自分が嫌い!消したい!死にたい!自分を分析
自分が嫌いだ!自分を消したい!
かつての私もこのような想いを感じていました。
失敗してしまう自分やうまく立ち回れない自分のことが情けなくて許せなくて恥ずかしくて、
自分が嫌いだ!消したい!
こんなふうに思うことが多々ありました。
そして時が経ち、心理カウンセラーとなってからは、自分が嫌いだ!消したい!という言葉を、クライアントさんから良く聞かせていただいています。
この記事は、うつ病患者時代の私が、自分が嫌いだ!消したい!という感情にフォーカスし分析し、そして、自分が嫌いだ!消したい!という気持ちを、自分は生まれ変わりたい!という気持ちにシフトしていったときの記事です。
嫌いな自分を消す方法を探していました
自分が嫌い!と感じる気持ちは自己嫌悪感とも言います。
また、自分を消したい!感じる気持ちは自己否定感とも言います。
どちらも激しいほどに自分を責めてしまう心理です。
ある時、自分が嫌い!自分を消したい!と感じていた私は、インターネットや書籍で、
「嫌いな人をこの世の中から消す方法」を探していました。
もちろん、誰かを消したいわけではなくて、消したい相手は「嫌いな自分」です。
「嫌いな人をこの世の中から消す方法」を見つけ応用すれば、
「嫌いな自分」を消せるかもしれない…
このようなちょっと苦しい誤解をしていたのを思い出します。
自分が嫌い!消したい!は、存在を人に知られたくない
私は、失敗をしてしまった自分や嘘をついてしまっている自分が、世の中にバレてしまうことを極端に恐れていました。
隠ぺいしておきたい自分、証拠を隠滅したい自分のように、イマイチな自分の存在を人に知られてしまうことを極端に恐れていました。
嫌いだ!消したい!と感じているイマイチな自分たちの存在を人に知られてしまうと、自分は周りから見捨てられてしまう!と、とてもビクビクしていました。
「臭いものにはふた」のことわざ通り、嫌いだ!消したい!と感じているイマイチな許せない自分たちの存在を、まるで邪魔者を消す方法を探し求めるかのように、懸命に隠し無かったことにしようとしていたことを、今振り返って感じています。
自分が嫌い!消したい!を、生まれ変わりたい!にシフトする
さて、今となっては、わたしも日々カウンセリングを行う心理カウンセラーとなりました。
そして、かつての私と同じように、自分が嫌い!消したい!と感じ訴えてくださるクライアントさまと、日々カウンセリングに取り組んでいます。
自分が嫌い!消したい!と訴えてくださっているクライアントさんに、私はよくこんな問いかけをさせていただいています。
それは…
あなたの気持ちは、自分が嫌い!消したい!と感じるほど、とても悔しいということではないでしょうか?
あなたは、嫌いだ!消したい!と感じてしまうほど、ある時から今までとても悔しがっているということなのかもしれません。
限界まで頑張り、懸命に自分を「いい人間」にしようとしてきたのだけれど、なかなか認めてもらえずにとても辛くなってしまったのかもしれません。
だから、理想通りの自分になれたら自分を好きになれる!生きていたい!ということなのかもしれませんね…
順を追ってゆっくりと問いかけていけば、ほとんどの方が、自分は自分を消したい=やっつけたいわけじゃなく、嫌な自分を生まれ変わらせたい!という気持ちに気づいてくださいます。
できる、できないは問題ではありません。
もしも、こうなれたなら…と、夢や希望や空想を想い描いてみることが新しい進展を生み出すのだと私は思います。
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自分が嫌い!消したい!と感じている自分の心を分析しました!
自分が嫌い!消したい!許せない!
私は何度心に感じて、何度つぶやき、何度叫んだことでしょう。
そんな、自分が嫌い!消したい!という気持ちを心理療法で分析した時のメモを掲載します。
まずはじめに、自分が嫌い!消したい!という気持ちは、
死にたい!という感情に繋がっていることに気づきました。
なのでもう少し掘り下げて、死にたい!という気持ちを分析していきました。
私は死にたい!という気持ちを分析した時、あることに気づきました。
それは、きっと死んだとしても何か物足りず、ずっと満足できないという感覚です。
いわば、嫌いな自分を消し去ることに成功したとしても、自分はまだ苦しいままだ…
このような気持ちに気づいたわけです。
きっと、死んでも葬式の場で何を言われているか?
何か迷惑をかけていないか?
ひた隠しにしてきた自分のイマイチな部分がバレてしまわないだろうか?
