連鎖など、アダルトチルドレンが生まれたメカニズムを理解したうえで取り組む必要があります。

そういった意味でも、心理カウンセリングやインナーチャイルドセラピーは、ゆっくりと安全に取り組めるお勧めの克服方法です。

以下に、アダルトチルドレンの克服方法についての重要ポイントをまとめます。

 

  • POINTアダルトチルドレンは機能不全家族で育った子どもたちのこと
  • アダルトチルドレンは世代間連鎖していく可能性がある
  • アダルトチルドレンの克服とは、親を責めることではない
  • アダルトチルドレンの克服とは「子ども時代のトラウマ体験や傷ついた感情を見つけ安全に感情解放すること」を意味する
  • アダルトチルドレンの克服方法は、心理カウンセリング、インナーチャイルドセラピーやEFTなどの心理療法、自助グループに通うなどの方法がある
  • 薬物療法や克服本は、あくまで補助的な方法
  • 対面式の心理カウンセリングのみでは、アダルトチルドレンの克服に限界を感じる場合がある

 

また、私自身も、心理カウンセラーとしてアダルトチルドレンの克服をお手伝いをしておりますので、お力添えができたら幸いです。

以下に、当社メンタル心理そらくもが考える、アダルトチルドレンからの回復過程を紹介します。

 

 

以上、「アダルトチルドレンの克服方法」という記事でした。