イネイブラータイプの克服

2019年10月10日アダルトチルドレン, アダルトチルドレンの克服, アダルトチルドレンタイプ, イネイブラー(支え役)

アダルトチルドレン_イネイブラータイプの克服イメージ

POINTイネイブラータイプの克服は、「支える」と「見守る」の違いを理解し、自分も相手もどちらも信頼することです。

心理カウンセラーの寺井です。

アダルトチルドレンは、子ども時代、機能不全家族という厳しい環境で育ったことで、自分の気持ち、本音、望み、願い、感情をグッと我慢して抑圧してしまう傾向にあります。

そして、自分の感情を抑圧しすぎることは生きづらさの原因となります。

よって、イネイブラータイプの克服は、「相手を支える」と「相手を見守る」の違いを理解することです。

人は、相手のことは相手に任せて信頼し、自分が自分の支えとなることによって、自分も相手もどちらもほっと安心していきます。

この記事は、イネイブラータイプの克服について説明しています。

イネイブラータイプ(支え役)の克服

アダルトチルドレン:イネイブラータイプは、「あなたさえ幸せなら、わたしのことはどうだっていい!」という捉え方をする特徴があります。

なので、アダルトチルドレン:イネイブラータイプの克服は、「相手を支えないことは、相手を見捨てることにはならない…」という雰囲気の中で解きほぐしていく必要があります。

イネイブラータイプの克服は、以下の流れで進めていきます。

POINT

  1. イネイブラータイプのインナーチャイルドを認識する
  2. 相手を支えない」=「相手を信じる」ということに気づく
  3. 誰かを支えたい!」という欲求を「自分を支えたい!」という欲求に転換し、自分が自分の支えとなり自分を安心させることで、相手も安心することに気づく

このように、イネイブラータイプの克服は、イネイブラータイプの特徴や、その想いや願いも理解したうえで、ひとつひとつ進めていく必要があります。

以下に、当社メンタル心理そらくもが考える「アダルトチルドレンの心理カウンセリングのポイント」と「アダルトチルドレンの回復過程」に関する記事を紹介します。

 

STEP①イネイブラータイプのインナーチャイルド

さて、日常においては、寂しそうな人、弱々しい人を見ると、「かわいそう…かわいそう…」と献身的に支えてくれるイネイブラーさんは、周囲から「いい人」だと、とても重宝されているのかもしれません。

そして、イネイブラーさんは、誰かを支えることで、誰かに必要とされている安心感を感じるのと同時に、誰かを支え続けることに対する疲労感も、ずっと感じ続けているのかもしれません。

イネイブラーさんの「献身的な支え役」という仮面の内側には、ほんとうは辛くて、「誰も支えていない自分も認めてほしい…」と願い続けている、子ども時代の自分=インナーチャイルドが助けを求め続けているのかもしれません。

 

自分は自分を犠牲にしていないと認めてもらえないんだ!

 

このように、自分のことを犠牲にし、誰かを支えることで存在を認めてもらおうとし続けている子ども時代の自分のイメージ=イネイブラータイプ(支え役)のインナーチャイルドを見つけてあげることが、イネイブラータイプのアダルトチルドレンの克服の第1ステップとなります。

イネイブラータイプをはじめとする各インナーチャイルドは、以下の「アダルトチルドレンのタイプ診断」を行うことで見つけることができます。

 

STEP②「相手を支えない」=「相手を信じる」ということ…

私自身も、かつてはアダルトチルドレン:イネイブラータイプの個性を感じていたことがありました。

子どもの頃、私の家族は兄弟も多かったため、決して裕福とは言えない環境でした。

家族でどこかへ旅行に行った経験などほとんどなく、父親も母親も働きづめでした。

そんな我慢をして懸命に育ててくれている両親を見ると…

 

両親が我慢をしているのだから、自分も我慢しなけばならない!

自分だけ楽をするわけにはいかない!

 

このように、子どもの頃の私は、働きづめの両親をとても心配し、そして、両親を支えたいと願い、「○○を買ってほしい…」「○○へ連れて行ってほしい…」など、親にお願いしたいことは、全部、わがままだと感じてぐっと心に我慢していました。

 

自分の気持ちを我慢することで両親の負担を減らし、両親を支えたい!