こんなことを、ビクビク気にしてる情けない自分を感じていました。
ここからは、私が死にたいという破裂しそうな思いを言葉に書き換えていった記録を、
その時のノートからそのまま書き写します。
「僕は、自分が大嫌いだ!消したい!絶対に許せない!」
「僕は、大嫌いな自分がしてきたことが許せない!その過去も消し去り隠滅したい!」
「だけど、自分の全部を消し去りたいわけではなくて、許せる自分も少しだけいる。」
「だからといって、自分を許せる自信がないし、許すことは果てしないので避けたい。」
自分が嫌い!消したい!死にたい!と、強く願っているはずなんですが、鉄壁の意思ではなく、当然、迷いがあったわけです。
感じている気持ちが、自分が嫌い!消したい!死にたい!という表現でもの足りなかったのは、上記のように、自分をまるごと消し去ることが最高の望みであったわけではなく、当然、迷いがあったからです。
私は、その迷いを否定的に捉えずに、 肯定的に捉えていきました。
そして、しっくり来た言葉がこうです。
「自分をまるごと全部消し去るのはもったいないけど、 大嫌いな自分だけ部分的に消す方法がわからない。」
「だから仕方なく、大嫌いな自分を消すために自分まるごと消し去るしかないと思ってる。」
いわば、食べ物の一部が腐って食べれないとき、腐っている一部分だけ取り除くことができれば、残りの部分は美味しく食べたいのだけれど、腐っている一部分だけ取り除く方法がわからないので、仕方なく、食べ物全部をまるごと捨てるしかない。
迷いを置き換えると、決して喜び勇んで自分をまるごと消し去りたいわけではなく、仕方なしに自分をまるごと消し去るしかなくて、正直、迷っている…このような気持ちを感じました。
さらに言葉に置き換えていくと…
「大嫌いで許せない自分を、もし理想通りに変えられたら、自分は一生懸命生きたい。」という気持ちでした。
私は、条件が叶えば、自分は生きたいと感じているんだなと気づきました。
そして、その気持ちは、「自分を許せれば生きたい!自分が変われれば生きたい!」と変わっていきました。
ならば、嫌いな自分を今から許して自分が変わっていけばいいと思えるようになりました。
トイレに行きたい人は、わざわざ迷ったりしません。
自分の気持ちに沿って最速でトイレを済ませるものです。
それと同じように、もし自分が、自分が嫌い!消したい!死にたい!と本当に思い強く願っているのなら、こうしてグズグズ迷うことなく、すぐさま実行しているでしょう。(^^)
でも、そうじゃなかった…ということは、100%自分が嫌い!100%自分を消したい!というわけでもないのです。
そして、死にたい!消えたい!という表現は、もう限界だ!と言い換えることもできるのかもしれません。
消えたいほど今が辛い…もう限界だ…死にたいほど今が辛い…もう限界だ…
自分がもっと○○だったらこんな辛い想いをせずにすんだのに…
こんな辛さを招いた自分が大嫌いだ!
消したい!死にたい!と感じたり言葉に出すのは、
消えたいほど辛い!死にたいほど辛い!もう限界だ!ということなのかもしれません。
そして、そんな限界なほどの辛さを招いた自分を嫌うのは、無理のないことなのだろうなと私は思います。
ともわれ、自分が嫌い!消したい!死にたい!と感じ言葉にもらすのは、100%そう願っているわけではなく、
限界なほどの辛さを感じている…だから早くほっと安心したい…ということのように私は感じます。
消し去りたいほど嫌いな自分を一部分だけをナイフで切り取って捨てられたら良いのでしょうが…
でも、そもそも嫌いな自分を許せてしまえたら万事OKですよね(^^)
だって、あなたは自分を嫌っているのではなくて、自分を嫌うしかないと思い込んでいるだけなのかもしれないのですから…
心の仕組みを知ったうえで、わたしと二人で心のアヤを解きほぐしていけば、今ここで自分を嫌う必要がないことに心底気づいて、思い込みが解けて、心が大きく解放されるでしょう。
(関連:不安とは安心したい!という願い)
自分が嫌い!消したい!死にたい!はアダルトチルドレンの訴え
これらの思い込みの根本にあるのが、アダルトチルドレンという考え方やインナーチャイルドという考え方です。
はるか昔からずっと背負い続けている辛さがあるので、現実がより一層辛く感じてしまいます。
自分が嫌い!消したい!という訴えの根本として、アダルトチルドレンやインナーチャイルドについて理解を深めてみましょう。