 

子どもの頃から、このような気持ちを感じながら成長していきました。

 

結果、大人になり社会人になったとき、誰かに何かをお願いすることがとても苦手となってしまい、自分1人で負担を抱えがちになり、生きづらさを感じるようになりました。

そして、大人になって、自分の力で生きていけるようになったので、「自分の気持ちを我慢することで両親を支えようとする役目」は、もう終わりにしようと感じられるようになりました。

 

なので、イネイブラータイプのアダルトチルドレンの克服の第2ステップは、

 

今までは、自分の気持ちを我慢することで両親を支えてくれてありがとう…

これからは、自分が両親を支えなくても、両親のことは両親に任せて信頼しよう…

これからは、自分の気持ちを自分で満たし、自分を幸せにすることで、両親を安心させてあげよう…

 

このように、子ども時代の自分が我慢していたこと&辛かったことを認め、今まで、自分の気持ちを我慢することで両親を支えてくれたインナーチャイルドを労り、「これからは、相手をずっと支え続けなくても、相手のことは相手に任せ信頼してもOKだよ…」と、相手を支えないということは、相手を見捨てることではなく、相手を信頼することだということに気づくことが大切になります。

 

さて、私自身もアダルトチルドレンの克服経験を持つ心理カウンセラーです。

私のアダルトチルドレン克服体験は、以下に詳しくまとめてありますので参考にしてください。

 

STEP③「支える」と「見守る」の違いを理解する…

ですが、献身的に相手を支えることで自分の存在意義を感じてきたイネイブラーさんにとっては、相手を支えないという状態は、とても不慣れで大きな不安を感じるものです。

そこで、催眠療法(ヒプノセラピー)を用い、目を閉じることで恥ずかしさや疑いや恐れを和らげつつ、子どもの自分=インナーチャイルドと大人の自分が支えあうイメージを心に浸透させていきます。

このように、催眠療法(ヒプノセラピー)の雰囲気を活用し、ゆったりとした雰囲気の中で、「誰かを支えたい!」という欲求を「自分を支えたい!」という欲求に転換し、子ども時代の自分=インナーチャイルドと大人の自分が支えあうイメージをすることで、心理的な自立を果たす作業を、インナーチャイルドセラピーと呼びます。

イネイブラータイプのインナーチャイルドを癒すイメージ

当社メンタル心理そらくものインナーチャイルドセラピーは、父親や母親のインナーチャイルドや、ときには、祖父母、兄弟、姉妹のインナーチャイルドまで関心を広げ、子ども時代の自分を広く新しい視点で捉えなおしていきます。

そうすることで、「贅沢は敵だ!」「弱音は吐くな!」「欲しがりません!勝つまでは!」と、太平洋戦争期に、日本の存亡をかけて、自己犠牲を強要してまで、国全体で戦争をイネイブリングする(支える)体制=軍国主義という「現代日本のイネイブラータイプの原点」に深い納得を感じるとともに、その価値観が、ずっと前の世代から世代間連鎖していることにも深い納得を感じるかもしれません。

そして、「親も祖父母も、支え続けること&自己犠牲を続けることを強要され苦しかった…」ということに気づき、「親も祖父母も、自分と同じように、本当は支え続けることがとても苦しく楽になりたかった…」ということに、理屈ではなく体感で納得を深めていきます。

 

このように、「支える」と「見守る」の違いを理解し、自分も家族も周りもみな幸せになっていく、人間関係における信頼関係の築き方を、理屈ではなく体感で実感し習得していく機会が、当社メンタル心理そらくもが考えるイネイブラータイプの克服方法です。

また、イネイブラータイプをはじめ、アダルトチルドレンの克服方法である「インナーチャイルドセラピー」については、以下の記事で詳しく紹介しています。

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まとめ

さいごに、イネイブラータイプの克服について重要ポイントをまとめます。

POINT

  1. 誰かを支えないことは「怠け者」ではない
  2. かわいそうな人を支えなかったとしても、その人を「見捨てた」ことにならない
  3. かわいそうな人を安易に支えてしまうことは、その人を「疑う」ことになる
  4. その人のことはその人に任せ、勇気をもって見守ることを「信じる」と言う
  5. 自分のことは自分で支え、周りの人たちのことはその人たちに任せ、見守りあい、信じあう関係を「信頼関係」と言う

また、アダルトチルドレン:イネイブラータイプに関する関連記事を以下に紹介します。

是非、あわせてお読みください。

以上、「イネイブラータイプの克服」という記事でした。

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